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Spectral Mornings/Steve Hackett(1979)
JUGEMテーマ:音楽
2016年第36週の帰宅BGMは、Steve Hackettの3枚目のアルバム『Spectral Mornings』を聴きました。
Steve Hackettについては、プログレ・フェスでライヴを2度鑑賞しており、アルバムについては、2005年のアルバム『Metamorpheus』を取り上げていますが、ソロ全盛期のアルバムというと今回が初めてですね。
アルバム冒頭を飾る「Every Day」は、後に登場するAsiaを思わせるような心躍る明るいポップなナンバー。曲中盤から後半にかけてのギターソロは、上昇気流に乗ったようにアグレッシブに展開していき、そこにこれまたアグレッシブなシンセサイザーが絡み、多少心地よい緊張感もはらむところが嬉しい曲です。 続く「The Virgin And The Gypsy」は、トラッド調のアコースティック・ギターにコーワラスワークという爽やかなイントロですが、途中東洋的な音色を聴かせるフルートが加わり、西洋と東洋が交わったような不思議な楽曲。
3曲目「The Red Flower Of Tachai Blooms Everywhere 」は、中華風の琴をフィーチャーしたインスト・ナンバー。これまた意表を突く楽曲。 「The Red Flower Of Tachai Blooms Everywhere 」に切れ目なく続く4曲目「Clocks-The Angel Of Mons」は、タイトル通り時計の音から始まるインスト・ナンバー。幻想的な前曲とは打って変わって、重苦しい緊張感をはらんだ曲です。
アルバム中盤「The Ballad Of The Decomposing Man」は、気分を変えたおどけたナンバー。ホンキートンク調あり、カリプソ調ありと、明るく楽しい楽曲です。
アルバムも後半に入り、大曲が2曲続くのですが、まず最初に登場するのが「Tigermoth」。 そして最後はアルバムタイトル曲「Spectral Mornings」。 透き通ったトーンのギターが優美に駆け上っていく様は心地よいものがあります。
ブリティッシュ・トラッド、アメリカ音楽、東洋音楽、中南米音楽など、様々な要素を内包しつつも、しっかりとまとめているところはさすがです。
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