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Every Picture Tells A Story/Rod Stewart(1971)

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2015年第22週の帰宅BGMは、Rod Stewartのサードアルバム『Every Picture Tells A Story』を聴きました。

Facesの活動と並行しながら始まったRod Stewartのソロ活動。
彼のサード・アルバムである本作は、シングル・カットされた「Maggie May」がイギリスのシングルチャート1位を、アメリカでは19位を記録し、アルバムも英米で1位を記録するなど大ヒットし、彼のソロ・アーティストとしての名前を確固たるものとしました。

アルバム冒頭を飾るタイトル曲「Every Picture Tells A Story」は、Maggie Bellという女性の強力なバック・ヴォーカルを迎えたスワンプ・ロック色の強い曲。
「That's All Right」は、ドブロの演奏をメインにしたホンキー・トンク調のご機嫌な一曲で、曲後半では土の香りが漂うような「Amazing Grace」へのメドレーへと展開していきます。
ペダル・スティールとフィドルをフィーチャーした「Tomorrow Is Such A Long Time」では、のどかなカントリー・ロックを楽しめます。

Rodの代表曲の一つである「Maggie May」も、曲後半のRay Jacksonによるマンドリンが印象的な音色を奏でており(こんなに印象的な音色を残しているのに、アルバムジャケットでは「Lindisfarneの奏者が演奏したけど、名前を忘れてしまった」と、目を疑うような事が書いてあります…(苦笑))、Rayは「Mandolin Wind」でも演奏しています。

ブリティッシュ・ロックを代表するシンガーであるRodですが、このアルバムでは、「(I Know) I'm Losing You」のようなRodらしい粋なロックン・ロールも収録していますが、ほのかなケルト・ミュージック臭を漂わせながらも、カントリー、スワンプ・ロック調の曲が多く詰まったアルバムです。

以前『カントリー・ロックの逆襲』という、企画盤が発売された時、Rodの曲が収録されていて、そのあまりにカントリー・ロック的な楽曲に驚きましたが、このアルバムを聴けば、納得の選曲ですね。

 
ロッド・スチュワート
USMジャパン
【ディスク1】
  1. エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー
  2. シームス・ライク・ア・ロング・タイム
  3. ザッツ・オール・ライト|アメイジング・グレイス
  4. トゥモロウ・イズ・ア・ロング・タイム
  5. マギー・メイ
  6. マンドリン・ウィンド
  7. アイム・ルージング・ユー
  8. リーズン・トゥ・ビリーヴ

Macchi * 70年代ブリティッシュロック * 21:31 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

I've Got My Own Album To Do/Ron Wood(1974)

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ちょっと更新が遅れ気味なので、なるべく記事は簡潔に…。

2015年第12週の帰宅BGMは、Ron Woodの『I've Got My Own Album To Do』を聴きました。

Ron Woodが1974年に発表した初のソロ・アルバムなのですが、この当時彼はまだFacesのメンバー。
その後1975年にFacesが解散し、RonはThe Rolling Stonesのメンバーとなります(といっても、当時は雇われメンバーで、正式なメンバーになったのは20年近い後だったという事実が知られた時は、ロック・バンドの企業的な一面を思い知らされた事件だった)。

本アルバムは、FacesとStonesの合間に作られたアルバムだけあって、冒頭の「I Can Feel The Fire」からMick Jagger、Keih Richardsが参加したり、「Mystifies Me」ではRod Stewart、Ian McLaganが参加したりと、Stones、Facesの両バンドのメンバーが顔を揃えています。
他にStonesサイドからMick Taylorも参加しており、上記以外の曲では、両バンドのメンバーが共演するなど、興味深い側面も持ったアルバムです。
なお「I Can Feel The Fire」は、RonとMickの共作曲。

ギタリストのソロ・アルバムというと、ギタリストとしての力量を見せつけるようなアルバムやブルーズを中心としたナンバーを想像しがちですが、このアルバムは、R&B調のナンバーあり、ファンキーなナンバーあり、ポップなナンバーありと、一つの枠に収まらない魅力があります。
Mickが参加した「I Can Feel The Fire」や「Am I Grooving You」はR&B調。Rodが参加した「Mystifies Me」や「If You Gotta Make A Fool Of Somebody」はソウル色が強かったりと、Stones、Faces両バンドの色が反映されているかなという感じですね。
また、RonがGeorge Harrisonと共作した「Far East Man」は、スライドギターの心地よくも、気だるいルーズ感がたまらない1曲。

Stones、Facesのメンバーの他に、Willie Weeks、Andy Newmarkも参加した、セッションワーク的な雰囲気が味わえる1枚です。

て、あまり簡潔な記事じゃないか…。
ロン・ウッド
ワーナーミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. 俺の炎
  2. ファー・イースト・マン
  3. ミスティファイズ・ミー
  4. あいつをごらんよ
  5. 一緒にやろうぜ
  6. 君に夢中だよ
  7. 俺のシャーリー
  8. 何もかもおしまいサ!
  9. 君のとっても大事なもの
  10. フール・オブ・サムボディ
  11. クロッチ・ミュージック

Macchi * 70年代ブリティッシュロック * 12:26 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Long Player/Faces(1971)

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2015年第4週の帰宅BGMは、Facesのセカンドアルバム『Long Player』を聴きました。

Facesは、Humble Pie結成の為、Steve Marriottが脱退したSmall Facesが、新たにヴォーカルにRod Stewart、ギターにRon Woodを迎え入れ、再始動した、1970年代を代表するブリティッシュ・ロック・バンドの一つですね。
元々人気ブリティッシュ・ビート・バンドだったSmall Facesが母体になっているせいもあって、当初はSmall Facesとしてのイメージも強かったらしのですが、メンバーが以前のバンドのイメージを払拭したかったのと、新加入のRod、Ronが長身であった為、バンド名から「Small」を外したとか…。
Rodは、Faces参加と同時に、ソロ・アーティストとしても活動しており、この事がFacesの後の波乱要因にもなります。

Facesのアルバムとしては、次作『A Nod's As Good As A Wink...To A Blind Horse』が、バンドの最盛期のアルバムとなりますが、今回聴いたセカンドアルバムもアメリカのチャートで29位、イギリスでも31位を記録するなど、じわじわと人気が出てきた頃のアルバムですね。

Small Facesの残党であるIan McLagan、Kenny Jones、Ron Laneとしては、バンド再始動にあたり、稀代のシンガーMarriottのようなヴォーカリストは当初必要としていたわけではないようですが、冒頭の「Bad 'N' Ruin」を聴く限り、Rodという、やはり名ヴォーカリストを加入させた事は、間違っていた訳ではない事を証明していますね。
「Tell Everyone」のようなバラードもサラッと歌いのけるなど、Rodの身のこなしの軽さも魅せ、スター性も兼ね備えています。
ブリティッシュ・ロック・バンドながら、「Had Me A Real Good Time」のような、ブルージーないしはR&B調の曲だけでなく、トラッド調からWoodのペダル・スティールをフィーチャーしたカントリー調へと移る「Sweet Lady Mary」や、ドブロをフィーチャーしたこれまたカントリー調の「Richmond」なども収録していて、これまたいい味を出しています。

このアルバムは、収録曲にPaul McCartneyのカヴァー「Maybe I'm Amazed」と、「I Feel So Good」という2曲のライヴ音源を含む変則的なアルバムなのですが、これも彼等が名ライヴ・バンドだという証でしょう。
実際、彼等のライヴ映像は、僕も観た事があるのですが、粋のいい演奏をしているんですよね。

ソロ・シンガーとして成功するRodとの関係が微妙になるにつれて、バンドは盛衰の両方を辿っていくのですが、是非他のアルバムも聴きたいブリティッシュ・ロック・バンドですね。

 
Faces
Warner Bros / Wea
【ディスク1】
  1. Bad 'N' Ruin
  2. Tell Everyone
  3. Sweet Lady Mary
  4. Richmond
  5. Maybe I'm Amazed
  6. Had Me A Real Good Time
  7. On The Beach
  8. I Feel So Good
  9. Jerusalem

Macchi * 70年代ブリティッシュロック * 16:21 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

The Dream Weaver/Gary Wright(1975)

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2014年第41週の帰宅BGMは、Gary Wrightのソロアルバム『The Dream Weaver』を聴きました。

Gary Wrightというと、僕はブリティッシュ・ハード・ロック・バンドSpooky Toothのメンバーという認識ぐらいしかなかったのですが、なんと彼は実はアメリカ人だったのですね。
学問の為にヨーロッパへ留学し、そこでSpooky Toothのメンバーになるのですね。

今回聴いたCDは、中古屋で入手したものですが、こんなソロアルバムを出している事も知らなかったのですが、このアルバムに収録されているアルバムタイトル曲は、1976年のビルボード・ホット100で2位を記録するヒット曲となっていた事も今回初めて知りました。

CDを入手した時は、ちょっと怪しげな(笑)ジャケットに退きましたが、聴いてみるとキーボードやシンセサイザーのスペーシーなサウンドをメインにしたポップな楽曲を展開する一方で、冒頭の「Love Is Alive」や「Can't Find The Judge」などで、Spooky Toothでも聴く事が出来た、時にはドスも効かせる彼のソウルフルなヴォーカルを聴く事が出来ます。

小粒なポップ・ソングですが、女性バックコーラスが入った「Let It Out」や、バラード「Made To Love You」も、ツボを押さえたメロディセンスで、ハスキーなGaryのヴォーカルも甘く、なかなかよい曲です。

アルバムタイトル曲「Dream Weaver」は、スペーシーさやメロディの甘さをさらに倍増させた曲で、センチなバラード。
やはりこういうキャッチーでポップなメロディは、アメリカ人ならではですねギターが入った曲が、Ronnie Montroseが参加したブギー調の「Power Of Love」のみで、アルバム全体として少々ノリのいい曲が少ないのがマイナス要素ですが、Jim KeltnerやAndy Newmark、David Fosterといったミュージシャンも参加していて、なかなか面白いアルバムです。

僕は、Spooky Toothのアルバムは、後にForeignerを結成するMick Jonesが参加した最後のアルバム『The Mirror』しか聴いた事がないのですが、「Blind Feeling」や「Much Higher」辺りを聴いていると、Spooky Toothを連想させますね。

Gary Wright
Warner Bros / Wea
【ディスク1】
  1. Love Is Alive
  2. Let It Out
  3. Can't Find the Judge
  4. Made to Love You
  5. Power of Love
  6. Dream Weaver
  7. Blind Feeling
  8. Much Higher
  9. Feel for Me

Macchi * 70年代ブリティッシュロック * 13:39 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Hark! The Village Wait/Steeleye Span(1970)

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2012年第6週の帰宅BGMは、Steeleye Spanのデヴューアルバム『Hark! The Village Wait』を聴きました。

Steeleye Spanは、Fairport Conventionを脱退したAshley Hutchingsが、Terry WoodsとGay WoodsのWoods夫妻、Maddy Prior、Tim Hart等と、1969年に結成したフォークロックグループで、Fairport Convention、Pentangleと並び、三大ブリティッシュ・フォーク・グループとも称されているグループです。

と、ここまで書きましたが、このアルバムは数年前に買った物ですが、元々ブリティッシュ系は疎く、今回こうやってブログに取り上げるまで、アルバムはあってもグループの事は全く知らない状態でした。

イギリスの伝承音楽をベースにしたトラッド・ミュージックを展開していたという事で、アメリカンロックで言うなら、カントリーロックなどルーツミュージックの範疇に入るのですが、当初このアルバムを聴いた時は、そのあまりにも厳格なるルーツ志向に多少面食らった覚えがあります(今、聴き直しても厳格だなぁという気はします)。

アルバムは、4人のコーラスだけによる「A Calling-On Song」から始まります。

2曲目「The Blacksmith」は女性ヴォーカルMaddy Priorが、5曲目「The Dark-Eyed Sailor」はやはり女性ヴォーカルのGay Woodsが、リードヴォーカルを執った曲で、この2曲がアルバム中でロック、ポップスファンには取っ付きやすい曲かなと思います。「The Blacksmith」については、素朴な歌声のMaddy Priorのヴォーカルとリズム感のあるカントリー調の曲調には、特にカントリーロックファンには親しみやすい感じです(Terry Woodsが演奏するmandolaってマンドリンの事でしょうか?)。
「The Dark-Eyed Sailor」も、Gay Woodsのやはり素朴な歌声による穏やかな曲で(Maddy PriorとGay Woodsは、声質がよく似ており、コーラスの相性がいいです)、優しい郷愁を誘うような曲です。

同じカントリー調でも、Tim Hartがリードヴォーカルを執る4曲目「The Blackleg Miner」、Gay Woodsがリードヴォーカルを執る10曲目「Lowlands Of Holland」などは、その浪々と歌う感じなど、ポップ性を廃した厳格なルーツ志向が窺われます。

「厳格」という単語をよく使っていますが、僕が「厳格」という単語を使うのは、単にルーツミュージックに対する探求姿勢というだけでなく、それぞれの曲がどんな事を歌っているのか歌詞の内容が全く分からないのですが、例えば「Fisherman's Wife」や「Copshawholme Fair」、「Twa Corbies」のように、その暗い曲調の中に、厳しい自然に対する畏れだとか、慎ましい生活の中での宗教的な信仰とか、ルーツミュージックの中に込められた昔の人達の思いまでもまるで再現しているかのような感じがするからです。

トラッド・ミュージックというと、ケルト・ミュージックのようなアイルランド系の音楽を僕は連想してしまいますが、このSteeleye Spanの曲には、そういうアイリッシュな部分も感じもますが、例えがもっと後のグループになりますがMadredeusのようなヨーロッパ大陸系の伝統音楽のような部分も感じます。

ハッキリ言って、聴きやすいグループ、アルバムではありませんが、ルーツミュージックを探求したい方にはお薦めのアルバムです。

評価:
Steeleye Span
Shanachie
【ディスク1】
  1. A Calling-On Song
  2. The Blacksmith
  3. Fisherman's Wife
  4. Blackleg Miner
  5. Dark-Eyed Sailor
  6. Copshawholme Fair
  7. All Things Are Quite Silent
  8. The Hills Of Greenmore
  9. My Johnny Was A Shoemaker
  10. Lowlands Of Holland
  11. Twa Corbies
  12. One Night As I Lay On My Bed

Macchi * 70年代ブリティッシュロック * 22:18 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Samurai/Samurai(1971)

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サムライというと、僕にとってはミッキー・カーチスなのだが、今回のは、サックス奏者も2人抱えたイギリスのジャズロックバンドの唯一の作品。


Samuraiは、ジャズロックバンドThe Webが改名したもので、キボードのDave Lawsonは、後にGreensladeを結成している。


聴いてみてなんというか、まあ確かにジャズロックといえばジャズロックなのだけれども、例えばファズの効いたヴォーカルなんかはサイケ臭を漂わせているし、演奏ばかりではなくヴォーカルもメインに据えた楽曲は、ポップでもあり、何かのサントラを聴いているかのよう(例えば『ルパン三世』とか)。
特徴的なジャケットにも負けない独特な雰囲気を醸し出している。


アルバムでは、「Maudie James」、「Holy Padlock」、「As I Dried The Tears Away」辺りが、聴いている耳をぐっと引き寄せる緊張感のある楽曲と演奏かな。
プログレっぽさも出ている。


それにしても、Samuraiなんてバンドのアルバムを聴いたから、久しぶりにミッキー・カーチスのサムライも聴きたくなった。
来週は、サムライかな。

評価:
Samurai
Esoteric
【ディスク1】
  1. Saving It Up for So Long
  2. More Rain
  3. Maudie James
  4. Holy Padlock
  5. Give a Little Love
  6. Face in the Mirror
  7. As I Dried the Tears Away

Macchi * 70年代ブリティッシュロック * 12:12 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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