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Who Do We Think We Are/Deep Purple(1973)
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2016.09.17 Saturday 21:00
JUGEMテーマ:音楽
秋雨前線の影響で、雨が降ったり止んだりの1週間でしたが、さすがにこういう天気が1週間も続くと、憂鬱になりますね。職場にある紙も何となく湿っぽいし…。
この記事を書いている本日(9/17)は、快晴ではないものの、ようやく少し晴れましたが、また台風が近付いているという事で、せっかくの連休も台無しですね。
2016年第37週の通勤BGMは、Deep Purpleの『Who Do We Think We Are』を聴きました。
第2期Purple最後のアルバムですね。
前年の1972年12月に日本で発表されたライヴアルバムは、同年8月の来日公演を収録したアルバムで、その素晴らしい内容は、当初日本のみの発売だったのが、海外でも発売されるほどの傑作ライヴアルバムとなったDeep Purple。
実はバンドはこの頃にはRitchie BlackmoreとIan Gillanの関係がこじれてきており、今回聴いた『Who Do We Think We Are』は、第2期の最後のアルバムになるべくしてなったともいえなくはないのですが、それ以前のスタジオ3作と比べると、やはりどうしても分が悪いのは否めないですね。
なんといってもアルバム冒頭に収録された「Woman from Tokyo」が、ポップでキャッチーな楽曲で、いきなり出鼻をくじかれます。
当時の日本人にしてみれば、海外の一級のバンドが、我が日本の首都「東京」を歌のネタにしてくれて、そのファンサービスに喜びたくもなりますが、「トキョヨー」だしな〜。せめて「トキオ」程度であれば…。
とまあ、僕はこのアルバムをこの1曲の為にあまり聴かなくなったのですが、改めて全体をちゃんと聴くと、最高のアルバムではないものの、他の曲は満点は付けられませんが、平均点か平均点以上の楽曲を収録しており、思っていた以上に悪いアルバムではありませんでした。
「Place in Line」はもろブルーズで、あまり彼等らしくない楽曲ですが、「Mary Long」にしても「Super Trouper」にしても、それ以前のアルバムに収録されていそうな楽曲だし、「Smooth Dancer」と「Rat Bat Blue」でのJon Lordのオルガンの活躍は素晴らしいものがあります。
ただ、バンドの演奏の要であるRitchieの火花が出るような迫力のあるギター・プレイが聴けず、Richieのやる気が全く伝わってきません。
また、上で「Mary Long」や「Super Trouper」を以前のアルバムに収録されていそうな曲とは書きましたが、曲自体の出来は悪くないものの、どこか物足りなく、何というか以前のアルバムから漏れた未収録曲的な感がします。
「Child In Time」とか「Space Truckin'」とかもそうだけど、以前のPurpleの曲は、本当にどうでもいいくだらない曲を、これでもかと「狂気」なまでにハードに演奏するところが真骨頂だったのですが、本作に収録されている曲は、どれも「慣れ」みたいなものが出てきてしまっており、ケミストリーが感じられず、もはや第2期の終焉は致しかなかったのでしょうね。
DEEP PURPLE
EMI
【ディスク1】- Woman From Tokyo (2000 Digital Remaster)
- Mary Long (2000 Digital Remaster)
- Super Trouper (2000 Digital Remaster)
- Smooth Dancer (2000 Digital Remaster)
- Rat Bat Blue (2000 Digital Remaster)
- Place In Line (2000 Digital Remaster)
- Our Lady (2000 Digital Remaster)
- Woman From Tokyo ('99 Remix)
- Woman From Tokyo (Alt Bridge)
- Painted Horse
- Our Lady ('99 Remix)
- Rat Bat Blue (Writing Session)
- Rat Bat Blue ('99 Remix)
- First Day Jam
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