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Surf's Up/The Beach Boys(1971)
2018.04.01 Sunday 13:01

JUGEMテーマ:音楽

 

Warner/Reprise移籍第2弾アルバム。

 

往時(60年代)の勢いはなく、退潮感さえ感じさせるアルバムの雰囲気ではありますが、成熟感というか、はかなくも美しい衰えの美学を映し出した素晴らしい内容のアルバムですね。

 

デヴュー時は、サーフィンや車など明るく平和で理想的な、悪く言えば能天気なアメリカの社会像をその歌に描いていたThe Beach Boys。

本作では、コーラスワークの美しさなどそれまでのバンド・イメージを維持しながらも、「Don't Go Near The Water」で環境問題を歌い、「Riot in Cell Block #9」をリメイクした「Student Demonstration Time」では学生運動、社会運動を描くなど、アルバム内容は当時の世相、時代背景に合わせており、これまでのバンド・イメージとはガラリと変えています。
これには、新たにバンド・マネージャーとして起用されたJack Rieleyの意向が大きく反映されたようですが、ベトナム反戦運動やヒッピー・カルチャーなど、彼等を取り巻く社会や音楽の環境が大きく変動していた事に、バンドも変わらざる得なかったのでしょう。

 

レコードを入れる内袋も干からびた大地の写真を使い、ジャケットも暗く重苦しいデザインなのですが、その歌詞内容とは裏腹に「'Til I Die」や、お蔵入りとなった『SMiLE』に収録予定だった「Surf's Up」も、メロウで美しいソフト・ロックとなっています。

 

本アルバムの中で、ひときわはかなくも美しい輝きを放っているのが、Bruce  Johnston作の「Disney Girls (1957)」で、もう帰ってこないあの当時を想う、胸が締め付けられるような名曲です。

 

 

ザ・ビーチ・ボーイズ,ビーチ・ボーイズ
ユニバーサル ミュージック
【ディスク1】
  1. ドント・ゴー・ニア・ザ・ウォーター
  2. ロング・プロミスト・ロード
  3. テイク・ア・ロード・オフ・ユア・フィート
  4. ディズニー・ガールズ
  5. スチューデント・デモンストレーション・タイム
  6. フィール・フロウズ
  7. ルッキン・アット・トゥモロー (ア・ウェルフェア・ソング)
  8. ア・デイ・イン・ザ・ライフ・オブ・ア・トゥリー
  9. ティル・アイ・ダイ
  10. サーフズ・アップ

| Macchi | 70年代西海岸ロック | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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