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Stormbringer/Deep Purple(1974)
2013.05.19 Sunday 16:37
JUGEMテーマ:音楽

2012年第17週の帰宅BGMは、Deep Purpleの9枚目のアルバム『Stormbringer』を聴きました。
第3期Deep Purpleの最後の作品ですね。

前作からヴォーカルにDavid Coverdale、ベースにGlenn Hughesが加入したバンドは、二人のブルーズやファンクといったルーツ志向もあって、第2期よりもより黒っぽいハード&へヴィさを押し出してきます。
しかし、この流れに嫌気を示したのが、バンドをハード・ロック・バンドへと一挙に押し上げた功労者であるギターのRitchie Blackmoreで、彼はこのアルバムを最後にバンドを脱退し、アメリカのバンドElfを乗っ取る形で、Rainbowを結成します。

さてRitchie最後のアルバムとなった本作ですが、Ritchie自身がこのアルバムをとにかく酷評しているように、前作で見せたような物凄いまでの緊張感というか、テンションが今一つなんですね。
確かに冒頭のアルバムタイトル曲「Stormbringer」や「Lady Double Dealer」、「High Ball Shooter」のように、前作のハード・ロックとブルージー&ファンキーさが融合した路線を踏襲した曲はあるにはあるし、CoverdaleとHughesのツインヴォーカルは気合が入っているのですが、肝心のRitchieのギターがどことなくラフというか、前作で見せたようなすざましいまでの鬼気迫るプレイが聴けないのは残念です。

ただ、逆に発言力が増したCoverdaleやHughesのカラーが出ていて、これはこれで面白いアルバムだと思います。
「Love Don't Mean A Thing」は、メンバー全員の共作曲ですが、後のWhitesnakeを思わせるようなCoverdaleのブルーズ志向が色濃くでた曲ですし、「Holy Man」は、Hughesのファルセットヴォイスが映えるソウルフルな名曲です。
「You Can't Do It Right」や「High Ball Shooter」も、ファンキーでCoverdale、Hughesのツインヴォーカルが生き生きとしています。

アルバム最後の曲は、Ritchieのアコースティックギターをバックにした哀愁溢れる名曲「Soldier Of Fortune」。
枯れたCoverdaleのヴォーカルが涙を誘います。

Deep Purple
EMI Europe Generic
【ディスク1】
  1. Stormbringer
  2. Love Don't Mean A Thing
  3. Holy Man
  4. Hold On
  5. Lady Double Dealer
  6. You Can't Do It Right
  7. High Ball Shooter
  8. The Gypsy
  9. Soldier Of Fortune

| Macchi | 70年代ブリティッシュハードロック | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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