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Karen Carpenter/Karen Carpenter(1996)

JUGEMテーマ:音楽

最大級の台風がやって来るという事で、一体どうなるのだろうと思いましたが、僕の住んでいる横浜は雨も風もさほど(というよりほとんど)強くなる事なく済みましたが、九州や西日本、東北は大変な被害に合われているので、もういい加減に雨は勘弁してほしいですね…。

さて、2014年第25週の通勤BGMは、Karen Carpenterの幻のソロアルバム『Karen Carpenter』を聴きました。

今回聴いたアルバムは、CarpentersのKaren Carpenterが、Phil Ramoneのプロデュースで1980年にアルバムを完成させておりながら、結局当時発売が見送られ、Karenの死後13年経って発売された幻のソロアルバムです。
兄Richardの健康上の問題(薬物依存という事だそうです)から、Carpentersの活動が停止した為、Karenがその合間を縫って録音したアルバムですが、当初の録音期間よりも長引き、その為製作費も余分に発生した苦心作です。
その苦労の末生まれた本作でしたが、完成品を聴いたRichardや、当時のA&Mレコードの重役に発売を反対され、Karen自身が発売を見送った作品です。
1990年代中盤に、日本のテレビドラマでCarpentersの曲が使われ、Carpentersブームが再燃した事により、16年の歳月を経て、ようやく陽の目を見る事となりました。

さらっと一聴した最初の印象は、さほど大したものではありませんでしたが、毎日聴けば聴くほど味わい深いアルバムです。
Karen自身のオーヴァーダビングによるバックコーラス多用するスタイルは、それまでのCarpentersと違いはありませんが、オーケストラをバックに古き良きアメリカン・スタンダード調の曲が大きな魅力だったCarpentersの楽曲に対し、このKarenのアルバムは、1970年代後半以降にロック、ポップス界で顕著になってきたアダルト・コンテポラリーの流れに乗るもので非常に興味深いものがあります。

Carpentersの楽曲というと、(ホーンセクションを前面に押し出してはいますが)「If We Try」や、これぞCarpentersともいえる(日本盤のアルバムタイトル曲「Make Believe It's Your First Time」のような曲がお馴染みの曲ですが、この手の曲はどちらかというとこのアルバムでは少数派の楽曲。
エレピ(このエレピの音に僕は弱いです)やサックスなどをフィーチャーした、R&B調の「If I Had You」や「Remember When Lovin' Took All Night」での都会的なサウンドが、特に印象に残ります。
この他にもシンプルにアコギの演奏をバックにした弾き語り調の「Because Of You」や、ロック調の「Still In Love With You」、ディスコ調の「My Body Keeps Changing My Mind」など、これまでのCarpentersのアルバムでは聴く事の出来ない新しい意欲的な楽曲が収録されています。

アルバムには、Bob JamesやLouis Johnson、Steve Gadd、Michael Breckerなどジャズやブラック・ミュージック系のスタジオ・ミュージシャンやBilly Joelのバックバンドなどが録音に参加。
「Making Love In The Afternoon」では、曲を提供したChicagoのPeter Ceteraもバックヴォーカルとして参加しています。

1970年代前半までは全盛を誇ったCarpentersも、1970年代後半に入るとその勢いも鈍くなり、その変化はアルバムの内容にも現れてきます。
音楽シーンの変化に付いていけなくなった事がその原因だと思いますが、物議を醸すかもしれませんが、そんな状況の中、このアルバムが発売されていたらと思うと口惜しい内容のアルバムです。
Richardはその歌詞内容が性的に露骨過ぎるに事に猛反発したらしいのですが、このアルバムを聴く限り、歌詞の内容はともかく、そのサウンドは時代的にヒットの予感のするもので、もしこのアルバムがヒットしたら、Carpentersの活動そのものが崩壊する事を、Richardは恐れたのかなぁと思うのです。

カレン・カーペンター
USMジャパン
【ディスク1】
  1. ラヴラインズ
  2. オール・ビコーズ・オブ・ユー
  3. イフ・アイ・ハド・ユー
  4. メイキング・ラヴ・イン・ジ・アフタヌーン
  5. イフ・ウィ・トライ
  6. 愛の想い出
  7. スティル・イン・ラヴ・ウィズ・ユー
  8. マイ・ボディー・キープス・チェンジング・マイ・マインド
  9. 遠い初恋
  10. ゲス・アイ・ジャスト・ロスト・マイ・ヘッド
  11. 時の流れに
  12. ラスト・ワン・シンギン・ザ・ブルース

Macchi * AOR * 13:51 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

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