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Music From Big Pink/The Band(1968)

JUGEMテーマ:音楽

2014年第35週の通勤BGMは、The Bandのデヴューアルバム『Music From Big Pink』を聴きました。

元々はRonnie HawkinsのバックバンドThe Hawksというアメリカのバンドが母体なのですが、活動していくうちにアメリカ人はドラマーのLevon Helmのみになり、あとのメンバーは全員カナダ人で構成されています。
バンドが、Ronnie Hawkinsのバックバンドの後、Bob Dylanのバックバンドとなり、フォークロックへと転向したDylanを支えた話は有名ですね。
そして1968年に、バンド名をThe Bandと変え、発表したのが本作です。

実は、僕は彼等のアルバムをちゃんと聴くのは今回が初めてなんです。
でも、彼等の作品との接点は結構前で、個人的な思い出は大学4年の就職活動の帰りに、横浜伊勢佐木町のミニシアター関内アカデミーで、彼等の解散コンサートを映画化した『ラスト・ワルツ』を観た事がすごく印象に残っています(お客さんが自分ともう一人の、ほとんど貸し切り状態だったというのも印象に残った理由の一つですが…)。

当時、劇中で流れる「The Weight」を聴いていて、これこそアメリカン・ロックの本来あるべきシンプルな形だと思いましたが、今回本作を聴いてみてやはり改めてそう思いましたね。

本作が作られた1968年というと、サイケデリック・ロックだとか、ハード・ロック、プログレッシブ・ロックなど、正にロックが外へ外へと拡張していく開始時期、ロックにとっては黄金期の始まりでしたが、このアルバムはそういう流れとは真っ向から反する内容です。
アメリカのルーツミュージックであるR&Bやブルーズ、ゴスペル、フォーク、カントリー、そしてロックンロールを、奇をてらう事なく、実に枯れた味わいで演奏する姿勢は、当時Creamで勢いに乗っていたEric Claptonの考えを改めさせたのも分かる気がします。

それにしても、とにかく渋すぎます。当時メンバーは20代だったそうですが、その風貌もメンバーの演奏、ヴォーカルも見事な老けっぷりで、場末の酒場で(農作業など)1日の労働の疲れを酒で癒す労働者、そしてそんな酒場で演奏される音楽のイメージが浮かんでくるようです。

娘に反抗され嘆く父親を歌ったDylan作の「Tears Of Rage」での苦虫を潰したようなRichard Manuelのヴォーカル、シンプルなR&B調の楽曲に、LevonとRick Dankoの渋いヴォーカルが映える名曲「The Weight」、やはりDylanの作品ですが、ピアノの演奏と、Richardのファルセット・ヴォイスによる名唱によって、満点の星空に明日への一筋の希望を抱かせてくれる気持ちにさせてくれるかのような「I Shall be Released」、他にも「To Kingdom Come」、「Long Black Veil」など名曲が多いです。
個人的には「In A Station」や「Lonesome Suzie」もいいなぁと思いました。

収録曲は、Dylanの曲を除けば、大体がRichardとRobbie Robertsonの曲で構成されているのですが、個人的にはRichardの曲が印象に残る曲が多いですね。

映画『ラスト・ワルツ』では、Claptonと派手にギター・バトルをする姿が印象的なRobbieですが、意外にも本作では地味ですね。

The Band
Capitol
【ディスク1】
  1. Tears Of Rage (2000 Digital Remaster)
  2. To Kingdom Come (2000 Digital Remaster)
  3. In A Station (2000 Digital Remaster)
  4. Caledonia Mission (2000 Digital Remaster)
  5. The Weight (2000 Digital Remaster)
  6. We Can Talk (2000 Digital Remaster)
  7. Long Black Veil (2000 Digital Remaster)
  8. Chest Fever (2000 Digital Remaster)
  9. Lonesome Suzie (2000 Digital Remaster)
  10. This Wheel's On Fire (2000 Digital Remaster)
  11. I Shall Be Released (2000 Digital Remaster)
  12. Yazoo Street Scandal (2000 Digital Remaster)
  13. Tears Of Rage (Alternate Take) (2000 Digital Remaster)
  14. Katie's Been Gone (Outtake) (2000 Digital Remaster)
  15. If I Lose (Outtake) (2000 Digital Remaster)
  16. Long Distance Operator (Outtake) (2000 Digital Remaster)
  17. Lonesome Suzie (Alternate Take) (2000 Digital Remaster)
  18. Orange Juice Blues (Blues For Breakfast)(Outtake Demo) (2000 Digital Remaster)
  19. Key To The Highway (Outtake) (2000 Digital Remaster)
  20. Ferdinand The Imposter (Outtake-Demo) (2000 Digital Remaster)

Macchi * 60年代東海岸ロック * 13:36 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

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