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John Phillips(John, The Wolf King Of L.A.)/John Phillips(1970)
2013.11.17 Sunday 21:58
JUGEMテーマ:音楽

2013年第42週の帰宅BGMは、The Mamas & The PapasのリーダーJohn Phillipsが、1970年に発表した初のソロアルバム『John Phillips(John, The Wolf King Of L.A.)』を聴きました。

このソロアルバムが発表された当時、The Mamas & The Papasは、メンバー間の人間関係の悪化し(特にJohnと妻のMichelleの関係が)、グループの活動は停滞していました。
そんな状況から発表されたのが、今回聴いたアルバムです。

The Mamas & The Papasは、溌剌としたコーラスハーモニーが特徴的なフォーク・ロック・グループでしたが、このJohn Phillipsのソロアルバムは、そんなThe Mamas & The Papasのイメージとは裏腹に、カントリーフレイヴァー漂う内容となっています。

冒頭の曲「April Anne」は、ペダルスティールをフィーチャーした、緩やかなカントリーロック。Johnの優しい歌い口が心を和ませます。
2曲目「Topanga Canyon」は、「April Anne」よりもアコースティック楽器を強調し、さらにゴスペル的なバックコーラスを配したやはりカントリー色の強い曲。バックコーラスから、どことなくスワンプ的な感触もありますね。
3曲目「Malibu People」は、ピアノ(Larry Knechtel?)の演奏をフィーチャーした楽曲で、こちらもゴスペル調のバックコーラスが加わり、どことなくサザンソウルを感じさせます。
4曲目の「Someone's Sleeping」も、大々的にペダルスティールをフィーチャーし、さらにフィドルまで加わる曲ですが、こちらは「April Anne」よりもメロディアスなポップ色が強いです。
5曲目「Drum」は、「Malibu People」同様ピアノをフィーチャーした曲ですが、こちらはどことなくホンキートンク調。

6曲目「Captain」は、本アルバム中で個人的に一番好きな曲で、曲冒頭はThe Mamas & The Papasを連想させる溌剌としたバックコーラスから始まります。
それまで、ユルい歌い口だったJohnのヴォーカルも、この曲では力強く歌い、バックのフィドルの音色が、ほのかにカントリー色を配しながらも、Johnのリードヴォーカルとバックコーラスは、次第にブラックフィーリングも感じさせるようなソウル調へと変化していきます。
そういえば、8曲目の「Down The Beach」でも、Johnは曲の途中でブラックミュージックのような歌い方をしていますね。

9曲目「Mississippi」は、その曲名通りやはりサザンテイストを感じさせるカントリー調の曲で、ゴスペル調のバックコーラス、フィドル、さらにはJames Burtonのドブロまで加わります。

最後の曲、「Holland Tunnel」は、「Captain」同様に、やはりソウルからの影響も感じられますが、と同時にやはりバックコーラスにThe Mamas & The Papasの面影が見え、何となくサマー・オブ・ラヴというか、The Mamas & The Papasが活躍した時代の共同体的幻想、The Mamas & The Papasというグループを懐かしむかのような気にとらわれます。

Hal Blaine(ドラム)、Larry Knechtel(キーボード)、Joe Osborn(ベース)、James Burton(ギター)、Red Rhodes(ペダルスティール)など、確かな面々が参加。
このアルバムが発表された当時、あまり評価は高くなかったようですが、カントリーロック、ブラックミュージックのエッセンスを取り入れた、移り行く時代を感じさせるなかなかの名盤です。

John Phillips
Varese Sarabande
【ディスク1】
  1. April Anne
  2. Topanga Canyon
  3. Malibu People
  4. SomeoneÂ’s Sleeping
  5. Drum
  6. Captain - The Mermaid
  7. Let It Bleed, Genevieve
  8. Down the Beach
  9. Mississippi
  10. Holland Tunnel
  11. Shady - Previously unreleased
  12. Lonely Children - Previously unreleased
  13. Lady Genevieve - Previously unreleased
  14. Black Girl - Previously unreleased
  15. French Man - Previously unreleased
  16. 16mm Baby - Previously unreleased
  17. Wolfking of L.A. - Previously unreleased
  18. Mississippi - Original single version, first time on CD

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