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The Sport Of Kings/Triumph(1986)

JUGEMテーマ:映画

既に年が明けてから9日目に入ってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

この記事を書いている2日前位から、段々この時期らしい寒さになってきましたが、今年のお正月は(神奈川在住ですが)本当に暖かったですね。
大晦日恒例の紅白歌合戦が終わった後は、これまた大晦日恒例の「ゆく年くる年」が放送されるわけですが、その中で永平寺の様子が映し出されて、全く雪が積もっていない状態に、今年の異常気象を改めて痛感しました。
寒さが苦手な方や毎年雪の中で苦労されて生活されている方にとっては、こんな冬もたまにはいいかもしれませんが、スキー場など雪が商売道具にもなる方にとっては、今年の暖冬は逆に困った状態でしょう。
こちら関東も、暖冬とはいいながら、案外ドカ雪が降ったりしなければいいけど…と個人的には心配もしております。

さて、新年最初の週は、4日間の通勤となりましたが、通勤BGMはカナダのハード・ロック・バンドTriumphの『The Sport Of Kings』を聴きました。
スタジオ録音通算8枚目のアルバムですね。

70年代後半にデヴューしたTriumph。
キャッチーでメロディアス、なおかつドラマチックな展開のハード・ロックを好むギタリストのRik Emmettと、猪突猛進的でへヴィなハード・ロックンロールを好むドラマーのGill Moorという対照的なメンバーが、当初はこのバンドの音楽性を特徴づけていたのですが、1983年に発売された6枚目のアルバム『Never Surrender』辺りから、Gill Moorも段々とキャッチーな曲にシフトしていきました。

アルバムを聴いてみて思ったのは、「Somebody's Out There」なんかはいかにもRikらしいポップな曲だし、「Tears In The Rain」なんかも、Gilが歌うにはやはりキャッチーだと思うのですが、まあそれなりに重厚な感じの曲です。
スパニッシュ・ギターのインスト曲「Embrujo」からドラマチックな「Play With The Fire」への流れもそれまでのTriumphのアルバムに収録された楽曲を踏襲しています。

しかし、Eric MartinとNeal Schonが作ったマイルドなバラード「Just One Night」に象徴されるように、アルバム全体的にさらにポップでキャッチーさが進んだかなという感じ。

1980年代半ばに発売された本作は、Bon Jovi辺りのキャッチーなハード・ロック・バンドがヒットを飛ばしていた80年代という時代を考えれば、時代に即したハード・ロックが散りばめられていて、70点以上、平均点以上の仕上がりだと思います。その証拠にこのアルバムは、全米33位までにランクインしています。

ただ、初期のアルバムが好きな僕にとっては、やはりへヴィな楽曲と、Gilの咆哮が入った曲をせめて1曲くらい、スパイスとして収録されていれば…と思うんですけどね。

 
トライアンフ
ポリスター
【ディスク1】
  1. ティアーズ・イン・ザ・レイン
  2. サムバディズ・アウト・ゼア
  3. ホワット・ルールズ・マイ・ハート
  4. イフ・オンリー
  5. フックド・オン・ユー
  6. テイク・ア・スタンド
  7. ジャスト・ワン・ナイト
  8. エンブリュオ
  9. プレイ・ウィズ・ア・ファイヤー
  10. ドント・ラヴ・エニイバディ・エルス・バ
  11. イン・ザ・ミドル・オブ・ザ・ナイト

Macchi * 80年代ハードロック * 17:37 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Yesterday & Today Live/Y&T(1991)

JUGEMテーマ:音楽

2015年第46週の帰宅BGMはY&Tの2枚目のライヴ・アルバム『Yesterday & Today Live』を聴きました。
このライヴ・アルバム、1990年の12月29、31日に行われた彼等の解散コンサートを収録したアルバムです。

Y&Tは、1974年にサンフランシスコで結成されたハード・ロック・バンドで、結成当時はYesterday & Todayというバンド名でした。Yesterday & Today名義では2枚のアルバムを残しています。

その後Y&Tというバンド名に改名し、アメリカ西海岸のバンドながら、当時のLAメタルとは一線を画す、その抒情的でメロディアスな音楽性やリード・ギタリストDave Menikettiの泣きのギターは、N.W.O.B.H.M.で盛り上がった1980年代に人気を博す事になります。
このアルバムを発表した当時のY&Tは、ドラマーはLeonard HazeからJimmy DeGrassoへ、サイド・ギターはJoey AlvesからStef Burnsへと交代しており、レコード会社もGeffenへ移籍していました(ただしこのライヴ・アルバムは、Metal Bladeからの発売)。

大物アーティストばかりが名を連ねた当時のGeffenに移籍するという事は、アーティストにとっては、自分達も大物の仲間入りである事の証明だったと思います。
しかし、このGeffen移籍が裏目に出てしまい、セールスも思わしくなく、一度解散に追い込まれてしまいます。

今回聴いたアルバムは、解散コンサートを収録したアルバムですが、そんな事を微塵も感じさせないほどの脂の乗った内容で、「Meanstreak」、「Hurricane」、「I Believe I You」、「Forever」とベスト盤とも呼べる選曲も併せて一級品のライヴ・アルバムです。
収録はカリフォルニアですが、「Midnight In Tokyo」では「ドモ アリガト」と、日本のファンへの感謝も忘れないところも、嬉しい場面。
最後の「Forever」では、目頭も熱くなり、思わず一緒に歌いたくなります(後追いなのに不思議だ!)。

Y&Tは、1995年に再結成しますが、個人的には往年の良さがなくなったような気がします(でもライヴは観てみたい)。

 
Y&T
ビクターエンタテインメント
【ディスク1】
  1. ミーン・ストリーク
  2. ハリケーン
  3. ドント・ストップ・ランニン
  4. ストラック・ダウン
  5. ウィンズ・オブ・チェンジ
  6. ブラック・タイガー
  7. ミッドナイト・イン・トーキョー
  8. ビューティフル・ドリーマー
  9. ハード・タイムズ
  10. アイル・クライ
  11. アイ・ビリーヴ・イン・ユー
  12. スクイーズ
  13. フォーエヴァー

Macchi * 80年代ハードロック * 21:31 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Over The Edge/Hurricane(1988)

JUGEMテーマ:音楽

Foreigner繋がりというわけではないのですが、2015年第39週の通勤BGMは、Hurricaneのファースト(?)アルバム『Over The Edge』を聴きました。

1980年代後半に活動したアメリカのハード・ロック・バンドなのですが、親の七光りならぬ、メンバーの兄弟の七光りにばかり脚光が当たり話題を集めたバンドでした。
というのもギターのRobert Sarzoは、兄弟がOzzy Osbourneのバンドで活動し、Quiet Riot、Whitesnakeでも活動したRudy Sarzoで、ベースのTony Cavazoについては、これまた兄弟がQuiet RiotのCarlos Cavazoだったからです。
ちなみにバンドは、Robert Sarzoが脱退した後、後任のギタリストにDoug Aldrichを迎え、メンバーだけみれば話題性タップリのバンドですが、1990年に『Slave to the Thrill』を発表した後、大きな商業的成果もなく解散してしまったようです。

僕がこのHurricaneを知ったのは高校生の頃で、当時、西森マリーさんがDJをやっていた『NHKロックサウンド』というNHK-FMのラジオ番組で、オープニングにかかっていたのが今回聴いたアルバムに収録されているの「Shout」という曲でした。
久し振りにこの曲を聴いてみたくなり、アマゾンで購入してみました。

Hurricaneのアルバムについては、以前レンタルで『Slave to the Thrill』を聴いた事があるのですが、そっちは今一つ印象に残る曲もなく、今思うとそのアルバムで解散してしまったのも無理はないかなと思います。
そして今回、Hurricaneのアルバムで一番評価が高い(解散前にEPも含め、3枚しかアルバム出していないんですけどね(苦笑))、『Over The Edge』を初めて聴いたのですが、絶賛まではいきませんが、好アルバムでしたね。

収録曲は、どれもメロディセンスがよく、正統的なハード・ロックという感じで、同じLAメタルでもMotly Crueのような軽さはありません。
冒頭の曲は、アルバムタイトル曲の「Over The Edge」で、西部の荒野を思わせるSEをバックに、アコースティックギターの静かなイントロから徐々にへヴィーに盛り上がる曲展開。格好いいですよ。
以降もヒット狙いのシングル向きの曲ばかりを集めましたという感じではなく、構成をよく考えた収録内容で、なかなか聴かせるアルバムですよ。
キーボーディストはいないのですが、キーボードも効果的に入っています。
このアルバムではAlice Cooperの「I'm Eighteen」をカヴァーしているのですが、面白いところでは、「Messin' With A Hurricane」がWendy Waldmanの、「Give Me An Inch」がRobert Palmerのカヴァーだという情報が、CD録音ソフトで表れたのですが、ネットで調べる限りそういう情報はないのですが、真偽はいかがなのでしょうか?

難を言えば、メロディセンスが良かっただけに、もう少し「Shout」のようなシングル向きの曲も入れれば良かったかもしれませんね。

ヴォーカルのKelly Hansenは、今やForeignerのヴォーカルとして活躍していますが、他のメンバーどうしているのでしょうか。

収録曲
1.Over The Edge
2.I'm Eighteen
3.I'm On To You
4.Messin' With A Hurricane
5.Insane
6.We Are Strong
7.Spark In My Heart
8.Give Me An Inch
9.Shout
10.Baby Snakes

 
Macchi * 80年代ハードロック * 13:30 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Difficult To Cure/Rainbow(1981)

JUGEMテーマ:音楽

9月に入りましたが、8月後半から晴れの日が少なく、雨や曇りの日が多いですね。
残暑が厳しいのは嫌ですが、こうも天気の良くない日が続くと、少し憂鬱になります。
休みの日ぐらいいい天気になって欲しいのですが…。

2015年第34週の通勤BGMは、Rainbowの『Difficult To Cure』を聴きました。
アメリカでの成功を目指し、ポップ化を進めたRainbowが、『Down To Earth』に続き、リリースした1980年代最初のアルバムですね。

セカンドアルバムから参加し、初期Rainbowの重要なメンバーだったドラマーのCozy Powellが前作を最後にバンドを脱退し、後を追うように、このアルバムのレコーディング途中で、前作から参加したヴォーカルのGraham Bonnetもバンドを脱退しています。
代わりにバンドに加入したのは、Bob Rondinelliというドラマーと、FandangoというバンドのメンバーだったJoe Lynn Turnerというヴォーカリストです。
ちなみにバンドリーダーのRichie Blackmoreは、Graham Bonnetの後任にForeignerのヴォーカルLou Grammを加入させたかったが、引き抜く事が出来ず、代わりにLouと声質が似ているJoeを加入させたと、以前雑誌で読んだ事があります。

上で書いたように、この頃のRainbowは、アメリカでの成功が最大の悲願で、このアルバムでは「Vielleicht Das Nachster Zeit (Maybe Next Time)」や、ベートーヴェンの第9をカヴァーした「Difficult To Cure (Beethoven's 9th)」のような(いずれもインスト曲)、初期Rainbowを想起させる中世クラシック調の様式美、古典主義的ハード・ロックや、「Kill The King」を連想させる攻撃的な「Spotlight Kid」も収録しているのですが、「Magic」で顕著なようにポップで、キャッチーなハード・ロックがメインになっています。
特にシングル・チャートで全英3位を記録した、元ArgentのギタリストRuss Ballard作の「I Surrender」は、アルバム中で最もキャッチーな曲ですが、Joe Lynn Turnerのヴォーカルがよく合っていて、アルバム冒頭に収録してあっという間に終わってしまうにはもったいない程の秀逸な仕上がり。大ヒットした事にも頷けます。

他にも「No Release」や「Midtown Tunnel Vision」のようにブルージーなナンバーや、ブギー調の「Can't Happen Here」も収録しているのですが、いずれもアメリカンな仕上がりで、バンドのアメリカ市場にかける強い思いを感じます。

このアメリカナイズされたアルバムは、初期Rainbowファンからはあまり受けはよくありませんが、全英3位、全米50位を記録するヒットアルバムとなりました。

 
レインボー
ユニバーサル ミュージック
【ディスク1】
  1. アイ・サレンダー
  2. スポットライト・キッド
  3. ノー・リリース
  4. マジック
  5. メイビー・ネクスト・タイム
  6. キャント・ハプン・ヒア
  7. フリーダム・ファイター
  8. ミッドタウン・タネル・ヴィジョン
  9. 治療不可

Macchi * 80年代ハードロック * 20:54 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Captured/Journey(1981)

JUGEMテーマ:音楽

最近は梅雨らしい雨がないと前々回の記事で書きましたが、雨の日が先週水曜から1週間ちょっと続きました。時には激しく降る事も。
この記事を書いている前日から数日間は晴れるようですが、さすがに1週間も続けて雨の日が続くとうんざりですね。
やはり晴れの日はいいですね。

2015年第27週の通勤BGMは、Journeyのライヴアルバム『Captured』を聴きました。

Journey初のライヴアルバム。
80年代ハード・ロックのカテゴリーに入れていますが、どちらかというと、70年代第2期Journeyの総括的なライヴアルバムです。
このアルバムを最後にキーボーディストのGreg Rolieはバンドを脱退しています。

Journeyは、1975年にアルバムデヴューしますが、デヴューアルバムからサードアルバムまでは、曲によってはGreg RolieやギタリストのNeal Schonがリードヴォーカルを執る、インストゥルメンタル主体のフュージョン、プログレッシヴ・ロック的な音楽を演奏するバンドでした。
評価は高いものの、商業的な成果を収められなかったバンドは、1977年に専任ヴォーカリストSteve Perryを加入させます。
このPerryの加入を契機に、それまでのインスト主体の音楽性から、ポップでキャッチーなハード・ロックへと転換。
バンドは、商業的な成果を徐々に収めていきます。

今回聴いたアルバムは、そのPerryが加入し発表された『Infinity』から『Departure』までのアルバムの楽曲を収録したライヴ盤です。

この頃のJourneyは、ポップでキャッチーなハード・ロックへと転換を図ったといっても「Too Late」や「Walks Like A Lady」、「Lovin'; Touchin';Squeezin'」のようにブルーズやR&Bがベースになっている楽曲も多く演奏されていましたし、「Lights」や「Wheel In The Sky」のように哀愁の漂う楽曲も演奏していました。
1980年代にみられたような、本当にキャッチーなハード・ポップは、この第2期Journeyでは「Any Way You Want It」や、このアルバムで唯一スタジオ録音曲として収録されている「The Party's Over (Hopelessly In Love)」ぐらいだったと思います。
Steve Perryという人は、そのの伸びのあるハイトーンヴォーカルが、カラッとしたポップな曲はもちろん、ちょっと湿り気を含んだブルーズ、R&Bベースの曲も、とにかく本当に上手く歌うんですよ。

商業的な成果は1980年代に及ばないものの、Journey飛翔三部作の曲を中心としたこのライヴアルバムこそ、最も充実し脂の乗った時期のバンドの姿を映したアルバムじゃないかなと思います。

 
ジャーニー
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
【ディスク1】
  1. マジェスティック (オープニング)
  2. 消えたあの娘
  3. ジャスト・ザ・セイム・ウェイ
  4. バイバイ、スージー
  5. ライツ
  6. 僕のそばに…
  7. トゥー・レイト
  8. ディキシー・ハイウェイ
  9. フィーリング・ザット・ウェイ
  10. エニタイム
  11. ドゥ・ユー・リコール
  12. ウォーク・ライク・ア・レディ
  13. ラ・ドゥ・ダ
  14. ラヴィン、タッチン、スクウィージン
  15. ホイール・イン・ザ・スカイ
  16. お気に召すまま
  17. ブルー・スカイ・パーティ

Macchi * 80年代ハードロック * 13:20 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

First Strike/Cobra(1983)

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連休前の通勤BGMなのですが、まだ2015年第17週の通勤BGMです。
今回は、Cobra唯一のアルバム『First Strike』を聴きました。

Cobraは、後にSurvivorに加入し成功を収めるJimi Jamisonと、後にAsia、Gotthardに加入するスイス人ギタリストMandy Mayer等が結成したバンドです。
メンバーは、アメリカ人、スイス人、ドイツ人という構成の多国籍バンドで、メンバー構成から見れば80年代版Foreignerという感じでしょうか。

アルバム収録曲は、10曲中7曲でMandy Mayerが曲作りに関わっており、5曲でJimi Jamisonが関わっているので、この二人を中心にしたバンドと考えていいんでしょうね。

楽曲は、Rainbowをさらにキャッチーにした感じで、典型的な80年代型アメリカン・ハード・ロックなのですが、JimiやMandyがその後に加入する事になるSurvivorやAsiaに負けず劣らず、良質のメロディアス・ハード・ロックを聴かせてくれます。
「Blood On Your Money」や「Danger Zone」のようなストレートなナンバーや、疾走する「Fallen Angel」もいいのですが、特に個人的にはツボを押さえたメロディ展開の「Only You Can Rock Me」や、バラード・ナンバーの「I've Been A Fool Before」、「Looking At You」はアルバム収録曲の中でもお薦めの曲。

どの曲も捨て曲がなく、まだ、JimiもMandyもブレイク前ですが、既にこの時点でスタイルが確立されていて、当時のロックシーンから見れば、90点クラスのアルバムと言え、何故この1枚のみで終わってしまったのか不思議なアルバムです。

(収録曲)
1.Blood On Your Money
2.Only You Can Rock Me
3.Travelin' Man
4.I've Been A Fool Before
5.First Strike
6.Danger Zone
7.Looking At You
8.Fallen Angel
9.What Love Is
10.Thorn In Your Flesh
Macchi * 80年代ハードロック * 20:24 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Hughes/Thrall/Hughes/Thrall(1982)

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いよいよ2014年も終わりですね。
時間も残り少ない事ですから、さらっと行きましょう。

会社は26日に終わりましたが、2014年第47週の通勤BGMは、元Trapeze、Deep PurpleのGless Hughesと、後にAsiaに参加する事になるギタリストPat Thrallがタッグを組んだHughes/Thrallの『Hughes/Thrall』を聴きました。

Gless Hughesというと、Deep Purple時代には、ベーシストでありながらリード・ヴォーカルのDavid Coverdaleを凌ぐほどの、粘り気のあるソウルフルな声を聴かせるヴォーカリストですね。
Purpleのファンキーなハード・ロック路線を押し進めたメンバーでしたが、一方でドラッグ癖が祟って、Purple解散以降の活動は、同期のCoverdaleと比べると、今一つパッとしないのが実情です。
そのHughesの、Purple解散以降の活動の中で、特に取り上げられるのが今回聴いたHughes/Thrallの唯一のアルバムです。

Hughes=ソウルフル、ファンキーという構図がすぐ思いついてしまうのですが、このアルバムは、そういうHughesのイメージを覆す、キャッチーで爽快なアメリカン・ハード・ポップ調のアルバムでしたね。
「Muscle and Blood」のようなへヴィな曲もあるのですが、冒頭のドライブするスピード感のあるナンバー「I Got Your Number」をはじめとして、「Beg, Borrow or Steal」や「Where Did the Time Go」といったのハードさよりもポップさを強調したナンバーなど、1980年代を象徴するようなキラキラしたサウンドです。82年という、まだ80年代も初期の作品なので、発売当時としては一歩先へ進んだ、よく出来たアルバムではないでしょうか。
Hughes自身は、言うまでもなく上手いシンガーなので、こういうキャッチーな曲でも何なくこなしてますね。
僕は、Pat Thrallについては、Asiaでの活動しか知らないのですが、このアルバムでは決して前面に出てテクニックをひけらかすのではなく、Hughesを立てるツボのあるプレイに徹していますね。

個人的なお薦め曲は、冒頭の「I Got Your Number」や、Thrallの見せ場もある「Hold Out Your Life」辺りの曲です。

Hughes,Thrall
Sony
【ディスク1】
  1. I Got Your Number
  2. The Look In Your Eye
  3. Beg, Borrow Or Steal
  4. Where Did The Time Go?
  5. Muscle And Blood
  6. Hold Out Your Life
  7. Who Will You Run To?
  8. Coast To Coast
  9. First Step Of Love

Macchi * 80年代ハードロック * 16:26 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Live At The US Festival/Triumph(2003)

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2014年第37週の通勤BGMは、Triumphのライヴアルバム『Live At The US Festival』を聴きました。

カナダの3人組ハード・ロック・バンド、Triumphが、1983年に開催された野外ロックイベント、USフェスティバルに参加した際の模様を収録したライヴ・アルバムです。同内容のDVDも発売されています。

Triumphは、Rik Emmett(ギター、ヴォーカル)、Gil Moor(ドラム、ヴォーカル)、Mike Levine(ベース、キーボード)によって、1975年に結成されたバンドです。
Rik Emmettによる(バラードも含め)メロディアス・ハードなロックと、Gil Moorによるへヴィな直球ロックンロールという、二つの曲調が特徴でした。
このイベントが開催された1983年1月に、バンドは6枚目のアルバム『Never Surrender』を発表していて、彼等の人気も絶頂期に当たる時期です。
個人的には、彼等の曲で1番好きな、3枚目のアルバム『Just A Game』に収録されている「Lay It On The Line」が、早くも2曲目で登場するのですが、アルバムに収録されている内容とは違うアレンジで演奏されていて、少々ガッカリなのですが、それでも絶頂期の演奏だけあって、どの曲も迫力があり、充実しています。

彼等が参加したUSフェスティバルですが、1983年に開催されたのは2回目で、1回目のUSフェスティバルは、前年の1982年に開催されています。
このUSフェスティバル、アップルコンピュータの創設者の一人であるStephen Wozniakが、ウッドストックの再現を試みて開催した野外ロックイベントで、82年の第1回には、Grateful DeadやJackson Browne、The Police、Ramones、Fleetwood Macなどのアーティストが参加し、83年の第2回には、Triumphの他に、Joe WalshやDavid Bowie、 The Pretenders、Judas Priest、Quiet Riot、Van Halenなどが参加しています。

それにしても、日本でも夏の野外ロックイベントはもはや定番になりましたが、果てしないくらい遠くまで観客がいる(どう考えても最後尾の観客はステージが全く観えないだろう)アメリカのイベントは、やはり規模が違いますね…。

Triumph
Tml Entertainment
【ディスク1】
  1. Allied Forces
  2. Lay It On The Line
  3. Never Surrender
  4. Magic Power
  5. A World Of Fantasy
  6. Rock & Roll Machine
  7. When The Lights Go Down
  8. Fight The Good Fight
  9. Follow Your Heart

Macchi * 80年代ハードロック * 21:56 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Wants You/Rough Cutt(1986)

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2014年第33週の通勤BGMは、Rough Cuttのセカンドアルバム『Wants You』を聴きました。

アルバム冒頭の曲「Rock The USA」は、疾走するメタルソング。いいですね。LAメタルとはいえ、やはりメタルというならこういう曲がないと、と思わせる1曲です。

その後は「Double Trouble」のような骨のある曲もあるのですが、「Bad Reputation」や「Don't Settle For Less」、「You Wanna Be A Star」とポップでメロディアスな楽曲が続きます。
僕は前作の記事で、Rough Cuttの事をキャッチーでメロディアスなハード・ロックを演るタイプのバンドと書きましたが、気のせいか前作よりもいい意味でキャッチーさに磨きがかかったような気がしますね。
Paul Shortinoのヴォーカルの上手さは、ここでまた大きく取り上げる事もないのですが、バックのギターの絡み方の絶妙さといい、前作よりも数段上手くなったと思います。

キャッチーさに磨きがかかったといえば、バラードナンバーの完成度はかなり高く、「Take A Chance」や「The Night Cries Out(For You)」は、例えばキャッチーさを増していた当時のWhitesnakeなどに決してひけを取るものではありません。

バンドとしては、かなりの進歩が窺えるアルバム内容なのですが、このセカンドがスタジオ録音アルバムとしては最後のアルバムとなってしまいます。
メンバーの出入りが激しかったというは有名ですが、もう少し売れていれば…と思わせる、再評価を期待したいバンドです。

ラフ・カット,ラフカット
ダブリューイーエー・ジャパン
【ディスク1】
  1. ロック・ザ・USA
  2. バッド・レピュティション
  3. ドント・セトル・フォー・レス
  4. ホット・アンド・ヘヴィ
  5. テイク・ア・チャンス
  6. ウイ・ライク・イット・ラウド
  7. ダブル・トラブル
  8. ユー・ウォナ・ビー・ア・スター
  9. レット・エム・トーク
  10. ザ・ナイト・クライズ・アウト

Macchi * 80年代ハードロック * 12:33 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Orion The Hunter/Orion The Hunter(1984)

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不定期掲載Boston来日記念特集(?)という事で、2014年第27週の通勤BGMは、Orion The Hunter唯一のアルバム『Orion The Hunter』を聴きました。

昨年の11月16日に、Bostonのニューアルバム発売に合わせて、Bostonのオリジナルメンバーでリードギタリストの、Barry Goudreauのソロアルバムを紹介しましたが、今回聴いたOrion The Hunterは、そのBarry Goudreauが、元HeartのMichael De Roiser等と結成したバンドです。
Michael De Roiserの他に、Barryのソロアルバムに参加し、後にBostonのリードヴォーカルにもなるFran Cosmoもメンバーとして名を連ねています。

久々に引っ張り出して聴きましたが、CDを入手した時はあまり何も感じませんでしたが、これは隠れたメロディアス・ハードの名盤ですね。
Barryのソロアルバムは、もろBostonと言っていいくらいBostonを意識したアルバム内容でしたが、このOrion The Hunterは、全く別物のアルバム内容です。
一口にメロディアス・ハードといっても、Bostonもその範疇に入ってしまうわけで、Bostonはある種独特の世界観があるのですが、Orion The Hunterの音楽性は、例えるなら時代が後になりますが、Far Warningのようなキャッチーさとメロディアスさを持った、非常にセンスのいいハード・ロックですね。
そのセンスのいいハード・ロックに、ツボを押さえた爽やかなBarryのギターサウンドと、どこまでも高く伸びるFranのハイトーン・ヴォーカル(Boston加入時にはしゃがれ声になってしまいましたが)が被さると、実に爽快な気分になります。
80年代半ばという事で、シンセサイザーを多用が目立ちますが、効果的に用いている事で、変に後味として残るような事もなく、むしろ爽やかさをバックアップしています。

しかし、よくよく聴いていると、このOrion The Hunterのアルバム内容、Barryが後に結成する事になるバンドRTZそっくりではないですか。

「All Those Years」や「So You Ran」といったハード・ナンバーから、「Dark And Stormy」、「Joanne」のような美しいバラード・ナンバー、さらに「Too Much In Love」のようなポップ・ナンバーまで、上手くこなしています。

結局、このバンドはこの1枚のアルバムを残しただけで終わってしまうのですが、今聴くと、短命で終わった事が惜しい内容です。
90年代以降にヨーロッパ系のバンドを中心にメロディアス・ハード・タイプのバンドの人気が出てきますが、そうだからこそ、もっと再評価されてもいいアルバムです。

Barryは、この後90年代に、同じくBostonのオリジナルメンバーで、リードヴォーカルのBrad Delpと、RTZなるやはりメロディアス・ハード系のバンドを結成します。
RTZが「Return To Zero」の略だったので、当時は随分意味深なバンド名に深読みもしましたが、もしかしたらRTZは、Orion The Hunterの仕切り直し的な意味合いがあったのかもしれませんね。

ORION THE HUNTER,オリオン・ザ・ハンター
ディスクユニオン (原盤:UK/ROCK CANDY RECORDS)
【ディスク1】
  1. All Those Years
  2. So You Ran
  3. Dreamin'
  4. Dark And Story
  5. Stand Up
  6. Fast Talk
  7. Too Much In Love
  8. Joanne
  9. I Call It Love

Macchi * 80年代ハードロック * 13:50 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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