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Severin Browne/Severin Browne(1973)
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2016.12.10 Saturday 21:28
JUGEMテーマ:音楽
12月に入り、毎年の事ですが、仕事がいつにも増してバタバタしてきました。
2016年第48週の通勤BGMは、Severin Browneの『Severin Browne』を聴きました。
兄弟姉妹の一方が他人よりも優れた才能を有していると、もう一方はどうも分が悪いのは、洋の東西を問わず、日本の芸能界でもよくある例ですが、この兄弟もご多分に漏れずそんな兄弟の一例です。
兄は、アメリカの良心ともいうべき、SSWのJackson Browne。
そんな兄とは一線を画す意味合いもあったのでしょうか、弟のSeverinがデヴューしたのは、作曲家として契約を結んだ音楽出版社の親会社で、ソウルなどブラックミュージック等を得意とするモータウンからでした。
今回聴いたのは、そのデヴューアルバムです。
裏ジャケに写るSeverinの写真は、長髪で髭も生やしており、その悪ふざけでもしているかのようなコミカルな姿は、生真面目な兄のJacksonとは全く対照的な印象ですね。
音楽もこれまた全然違いますね。
発表当時は、世間の反応も今一つパッとせず、翌74年のセカンド・アルバムを発表して以降は、1995年の『From the Edge of the World』発表まで、Severinは20年もの間沈黙してしまうのですが、現在ではこのデヴューアルバムも、フリーソウルの名盤として評価されているようです。
確かに冒頭の「Stay」から、そのフリーキーな感覚は兄Jacksonとは違っていて、ウェスト・コースト・ミュージックというよりは、どちらかというとニューヨークなどの東海岸的、都会的なサウンドで、1973年の作品とは思えない現代のSSWの作品かと間違えてしまいそうな楽曲です。
ファンキーで、ソフトタッチなポップ・ロック「Darling Christina」は、ファズギターがいいスパイスです。
「Snow Flakes」以降は、いかにもSSWらしい穏やかな歌い口の楽曲が続きますが、「Skip Tune」や「Sister」辺りはJames Taylorを彷彿させますね。
録音に参加したミュージシャンについては、僕は知っている名前を見る事が出来なかったのですが、Larry Murrayがプロデュースしています。
セヴリン・ブラウン
ユニバーサル ミュージック
【ディスク1】- ステイ
- ダーリン・クリスティーナ
- スノー・フレイクス
- ラギディー・アン・アンド・ミー
- スキップ・チューン
- シスター
- ノット・クワイト・タイム
- ゼアズ・ア・ロット・トゥ・ビー・セッド
- ジャスト・ア・マター・オブ・タイム
- オール・アメリカン・ボーイ・アンド・ヒズ・ドッグト
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