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You Baby/The Turtles(1966)
2014.07.20 Sunday 18:51
JUGEMテーマ:音楽

う〜ん、関東はそろそろ梅雨明けですかね。

2014年第26週の通勤BGMは、The Turtlesのセカンドアルバム『You Baby』を聴きました。

The Turtlesは、このブログでは以前Rhinoのベスト盤を取り上げましたが、ウェストコースト・ロックの重要グループにも関わらず、やはり知名度が低いですね。

今回聴いたセカンドアルバムは、P.F. Sloanの「You Baby」をアルバムタイトルにしつつも、ファーストアルバムにも収録され、シングルヒットした、やはりP.F. Sloan作の「Let Me Be」を再収録し、サブアルバムタイトル化したアルバムです。
このアルバムには、ファーストシングルのB面曲だった「Almost There」も収録されています。

The Byrds同様、アメリカ西海岸のフォーク・ロックの一グループとしての認識が一般的ですが、彼等にはそんな範疇には収まり切らない魅力がありますね。

「I Know That You'll Be There」、「Just a Room」などは、フォーク・ロック・グループとして、彼等が認識される典型的な曲ですが、ブルージーなギターのイントロで始まる「Flyin' High」や、ソウル調のリード、バックヴォーカルが印象的な「House of Pain」はブラック・ミュージックからの影響が窺えますし、「Down in Suburbia」でのラテン・ロック的なサウンドもあります。
また、各曲で魅せるコーラスワークの高さはソフト・ロックとしての魅力を持ちつつも、「Let Me Be」でのコーラス部分や「Almost There」など一部の曲では、シャウトまでいかなくともヴォーカルの激しい歌い方は、ガレージロックや後のパンクの先駆的な一面も持ち合わせております。

サードアルバムが全米25位、ベスト盤で同7位と、彼等が商業的に乗っていた時期はあまりにも短かったですが、ここらでThe TurtlesやThe Beau Brummelsなど、The Byrds以外の重要フォーク・ロック・グループにも、レコード会社も陽の目を当てて欲しいものです。

今回聴いたCDは、Rhinoの再発盤ではなく、White Wale Recordsのオリジナルモノ盤と、オリジナルステレオ盤(とボーナス曲)を1枚の収録した、Repertorieの再発CDなのですが(掲載写真のはRepertoriesではありませんが)、当時のステレオって、右と左にしっかり音が分かれていて、ヘッドホンで聴いていてちょっと可笑しかったです(苦笑)。

| Macchi | 60年代西海岸ロック | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Border Town/Fusion(1969)
2014.05.06 Tuesday 21:04
JUGEMテーマ:音楽

2014年第16週の帰宅BGMは、Fusionの『Border Town』を聴きました。

このグループについては、Captain Beefheart and his Magic Bandの一員であるGary Markerが結成したバンドという情報と、そのGary Markerが、Taj MahalのRising Sonsのメンバーだった頃、バンド仲間だったRy Cooderがゲストとして参加しているくらいの情報しか僕は知らないのですが、たまたま(以前の)タワレコ横浜店でワゴンで売られていたものを買ったアルバムです。
このアルバムは、この1枚しかアルバムを残していないのですが、Ry Cooderのセッションワーク期のアルバムとしては、貴重な1枚だそうです。

Fusionというバンドなので、いわゆる70年代後半に盛り上がるクロスオーヴァーなサウンドを聴かせてくれるのかと思いましたが、ちょっと違いましたね。

アルバム冒頭の「Struttin' Down Main Street」は、いきなり1分以上にわたる濃厚なRy Cooderのスライドギターで幕を開けて、これだけでガツンとやられます。Ryのギターも濃いのですが、ヴォーカルも骨太です。ねっとりとしたブルージーなサウンドに打ちのめされます。
続く「Goin'Up To Clarksdale」もブルーズナンバーですが、こちらはもう少し軽快で、ホーンセクションも入ります。

3曲目の「Somebody's Callin' My Name」は、「Goin'Up To Clarksdale」よりもホーンセクションをもっとフィーチャーしたナンバー。ジャズっぽいサウンドです。
4曲目「One More Hand」は、ゴスペル調のコーラスと手拍子を特徴としたナンバー。

5曲目「Another Man」は、再びブルーズ調のナンバー。「Goin'Up To Clarksdale」に近い曲ですね。

6曲目「What Magic ?」は、フルートをフィーチャしたジャズ調の曲なのですが、軽快なリズムはサンバ調でラテン・ロック的でもあります。でもこの曲からなんとなくクロスオーバーな雰囲気が漂ってきます。
7曲目「Time Of The Ostrich Head」は、イントロはサイケ調ですが、次第にリズムセクションがジャズっぽい展開をし、曲中盤ではサックスのソロが展開されます。

9曲目「News Of Salena」は、アルバム中唯一のバラードナンバー。

最後の「Erebus」は、イントロの哀愁のあるサックスソロが印象的なジャズ調のインストナンバーで終わります。

どっぷり浸かったブルーズ調の曲あり、ジャズ調の曲あり、ラテン調の曲ありと、何だかまとまりがないアルバムですが、『Border Town』というアルバムタイトルや、摩天楼とピラミッド、モスクなどが混在するジャケットは、まさにクロスオーヴァーな音楽を試みようとしたアルバムなのでしょうね。

| Macchi | 60年代西海岸ロック | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Crosby,Stills & Nash/Crosby,Stills & Nash(1969)
2014.03.01 Saturday 13:49

今週の通勤・帰宅BGMは、それぞれ有名どころを。

2014年第7週は通勤BGMは、Crosby,Stills & Nashのデヴューアルバム『Crosby,Stills & Nash』を聴きました。

Crosby,Stills & Nashは、The ByrdsのDavid Crosby、Buffalo SpringfieldのStephen Stills、それにイギリスのバンドThe HolliesのGraham Nashが、1968年に結成したグループです。
それぞれの出身バンドが、人気バンドもしくは他バンドへ大きな影響を及ぼした伝説的バンドであり、また個々のメンバーもそれぞれの出身バンドで中核的な役割を担っていただけに、Crosby,Stills & Nashは正にスーパーグループと呼ぶに相応しい面子の顔ぶれです。
ところが、単にメンバーの顔ぶれが凄いというだけでなく、その音楽も、豪華な顔ぶれから予想されるものを、いい意味で大きく裏切るものでした。

そんなCrosby,Stills & Nashのデヴューアルバムですが、アルバム冒頭の曲は「Suite:Judy Blue Eyes」。
当時人気のあった女性フォーク歌手Judy Collinsの事を歌ったStills提供の曲ですが、この冒頭の曲にこそグループの方向性が如実に表れています。アコースティックギターの演奏をベースに、エレキギター、キーボードで肉付けし、そこに一糸乱れぬメンバー3人の瑞々しいヴォーカルハーモニーが展開される様は、それまでのフォーク、フォーク・ロックとも違います。また人気バンド出身のそれぞれアクの強いメンバーから構成されている事を考えれば、この和を重視した音楽性は斬新なものを感じさせます。このヴォーカルハーモニーの重視は、以後に展開される曲でもベースになります。後半のラテンっぽい部分は、いかにもStillらしいですね。
この系統の曲調は、4曲目「You Don't Have To Cry」や8曲目「Helplessly Hoping」と、以後のやはりStills提供の曲でも展開されます。

2曲目「Marrakesh Express」はNash提供の曲。軽やかなノリのやはりヴォーカルハーモニーを重視した曲で、ソフトロックっぽい曲調です。
続く3曲目「Guinnevere」はCrosby提供の曲。「Marrakesh Express」とは打って変わって、静かな朝もやを想像させるような曲で、アルバムの中でのインターミッション的な役割も感じさせます。

アルバムは後半に移り、6曲目は「Wooden Ships」。Crosbyが曲を書き、StillsとJefferson AirplaneのPaul Kantnerが歌詞を書いたブルーズ調のこの曲は、核戦争後の放射能に汚染された世界から、木の舟で脱出するノアの箱舟を連想させる曲で、物議を醸した曲です。
ブルーズ調なので、Stillsが曲を書いているのかと思いましたが、この他9曲目「Long Time Gone」のような骨太のブルージーな曲もCrosbyが提供していて、意外に思えます。

7曲目は、フォーキーなアコギの弾き語り調の曲「Lady Of The Island」。Crosby提供の曲かと思いましたが、Nash提供の曲で、こちらも意外感が強いですね。

ヴォーカルハーモニーの重視や、メンバーそれぞれが曲を提供し、誰一人として突出するわけでもない均衡の取れた民主性は、後の登場するEaglesのファーストアルバムにも大きく影響を与えた事が窺われます。
また、ヴォーカルハーモニーを重視した曲調は、日本のGAROにも影響を与えました。

Crosby Stills & Nash
Atlantic / Wea
【ディスク1】
  1. SUITE: JUDY BLUE EYES
  2. MARRAKESH EXPRESS
  3. GUINNEVERE
  4. YOU DON'T HAVE TO CRY
  5. PRE-ROAD DOWNS
  6. WOODEN SHIPS
  7. LADY OF THE ISLAND
  8. HELPLESSLY HOPING
  9. LONG TIME GONE
  10. 49 BYE-BYES
  11. DO FOR THE OTHERS
  12. SONG WITH NO WORDS
  13. EVERYBODY'S TALKIN'
  14. TEACH YOUR CHILDREN

| Macchi | 60年代西海岸ロック | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
The Soft Parade/The Doors(1969)
2014.02.09 Sunday 00:56
JUGEMテーマ:音楽

2014年第5週の通勤BGMは、The Doorsの4枚目のアルバム『The Soft Parade』を聴きました。

アルバム冒頭を飾る「Tell All The People」はブラスによるイントロで始まるポップな1曲。ホーンセクションをバックにした楽曲は、バンドの新しい展開を感じさせます。
続く「Toch Me」は、Ray Manzarekのキーボードにまず耳を奪われますが、やはりバックはブラス。中間部のソロはサックスです。ストリングスも加わるキャッチーな曲で、このアルバムの第1弾シングルとして、全米3位のヒットとなりました。

3曲目「Shaman's Blues」は、いかにもThe Doorsらしい1曲。Robby Kriegerのギターの活躍ぶりが目立ちます。
4曲目「Do It」は、セッション調の曲。Ray Manzarekのキーボード、John Densmoreのドラムの演奏力が、以前のアルバムと比べて格段に上達しています。
5曲目「Easy Ride」はジャズ調の、6曲目「Wild Child」はブルージーなどこかLed Zeppelinを想像させる曲です。いずれの曲でもKriegerが、器用なギターの腕前を披露しています。

7曲目「Runnin' Blue」は、ホーンの演奏をバックにした曲ですが、途中フィドルをバックにしたカントリー調の曲に転調する奇抜な1曲で、アルバムの曲の中でも特異な存在です。この曲では、Jim Morrisonの他に、 Kriegerがカントリー調に転調する部分で、リードヴォーカルを執っています。

最後の曲で、アルバムタイトル曲「The Soft Parade」は、Morrisonの演説調の語りで始まる、それまでのMorrisonらしさが出た曲ですが、しっかりと組み立てられた組曲調の曲で、強烈なインパクトはありません。

このアルバムでは、各曲の作者が初めて明記されました。このような事は、それ以前のアルバムではなかった事でした。
各曲のクレジットを見ると、9曲中4曲がMorrisonの単独曲ですが、他4曲はKriegerの単独曲で、残りの1曲はMorrisonとKriegerの共作曲です。
この事は、The Doorsというバンドが、当初のMorrisonのカリスマから離れ、Kriegerの存在の大きさが明らかになった事を表しています。
また、1969年という年は、ハード・ロックやブラス・ロック、カントリー・ロックなどニュー・ロックの台頭が目立った年です。The Doorsも、そのような新しいロックの流れに無関係ではいられなかったと思えてなりません。

Doors
Rhino / Wea
【ディスク1】
  1. Tell All The People
  2. Touch Me
  3. Shaman's Blues
  4. Do It
  5. Easy Ride
  6. Wild Child
  7. Runnin' Blue
  8. Wishful Sinful
  9. The Soft Parade
  10. Who Scared You (Bonus)
  11. Whiskey, Mystics And Men (Version 1) (Bonus)
  12. Whiskey, Mystics And Men (Version 2) (Bonus)
  13. Push Push (Bonus)
  14. Touch Me (Dialogue) (Bonus)
  15. Touch Me (Take 3) (Bonus)

| Macchi | 60年代西海岸ロック | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Waiting For The Sun/The Doors(1968)
2013.12.08 Sunday 20:12
JUGEMテーマ:音楽

2013年第45週の帰宅BGMは、The Doorsのサードアルバム『Waiting For The Sun』を聴きました。
本アルバムは、彼等のアルバムで初めて全米1位になり、「Hello, I Love You」も全米1位を記録しました。

このブログでThe Doorsのアルバムを取り上げるのは、アルバム発表順に取り上げているので、サードアルバムという事で、今回で3回目になるわけですが、ファーストセカンドに比べて、ポップで最も聴きやすいアルバムでしたね。

前2作は、アルバム最後の曲が10分を超える大作になるなど、Jim Morrisonの個性が強烈に表れたアルバムでしたが、このアルバムでは、「The Unknown Soldier」で、SEを使用して、軍隊の銃殺刑のシーンを表現したショッキングな曲こそありますが、これといってアート性の高い曲もなく、個々の曲はコンパクトにまとめ上げられています。。
Morrisonも、アルバム冒頭の曲「Hello, I Love You」や「Not Touch The Earth」などで、暴力的な歌声こそ聴かせますが、「Summer's Almost Gone」での棒読みのような歌い方との落差も激しく、雑な印象も受けます。

このアルバムで最も存在感を表したのは、ギタリストのRobby Kriegerだと思います。
「Spanish Caravan」でスパニッシュ・ギターを披露したり、「Five To One」ではブルージーに聴かせたりと、曲によって器用な一面を見せています。

前2作では、あまりルーツ性というものは感じられないのですが、先に挙げた「Spanish Caravan」でのスパニッシュ・ギターによるフラメンコ調の演奏や、「My Wild Love」でのソウル調の展開、「Yes, The River Knows」でのワルツ調のメロディ、へヴィ・ロック調の「Five To One」など、それまでになかったルーツ性や音楽性の幅が感じられたアルバムでした。

Doors
Rhino / Wea
【ディスク1】
  1. Hello, I Love You
  2. Love Street
  3. Not To Touch The Earth
  4. Summer's Almost Gone
  5. Wintertime Love
  6. The Unknown Soldier
  7. Spanish Caravan
  8. My Wild Love
  9. We Could Be So Good Together
  10. Yes, The River Knows
  11. Five To One
  12. Albinoni's Adagio In G Minor (Bonus)
  13. Not To Touch The Earth (Dialogue) (Bonus)
  14. Not To Touch The Earth (Take 1) (Bonus)
  15. Not To Touch The Earth (Take 2) (Bonus)
  16. Celebration Of The Lizard (An Experiment/work In Progress) (Bonus

| Macchi | 60年代西海岸ロック | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Last Time Around/Buffalo Springfield(1968)
2013.10.19 Saturday 20:40
JUGEMテーマ:音楽

2013年第39週の通勤BGMは、Buffalo Springfield最後のアルバム『Last Time Aroundl』を聴きました。
Richie Furayのライヴを観て、1週間経ってから、遅ればせながら思い返そうと聴いた次第です。

Buffalo Springfieldは、その後のウェストコースト・サウンド、アメリカン・ロックの元祖的な存在の一つのバンドとして、遠く日本のはっぴいえんどにも影響を与えました。
また、Stephen Stills、Neil Young、Richie Furayという優れたアーティストを輩出し、その後の彼等の活躍振りも含めて、伝説のバンドとしても有名な存在です。と同時に、(特に)Stephen StillsとNeil Youngの対立が激しく、たった3枚のアルバムを発表したのみで、バンドが解散してしまったところも、彼等を伝説的な存在たらしめている所以でしょう。

今回聴いた『Last Time Aroundl』は、彼等の最終作で、すでにバンドの内情は解散状態だったといいます。
本作については、Richie Furay(ギター、ヴォーカル)と、セカンドアルバムでエンジニアを務め、本作ではベーシスト兼プロデューサーとして参加したJim Messinaが、何とかアルバムとしてまとめ上げた作品だったそうで、寄せ集めアルバムとしての評価が一般的です。

アルバム全12曲中、うちNiel Youngが2曲、Stephen Stillsが5曲、Richie Furayが2曲、Jim Messinaが1曲と単独曲としてクレジットされています。他にRichieとYoungの共作曲と、Richieがバンド外の人物と共作した曲が1曲づつ収録されています。

アルバム冒頭の曲は、先日のライヴでもアンコールで歌われた「On The Way Home」。
Youngの単独曲ですが、リードヴォーカルを執るのはRichie Furay。ホーンやストリングスも交え、ウェストコースト・サウンドらしいバックコーラスを従えた溌剌としたこの曲は、YoungよりRichieが歌った方が相応しいですね。
もう一つのYoungの単独曲「I Am A Child」は、アコースティックベースのフォーキーな淡々とした曲ですが、こちらの方がマイルドなYoungのヴォーカルには、やはり似合っていると思います。

Stillsの曲は、日常の一片を切り取ったようなサウンドの「Pretty Girl Why」やブルージーな「Special Care」、ラテン音楽調の「Uno Mundo」など多彩です。
他の曲も、Stillsのいずれの曲も大体3分前後の曲なのですが、「Special Care」や「Questions」などは、なんとなく大作曲のような錯覚に陥るのは、へヴィなファズギターのサウンドのせいでしょうか?

そして、Richieの曲ですが、まずYoungとの共作曲「It's So Hard To Way」は、スタンダードジャズ調のメロウなナンバー。Richieには、なんかこうじれったいような曲が無性に似合うのです。
やはりメロウなナンバーですが、オーケストラの演奏をバックにした「The Hour Of Not Quite Rain」は、アルバム中でも異色のナンバー。後のPocoでも大作指向の傾向をみせるRichieですが、「Crazy Eye」の布石はこんなところにもあったのですね。
そして、ペダル・スティール奏者Rusty Youngも録音に参加し、この後Poco結成の足掛かりとなったカントリーバラード「Kind Woman」は、至極のバラードを作るのが上手いRichieならではの曲です。

最後にJimが唯一提供した「Carefree Country Day」は、これまたアルバム中で異彩を放つ少々スパイスの効いたカントリー調の曲。Jimがリードヴォーカルも執っていますが、お世辞にも上手いとはいえませんね(苦笑)。その後のPocoやLoggins & Messinaでは、いい声を披露する事になりますが、ヴォーカルトレーニングをそれまでに積んだのでしょうか。

曲としても完成度の高い曲も少なく、傑作アルバムとは言えませんが、それぞれのカラーが出たこのアルバムは、傑作集的な「寄せ集め」アルバムです。

Buffalo Springfield
East/West Records
【ディスク1】
  1. On the Way Home
  2. Its So Hard To Wait
  3. Pretty Girl Why
  4. Four Days Gone
  5. Carefree Country Day
  6. Special Care
  7. The Hour Of Not Quite Rain
  8. Questions
  9. I Am A Child
  10. Merry-Go-Round
  11. Uno Mundo
  12. Kind Woman

| Macchi | 60年代西海岸ロック | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Strange Days/The Doors(1967)
2013.09.28 Saturday 22:04
JUGEMテーマ:音楽

2013年第36週の通勤BGMは、The Doorsのセカンドアルバム『Strange Days』を聴きました。

The Doorsのアルバムの中で、唯一メンバーが写っておらず、彼等のポスターが写るのみです。
ジャケットには、曲芸師の一団が街中でパフォーマンスを繰り広げている様が写っているのですが、大男がポーズをキメている前で、大人びた格好をした子供がはしゃぐ、別段不思議な写真ではないのですが、何だか奇妙で、気にせずにいられないジャケットです。

彼等のアルバムや楽曲は難解で、ちょっと聴いた限りでは一筋縄ではいかないところが大変ですね。

そんな彼等のセカンドアルバムですが、前作デヴューアルバムが、強烈なインパクトを放っているので、それ以降のアルバムは分が悪いですが、前作の路線はしっかりとアルバムタイトル曲「Strange Days」や最後の曲「When The Music's Over」で引き継がれています。

The Doorsというと、ヴォーカルのJim Morrisonの世界観を前面に押し出した、まるで詩の朗読のような楽曲を思い出しますが、ポップでメランコリックな「You're Lost Little Girl」や「People Are Strange」や、R&B調の「Love Me Two Times」、泥臭い「Moolight Drive」など、歌モノとしての魅力もこのアルバムでは兼ね備え、楽曲に幅が広がり、Jimのヴォーカルの魅力ばかりだけではなく、Ray ManzarekのキーボードやRobby Kriegerのギタープレイにも惹きつけられます。

また、アルバム中間部の「Horse Latitudes」では、Jimのアジテーションのような語りと、それに熱狂する聴衆の歓声を入れ、その前後の楽曲の巧妙な配置など、アルバムジャケットのデザインの事もあり、コンセプトアルバムのような仕上がり感があります。

純粋に楽しむアルバムではありませんが、このどことなく狂気にも似た世界は、やはり無二の個性だと思います。

Doors
Rhino / Wea
【ディスク1】
  1. Strange Days
  2. You're Lost Little Girl
  3. Love Me Two Times
  4. Unhappy Girl
  5. Horse Latitudes
  6. Moonlight Drive
  7. People Are Strange
  8. My Eyes Have Seen You
  9. I Can't See Your Face In My Mind
  10. When The Music's Over
  11. People Are Strange (False Starts & Dialogue) (Bonus)
  12. Love Me Two Times (Take 3) (Bonus)

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Fifth Dimension/The Byrds(1966)
2013.07.28 Sunday 21:00
JUGEMテーマ:音楽

2013年第27週の帰宅BGMは、The Byrdsのサードアルバム『Fifth Dimension』を聴きました。

サイケデリック・ロックの登場を告げ、その歌詞内容がドラッグを連想させるとし、物議を醸したヒットシングル「Eight Miles High」を収録したアルバムです。
Roger McGuinnの12弦ギターが複雑で印象的なサウンドを聴かせるその「Eight Miles High」ですが、ドライヴする曲調とヴォーカルハーモニーはスペーシーな感覚があり、そのプロモーションビデオの映像の内容もサイケデリックな映像です。
ちなみにこの曲の作者として名を連ねているGene Clarkは、アルバム制作中に脱退しています。
サイケデリック・ロックといえば、Jimi Hendrixなど、サイケ・シーンではよく取り上げられる「Hey Joe(Where You Gonna Go)」を収録しているのも気になります。

「Eight Miles High」に注目が集まりますが、その他の曲もその収録内容にはなかなか興味深いものがありますね。
彼等のデヴューの代名詞となったフォーク・ロックは、「5D(Fifth Dimension)」や「John Riley」など影を段々と潜め、それに代わって新しいサウンドを聴かせてくれています。
「Wild Mountain Thyme」や「Mr. Spaceman」はカントリーロック的な側面を見せ、「Captain Soul」はインスト曲で、ジャムっぽい一面を聴かせます。
個人的にこのアルバムで特に気に入った曲は「What's Happening?!?!」なのですが、この曲では来るべきシンガーソングライターブームを予感させます。
「John Riley」でのストリングスの使用や、「2-4-2 Fox Trot(The Lear Jet Song)」でのSE使用も注目したいです。

60年代のアメリカン・ロックは、良くも悪くもブリティッシュ・ビートに影響を受けていて、彼等もその例外ではないのですが、このアルバムではそういった部分から脱却し、独自の道を歩んでいく姿が垣間見える面白いアルバムです。

Byrds
Sony Budget
【ディスク1】
  1. 5D (Fifth Dimension)
  2. Wild Mountain Thyme
  3. Mr. Spaceman
  4. I See You
  5. What's Happening?
  6. I Come And Stand At Every Door
  7. Eight Miles High
  8. Hey Joe (Where You Gonna Go)
  9. Captain Soul
  10. John Riley
  11. 2-4-2 Fox Trot (The Lear Jet Song)
  12. Why
  13. I Know My Rider (I Know You Rider)
  14. Psychodrama City
  15. Eight Miles High
  16. Why
  17. John Riley

| Macchi | 60年代西海岸ロック | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
The Doors/The Doors(1967)
2013.06.02 Sunday 17:18
JUGEMテーマ:音楽

2013年第19週の帰宅BGMは、The Doorsのデヴューアルバム『The Doors』を聴きました。
5月20日に、The DoorsのキーボーディストRay Manzarekが亡くなったという事で、月並みですがThe Doorsのデヴューアルバムを聴いてみた次第です。
通勤BGMとして聴こうかとも思いましたが、さすがに休み明けの月曜の朝から「The End」は気が重いので(苦笑)、帰宅BGMにしました。

The Doorsは、1960年代後半から1970年代前半にかけて活動したアメリカン・ロック・バンドですが、年代的にはサイケデリック・ムーブメントに被り、幻想的な「The Crystal Ship」といったバラードもありますが、やはり巷のサイケデリック・ミュージックとは大きく一線を画しますね。

The Doorsというと、なんといっても「Light My Fire」が有名ですが、彼等をもっと端的に表現している楽曲は、「Break On Through(To The Other Side)」や「The End」といった暴力的で過激な楽曲かなと思います。
彼等の世界観は一般的にも難解で、僕なんぞ理解できる世界ではありませんが、古代ギリシャのエディプス王の話をモチーフにした「The End」など、彼等の音楽は単なるポピュラー音楽とは違って、歌詞に大きく重点が置かれていて、非常に芸術性が高いのが特徴です(「The End」は、ライヴ音源も映像も、傍から聴いたり観たら、かなりヤバイ世界なのですが…)。

「Break On Through(To The Other Side)」や「The End」といった暴力的で過激な面がある一方で、「The Crystal Ship」のようなナイーヴな一面もあるという、この両極端で危うい一面が、彼らの魅力でもありますね。

完全にオリジナルな曲で固めていたのかと思うと、Willie Dixonの「Back Door Man」をカヴァーしていて、ライヴアルバムではDixonの別の曲も収録していて、ブルージーな側面もあったのかなと思います。

ちょくちょく聴きたいというバンド、アルバムではありませんが、唯一無二の存在は、今後も誕生するか分からず、ヴォーカルのJim Morrisonの死という事を除いても、伝説的なバンドとしての扱いに相応しいバンドだと思います。

ザ・ドアーズ
ワーナーミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. ブレーク・オン・スルー
  2. ソウル・キッチン
  3. 水晶の舟
  4. 20世紀の狐
  5. アラバマ・ソング
  6. ハートに火をつけて
  7. バック・ドア・マン
  8. 君を見つめて
  9. エンド・オブ・ザ・ナイト
  10. チャンスはつかめ
  11. ジ・エンド

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Stand!/Sly & The Family Stone(1969)
2013.04.14 Sunday 15:25
JUGEMテーマ:音楽

2013年第14週の通勤BGMは、Sly & The Family Stoneの4枚目のアルバム『Stand!』を聴きました。

僕は、ブラック・ミュージックについては、中学、高校生時代にヒット曲を聴いていたぐらいで、最近ではブラック・ミュージックそのものに興味もなく、ヒット曲すら聴いていないので、ブラック・ミュージックには疎いのです。

今回、レコード屋でSly & The Family Stoneのアルバム(しかも代表作!)の2007年リマスター盤が安く売っているのを発見し、以前から彼等のアルバムには、ロックのムック本でもページを割いて紹介されていて興味を持っていたので、入手して聴いてみました。

アルバムは、タイトル曲「Stand!」からスタート。
ブラック・ミュージックというと、個人的にはディープでソウルフルなR&Bなどを想像してしまうのですが、この曲は随所でソウルフルな歌唱も聴けるのですが、出だしは意外にもストレートであっさりとしたメロディやコーラス(合唱)で、彼等の活動拠点だったサンフランシスコのヒッピー文化、共同体精神を感じさせるような楽曲です。
ただ、後半部の転調する場面から熱い歌唱で盛り上がっていきます。

2曲目は、一転してディープな「Don't Call Me Nigger, Whitey」。
ワウを効かせたギターなのか、ワウワウギター風にサウンド処理したヴォーカルなのか、詳しい事は分かりませんが、ワウワウギター風のサウンドが耳を惹く楽曲で、ディープなファンクナンバーです。
リードヴォーカルも、おかしくて変わったサウンド処理を施しています。
サウンドは面白いですが、タイトルから分かるように、人種差別(対立)問題をストレートに歌った曲です。
中間部のホーンの音色に、何とも言えない緊張感がはらんでいます。

続く3曲目は「I Want To Take You Higher」。
この曲は、テレビでもよくBGMで流される曲なので、僕のようにブラック・ミュージックやファンクに詳しくない方でも耳にした事があるかと思います。
冒頭から熱い楽曲で、「Higher!」と皆で繰り返す部分などは、民俗的なお祭りやダンスのようなパワーがほとばしる曲です。

5曲目「Sing A Simple Song」も、よく聴く曲ですね。
リードヴォーカルが代わる代わる交代し、シャウトも聴ける、これまた熱いファンクナンバーです。
うねるようなリズム感も最高です。

7曲目「Sex Machine」は、「Don't Call Me Nigger, Whitey」と同様の、粘っこいワウワウギター風のサウンドが聴ける13分以上のインスト曲。
冒頭はクールで落ち着いた出だしですが、徐々に盛り上がっていき、中間部では(本物の)ワウワウギターやファズギターが登場してハードな展開も見せ、後半部ではサックスも登場し、最後はドラムだけの演奏になります。

最後の曲は、「You Can Make It If You Try」。
この曲も聴いた事ありますね。
ご機嫌なグルーヴの曲です。

人種差別(対立)や公民権運動、ヴェトナム戦争などを背景にしたメッセージ色の強い彼等の代表作ですが、グループの中心人物であるSly Stone自身、The Beau Brummelsなどをプロデュースしていた事もあって、黒人音楽の範疇にとどまらず、ロック色も含んでいて、ビルボードのR&Bチャートだけでなく、ポップチャートでも4曲のヒット曲を生んだのも納得してしまいます。

スライ&ザ・ファミリー・ストーン
SMJ
【ディスク1】
  1. スタンド!
  2. ドント・コール・ミー・ニガー・ホワイティ
  3. アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー
  4. サムバディズ・ウォッチング・ユー
  5. シング・ア・シンプル・ソング
  6. エヴリデイ・ピープル
  7. セックス・マシーン
  8. ユー・キャン・メイク・イット・イフ・ユー・トライ
  9. スタンド! (シングル・ヴァージョン) (Mono) <ボーナス・トラック>
  10. アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー (シングル・ヴァージョン) (Mono) <ボーナス・トラック>
  11. ユー・キャン・メイク・イット・イフ・ユー・トライ (シングル・ヴァージョン) (Mono) (Previously unreleased) <ボーナス・トラック>
  12. ソウル・クラッピンII (Previously unreleased) <ボーナス・トラック>
  13. マイ・ブレイン(ジグ・ザグ) (Previously unreleased) <ボーナス・トラック>

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