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東京ワッショイ/遠藤賢司(1978)

JUGEMテーマ:音楽

 

小池百合子新都知事が就任して以来、築地市場の豊洲移転問題に絡む諸問題が色々世間を騒がせており、2020年の東京オリンピック開催もまだ紆余曲折ありそうですが、そもそもそんなに日本というか東京でオリンピックやりたいかなぁというのが個人的な感想。

そりゃあニュースの話題とかで、今回のリオ・オリンピックの事もそれなりに知ってはいましたが、個人的にはそんなに興味がないというか…。

 

だからというわけではありませんが、2016年第40週の通勤BGMは、遠藤賢司の『東京ワッショイ』を聴きました(なんのこっちゃ!?)。

 

遠藤賢司のアルバムを聴くのは、実は今回が初めてで、聴いた後で自分ですらいきなりこのアルバムを最初に聴くのかという感じなのですが、それぐらい斬新過ぎるアルバムです。

 

エンケンというと、和製ディランならぬフォークシンガーというイメージですが、アルバム冒頭に収録された「東京退屈男」は、いきなりUFOの飛行音を思わせるシンセサイザーの音色から始まるナンバーで、そこに歌舞伎を思わせるセリフが流れ、伝統と最先端が見事に融合したインスト曲です。

 

続く「東京ワッショイ」は、アルバムタイトル曲で、「ワッショイ」という掛け声と共に展開されるブギー調の曲。粋ですね。

 

「天国への音楽」は、亡くなったFreeのPaul Kossoffに捧げたナンバー。エンケンがPaul Kossoffのファンだったのかは知らないのですが、前の「東京ワッショイ」の後に、腹の底から絞り出すかのような苦しげなこの曲を置くところもスゴイですね。

 

続く「哀愁の東京タワー」は、今度はテクノ調。もはや何が次に来るのか全く予想出来ない展開ですが、どことなく物悲しさもある曲です。

 

「続東京ワッショイ」は、その名の通り「東京ワッショイ」に続く曲ですが、この曲は、都会の喧騒、猥雑さを皮肉っているようにも思えます。

 

「不滅の男」は、黄色い女の子の声援をバックにしたポップ・ナンバー。こう来るとはまた意表を突かれた気がします。

ここまでが、A面「東京サイド」の収録曲です。

 

7曲目からはB面「宇宙サイド」に変わります。

宇宙サイドの冒頭を飾るナンバーは「ほんとだよ」。

この曲はデビュー曲のセルフカバーですが、シンセをバックにしていますが、アコギの弾き語りによるいかにもフォーク然とした曲ですね。

宇宙サイドと名付けたB面に、それとは全く対照的な曲を持ってくるのもこれまた意外です。でも、プログレッシヴなナンバーの中で、こういう内省的な曲を持って来たのも、ある意味宇宙的なのかもしれません。

 

「ほんとだよ」の後に来るのは「輪廻」というインスト曲。

ピアノだけの短い曲ですが、これまた物悲しい曲で、グッと来るんですよね。

 

「UFO」は、「東京ワッショイ」での江戸っ子のノリを、宇宙までぶっ飛ばしたようなロックンロール。

 

最後の「とどかぬ想い」は、アコギによるインスト・ナンバー。

 

ワッと盛り上がった後に、物静かな曲を置く。祭りの後というか、喧騒の果てにというか、その後に来るどこか空しいような

、悲しいような思い…。

このアルバムを作った意図が、どこにあるのか分からないのですが、僕には(それは批判でも賞賛でもなく)東京という都会の縮図を表現したのではという気がします。

 

アルバムには、佐久間正英、岡井大二、佐藤満の四人囃子のメンバーの他に、山内テツが参加し、特に佐久間正英は、収録曲の全てにおいて編曲に関わる協力ぶり。

そのせいもあってかプログレッシヴ、テクノ、ニューウェイブ的な作りになっていますが、本当にプログレッシヴなのはジャンルを超越したエンケン本人ですね。

 

横尾忠則のジャケットも素晴らしい。

 

 

遠藤賢司
キングレコード
【ディスク1】
  1. 東京退屈男 ≪東京サイド≫
  2. 東京ワッショイ ≪東京サイド≫
  3. 天国への音楽 ≪東京サイド≫
  4. 哀愁の東京タワー ≪東京サイド≫
  5. 続東京ワッショイ ≪東京サイド≫
  6. 不滅の男 ≪東京サイド≫
  7. ほんとだよ ≪宇宙サイド≫
  8. 輪廻 (インストゥルメンタル) ≪宇宙サイド≫
  9. UFO ≪宇宙サイド≫
  10. とどかぬ想い (インストゥルメンタル) ≪宇宙サイド≫
  11. ミスター・タンブリン・マン (追加トラック)
  12. 終わりの来る前に (追加トラック)

Macchi * 70年代ジャパニーズロック * 18:22 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

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