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Infinity/Journey(1979)

JUGEMテーマ:音楽

今週の行きの通勤BGMは、何だかこのアルバムの「Winds Of March」が無性に聴きたくなったので、Journeyの『Infinity』を選んでみました。

元SantanaのGregg RolieやNeal Schonを中心に結成されたJourneyは、1975年にファーストアルバムをリリースしましたが、当初バンドは、80年代以降のハードでポップな曲を演奏する同バンドとは全く異なり、アルバムを追うごとにヴォーカル曲の比重は高くはなっていきましたが、ハードなインスト曲を演奏するバンドでした。
この為、サードアルバムまでは専任のヴォーカリストを擁さず、キーボードのGregg RolieやギターのNeal Schonが曲によってはヴォーカルも兼任する形を取っていました。

そんなJourneyも、一部では高い評価と人気を誇っていたようですが、アルバム自体のセールスは伸び悩み、バンドは梃入れの為に、専任のヴォーカリストを招き入れる事となります。
バンドは当初、Robert Fleischmanという人物をヴォーカリストとして据え、ツアーでも同行させましたが、Fleischmanでアルバム録音を行う事なく、一発逆転Alien Projectというグループのデモ音源が耳に止まったSteve Perryが、Journeyの専任ヴォーカリストとして就任する事なります。
このPerry加入後、Gregg Rolieが脱退するまでの3枚のアルバムを、セールスが上昇気流に乗り始めた事から、Journey出世3部作とも呼ばれています。

このSteve Perryの加入は、バンドを劇的に変化させました。
「Lights」のようなR&B調の曲で、ソウルフルで抜群に上手い歌唱力を披露するPerryが加入する事で、バンドはそれまでのインスト中心のバンドから、ヴォーカル曲を主体としたバンドへと大きく転進。それまでは、テクニックを競い合うような他のメンバーの演奏も、ツボを抑えた落ち着いた演奏へと変わってきました。
「Patiently」や「Open The Door」のような、甘くてメロディアスなバラードの演奏も、それまでにはほとんどみられない事でした。
また、「Feeling That Way」や「Anytime」のように、バックコーラスを付けるスタイルも大きな変化であり、明るい曲調の曲も多くなったのもそれまでと大きな違いです。

ただこのアルバムでは、初期3作の持つ哀愁を帯びた少し暗めの曲も何曲か含んでおり、「Wheel In The Sky」や「Winds Of March」が、そんな曲に該当します。
「Wheel In The Sky」は、現在でもライヴのセットリストに入っている曲ですが、Perryの高く伸びるハイトーンヴォーカルと、中盤のギターソロから、曲最後まで続くSchonのギターの演奏がたまりません。
また、アコースティック(?)ギターとピアノの哀愁にあふれた演奏から始まる「Winds Of March」は、Perryの「泣き」のハイトーンヴォーカルへと移り、ドラマチックな転換点からドライブするキーボード→ギターソロへと雪崩れ込み、最後はやはり「泣き」のPerryのヴォーカル、Schonのギターへと果てる必殺哀愁曲で、アルバムの中でも大きな存在感を示す曲です(このアルバムが出た頃のライヴでは、この曲もライヴで演奏していたみたいです)。
この2曲とも、実は元々ヴォーカルに据えられる予定だったFleischmanのペンによる曲というのが、何だか皮肉なものです。

以後の彼等のアルバムでは、こういう哀感溢れる曲はあまりなくなってしまうので、個人的にはPerry時代で一番好きなアルバムが、このアルバムです(今気付いた事ですが、このアルバムに、Lynyrd Skynyrdの事故について、Ronnie Van Zantをはじめとする亡くなったメンバーに哀悼の言葉が書かれています)。

評価:
Journey
Sony
【ディスク1】
  1. Lights
  2. Feeling That Way
  3. Anytime
  4. La Do Da
  5. Patiently
  6. Wheel In The Sky
  7. Somethin' To Hide
  8. Winds Of March
  9. Can Do
  10. Opened The Door

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 12:55 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

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