Astra/Asia(1985)
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     初めてAsiaを聴いたアルバムは、ファーストアルバムではなくて、実はこの3枚目だったりする。
    Asiaを聴こうと思って、レンタル屋に行ったら、この3枚目しかなかったからなのだが、このアルバムを聴き、のちにファーストアルバムを聴いた時、Asiaがポップでありながらも、プログレらしさを保っていたのに、いかにSteve Howeのくせのあるギターの存在が大きかったか、思い知らされたものだ。


    ベースのJohn Wettonが一度脱退し、再びバンドに復帰すると、今度はSteve Howeが脱退してしまうとは、絵に描いたようなプログレバンドお得意のお家騒動だが、そのSteve Howeの後任としてMandy Meyerが参加して発表されたのが、この3枚目の『Astra』。
    大成功を収めたファースト、セカンドと比べ、不発に終わったアルバムだが、決して悪いアルバムというわけではないと思う。


    正直Mandy Meyerのギターは、インパクトに欠ける典型的なハードロックギターだが、ポップでキャッチー、メロディアスな楽曲には、驚くほど溶け込んでいる。
    プログレらしい楽曲がなくなってしまった事で、Journeyタイプの産業ロックの楽曲とほとんど差異がなくなってしまったが、「Go」というタイトルのごとく、滑り出しのいいメロディの楽曲から始まり、「Hard On Me」、「Too Late」というドライヴ感のある楽曲を間に挟む。中盤ではオーケストラも入った「Rock And Roll Dream」や、楽曲後半のJohn Wettonの語りが印象的な「Countdown To Zero」で盛り上げ、最後に核戦争の事を歌った壮大な「After The War」で終わるというアルバム構成は、アルバム単位で聴かせるプログレの名残だろう。

    評価:
    エイジア
    USMジャパン
    【ディスク1】
    1. ゴー
    2. ヴォイス・オブ・アメリカ
    3. ハード・オン・ミー
    4. ウィッシング
    5. ロックン・ロール・ドリーム
    6. カウントダウン・トゥ・ゼロ
    7. ラヴ・ナウ
    8. トゥー・レイト
    9. サスピション
    10. アフター・ザ・ウォー

    Pictures At An Exhibition/Emerson, Lake & Palmer(1971)
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      JUGEMテーマ:音楽

       Dan Fogelberg & Tim Weisberg、The Gregg Allman Bandと通勤BGMとして聴き、3枚目として聴いたのが、ELPのサードアルバム。
      通勤BGMとして聴きながらも、3枚の中で、この一番気軽に聴けないヤツに一番惹き込まれた。


      ロシアの作曲家ムソルグスキーのピアノ組曲「展覧会の絵」をアレンジし、イギリス・ニューキャッスルのシティ・ホールでのライヴを録音したもの。
      彼等の人気上昇に合わせて発売されたライヴアルバムだが、まだ新人時代のレパートリー不足の時にカヴァーした曲なので、バンド側から廉価版として売ってくれとお願いされたという、微笑ましいというか、アーティストとしての意地を感じさせるエピソードも。


      一応曲順は書いてあるのだが、僕のCDでは、2曲しかトラックマークが付いてなく、どこからどこまでがどの部分なのか分からないのが、こういうレヴューを書く時難点だが(最新のCDでもそうなのなかな?)、緊張感を感じさせる出だしから哀愁のあるフォーキーな曲へ。また緊張感のある曲調から速いテンポの曲調へ。そして盛り上がりのラストへと、長い曲ながら聴く者を惹き付けて、飽きさせない展開は見事なもの。

      まさにこれぞプログレッシブロックのお手本のようなアルバムで、名盤だ。

      評価:
      Lake & Palmer Emerson
      Rhino
      【ディスク1】
      1. Pictures at an Exhibition/Promenade
      2. Pictures at an Exhibition/The Gnome
      3. Pictures at an Exhibition/Promenade
      4. Sage
      5. Pictures at an Exhibition/The Old Castle
      6. Blues Variations
      7. Pictures at an Exhibition/Promenade
      8. Pictures at an Exhibition/The Hut of Baba Yaga
      9. Pictures at an Exhibition/The Curse of Baba Yaga
      10. Pictures at an Exhibition/The Hut of Baba Yaga
      11. Pictures at an Exhibition/The Great Gates of Kiev [The End]
      12. Nutrocker

      Playin' Up A Storm/The Gregg Allman Band(1977)
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        JUGEMテーマ:音楽

        今回聴いたアルバムは、The Allman Brothers Bandが1976年に一旦解散した後、Gregg Allmanがバンド名義で発表したアルバムだが、これが人によってはすこぶる評価の悪いアルバムだ。


        Ray Charlesのバラードをカヴァーした3曲目の「Brightest Smile In Town」までは、ブルーズやR&Bをベースにした楽曲が続くのだが、次の「Bring It On Back」以降から最後の「One More Try」まで、一転してキーボードの音がきらびやかな、妙にポップで都会的な曲、いわゆるAOR調の楽曲が続く。
        「Matthew's Arrival」なんて、フュージョンだ。


        とまあ、サザンロックの雄、The Allman Brothers BandのGregg Allmanの(バンドの)アルバムだなんていうと、このアルバムは肩透かしを食らってしまうかもしれないが、彼のけだるいハスキーヴォイスにこういったソウルフィーリングのある曲は、決して似合ってないわけではない。
        僕などは、「In Ain't No Use」なんか、すごく気になる曲だと思う。


        Bill Payne、Nick De Caroなどが参加。

        評価:
        Gregg Allman Band
        Universal Special Products
        【ディスク1】
        1. Come and Go Blues
        2. Let This Be a Lesson to Ya'
        3. Brightest Smile in Town
        4. Bring It on Back
        5. Cryin' Shame
        6. Sweet Feelin'
        7. It Ain't No Use
        8. Matthew's Arrival
        9. One More Try

        Twin Sons Of Different Mothers/Dan Fogelberg & Tim Weisberg(1978)
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          JUGEMテーマ:音楽

           う〜ん…。このアルバム、記事にしている日本のブログって、検索してもほとんど出てきませんね。
          僕の検索方法が悪いのかな…。


          ジャケットだけ見たら、まさかこういう内容のアルバムだとは思わないよな。
          しかも1978年発表のアルバムだとも思わなかった。
          この地味なジャケットから、てっきり素朴なフォーク調のアルバムで、70年代初期のアルバムかと思った…。
          このアルバムは、Dan Fogelbergが、Tim Weisbergというフルート奏者と、1978年に発表したコラボアルバム。


          肝心の内容はというと…、ヴォーカル曲はあるにはるのだが、曲のかなりを占めるのはインストナンバー。
          なんとコメントしたらよいのか分からないが(特に「Paris Nocturne」は)、午後のFM放送かなんかで流れてそうなイージーリスニングといった趣きの曲調(昔はNHK−FM辺りではよく流れていたけど、今は流さないのか?)。
          まあ、Dan Fogelberg自身は、デヴューアルバムでも、積極的にストリングスを取り入れていたし、確かに異色だけど、案外不思議じゃないのかも。「Since You've Asked」なんかは、デヴューアルバムに収録されてそうな感じの曲だし。
          僕はこういうのって嫌いじゃないけど、でも意外だった。「Hurtwood Alley」あたりを、ヴォーカル曲にしてくれたら良かったかなと思う。


          曲のクオリティ自体は高いし、演奏もしっかりしているけれども、人によっては、こういう曲って好き嫌いが分かれるだろうなぁ。
          特にカントリーとかフォークとか、それまでのDan Fogelbergの曲調を期待していた人にとっては、かなり辛い内容かも。


          でも参加ミュージシャンは豪華で、Jim KeltnerやDon Henley、Joe  Lala等が参加。
          The Holliesの「Tell Me to My Face」をカヴァー。
          ビルボード8位を記録。Dan Fogelbergにとっては、初のトップ10ヒットアルバム。

          評価:
          Dan Fogelberg,Tim Weisberg
          Sony Japan
          【ディスク1】
          1. Twins Theme
          2. Intimidation
          3. Lazy Susan
          4. Guitar Étude No. 3
          5. Tell Me to My Face
          6. Hurtwood Alley
          7. Lahaina Luna
          8. Paris Nocturne
          9. Since You've Asked
          10. Power of Gold

          ベンジャミン・バトン 数奇な人生
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            JUGEMテーマ:映画

            ※ネタバレになる可能性があるので、これから作品を観ようという方は、ここから先は読まない事をお勧めします。


            正月に『ワールド・オブ・ライズ』を観た際、その予告編を観て以来、特に気になっていた1本。


            原作は、F・スコット・フィッツジェラルドの同名短編小説。
            というわけで、今回は珍しく原作を読んでから、映画に臨んだのだ。原作は、1日で読めてしまうくらい、短編小説とはいえ本当に短い小説だ。


            あらすじは、生まれた時に80歳の老人のような容姿をした赤ん坊として生まれた男ベンジャミン(ブラッド・ピット)が、歳を重ねるごとに若返っていき、最期は生まれたばかりの赤ん坊の姿で一生を終えるというものだ。
            原作も映画も、この基本点で大きな違いはない。
            ただし映画は、原作とは全く違う感動的な作品に仕上がった。



            映画でのベンジャミンは、その誕生時は不幸な誕生だった。
            生まれながらにして80歳の老人の容姿、肉体を持ち、父親には気味悪がられて、生まれてすぐに捨てられてしまう。最悪の誕生だ。
            しかし、ベンジャミンは捨てられてすぐ、老人ホームで働く黒人女性クィニーに拾われ、彼女の子供として老人ホームで育てられる。


            その後ベンジャミンは、多くの人と出会い、そして別れを経験する事になる。
            老人ホームで暮らす多くの老人達との出会いとその死。
            青年(といってもその容姿は50代の中年おじさんだ)期に出会った船乗り達。
            初めて激しい恋に落ちた相手である人妻(この人妻を演じたティルダ・スウィントンという女優が、実に素敵なのだ)。
            そして、幼少期の初恋の相手デイジー(大人を演じたのはケイト・ブランシェット)との再会。
            さらに、自分を捨てた父親との出会いとその死。
            最後には、もはやベンジャミン自身は記憶にすら残っていない(認知症になってしまう)のだが、最愛の人デイジーに看取られる。


            確かに人とは全く違う生き方をした。しかし、人生とは出会いと別れを繰り返す事だ。振り返れば素晴らしい人生だったと思う。
            ここまで観ると、ふとどこかで観た事があるような…と思う。
            そうだ。これは『フォレスト・ガンプ 一期一会』だ。
            調べると、やはり『フォレスト・ガンプ 一期一会』の脚本家エリック・ロスの脚本でした。



            一方原作は、一癖ある小説だ。
            生まれながらにしてベンジャミンは、80歳の老人の容姿をしていたが、「オギャー」とは泣かず、中身も爺さんで、言葉も話す。幼児にしてタバコもふかす。
            だが、父親は彼を捨てる事などしなかった。辛抱強く育て、最後にはお互いに理解しあった。
            一方、中年の見た目の自分とは対照的な自慢の若くて美人な妻とは、若返る自分と老けゆく妻という事実に、すれ違いが生じる。
            最終的には、自分の息子よりも若くなってしまい、息子とも気まずい関係になる。
            人は歳を取ると、最後には子供に帰るというが、ベンジャミンは本当に外見も中身も子供になってしまう。


            果たして、この映画を原作と比較してどう観るか?
            この対比をするのも楽しいかも。
            映画は少々綺麗に描き過ぎかな。
            老人から若者へ若返るブラッド・ピットに施されたCG技術や特殊メイクが話題だけど、僕はケイト・ブランシェットの中年になった体つきの描き方がすごいと思った。



            2008年アメリカ作品
            監督:デビッド・フィンチャー、出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット他

            Five Live Yardbirds/The Yardbirds(1965)
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              JUGEMテーマ:音楽

               間もなくJeff Beckとの共演が近いEric Clapton。
              そのEric Clapton、Jeff Beck、Jimmy Pageが相次いで在籍、俗に言う三大ギタリストを輩出した事で有名なThe Yardbirdsのファーストアルバムにして、ライヴアルバム。

              言うまでもなく、Eric Clapton在籍時の代表的アルバム。
              タワレコで50%OFFだったので、GET。


              The YardbirdsとEric Claptonというと、Eric Claptonが、ポップな「For Your Love」を演奏するのが嫌で、The Yardbirdsを脱退したのは有名なエピソードだが、このライヴアルバムを聴く限り、The Yardbirdsって、そんなにR&Bやブルーズを演奏する渋いバンドだったの?という気がする。


              確かに「Five Long Years」、「Louise」、「I'm A Man」のように渋いブルージーな曲も演奏しているが、これを聴く限り、他はいかにも当時の若者に人気の、ロックンロールを演るビートバンドのイメージ。
              Beatlesのような華というのはそれほどないし、オーディエンスの中に黄色い声はないが、ちょっと渋い曲も演る人気のビートバンドという捉え方だったのでは?という気がする(ハンサムなClaptonと、かわいいKeith Relfは、人気の的だったのでは?)。


              「For Your Love」がなくても、より深いブルーズを探求するEric Claptonは、いずれバンドを離れたと思う。

              評価:
              ザ・ヤードバーズ
              ビクターエンタテインメント
              【ディスク1】
              1. トゥ・マッチ・モンキー・ビジネス
              2. アイ・ガット・ラヴ・イフ・ユー・ウォント・イット
              3. スモークスタック・ライトニング
              4. グッド・モーニング・リトル・スクールガール
              5. リスペクタブル
              6. ファイヴ・ロング・イヤーズ
              7. プリティ・ガール
              8. ルイーズ
              9. アイム・ア・マン
              10. ヒア・ティス
              11. ベイビー・ホワッツ・ロング
              12. ブーム・ブーム
              13. ハニー・イン・ユア・ヒップス
              14. トーキング・バウト・ユー
              15. ハニー・イン・ユア・ヒップス(ライヴ)

              Feats Don't Fail Me Now/Little Feat(1974)
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                JUGEMテーマ:音楽

                Little Feat、4作目のアルバム。


                前作には、有名な彼等を代表するアルバム『Dixie Chicken』があるのだが、この『Dixie Chicken』までの作品と、今回聴いた『Feats Don't Fail Me Now』は明らかに違うというか、格段に音が良くなったというか、洗練されたと感じたのは気のせいだろうか?


                楽器だとか、奏法だとか、詳しい事は分からないが、それまでも玄人受けしそうな音楽集団を感じさせていたし、ブルーズやR&B、カントリーといったルーツミュージックをベースにした音楽を展開していたが、この4作目では、そういった面があるのはもちろんだが、歌ものバンドというだけでなく、ジャズというか、クロスオーヴァーというか、演奏主体の洗練された音楽に磨きがかかったような気がしてならない(それまでのアルバム、もう1回聴き直してみよう…)。
                特にそんな面を感じさせるのが、「The Fan」や2作目『Sailin' Shoes』にも収録された「Cold, Cold, Cold/Tripe Face Boogie」のメドレー。


                また、「Skin It Back」と「Spanish Moon」は、ファンキーなR&Bだが、それまでのアルバムよりも、さらに黒っぽさが増したと思う。


                Lowell Georgeのスライドギターも素晴らしいが、それに拮抗するようなBill Payneのキーボードも素晴らしい。
                円熟の演奏。


                Emmy Lou Harris、Bonnie Raitt、Van Dyke Parksも参加。

                評価:
                Little Feat
                Warner Bros.
                【ディスク1】
                1. Rock & Roll Doctor
                2. Oh, Atlanta
                3. Skin It Back
                4. Down the Road
                5. Spanish Moon
                6. Feats Don't Fail Me Now
                7. Fan
                8. Medley: Cold Cold Cold/Tripe Face Boogie

                Climbing !/Mountain(1970)
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                  JUGEMテーマ:音楽

                   元々、Leslie Westのソロアルバムを、CreamのプロデューサーであったFelix Pappalardiが、プロデュースを手掛けるところから歴史が始まったMountainは、Leslie West(ギター、ヴォーカル)、Felix Pappalardi(ベース)の他に、Corky Laing(ドラム)、Steve Knight(キーボード)を加えたバンドとして、1970年にバンド名義として初のアルバム『Climbing !』を発表。
                  それが今週聴いていた通勤BGMの1枚。


                  Leslie Westの、巨漢の体にもまけないくらい、ブルーズをベースにした、へヴィでひたすら押しまくるハードロックチューン、「Mississippi Queen」や「Never In My Life」といった曲がある一方、「Theme For An Imaginary Western(Jack Bruceのカヴァー)」や「For Yasgur's Farm」といったポップでメロディアスな曲や、「To My Friend」、「The Laird」といったアコースティックな曲など、30分少々のアルバムにもかかわらず、ただへヴィでハード一辺倒ではなく、多彩なところが、完成度の高さを感じさせる充実の1枚。


                  最後の曲、「Boys In The Band」は、クラシックのような要素を持った哀愁のあるバラード。
                  アメリカのバンドらしからぬ、ヨーロッパの色香すら漂う曲。
                  こういう繊細さを持ち合わせているところも、Mountainの特徴だ。

                  評価:
                  マウンテン
                  ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
                  【ディスク1】
                  1. ミシシッピー・クイーン
                  2. 想像されたウエスタンのテーマ
                  3. 君がすべて
                  4. 銀色の紙
                  5. ヤスガーの農場
                  6. 友達のために
                  7. 支配者
                  8. 虹に坐って
                  9. バンドの少年
                  10. ヤスガーの農場(ライヴ) (ボーナストラック)

                  Still The One - Live/Orleans(2002)
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                    JUGEMテーマ:音楽
                    先週の通勤BGMで書き忘れていたものを。

                    Orleansの、73年から2002年までの、様々なライヴ音源を集めたもの。
                     
                    Orleansというと、「Dance With Me」の、アコギで爽やかなハーモニーが即思い浮かぶが、もっとR&Bやブルーズ、ファンクとか、黒っぽい音楽を演るバンド。このライヴアルバムでも、そういう選曲に加え、レゲエ調の曲も収録。というわけで「Dance With Me」は残念ながら入ってない。
                    個人的には、「Let There Be Music」は入れて欲しかったな…(他のライヴアルバムには入っているみたいだけど)。
                    ま、男臭いバラード「Ending Of A Song」が入っているからいいか。
                    評価:
                    オーリアンズ,ジョン・ホール,ラリー・ホッペン,ジーン・マクダニエル,ウェルズ・ケリー,ボブ・マーリー,スティービー・ワンダー,ジョアンナ・ホール,マリリン・メイソン
                    ドリームスヴィル・レコード
                    【ディスク1】
                    1. INTRO
                    2. TRENCH TOWN ROCK
                    3. E JAM
                    4. PLASTIC MONEY
                    5. 夢のさまよい
                    6. ZOO INTRO
                    7. MY HOUSE IS LIKE A ZOO
                    8. BOOGIE ON COUNTRY WOMAN
                    9. FLY AWAY
                    10. LADY LIBERTY
                    11. MISS GRACE
                    12. 君がくれた大切なもの
                    13. CIRCLES
                    14. COMPARED TO WHAT
                    15. ENDING OF A SONG
                    16. THE BUM
                    17. プルトニウムよ永遠に
                    18. STILL THE ONE
                    19. COLD SPELL
                    20. LIVELY UP YOURSELF

                    Today!/The Beach Boys(1965)
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                      JUGEMテーマ:音楽

                      ロックファンでありながら、いまだにちゃんとアルバムを買って聴いた事がないグループがある。
                      その代表格がThe Beatles。理由は、今一つよく分からないが、ロックというと、何かとラジオやテレビで取り上げられ、なんとなく触手が動かないのである。
                      そして今回聴いたThe Beach Boysも、いまだにちゃんとアルバムを買って聴いた事がないグループの一つで、こちらはThe Beatlesほどラジオやテレビで取り上げられる機会は少ないが、アメリカンロックの元祖的な存在ながら、やっぱり素通りしてきた。
                      で、今回古本屋で、『Today!』と『Summer Days(And Summer Nights)』が2in1CDになったヤツを500円くらいで売っていたので、これを機会に聴いてみようと入手してみた。


                      『Today!』は、The Beach Boysの9枚目のアルバムだけれども、まともに買って聴いた事がないと言いながら、意外にこのアルバムに収録されている曲は、何曲か知っていたりする。


                      というのも、僕がThe Beach Boysの曲を知ったのは、90年代初め頃に、Mi-keという、宇徳敬子を中心としたアイドルユニットを通してで、彼女達は、アルバムごとにテーマを決めた、カヴァー曲ばかりを集めたアルバムを何枚か出していた。
                      で、そのアルバムの中に、The Beach Boysの曲などを集めたサーフィンサウンドアルバム(『太陽の下サーフィン・JAPAN』)を出していて、そのアルバムの中に「Help Me, Ronda」や「Please Let Me Wonder」がカヴァーされていて、それを通して知った次第。


                      『Today!』は、前半が軽快なポップ、ロックンロール曲で構成され、後半はバラード曲で構成されるという展開。
                      どの曲も、だいたい3分程度で、聴きやすく楽しい曲ばかり。ソフトロックが好きなので、こういうコーラスワークやメロディも十分馴染める。
                      Mi-Keのカヴァーでも好きだったけれども、やはり「Please Let Me Wonder」は、オリジナルでも素晴らしい。ハッキリ言って、激甘の胸キュン(←死語)ナンバーだけれども、バラードの名曲中の1曲。


                      それにしても今一つ謎なのは、何故最後の曲(?)「Bull Sessions With "Big Daddy"」は、みんなでファーストフード食って、会話しているだけの内容なのだろうか?

                      評価:
                      ビーチ・ボーイズ
                      EMIミュージック・ジャパン
                      【ディスク1】
                      1. 踊ろよ、ベイビー(モノーラル録音)
                      2. グッド・トゥ・マイ・ベイビー(モノーラル録音)
                      3. 元気をお出し(モノーラル録音)
                      4. パンチで行こう(モノーラル録音)
                      5. ヘルプ・ミー・ロンダ(モノーラル録音)
                      6. ダンス・ダンス・ダンス(モノーラル録音)
                      7. プリーズ・レット・ミー・ワンダー(モノーラル録音)
                      8. アイム・ソー・ヤング(モノーラル録音)
                      9. キス・ミー・ベイビー(モノーラル録音)
                      10. 知ってるあの娘(モノーラル録音)
                      11. イン・ザ・バック・オブ・マイ・マインド(モノーラル録音)
                      12. ビッグ・ダディーと一緒に(モノーラル録音)
                      13. ダンス・ダンス・ダンス (オルタネイト・テイク)<ボーナス・トラックス>
                      14. アイム・ソー・ヤング (オルタネイト・テイク)<ボーナス・トラックス>

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