Macchiが通勤BGMとして聴いたアルバム、休日に観た映画、休日の海のボート釣り
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If You're Lonely/Eric Justin Kaz(1972)
JUGEMテーマ:音楽

2015年第20週の帰宅BGMは、Eric Justin Kazのデヴューアルバム『If You'reLonely』を聴きました。

僕がEric Justin Kazの存在を知ったのは、Randy Meisnerのセカンド・アルバム『One More Song』での事。
Eaglesを脱退し、ファースト・アルバムでコケたRandyが、再起をかけたそのアルバムで、Eric Kazはガッツがあり力強くも、ハートウォーミング溢れる曲を提供していました。
その他にもLinda Ronstadtが、メロウで感動的なバラード「Love Has No Pride」を取り上げるなど、ウェスト・コースト・ロックでもお馴染みのSSWなのですが、Eric Kaz本人のソロ・アルバムを初めて聴いた時は、その泥臭くて、アーシーな楽曲にはちょっと驚きました。

このアルバムでも、「Temptation (Took Control Of Me And I Fell)」や「Time Has Come」で、彼のルーツが窺えるような楽曲を収録しているのですが、その驚きに気を取られて、他の曲にあまり興味がいかなかったと、今回改めて聴いて思いました。

ハッキリ言ってその歌唱は、もさっとしていて決して上手い方ではないのですが、アルバムタイトル曲「If You're Lonely」や「Christ, It's Mighty Cold Outside」など、滋味溢れる曲は、胃袋に染み込む味噌汁のように深いものがあります。
また、「Cruel Wind」や「When I'm Gone」などでの、ゴスペルのような女性によるバック・ヴォーカルも、静かなだけど熱い魂のようなものを感じさせてくれます。

何を言えば、アルバム全体として似たような曲調の曲が多く、単調なアルバムになってしまった事。

「Cry Like A Rainstorm」は、後にLinda Ronstadt等がカヴァーした名曲。
Eric KazがAmercan Flyerの流れから、Craig Fullerとタッグを組んだCraig Fuller/Eric Kazでも、セルフ・カヴァーしています。

 
エリック・ジャスティン・カズ
ワーナーミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. クルーエル・ウィンド
  2. イフ・ユアー・ロンリー
  3. テンプテイション
  4. タイム・ハズ・カム
  5. トゥナイト、ザ・スカイズ・アバウト・トゥ・クライ
  6. クライ・ライク・ア・レインストーム
  7. マザー・アース
  8. ウェン・アイム・ゴーン
  9. サムデイ、マイ・ラヴ・メイ・グロウ
  10. クライスト、イッツ・マイティ・コールド・アウトサイド



2015.05.24 Sunday 21:09
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Love Has Got Me/Wendy Waldman(1973)
JUGEMテーマ:音楽

2015年第12週の通勤BGMは、Wendy Waldmanのソロデヴューアルバム『Love Has Got Me』を聴きました。

Wendy Waldmanは、当初はKarla Bonoff、Kenny Edwards、Andrew Goldと一緒にBryndleというグループでデヴューしましたが、Bryndleは1970年にシングル1枚を発表したのみで、アルバムを発表する事もなく解散してしまいます(後に再結成されて、1995年にアルバムを発表しています)。
解散後のBryndleの各メンバーは、それぞれSSWとして、バックミュージシャンとして、ウェスト・コースト・サウンドを支えていった事は、当ブログでも各々のメンバーのアルバムや、録音に参加した各ミュージシャンのアルバムを取り上げているのでお馴染みですが、Wendy Waldmanのアルバムを取り上げるのは、今回が初めてですね。

そのBryndle時代の曲「Train Song」から始まる本アルバムは、ストリングスとピアノの弾き語りによるりりしい楽曲「Thinking of You」や、陽気でメキシカン・タッチな「Gringo En Mexico」、カントリー調のタフな「Can't Come in」など多彩な楽曲で満載で、彼女の音楽的懐の豊かさが感じられます。
「Pirate Ships」などは、何となく和テイストの漂う曲で、日本人の心の琴線をくすぐる穏やかで美しいメロディがたまりません。
「Waiting for the Rain」はジャズ調の楽曲で、どこか哀愁の漂う楽曲。

Bryndle時代の同僚Karla Bonoffと比べると、その艶のある歌声や、ヴァラエティのある楽曲など魅力的な部分も多く、Maria Muldaurが「Vauderville Man」をソロデヴューアルバムでカヴァーするなど、期待度も話題性も十分だったのですが、商業的な成功はあまり収める事は出来ませんでしたね。

 
ウェンディ・ウォルドマン
ワーナーミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. トレイン・ソング
  2. シンキング・オブ・ユー
  3. メキシコのグリンゴ
  4. ホース・ドリーム
  5. キャント・カム・イン
  6. パイレート・シップス
  7. オールド・タイム・ラヴ
  8. ヴォードヴィル・マン
  9. リーズ・トラヴェリング・ソング
  10. ナチュラル・ボーン・フール
  11. ウェイティング・フォー・ザ・レイン
  12. ラヴ・ハズ・ガット・ミー



2015.03.28 Saturday 18:50
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Pirates/Rickie Lee Jones(1981)
JUGEMテーマ:音楽
2015年第5週の通勤BGMは、Rickie Lee Jonesのセカンドアルバム『Pirates』を聴きました。

Rickie Lee Jonesは、1978年、Little FeatのLowell Georgeのソロアルバムに「Easy Money」が取り上げられ、翌79年、Lenny Waronker、Rauss Titelmanの2人のプロデュースにより、アルバム『Rickie Lee Jones』でデヴューしたSSWです。
このデヴューアルバムからは、「Chuck E.'s In Love」がトップ10入り、「Young Blood」がトップ40入りというシングルヒットが生まれ、アルバムもプラチナディスク。また、彼女自身もグラミー賞の最優秀新人賞を獲得するなど、25歳という遅咲きのデヴューながら、衝撃的なデヴューを飾りました。

今回聴いたアルバムは、そのデヴューから2年ブランクが空きましたが、やはりLenny Waronker、Rauss Titelmanがプロデュースしたセカンドアルバムです。

個人的には、「Chuck E.'s In Love」のインパクトが強く、そのハイトーンのヴォーカルが今一つ苦手な、ウェスト・コースト・シーンのアーティストの一人ですが、今回このセカンドアルバムを聴いて、ハイトーンのヴォーカルについてはやはり苦手なものの、その音楽性については見直しました。

前作は、冒頭の曲がいきなり「Chuck E.'s In Love」で、ヒット狙い的な側面がなきにしもあらずでしたが、このセカンドアルバムについては、「Pirates (So Long Lonely Avenue)」のような前作の作風を汲む曲があるものの、各曲のあり方が、アルバム全体の流れを重視したコンセプトアルバム的な感じに仕上がっており、前作よりも地味な印象があるものの、興味深い内容です。
特に冒頭の「We Belong Together」〜「Living It Up」〜「Skeletons」までのピアノの弾き語りを中心とした流れや、やはりピアノの弾き語りである、このアルバム唯一のシングルヒット曲「A Lucky Guy」(64位)などを聴くと、個性的なインパクトの「Chuck E.'s In Love」のイメージがいい意味で裏切られますね。

「Traces Of The Western Slopes」では特に顕著ですが、全体を貫くジャジーで落ち着いた都会的な雰囲気も素敵です。

前作に引き続き、Randy Brecker、Nick DeCaro、Donald Fagen、Neil Larsen、Steve Lukatherなど、錚々たるミュージシャンが録音に参加しているのですが、それらのミュージシャンが自己主張せず、彼女を引き立てているところもいい内容に仕上がっていると思います。

 
リッキー・リー・ジョーンズ
ダブリューイーエー・ジャパン
【ディスク1】
  1. 心のきずな
  2. リヴィング・イット・アップ
  3. スケルトンズ
  4. スロー・トレイン・トゥ・ペキン
  5. パイレーツ
  6. ラッキー・ガイ
  7. ウェスタン・スローブ
  8. 帰還



2015.02.08 Sunday 13:16
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Rod Taylor/Rod Taylor(1973)
JUGEMテーマ:音楽

2014年第45週の通勤BGMは、Rod Taylorの『Rod Taylor』を聴きました。

1970年代アメリカ西海岸ロックの象徴的なレーベルAsylum。
Eagles、Jackson Browneなど、人気アーティストを抱える本レーベルの中で、今回聴いたRod Taylorは、Asylumにおいてアルバムについては本盤のみしか残しておらず地味な存在なのですが、SSWファンの間ではコレクターズ・アイテムだったらしく、ワーナーの名盤探検隊シリーズとしてCD化されるなど、特別視されている1枚です。

ジャケットのTaylorの風貌を見る限り、何やら渋いアルバム内容を連想させますが、スワンプ調の「Crossroads Of The World」やカントリー調の「Railroad Blood」、ブルーズ調の「Livin' Dangerous Blues」等、アメリカン・ルーツ・ミュージックをバックにした楽曲を展開し、Taylor自身も「やや」渋いヴォーカルを披露しながらも、決してルーツにディープに浸かる事なく、あくまでも歌モノとしての魅力が出ていていて、聴き易いところが魅力的です。
「I Ought To Know」や「Making A Way」といったピアノの弾き語りによる、いかにもSSW然とした楽曲も魅力的です。
「Livin' Dangerous Blues」は、Taylorが楽曲を提供したIt's A Beautiful DayのDavid LaFlammeが、エレクトリック・フィドルでギターばりのブルージーなフレーズを聴かせてくれる異色作。

Ry Cooder、Jesse Davis、Kenny Edwards、Lee Sklar、Bill Payne、Andrew Gold、Larry Knechtel、Russ Kunkel、Jim Keltner、Bonnie Bramlett、Joni Mitchellと、ズラッと名を連ねる、西海岸を代表するゲスト・ミュージシャンの数の多さにも驚かされますが、安定した演奏がこの聴き易い楽曲を確実なものにしてくれています。

ロッド・テイラー
ワーナーミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. アイ・オウト・トゥ・ノウ
  2. クロスローズ・オブ・ザ・ワールド
  3. レイルロード・ブラッド
  4. ダブル・ライフ
  5. メイキング・ア・ウェイ
  6. スウィート・インスピレーション
  7. 危険な生活のブルース
  8. サムシング・オールド
  9. マン・フー・メイド・イット・フォール
  10. ロスト・アイアン・マン
  11. フォー・ミー
  12. ザ・ラスト・ソング



2014.12.13 Saturday 21:53
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Pamela Polland/Pamela Polland(1972)
JUGEMテーマ:音楽

2014年第37週の帰宅BGMは、Pamela Pollandのソロデヴューアルバム『Pamela Polland』を聴きました。

Pamela Pollandというと、このブログでも取り上げましたが、Terry MelcherのプロデュースよるGentle Soulの唯一作(1968)を、思い浮かべてしまいます。
ソフト・ロックの名盤の1枚にも数えてもよいと、個人的に思っているGentle Soulの唯一作ですが、Pamela Polland自身はあのバロック調のアレンジを不満に思っていたらしく、今回聴いたアルバムでは、彼女のSSWとしての本質を垣間見れる作品です。

「When I Got Home」や「Abalone Dream」など、ピアノの弾き語りを中心にした楽曲は、決して華美にならずとも良質なメロディのもとに、大らかでポジティブで力強いイメージを届けてくれます。
「Sing-A-Song Man」や「The Rescuer」、「Sugar Dad」などの曲では、彼女の音楽のバックグラウンドなのでしょうか、ソウルやブルーズ、カントリーなどアメリカン・ルーツ・ミュージック調の楽曲も披露しています。

それにしても、Gentle Soulでもハスキーな歌声を披露していたPamelaですが、このアルバムではハスキーな歌声は相変わらず、曲によってはドスを効かせたり、実にソウルフルな歌声を披露しています。Gentle Soulでのあのドリーミーな音楽が聴けないのは個人的に少し残念ですが、こんな歌声を聴いていると、Gentle Soulでのドリーミーなイメージはあまり似合っていなく、やはりこのアルバムでの飾らない音楽の方が似合っているのかなと思います。

シンプルだけど、全曲捨て曲のない、アーシーな1枚です。

パメラ・ポランド
ヴィヴィド・サウンド
【ディスク1】
  1. IN MY IMAGINATION
  2. OUT OF MY HANDS (STILL IN MY HEART)
  3. SING-A-SONG MAN
  4. WHEN I GOT HOME
  5. PLEASE MR.DJ
  6. ABALONE DREAM
  7. THE RESCUER
  8. SUGAR DAD
  9. TEDDY BEAR’S PICNIC
  10. THE DREAM (FOR KARUNA)
  11. TEXAS
  12. LIGHTHOUSE



2014.10.19 Sunday 16:49
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Jack Tempchin/Jack Tempchin(1978)
JUGEMテーマ:音楽

今年は、5月の連休で釣りの機会を逃して以来、まだ1度もボート釣りに行ってないんですよね。
本来なら、この夏の休みに行こうかと思っていたのですが、ちょっと仕事でやる事が出来てしまい、結局行ってません。
ここ数日、風が強いのであまりボート釣りにはいい条件ではなかったので、まあ行けなくてもそんなに落胆はしていないのですが。。。
来月にその仕事を終えて、気持ちも解放されたところで、ゆったりと行こうかなと考えています。

2014年第30週の帰宅BGMは、Jack Tempchinのファーストソロアルバム『Jack Tempchin』を聴きました。

Jack Tempchinは、Funky Kingsでの活動などもありますが、何といってもその存在を知られたのは、Eaglesが取り上げた「Peaceful Easy Feeling」や「Already Gone」の作者という事でしょう。
Eagles解散後のGlenn Freyとは、長らく彼のソロ活動の、ソングライティングのパートナーでもあります。

今回聴いたアルバムの収録曲は、冒頭の曲「Stingaree」をはじめとして、「Fifteen Days Under The Hood」や「Pick Up Truck」など、シンプルな演奏で、飾る事ないシンプルなR&R調の曲が、男臭い彼の魅力を伝えてくれます。
スライドギターをフィーチャーした流れるようなロック「She Belonged To You」や、Tom Waitsと共作したディープな南部色の強い「Tijunana」なども印象的。
一方で、日常の一片を切り取ったようなポップなメロディの「Lifetime Friend」、J.D.Southerとの共作曲「Golden Life」、「Skateboard Johny」もいい味を出しています。

このアルバムの最大の目玉となると、やはり「Peaceful Easy Feeling」のセルフカヴァーという事になりますが、カントリーテイスト満載だったEagles版に対し、Tempchin版は、満点の星空の下で聴いているような気分にさせてくれるアレンジがたまらなく素敵です。
静かなアコースティック楽器によるバックの演奏と、同じく静かなTempchinの歌い口。そしてJennifer Warnesによる印象的なバックコーラスなど、どれをとっても非の打ちようない演出です。

アルバム収録には、上記のJennifer Warnesの他に、盟友Glenn FreyやJackson Browneも参加しています。
 

ジャック・テンプチン
BMGビクター
【ディスク1】
  1. スティンガリー
  2. シー・ビロングド・トゥ・ユー
  3. ピースフル・イージー・フィーリング
  4. フィフティーン・デイズ
  5. ライフタイム・フレンド
  6. ゴールデン・ライフ
  7. ティファナ
  8. ピック・アップ・トラック
  9. スケートボード・ジョニー
  10. ウォーカウェイ



2014.08.17 Sunday 12:47
SSW comments(3)
Isn't It Always Love/Karen Alexander(1975)
JUGEMテーマ:音楽

帰りもやはり新・名盤探検隊からのチョイス。
2014年第22週の帰宅BGMは、Karen Alexanderの『Isn't It Always Love』を聴きました。

Asylumレーベルというと、1970年代初頭にEaglesやJackson Browneなど、新進のアーティストを手掛けた、アメリカ西海岸サウンドの象徴的なレーベルだというのは異論がないでしょう。
ただそのAsylumも、ずっとそのようなレーベルだったのかというと、必ずしもそうではなく、70年代も半ば頃になると、数は決して多くないですが、TrafficやP.F.Mといったブリティッシュ・ロック、イタリアン・プログレッシヴ・ロックなどの有名アーティストのアルバムをアメリカで発売したりしています。

そういった中で発売された、この謎の美女Karen Alexanderのデヴューアルバムですが、およそAsylumらしからぬ乙女チックなジャケットで、ソフト・ロック辺りのサウンドを想像してしまいがちです。
しかし、アルバム収録曲中、アルバムタイトル曲はKarla Bonoffのカヴァーを取り上げているものの、他は全て自作曲で構成されたSSWのアルバムです。

どんなアルバムだろうと、アルバムを聴き始める時、ちょっとドキドキしますが、冒頭の曲「Brown Shoes」は、聴き手の意表を突くジャズ調の速いテンポの曲。ジャケットのイメージをガラガラと崩す曲調で、ビックリします。

「A Little Bit More」は、オールドタイミーなディキシーランド・ジャズ調の曲。「Brown Shoes」同様、ジャズがベースにある人なのかなと連想してしまいます。
「Watch Out」も、「Brown Shoes」同様に早いテンポのジャズ調の曲です。これでジャズが、音楽ベースにある人だというのが確定ですね。
テンポが早いから、ちょっとコミカルに聴こえます。
この他にも「Home To California」や「Without Music」なんかも、同系統の曲です。

ジャズ調の曲がまず印象に強く残るアルバムですが、「Fish In The Sea」や「A Hundred Colors」なんかは、ストリングスをバックにしたバラードで、これらの曲はジャケットのイメージに合うかな。

ジャズ調の曲は、少し田舎臭さがなくもないのですが、アルバムタイトル曲となったKarla Bonoffの「Isn't It Always Love」は、都会的なAORサウンド調で仕上げています。

他には、南の島的なドラムの音が印象的な「Hotel」や、中近東風のイントロから始まる「Baghdad Ragman」などの曲を収録しており、最後の方になってくるとアルバムの方向性が少し見えにくくなってきますね。

Dean ParksやAndrew Gold、それにMilt Hollandといったミュージシャンが、録音に参加しています。

Karen Alexanderは、この後もう1枚アルバムを残していますが、このアルバムを聴く限り、興味深い内容ではありますが、元々あったレーベルのカラーとはちょっと異色で、あまり話題も呼ばなかったのも無理はないかなという気がします。


カレン・アレクサンダー
ワーナーミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. ブラウン・シューズ
  2. フィッシュ・イン・ザ・シー
  3. ア・リトル・ビット・モア
  4. ワッチ・アウト
  5. ア・ハンドレッド・カラーズ
  6. ホーム・トゥ・カリフォルニア
  7. イズント・イット・オールウェイズ・ラヴ
  8. ホテル
  9. ロシアン・レイディ
  10. バグダッド・ラグマン
  11. リーフ・オン・ア・リヴァー
  12. ウィズアウト・ミュージック



2014.06.15 Sunday 17:56
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Rickie Lee Jones/Rickie Lee Jones(1979)
JUGEMテーマ:音楽

以前にも記事で取り上げた事がありますが、ここ数年、洋楽では、1アーティストの代表的アルバムを、(簡易)紙ジャケで、5枚組にした低価格セットが売られていますが、それが結構多方面のアーティストに広がっていて、色々なアーティストを、ベスト盤ではなく、一応各アルバムを手っ取り早く聴きたい僕にとっては、結構重宝しているセットです。
ボーナストラックが付いていなかったり、面白みのないアルバム構成ではあるのですが、1枚当たり500円とか、値段の安さが魅力で、有名アーティストに限らず、完全な脇役(マイナー)ではなく、そこそこヒットは放ったものの、どちらかというと準主役的なアーティストにも広がりを見せているところをみると、CDが売れない時代の一つの売り方なのでしょう。

この5枚組セットの販売方法を牽引しているのが、ソニー系とワーナー系なのですが、今回聴いたアルバムはワーナー系のRickie Lee Jonesを聴いてみました。
というわけで、2014年第10週の通勤BGMは、Rickie Lee Jonesのデヴューアルバム『Rickie Lee Jones』を聴いてみました。

Rickie Lee Jonesは、1954年シカゴ生まれのSSWで、思春期に家出、酒、ドラッグ、妊娠中絶などを経験しており、その生い立ちは同じくSSWのJudee Sillに似ているところがあります。
1973年にロサンゼルスへ移り、1978年頃にはやはりSSWのTom Waitsと同棲をしているのですが、その頃に書いた「Easy Money」がLittle FeatのLowell Georgeの目に留まり、同曲は彼が1979年に発表した唯一のソロアルバムに取り上げられます。
この事がきっかけで、Rickie Lee Jonesは、ワーナーからLenny WronkerとRuss Titelmanという大物プロデューサーによるプロデュースを得て、デヴューを飾る事になります。
25歳という少し遅咲きのデヴューでした。

アルバム冒頭を飾る「Chuck E.'s In Love」は、デヴューシングルとなった曲で、最高位4位にまで上り詰めた曲。彼女はこの曲のヒットで、この年のグラミー賞最優秀新人賞を獲得しています。
それまでのSSWというと、どちらかというとフォーキーなイメージが浮かびますが、この曲はアコースティックギターの演奏をベースにしていますが、ホーンセクションの演奏をバックにしたり、ポップであったり、実に洒落ていますね。また、Jonesのハイトーンなヴォーカルも、それまでの内省的なSSWのイメージを覆します。

いささか意表を突かれた1曲目ですが、2曲目の「On Saturday Afternoon In 1963」は、ピアノの演奏をベースに、ストリングスの演奏をバックに重ねたしっとりとした曲。ノスタルジーを感じさせる極上の曲ですね。

「Chuck E.'s In Love」ほどではないですが40位とヒットした、ファンキーでグルーヴィーな4曲目「Young Blood」、豪快なLowell Georgeのカヴァーとは対照的に、ウッドベースの演奏をバックにしたジャジーな5曲目「Easy Money」を聴いていると、1979年という都会的な音楽がもてはやされた時代背景を感じずにいられません。
7曲目「Danny's All-Star Joint」は、ジャズとソウルを融合させたファンキーな1曲。この曲も洒落た都会的1曲ですが、都会のドタバタのような曲です。
9曲目「Weasel And The White Boys Cool」も、ブルージーな曲ながらジャジーなアレンジを加えた1曲。

10曲目「Company」は、「On Saturday Afternoon In 1963」と同系統の、ピアノの演奏をベースに、ストリングスの演奏をバックにしたバラード。最後を締めくくるのに(11曲に「After Hours」というやはり、同系統の小曲がありますが)相応しい曲です。

彼女の代表曲は、実は「Chuck E.'s In Love」ぐらいで、その後はあまりヒットを飛ばしておらず、日本では「Chuck E.'s In Love」を「恋するチャック」と邦訳されていたので、僕自身は、このアルバムを聴くまで、彼女をそのハイトーンヴォイスのせいもあって、1発屋的なポップス歌手というイメージで捉えていましたが、実に面白いSSWですね。
8曲目に「Coolsville」という重い曲がありますが、壮絶な生い立ちにも関わらず、ポップで洒落た彼女の楽曲は、それまでのSSWのイメージとは全く違うものがあります。
しかし、一方で「On Saturday Afternoon In 1963」や「Company」のような極上のバラードも歌う姿勢は、その壮絶な生い立ちの裏返しなのかもしれません。

このアルバムは、プロデューサーも凄いのですが、Nick DeCaro、Dr. John、Michael McDonald、Jeff Porcaroなど、これでもかというぐらいの大物ミュージシャンがサポートしており、このアルバムへの期待のかけ方は半端じゃないですね。

ところで、顔の向きが違うのが幾つかあったのですが、結局どっち向きが正しいのでしょう???

Rickie Lee Jones
Reprise / Wea
【ディスク1】
  1. Chuck E.'s In Love
  2. On Saturday Afternoons In 1963
  3. Night Train
  4. Young Blood
  5. Easy Money
  6. Last Chance Texaco
  7. Danny's All-star Joint
  8. Coolsville
  9. Weasel and The White Boys Cool
  10. Company
  11. After Hours (Twelve Bars Past Goodnight)



2014.03.22 Saturday 14:17
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A Holiday Carole/Carole King(2011)
JUGEMテーマ:音楽

2013年も残すところ、あと数日ですね。
僕も、会社の就業が昨日の27日で終わったのですが、今日は床屋に行ってボサボサな髪を切ってきたり、横浜のレコファンで猟盤をしたり、慌ただしかったここ数日とは違う、ちょっとのんびりした1日を過ごしました。

今年最後の週である、今週の通勤・帰宅BGMなのですが、順序を逆にして、帰宅BGMのご紹介から。
というのも、今週は、日本人にとって、もはや年間の当たり前のイベントとなったクリスマスがあったので、それにちなんだものをと、先週の帰宅BGMとして、とあるアルバムをセレクトしたのですが、アルバムを聴いていて、欧米の人達にとって、クリスマスって、単に冬の楽しみなイベントというだけでなくて、今年1年を締めくくる、いわば「行く年来る年」的なものなのかなと感じたので、47週に引き続き、48週の帰宅BGMとしても聴いてみました。

というわけで、前置きが長くなりましたが、2013年第47、48週の帰宅BGMは、Carole Kingのクリスマスアルバム『A Holiday Carole』を聴きました。
実はこのアルバム、以前に今はなきタワレコ横浜モアーズ店にて、ワゴンで276円で売られていたものをゲットしたものなのですが、元々の値段が2,510円だったので、10分の1近くまでに値下げされていた、驚くべき特価品です。
是非クリスマスシーズンに聴きたいと、温めておいたアルバムなのですが、そんな捨て値で売られていたので、じゃ、駄作なのかと勘繰りたくもなりますが、そんな事は全くない、好盤でした。

収録曲の中身は、「My Favorite Things」のようなシュールなジャズ調の曲から、「Carol Of The Bells」のような神聖な曲調の曲、「Sleigh Ride」や「I've Got My Love to Keep Me Warm」のようにいかにもクリスマスをイメージさせる曲や、「Christmas Paradise」のようなマンボ調の曲など、多彩な曲で彩られています。
クリスマスソングには、本当に色々なものがありますが、こうやって昔からある曲からちょっと意表を突かれる曲調の曲など色々入っているのも、楽しみ方がいっぱいでいいですね。

個人的に好きな収録曲は、上に挙げたマンボ調の「Christmas Paradise」と、R&B調の「Christmas in the Air」やソウル調の「 This Christmas」の3曲。
僕らがイメージする、いかにもクリスマスソングらしい曲ではありませんが、こんな曲調の曲があってもいいかなと思わせてくれる、楽しくて、ノリのいいリズムの曲達です。

アルバムのプロデュースは、Caroleの愛娘Louise Goffin。
カヴァー曲中心の本アルバムの中にあって収録している3曲のオリジナル曲、「Christmas Paradise」、「Christmas in the Air」、「New Year's Day」は、いずれの曲も彼女による提供の曲です。
収録に参加しているミュージシャンは、Caroleの盟友Russell Kunkelや、Breadなど多くのミュージシャンの仕事に関わっているギタリストのDean Parksなどが参加しています。

楽しげな曲が多く収録されているのですが、一方で「Have Yourself a Merry Little Christmas」や「New Year's Day」のようなしんみりさせる曲も収録されていて、師走のどこか物寂しげな雰囲気ともリンクして、日本人の心の琴線にもどことなくマッチするアルバムです。

Carole King
Hear Music
【ディスク1】
  1. My Favorite Things
  2. Carol of the Bells
  3. Sleigh Ride
  4. Christmas Paradise
  5. Everyday Will Be Like a Holiday
  6. Chanukah Prayer
  7. Have Yourself a Merry Little Christmas
  8. I've Got My Love to Keep Me Warm
  9. Christmas in the Air
  10. Do You Hear What I Hear
  11. This Christmas
  12. New Year's Day



2013.12.29 Sunday 02:17
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Stories/David Blue(1972)
JUGEMテーマ:音楽


2013年第39週の帰宅BGMは、David Blueのアルバム『Stories』を聴きました。
『Stories』は、David Blue通算4作目、Asylum移籍第1弾のアルバムですね。

David Blueについては、以前David Cohen名義で参加したオムニバスアルバム『Singer Songwriter Project』と、彼のデヴューアルバムを取り上げましたが、デヴューアルバムは、Bob Dylanからの影響を強く受けたアルバムという印象でした。
今回聴いた『Stories』は、僕個人にとって、彼のアルバムを聴くのはこれで2作目なのですが、Dylanからの影響が強いデヴューアルバムとは打って変わって、その内省的な世界を歌に乗せた本作は、なかなか味わい深いものがありますね。

アコースティックギターの演奏に乗せて、「女はいたけど、友達はいなかった」と歌う「Looking For A Friend」をはじめとして、自伝のような楽曲群は、『Stories』というアルバムタイトルに相応しい内容です。
また、じっくりと落ち着いた声で、弾き語るように歌うその演奏スタイルも、アルバムに説得力を与えていて、Dylanの影響からの脱却を感じます。
デヴューアルバムでは、バンドをバックにフォークロック調に歌い上げていましたが、このアルバムでは、Ry Cooder、Ralph Shuckett、Chris Ethridge、Russ Kunkel、Milton Holland、Rita Coolidge、Jack Nitzscheという、そうそうたる名アーティストが録音に参加しているにも関わらず、それぞれが出しゃばらず控えめに、あくまでもBlueの語り口を中心に引き立てているところが、またこのアルバムをじっくりと聴かせる内容になっているのだと思います。

アルバムジャケットは、これまたアルバム内容を裏打ちするような、印象的なBlue自身を描いた絵画調のジャケットですが、裏ジャケや内袋はBlueの笑顔が写った写真が載っています(内袋ではガッツポーズも)。
1981年に41歳の若さで亡くなり、悲劇的に語られるアーティストですが、本作は、まさに快心の一作だったのかもしれません。

デヴィッド・ブルー
ワーナーミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. ルッキング・フォー・ア・フレンド
  2. シスター・ローズ
  3. アナザー・ワン・ライク・ミー
  4. ハウス・オブ・チェンジング・フェイセズ
  5. マリアンヌ
  6. ファイア・イン・ザ・モーニング
  7. カモン・ジョン
  8. ザ・ブルース(オール・ナイト・ロング)



2013.10.20 Sunday 21:54
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