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Little Games/The Yardbirds(1967)

JUGEMテーマ:音楽

 

The Yardbirdsについては、以前デヴューアルバムを取り上げた事があるけど、今回取り上げるのはそれとは真逆のスタジオ録音ラスト作。

 

Eric Clapton、Jeff Beck、Jimmy Pageと、俗に言う三大ギタリストが入れ替わり在籍していた(BeckとPageは同時にいた時期も)The Yardbirdsですが、この時期はPageの在籍時です。

すでにバンドは母国イギリスでの人気を失っており、バンド内の人間関係も悪く、本作はアメリカのみの発売となっています。

 

本作は、Pageが後に結成するLed Zeppelinのアイデアが収められたアルバムと言われていますが、アフリカや中東辺りの民族音楽の要素を含んだインスト曲「White Summer」なんかはその最たる象徴的な曲で、他曲でも個々の演奏にZeppelinへ通ずるものが聴けます。

 

Pageの意向もさることながら、アルバム収録曲は他にも多岐に渡っており、元々同バンドが志向していた、「Smile On Me」や「Drinking Muddy Water」のようなブルーズベースの曲から、ジャグ風の「Stealing, Stealing」のようにさらにアメリカン・ルーツ・ミュージックへと迫った曲や、サイケ調の「Glimpses」、ソフトロック的な「Little Soldier Boy」など、ラストアルバムながら興味深い内容です。

 

ロックが多方面に昇華していった時代へと向かっていく予感を感じさせるアルバムですね。

 

 

ヤードバーズ
EMIミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. リトル・ゲームス (ORIGINAL ALBUM 1967)
  2. スマイル・オン・ミー (ORIGINAL ALBUM 1967)
  3. ホワイト・サマー (ORIGINAL ALBUM 1967)
  4. ティンカー・テイラー・ソルジャー・セイラー (ORIGINAL ALBUM 1967)
  5. グリンプセズ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  6. ドリンキング・マディー・ウォーター (ORIGINAL ALBUM 1967)
  7. ノー・エクセス・バッゲージ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  8. スティーリング・スティーリング (ORIGINAL ALBUM 1967)
  9. オンリー・ザ・ブラック・ローズ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  10. リトル・ソルジャー・ボーイ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  11. パズルス (1991 US ステレオ・ミックス) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  12. アイ・リメンバー・ザ・ナイト (1991 US ステレオ・ミックス) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  13. ハ・ハ・セッド・ザ・クラウン (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  14. テン・リトル・インディアンズ (1991 US ステレオ・ミックス) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  15. グッドナイト・スウィート・ジョセフィン (ヴァージョン1/アンフェズド・ヴァージョン) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  16. シンク・アバウト・イット (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  17. グッドナイト・スウィート・ジョセフィン (US シングル ヴァージョン) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  18. 我が道を行く (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  19. リトル・ゲームス (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  20. ドリンキング・マディー・ウォーター (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  21. シンク・アバウト・イット (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  22. グッドナイト・スウィート・ジョセフィン (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  23. マイ・ベイビー (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  24. ホワイト・サマー (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  25. 幻惑されて (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】

Macchi * 60年代ブリティッシュロック * 18:46 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Are You Samson ?/Samson(1969)

JUGEMテーマ:音楽

手持ちのCDには、買ったもののどう捉えたらいいのかよく分からなくて、1度聴いて放置しているアルバムが何枚かあるのですが、今回聴いたアルバムもそんな1枚です。

2014年第13週の帰宅BGMは、Samsonの唯一のアルバム『Are You Samson?』を聴きました。
Samsonといっても、Iron MaidenのBruce Dickinsonが在籍していたへヴィメタルバンドではないですよ。

買った当初は、ネットで調べてもどういうバンドなのか皆目見当がつかなかったのですが、今回聴くにあたって、再度ネットで調べたのですが、ようやく分かりました。
後にStriderを結成するIan Kewleyが、Strider結成以前に結成したサイケ・バンドのアルバムでした。
といっても、Strider自体、英国ハード・ロックのマニアには知られた中堅どころのバンドでも、Deep Purpleなどのように一般にも知られたメジャーなバンドではありませんし、僕自身もStriderの名前は知っていても、アルバムは聴いた事はありません。
今回聴いたアルバムは、さらにそれを上回る珍品みたいです。

ジャケットからして異様な雰囲気が漂っているのですが、タワレコの激安ワゴンで見つけ購入し、1度聴いて放置したのは、なんといってもバンドの中にフレンチ・ホルンが奏者がいる事で、冒頭の曲「Traffic」のイントロから異彩を放っていたので、駄目だったんですよね。
意を決して(?)今回改めて聴いたら、まあ、確かに相変わらずホルンを含めたホーン・セクションは異彩を放っているものの、ちゃんと聴けました。

上記のように冒頭の曲「Traffic」は、ホーンの部分は異様ですが、他はいかにもブリティッシュ・ビート(ギターがほとんど聴こえないので、ビートと呼ぶにはいささか違和感がありますが)らしい曲です。
続く「Sleep」は、コーラスワークも美しいソフトロック調のブリティッシュ・ポップで、語りが入りながら次の曲「Journey」へ移っていく様など、アルバムはコンセプトアルバム調でもあります。
楽曲の大半は、典型的なブリティッシュ・ポップを基調としていて、8分以上にも及ぶ「Fair」などは、The Beatlesの「Magical Mystery Tour」辺りに通じるものがありますね。

買った当初はかなり拒否反応を示しましたが、改めて聴くと「The End Song」なんかは、ブリティッシュ・ポップと(アメリカのブラス・ロックの)Chicagoが出会って、初期Styxの怪しいプログレ・ハード的な展開を身につけた感じがたまらなく魅力的に聴こえます。
「Mars」のドラマチックで大袈裟な曲展開も好きですね。
このハードで劇的な展開の曲があるおかげで、その後のソフトロック調の「Venus」が生きるというものです。

ホーンやキーボード、それにコーラスワークは目立つのですが、とにかくギターが弱いですね。
一方、ポップな割には、ドラムやベースが異常にタイトで重くて(特にドラムは手数も多い)、ハード・ロック・バンドでも受けそうな位、重いです。

最後の「Poem For Sam」では、ジャズ調の展開になったり、一体何をやりたいのかサッパリ分からないアルバムで、親レーベルのImmediateが倒産した事で、1枚しかアルバムを残せなかったみたいですが、1969年という新しいロックの波が訪れていた事を考えれば、このアルバム内容を考えると、果たして生き残れたかどうか怪しいものがある、そんなマニアックな1枚でした。

Samson
Castle Music UK
【ディスク1】
  1. Traffic
  2. Sleep
  3. Journey
  4. Fair
  5. The End Song
  6. Mars
  7. Venus
  8. Saturn
  9. Poem For Sam
  10. Wool And Water (Bonus Track)

Macchi * 60年代ブリティッシュロック * 18:40 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Deep Water/Grapefruit(1969)

JUGEMテーマ:音楽

2013年第5週の通勤BGMは、なんとなくこのアルバムを聴きたい気分になって、Gamma Rayの『Heading For Tomorrow』を聴いてきたのですが、このアルバムについては以前レンタル屋で借りたものをMDに録音し、今回はそれを聴き、アルバム自体は所有していない為、このアルバムについては記事にしません。
当初はGamma Rayを聴くつもりはなく、予定していたものがあったのですが、気分的に急遽変更し、当初通勤BGMで聴く予定だったものを帰宅BGMに回しました。
というわけで、第5週は帰宅BGMについては二本立てで記事にします。

まず最初に帰宅BGMとして聴いたものは、Grapefruitのセカンドアルバム、『Deep Water』です。

ファーストアルバムについては、2010年3月14日に記事にしているのですが、これについては極上のソフトロックで、物凄く満足出来るアルバムでした。
Grapefruitは、The Beatlesが設立したアップルレーベル契約第1号アーティストで、バンド名もJohn Lennonが名付けた英国ポップバンドという事は、ファーストアルバムの記事でも書きましたが、となると今回聴いたセカンドアルバムも期待に胸が高鳴ります。ただ、一風変わったジャケットではありましたが、愛嬌のあったファーストのジャケットと比べると、このセカンドのジャケットは何やらサイケアルバムのような怪しげな雰囲気が…。

早速聴いてみると、アルバムタイトル曲である冒頭の「Deep Water」は、いきなりホーンセクションをフィーチャーした曲で、ファーストアルバムにあったような極上のハーモニーはどこへ行ったのか、ソウルフルなリードヴォーカルが歌っています。
かと思えば、2曲目「Can't Find Me」は、スライドギター(スティールギター?)をフィーチャーしたカントリー調の曲。
3曲目はブギー調の曲で、いずれの曲も2〜3分前後のラフな曲ばかり。
その後もファンク調の「Lady Goodiva」や、バンジョーをフィーチャーしたカントリー調の「The Right Direction」など、一体何を演りたいのだ?という曲ばかり…。
アルバムが進んでいくごとに楽曲のテキトー度も高まっていき、リードヴォーカルのテキトーな歌いっぷりも進んでいき、アルバムの退屈度もマックスに…。

唯一の救いの曲は最後の「Time To Leave」で、この曲もリードヴォーカルが引っ張っていく曲に変わりはありませんが、アコースティックベースで、スライドギターも展開するユルいカントリー調の曲なのですが、この曲ではバックコーラスが多少楽しめます。

結局このセカンドが最後のアルバムになったようですが、ファーストアルバムから方向性を変えた、このひどい出来のアルバムだと仕方ないかなと思わせる1枚でした…。

Grapefruit
Repertoire
【ディスク1】
  1. Deep Water
  2. Can't Find Me
  3. Thunder And Lightning
  4. Lady Goodiva
  5. The Right Direction
  6. LA And Back Again
  7. Come Down To The Station
  8. A Dizzy Day
  9. Blues In Your Head
  10. Time To Leave
  11. Sha-Sha
  12. Universal Party

Macchi * 60年代ブリティッシュロック * 13:23 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Five Live Yardbirds/The Yardbirds(1965)

JUGEMテーマ:音楽

 間もなくJeff Beckとの共演が近いEric Clapton。
そのEric Clapton、Jeff Beck、Jimmy Pageが相次いで在籍、俗に言う三大ギタリストを輩出した事で有名なThe Yardbirdsのファーストアルバムにして、ライヴアルバム。

言うまでもなく、Eric Clapton在籍時の代表的アルバム。
タワレコで50%OFFだったので、GET。


The YardbirdsとEric Claptonというと、Eric Claptonが、ポップな「For Your Love」を演奏するのが嫌で、The Yardbirdsを脱退したのは有名なエピソードだが、このライヴアルバムを聴く限り、The Yardbirdsって、そんなにR&Bやブルーズを演奏する渋いバンドだったの?という気がする。


確かに「Five Long Years」、「Louise」、「I'm A Man」のように渋いブルージーな曲も演奏しているが、これを聴く限り、他はいかにも当時の若者に人気の、ロックンロールを演るビートバンドのイメージ。
Beatlesのような華というのはそれほどないし、オーディエンスの中に黄色い声はないが、ちょっと渋い曲も演る人気のビートバンドという捉え方だったのでは?という気がする(ハンサムなClaptonと、かわいいKeith Relfは、人気の的だったのでは?)。


「For Your Love」がなくても、より深いブルーズを探求するEric Claptonは、いずれバンドを離れたと思う。

評価:
ザ・ヤードバーズ
ビクターエンタテインメント
【ディスク1】
  1. トゥ・マッチ・モンキー・ビジネス
  2. アイ・ガット・ラヴ・イフ・ユー・ウォント・イット
  3. スモークスタック・ライトニング
  4. グッド・モーニング・リトル・スクールガール
  5. リスペクタブル
  6. ファイヴ・ロング・イヤーズ
  7. プリティ・ガール
  8. ルイーズ
  9. アイム・ア・マン
  10. ヒア・ティス
  11. ベイビー・ホワッツ・ロング
  12. ブーム・ブーム
  13. ハニー・イン・ユア・ヒップス
  14. トーキング・バウト・ユー
  15. ハニー・イン・ユア・ヒップス(ライヴ)

Macchi * 60年代ブリティッシュロック * 00:26 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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