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Rainbow Rising/Rainbow(1976)
2016.06.11 Saturday 14:38
JUGEMテーマ:音楽

2016年第23週の通勤BGMは、Rainbowのセカンドアルバム『Rising』を聴きました。
梅雨の季節に相応しいバンドですね!?

Deep Purpleを脱退したRichie Blackmoreが、Elfというアメリカのハード・ロック・バンドを乗っ取る形で、デヴュー・アルバム『Ritchie Blackmore's Rainbow』を発表したRitchie Blackmore's Rainbow。
このアルバムでは、ただElfのメンバーをそのまま起用しただけの形であったので、Richieはより自分の理想の音楽像を実現すべく、ヴォーカルのRonnie James Dioを除いた全メンバーを解雇してしまいます。
そして、解雇されたメンバーに代わってオーディションにより加入したのが、ブリティッシュ・ハード・ロック界において最強ドラマーの一人でもあるCozy Powellであり、またベーシストにはJimmy Bain、キーボーディストにTony Careyをメンバーとして引き入れました。
このメンバーで製作されたのが、セカンドアルバム『Rising』です。ちなみにではBlackmore's Rainbowという名義だったらしいです。

Richie、Ronnie、そしてCozyという三人が顔を揃えた、Rainbowのバンド史の中で、いわゆる「三頭政治」と呼ばれた時期の最初のアルバムですが、Ronieのヴォーカルや、Richieのギターが、前作と比較して格段に飛躍している事は、いかにCozyの加入が大きな意味を持っていたか分かります。

一般にRainbowは、中世ヨーロッパ音楽を好むRichieの志向が表れた様式美ハード・ロック・バンドと形容されますが、このアルバム前半(1〜4曲目)までは、Tony Careyの幻想的なシンセサイザーから始まる冒頭の「Tarot Woman」を除けば、ブギー調の「Run with the Wolf」やR&B調の「Starstruck」、そしてキャッチーな「Do you Close your Eyes」など、意外にアメリカンな色彩が濃いです。
ただ、アメリカ人であるRonieはともかく、特に「Run with the Wolf」でのRichieのギターの気合の入り方なども結構半端ではなく、この時期の彼等の充実ぶりが窺えます。

問題はアルバム後半です。
1曲8分を超える曲、2曲だけで構成されたアルバム後半は、彼等の理想の音楽像で体現されており、前半に比べ全く付け込むスキがありません。
Cozyのドラム・ソロから始まり、最後はオーケストラまで起用した「Stargazer」のドラマチックな世界観は、好きな方にはしょうもない程、惹きつけられる大袈裟な魅力を放っています。
最後の「A Light in the Black」も、クラシカル、様式美、疾走、ドラマチックと、いくつもの形容を並べたくなるハード・ロック・チューンで、これまたファンにはたまらない楽曲。

「三頭政治」期最初のアルバムとは書いたものの、結局この「三頭政治」が次作『Long Live Rock'n'Roll』で早々と終わってしまい、ダラダラと長続きしなかったところが、今にしてみればこのアルバムを傑作たらしめているのかもしれませんね。

 
レインボー
ユニバーサル ミュージック
【ディスク1】
  1. タロット・ウーマン
  2. ラン・ウィズ・ザ・ウルフ
  3. スターストラック
  4. ドゥ・ユー・クローズ・ユア・アイズ
  5. スターゲイザー
  6. ア・ライト・イン・ザ・ブラック

| Macchi | 70年代ブリティッシュハードロック | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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