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Made In Europe/Deep Purple(1976)

JUGEMテーマ:音楽

本年度通勤最終週にはまだなりません…(苦笑)。
2015年第50週の通勤BGMは、Deep Purpleの『Made In Europe』を聴きました。

1976年7月の解散発表から3ヶ月後に発売された、第3期Purpleによるライヴアルバムです。
Richie Blackmore脱退直前の1975年4月のパリ公演含むヨーロッパ・ツアーを収録したアルバムです。

Burn』から加入したGlenn Hughesの音楽志向と対立していたRichieは、『Burn』に続く『Stormbringer』では、既にPurpleに対する興味を失っていた感もありましたが、このアルバムを聴く限り、ギターを弾きまくっていて、その様子を微塵も感じさせないですね。大したものです。
Richieのパワーに押されたのか、David CoverdaleとHughesのヴォーカルも負けじとシャウトしまくっています。

「Lady Double Dealer」など『Stormbringer』からの曲もいいですが、やはりタイトル曲「Burn」など『Burn』からの曲の方がいいかな。
ハード・ロッキンな「Burn」をはじめとして、ブルージーな「Mistreated(Interpolating Rock Me Baby) 」、ファンキーで躍動感のある「You Fool No One」と、多彩さが魅力。
Hughesのファンク志向が嫌だったRichieですが、ファンキーな「You Fool No One」でもしっかり弾きまくって見せ場も作っているところはさすが(ギターソロ意外に、ドラムソロなど、やり過ぎでファンキーさがちょっと失われているところは個人的に残念ですが…)。

 
ディープ・パープル
ダブリューイーエー・ジャパン
【ディスク1】
  1. 紫の炎
  2. ミストゥリーテッド
  3. 嵐の女
  4. ユー・フール・ノー・ワン
  5. 嵐の使者

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 21:03 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

The Butterfly Ball and the Grasshopper's Feast/Roger Glover(1974)

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2015年第42週の帰宅BGMはRoger Gloverの『The Butterfly Ball and the Grasshopper's Feast』を聴きました。
地元の古本屋で、182円で売っていたという、これぞ掘り出し品です。

Roger Gloverといえば、Deep Purpleのベーシストであり、また数々のハード・ロック・バンドをプロデュースしてきた人ですが、彼の初めてのソロ・アルバムは、The Beatlesのソング・イラスト集や、The Whoのアルバムジャケットなどを手掛けたAlan Aldridgeというイラストレーターの絵本を音楽化した、コンセプト・アルバムで、歌劇、ミュージカルのような作品。
バリバリのハード・ロック畑の人が、こんなファンタジーに溢れた作品を作った事に驚きなのですが、これが実にいい作品です。
ハード・ロックではないですが、ハード・ロック、プログレッシヴ・ロックのような様式美を大事にするブリティッシュ・ロックが好きな方にはお薦めの作品です。

アルバム収録に参加したミュージシャンもGloverの人脈を活かした物凄い面々ばかり。
ヴォーカルでは、PurpleメンバーであるGlenn Hughes、David Coverdaleをはじめとして、Ronnie James Dio、Mickey Lee Souleという、Gloverがプロデュースを手掛けたElfのメンバー、Ashton, Gardner, Dyke & Co.のTony Ashton、後にUriah Heepに加入するJohn Lawtonなどなど。
演奏陣では、後にIan Gillan BandのオリジナルメンバーとなるRay Fenwik、Mike Moran、同じく後にUKを結成するEdwin Jobsonと、この人もか!という人ばかり。

個人的には、Glenn Hughesが歌う「Get Ready」やMickey Lee Souleが歌う「No Solution」、Ronnie James Dioが歌う「Sitting In A Dream」、そしてTony Ashtonが歌う「Together Again」辺りが、味があってお薦めです。

私のCDには、Dioが歌う「Love Is All」をBGMにしたアニメーションも一緒に収録されていました。

 
Roger Glover
Connoisseur
【ディスク1】
  1. Dawn
  2. Get Ready
  3. Saffron Dormouse And Lizzy Bee
  4. Harlequin Hare
  5. Old Blind Mole
  6. Magician Mole
  7. No Solution
  8. Behind The Smile
  9. Fly Away
  10. Aranea
  11. Sitting In A Dream
  12. Waiting
  13. Sir Maximus Mouse
  14. Dreams Of Sir Bedivere
  15. Together Again
  16. Watch Out For The Bat
  17. Little Chalk Blue
  18. The Feast
  19. Love Is All
  20. Homeward
  21. Love Is All(Video)

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 19:16 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

First Base/Babe Ruth(1972)

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長雨も終わり、昨日(11日)からようやく晴れるようになりましたが、関東は台風が直撃したわけではないのに、本当にすごい雨でしたね。
被害はありませんでしたが、僕の勤務している会社のある地域でも、避難警報が出ていて、社内のスマホの通知が一斉に何回も鳴りだし、少し地震の時の再来のような不安も覚えました。
被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。

2015年第34週の通勤BGMは、Babe Ruthのデビューアルバム『First Base』を聴きました。
70年代ブリティッシュ・ハード・ロックの中堅バンドに位置するBabe Ruth。
初めて聴きましたが、ハード・ロックっぽくもあり、プログレっぽくもあり、これは聴き応えのあるアルバムですね。

Jefferson AirplaneのGrace Slickを彷彿させるハスキーでパワフルなJennie Haanのヴォーカルと、バンドの頭脳であるAlan Shacklockのハードなギター。
それに絡み合うサックスとリズムセクションが、ジャムセッションのように応酬するフリージャズ調の「Wells Fargo」から、アルバムは始まり、これは只者ならぬ風格を漂わせています。

続く「The Runaways」は、曲調がガラッと変わり、ストリングス、ピアノ、オーボエをフィーチャーした、Renaissanceを思わせるブリティッシュ・トラッド的なクラシック調の曲。
「Wells Fargo」でシャウトしていたJennieのヴォーカルは、ここでは可憐でしっとりとした歌い方へ。

3曲目の「King Kong」は、Frank Zappaをカヴァーしたインスト曲。。
アルバム中で最もプログレ的な曲で、ギターとキーボードによるツインリードが聴く者を惹き付けます。

4曲目の「Black Dog」は、Jesse Winchesterのカヴァー。
オリジナルはスワンプ感が漂い、最初から終わりまで調子をさほど変化させない4分程度の曲ですが、ここでのカヴァーはその倍の8分を超えるドラマチックに盛り上がる曲に仕上げています。

5曲目の「The Mexican」は、ラテン・ロック調の曲。ここでもギターとキーボードによるツインリードは爽快に聴かせてくれます。
Ennio Morriconeによる『夕陽のガンマン』のテーマ曲のカヴァーというのだから驚きです。

最後の「Joker」は、最もハード・ロック色の強い曲。

一見すると、とりとめもない何でもありアルバムのように聴こえるけれども、およそデヴューアルバムとは思えない完成度の高さと、そのフリーキーな感覚には是非とも聴いておきたい1枚です。

 
Babe Ruth
Repertoire Records
【ディスク1】
  1. Wells Fargo
  2. The Runaways
  3. King Kong
  4. Black Dog
  5. The Mexican
  6. Joker
  7. Wells Fargo (7 Inch Version) (Bonus Track)
  8. Theme From For A Few Dollars More (Bonus Track)

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 12:26 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Lights Out/UFO(1977)

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2015年第28週の通勤BGMは、UFOの『Lights Out』を聴きました。

4枚目のアルバム『Phenomenon』が気に入った事もあって、何年か前に購入した7枚目のアルバムですが、購入した当時は、今一つピンと来ず、棚の奥にしまったままそれきりでした。
今回久し振りに聴きましたが、一般的には評価の高いアルバムなのですが、やはり個人的には今一つピンと来なかったですね。

5枚目のアルバム『Force It』以降、当時のUFOは、キーボードプレイヤーがアルバム録音に参加しているのですが、今回聴いた『Lights Out』発表時も、元Chicken ShackのPaul Raymondがメンバーとして参加しています。

僕が『Phenomenon』を気に入った一番の理由は、ブリティッシュ・ビートの効いたそのサウンドに、キレのあるMichael Schenkerのギターが切り込むところにあったのですが、今回聴いた『Lights Out』は、Michaelの流麗なギターワークは健在ですが、ブリティッシュ・ビートの後退を否が応にも感じてしまうんですよね。

アルバム冒頭の「Too Hot To Handle」からストレートなR&Rナンバーで、ブリティッシュ・ロックというより、アメリカンな風合いを感じてしまいます。
ポップな「Just Another Suicide」、メロウでセンチメンタルなバラード「Try Me」と続くと、Michaelのギターも、その流麗さが、かえってポップさに彩を添えてしまっていると思います。

買った当時は気付きませんでしたが、今回改めて聴いて驚いたのが、「Alone Again Or」のカヴァー。
言うまでもなくLoveの名曲ですが、何故この曲をUFOがカヴァー!?と驚いたのは僕だけではないはずです。
先々週に帰宅BGMとしてLoveを聴いていたので、てっきり消し忘れたのかと勘違いしました(苦笑)。

アルバムタイトル曲「Lights Out」や「Electric Phase」で、一旦緊張感のあるハード・ロックへ戻るものの、どの曲もコンパクトにまとめられており、洗練されたイメージが強く残ります。

どことなくThe Babysに似てなくもなく、そういうところはまだブリティッシュらしさはあるのですが、奇しくもこのアルバムのプロデューサーはRon Nevison。
翌年の1978年にRonは、The Babysの『Head First』をプロデュースしており、UFOもThe Babysも、アメリカ進出を狙っていた事を考えると、今回聴いたアルバムの傾向も、「なるほどね」と思える1枚です。

 
Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 15:18 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Black Sabbath Vol.4/Black Sabbath(1972)

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青山学院大学の相模原キャンパスで行われる学園祭のライヴで、メタル系のバンドが締め出されるという事で、学園祭の実行委員に対して他の大学からも抗議の声が上がるという一騒動が起きていますね。
一応、教室内でのライヴはOKという事で、問題なっているのは野外とか講堂でのライヴなのでしょうか。
締め出しの理由として、以前(デス)メタル系のバンドが演奏した際、老人や子供が怖がった為という事らしいのですが、学祭なんて自分の学生時代以来一度も行ってませんし、ましてや青学の相模原キャンパスの学祭も行った事ありませんが、今時分の学祭やその学祭のライヴって、同年代のみならず、老人や子供まで来場する、幅広い年齢層に受けるイベントなのでしょうか?

そんな事件を知ったので、2015年第21週の帰宅BGMは、メタルの帝王Black Sabbathの4枚目のアルバム『Black Sabbath Vol.4』を聴きました。

本作をSabbathの最高傑作に挙げる人もおり、久々に聴きましたが、いやぁ、やっぱりいいですね。

アルバム冒頭の「Wheels Of Confusion / The Straightener」から、Tony Iommiのギターが泣きまくり、いきなりノックアウトされてしまうのですが、「Tomorrow's Dream」、「Supernaut」、「Snowblind」と鉄壁のへヴィ・サウンドをこれまでもかと、聴く者に叩き付けてきます。
「Cornucopia」、「Under The Sun/Every Day Comes and Goes」では、ホラー映画も真っ青の戦慄のフレーズを聴かせ、メタルの帝王の称号はいささかも揺るがない事を証明しています。

ただ、へヴィ路線を突き進むだけでなく、「Changes」のようなクラシックのピアノ曲のような曲や、「Laguna Sunrise」のようなトラッド調のアコースティックギターの曲も収録していて、へヴィな曲とは対極にある甘美な曲が収録されているのも憎い趣向ですね。
「FX」は、どこか異郷の音楽のようで、この曲も怪しげな魅力を放っています。
これらの曲があるからこそ、へヴィな曲が生きるというものですよ。

へヴィ路線を極めたOzzy Osbourne時代に対し、1980年代のRonnie James Dio時代は、様式美へヴィメタル路線を極めた全くの別物と言われていますが、「Wheels Of Confusion / The Straightener」然り、このアルバムではIommiのギターは単にへヴィなリフを刻むだけでなく、結構メロディを弾きまくっているんですよね。Dioが入った事で、確かに80年代のSabbathは、様式美路線へと生まれ変わりましたが、その伏線はこのアルバムにあるんじゃないかと思います。

このアルバムが誕生して、もはや40年以上経ちました。
メタルって、もはや古典で既に認知されたジャンルだと思いますが、幅広い層の中から外されてしまう音楽でしょうか。

 
ブラック・サバス
ストレンジ・デイズ・レコード
【ディスク1】
  1. ウィールス・オブ・コンフュージョン
  2. トゥモロウズ・ドリームス
  3. チェンジス
  4. FX
  5. スーパーナート
  6. スノウブラインド
  7. コーニュコウピア
  8. ラグナ・サンライズ
  9. セント・ヴァイタス・ダンス
  10. アンダー・ザ・サン

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 20:48 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Quatermass/Quatermass(1970)

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GWもすっかり終わりましたが、まだ連休前の帰宅BGMです。。。
2015年第17週の帰宅BGMは、Quatermassの『Quatermass』を聴きました。

Quatermassは、元Episode SixのJohn GustafsonとMick Underwoodが、キーボディストのPete Robinsonと組んだブリティッシュ・ハード・ロック・バンドです。
今回聴いたアルバムは、彼等の唯一の作品です。

ギタリストはおらず、キーボードをフィーチャーしたその楽曲は、ハード・ロックとはいうものの、(こちらはギタリストがいましたが)同じようにキーボードをフィーチャーしたハード・ロックという事で、Atomic Roosterと比べると、かなりプログレッシヴ色が濃いですね。「Make Up Your Mind」は、もろプログレという雰囲気を漂わす曲です。
アルバムが、「Entropy」から始まって、「Entropy(Repries)」終わるアルバム構成や、収録されている曲も「Post War Saturday Echo」や「Up On The Ground」、「Make Up Your Mind」、「Laughin' Tackle」など、1曲辺りの時間が7〜10分と長い曲が中心なのも、プログレ色を強くしていますね。
「Post War Saturday Echo」は辺りは、クラシックの影響もありますね。
「Up On The Ground」や「Gemini」は、ハード・ロック色が濃いですが、やはりキーボードが中心なので、転調したり一筋縄ではいかない部分があります。

このQuatermass、Deep Purpleとの繋がりが非常に強いのが面白いところ。
John GustafsonとMick UnderwoodがQuatermass結成以前にいたEpisode Sixのメンバーには、Purpleの黄金期を築いたIan GillanやRoger Gloverがいましたし、本作に収録されている「Black Sheep Of The Family」は、アルバム収録の是非を巡ってRichie Blackmoreが、他のメンバーと対立し、Deep Purple脱退の原因となった曲でした(結局、この曲はRaibowのファーストに収録)。
Quatermass解散後、John Gustafsonは、Ian Gillanのバンドに加入します。
Quatermassは、1994年にMick Underwoodを中心に再結成されますが、再結成メンバーの中には、PurpleのオリジナルメンバーのNick Simperがいたり、Ian GillanのバンドのギタリストBernie Tormeがいたりと、話題に尽きません。

 
クォーターマス
DUレーベル(原盤:Esoteric Recordings/UK)
【ディスク1】
  1. ONE BLIND MICE [BONUS TRACK]
  2. ENTROPY
  3. BLACK SHEEP OF THE FAMILY
  4. POST WAR SATURDAY ECHO
  5. GOOD LORD KNOWS
  6. UP ON THE GROUND
  7. GEMINI
  8. MAKE UP YOUR MIND
  9. WHAT WAS THAT
  10. MAKE UP YOUR MIND (REPRISE)
  11. LAUGHIN’ TACKLE
  12. I’M AFRAID NOT(REHEARSAL RECORDING 1970: PREVIOUSLY UNRELEASED) [BONUS TRACK]
  13. BLUEGALOO / BROKEN CHORDS / SCALES(LIVE 1974: PREVIOUSLY UNRELEASED) [BONUS TRACK]
【ディスク2】
  1. ONE BLIND MICE [BONUS TRACK]
  2. ENTROPY
  3. BLACK SHEEP OF THE FAMILY
  4. POST WAR SATURDAY ECHO
  5. GOOD LORD KNOWS
  6. UP ON THE GROUND
  7. GEMINI
  8. MAKE UP YOUR MIND
  9. WHAT WAS THAT
  10. MAKE UP YOUR MIND (REPRISE)
  11. LAUGHIN’ TACKLE

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 21:42 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Ritchie Blackmore's Rainbow/Ritchie Blackmore's Rainbow(1975)

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2015年第9週の通勤BGMは、Rainbowのファーストアルバム『Ritchie Blackmore's Rainbow』を聴きました。

Rainbowは、イギリスのハード・ロック・バンドDeep PurpleのギタリストRichie Blackmoreが、バンド内での活動に限界を感じ、自らの音楽を実現すべく結成したバンドです。
Rainbowの母体となったのが、Elfというアメリカのハード・ロック・バンドです。ElfはDeep Purpleのアメリカ・ツアーでオープニング・アクトを務めたり、アルバムをPurpleのメンバーにプロデュースしてもらうなど、Purpleとは深い関係のバンドでした。
元々は、今回聴いたアルバムでも収録されている「Black Sheep Of The Family」という曲をPurpleで録音する事に、他のメンバーに拒否されたRichieが、同曲をソロシングル用に録音する為、Elfを起用した事が発端なのですが、この録音で(特に)ElfのヴォーカリストRonnie James Dioに好感触を持った為、そのままアルバム制作へとなだれ込み、Elfを乗っ取る形でデヴューする事になりました。
なお、このアルバムを発表した時点では、Ritchie Blackmore's Rainbowと名乗っていました。

デヴュー・アルバムとはいえ、「Man On The Silver Mountain」や「Catch TheRainbow」という、バンドを代表する2曲を含んでいます。
後にBlack Sabbathへの加入や自身のバンドDioを結成し、ハード・ロック、へヴィ・メタル界の名ヴォーカリストとして、3本の指に入れてもおかしくないRonnie James Dioですが、既にこの時点でその存在感を発揮しています。
青筋ブチ切れ唱法が象徴的な「Man On The Silver Mountain」に対して、怖い位に美しく怪しげなハイトーンヴォーカルを聴かせる「Catch The Rainbow」は、Ronnieのヴォーカリストとしての魅力を物語っています。

他にも「The Temple Of The King」や、当初は「Black Sheep Of The Family」のB面用の曲として書かれた「Sixteenth Century Greensleeves」など、中世ヨーロッパ音楽を好むRichieの志向が表れた様式美ハード・ロックを収録しています。
スピード感のある「Snake Charmer」は、後に誕生する名曲「Kill The King」を思わせます。

Elfは、元々はこのような様式美ハード・ロックを演奏するバンドではなく、もっと泥臭い、アメリカンな楽曲を演奏するバンドだったのですが、「If You Don't Like Rock 'n' Roll」は、その名残ともいえる曲。

Richie以外は、全てElfのメンバーなので、Cozy Powellなど猛者をメンバーに加える以後のRainbowと比較すると、RicchieのギターとRonnieのヴォーカルを除いた他のメンバーのプレイには鬼気迫るものが感じられません。

このアルバム発売直後に、Ricchieは、Ronnieを除いた他のメンバーを解雇し、「内閣改造」を断行します。

 
Rainbow
Polygram Records
【ディスク1】
  1. Man On The Silver Mountain
  2. Self Portrait
  3. Black Sheep Of The Family
  4. Catch The Rainbow
  5. Snake Charmer
  6. The Temple Of The King
  7. If You Don't Like Rock 'N' Roll
  8. Sixteenth Century Greensleeves
  9. Still I'm Sad

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 18:23 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Performance Rockin' The Fillmore/Humble Pie(1971)

2015年第1週の帰宅BGMは、Humble Pieのライヴアルバム『Performance Rockin' The Fillmore』を聴きました。

Humble Pieは、元Small FacesのSteve Marriottと、元The HerdのPeter Framptonが中心となって、1969年に結成されたバンドです(元々
意気投合していた二人だが、Framptonが結成した新バンドに、Small Facesを脱退したMarriottが合流したという説もあるようですが…)。
アコースティック志向のFramptonは、バンドの音楽性がアルバムを出すごとに、ブルーズやソウルをベースにしたへヴィかつハードなロック志向のMarriott色が強くなるのに対しうまが合わなくなり、1972年にバンドを脱退します。
今回聴いたライヴアルバムは、Frampton脱退直前の、アメリカ、フィルモア・イーストでのライヴの模様を収録したアルバムです。

正直今回このアルバムを取り上げたのは、ライヴアルバムを取り上げる事で、記事に手を抜こうと考えていたのですが、いやはやロックのライヴアルバムの中でも、最高峰の1枚に数えられるアルバムだけあって聴き応えのあるアルバムですね。
既にバンドの音楽性は、ブルーズやソウルをベースにしたへヴィなハード・ロックなのですが、たった7曲の収録内容ながら、収録時間23分超の「I Walk On Gilded Splinters」をはじめとして、Marriottの惚れ惚れするよるようなソウルフルなヴォーカルが堪能出来る「I'm Ready」など、どんどん引き込まれ、どっぷりと臨場感に浸ってしまいます。

後にFrampton脱退というバンドの変遷もはらみながらも、最も脂の充実した頃の最高の1枚です。
JUGEMテーマ:音楽
Humble Pie
A&M
【ディスク1】
  1. Four Day Creep
  2. I'm Ready
  3. Stone Cold Fever
  4. I Wlak On Gilded Splinters
  5. Rolling Stone
  6. Hallelujah (I Love Her So)
  7. I Don't Need No Doctor

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 16:12 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Come Taste The Band/Deep Purple(1975)

ディープ・パープル
ワーナーミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. カミン・ホーム
  2. レイディ・ラック
  3. ゲッティン・タイター
  4. ディーラー
  5. アイ・ニード・ラヴ
  6. ドリフター
  7. ラヴ・チャイルド
  8. A)ジス・タイム・アラウンド|B)オウド・トゥ・’G’
  9. キープ・オン・ムーヴィング

JUGEMテーマ:音楽

2014年第42週の通勤BGMは、Deep Purpleのスタジオ録音通算10枚目のアルバム『Come Taste The Band』を聴きました。

オリジナルメンバーで、バンドを絶対的なハード・ロック・バンドへと押し上げた、ギターのRitchie Blackmoreが脱退し、後任にアメリカのハード・ロック・バンドJames GangからTommy Bolinを迎えたアルバムですね。
と同時に、全盛期Purpleの最後のスタジオ録音アルバムとなってしまいました。

このアルバムを発表した当時は、Ritchieのイメージが強く残っていたせいか、あまり評判が良くなかったようですし、また新しくメンバーとなったBolin自身も、 Purpleの事を加入時にはよく知らなかったというエピソードも残っていますが、決してRichie時代に劣るとか、極端な差が出ているとは個人的には思いません。

アルバム冒頭の曲「Comin' Home」から、Bolinのスライドギターが繰り出されなど、それまでとの違いを感じさせる面もありますが、「Comin' Home」や「Dealer」なんかは、どちらかというとIan Gillanがいた頃の正統的なPurple流ハード・ロックタイプの曲です。

確かに「Lady Luck」のように、後にDavid Coverdaleが結成するWhitesnakeタイプの曲があったり、ファンク色の強い「Gettin' Tighter」や「I Need Love」 など、CoverdaleやGlenn Hughesの影響が色濃く出た曲が目立ちますが、Coverdale、Hughesが初めて参加した『Burn』から、R&Bやファンクの要素も加わり、こういった流れは必死だったと思います。
むしろRichieが脱退し、Bolinのような柔軟な奏者が加わった事で、初めてBolinが加わったアルバムだとは思えない、余裕すら感じさせるアルバムだとも思えます。
また、「This Time Around" / "Owed to 'G'」のようなバラード・タイプの曲は、これまでのPurpleには考えられなかった曲です。

80年代に第2期のメンバーで再結成を果たしたPurpleは、2度目のRichieの脱退を招き、以来Steve Morseがギタリストの座に収まり、20年の歳月が経ちました。
Morseの活躍を見ていると、20年とはいわないまでも、Bolin時代ももう少し長く続けていたら…と思う時もあります。

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 17:39 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Nexus/Argent(1974)

JUGEMテーマ:音楽

通常の9月ならまだまだ残暑が厳しいのですが、今年は本当に朝晩は涼しいですね。昼間も厳しい暑さではなく、本当に過ごしやすくなり秋らしくなりました。
芸術の秋とは言いますが、今回の帰宅BGMはそんな言葉にピッタリのアルバムです。
2014年第34週の帰宅BGMは、Argentの5枚目のアルバム『Nexus』を聴きました。
『連鎖』と題された邦題のアルバムは、ジャケットも印象的です。

アルバム冒頭の曲「The Coming Of Kohoutek」から3曲目「Infinite Wanderer」までは、Rod ArgentとChris WhiteによるYesのようなプログレ志向の強い組曲的な曲展開をするインスト曲で、完成度の高さを見せつけてくれます。

以降はヴォーカル曲なのですが、続く4曲目は、10ccを連想させるようなクラシカルなバラード。
物悲しさと優しさを兼ね備えたこの曲は、前3曲の流れを受けたバラードなのかと思いましたが、ライナーノーツを見て気付いたのですが、この曲はRuss Ballardによる曲なんですね。
Rod ArgentとChris White二人によるプログレ志向に、方向性の違いを感じてこのアルバムを最後にバンドを脱退するRussですが、意外にもこの二人の志向に合うような佳曲を作っていて、「Man For All Reasons」でもやはり同様にアルバムのプログレ志向に沿う曲を提供しています。

Rod ArgentとChris Whiteもヴォーカル曲を作っていて、5曲目「Music From The Spheres」や7曲目「Keeper Of The Flame」がそれなのですが、この二人のヴォーカル曲は5分を超える複雑な曲展開をするヴォーカル曲で、ますますプログレ志向が強まっていますね。

6曲目「Thunder And Lightning」は、幻想的な面もありプログレ的な感じもありますが、キャッチーでハードなポップサウンド。やはりRuss Ballardの曲で、ここでようやく彼の面目躍如かなといった感じもあります。
ハードでドラマチックな最後の曲「Gonna Meet My Maker」も、やはりRussによる曲ですね。

バンドとしては最盛期を迎えた傑作アルバムなのですが、上で書いたようにRuss Ballardは、このアルバムが最後のスタジオ録音作となってしまいます。

アージェント
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
【ディスク1】
  1. コホーテク彗星の到来
  2. かつて太陽の回りでは
  3. 無数の放浪者
  4. ラヴ
  5. 宇宙からの音楽
  6. 電撃の嵐
  7. 炎の守り人
  8. 人間
  9. 創造主との出会い(死)

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 17:42 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark
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