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D & B Together/Delaney & Bonnie And Friends(1972)

JUGEMテーマ:音楽

2015年第35週の通勤BGMは、Delaney & Bonnie And Friendsのラストアルバム『D & B Together』を聴きました。

仲睦まじいBramlett夫妻の写真をジャケットに使い、アルバムタイトルも「Together」という単語を使っていますが、このアルバム発表後、夫妻は離婚をしてしまいます。
アルバムも133位止まりでした。

元々このアルバムは、『Country Life』というタイトルで、アトコから発表する為に録音されましたが、アトコでは採用されず、CBSに移籍し、『Country Life』に曲を数曲追加して発表されたという経緯があります。
今回本作を初めて聴きましたが、最後のアルバムという事で、曲単位では決してクオリティが低いわけではないのですが、小粒な曲が多く、アルバムとしての統一感というか、醍醐味に欠けるかなと思いました。
しかし、そう感じたのには上記のような相応の理由があったのですね。

アルバムとしての醍醐味に欠けると書きましたが、ゴスペル調の「Wade In The River Of Jordan」やR&B調の「Well, Well」、バラードナンバー「I Know How It Feels To Be Lonely」。ブルージーな「A Good Thing (I'm On Fire)」など、曲単位では聴き応えのある曲ばかりです。
Bramlett夫妻のヴォーカルは相変わらずパワフルですし、録音に参加したミュージシャンもErick ClaptonやDave Mason、Leon Russell、Duane Allmanなど、こちらも以前のアルバム同様、書ききれないほど数多くの豪華ミュージシャンが参加していて、いずれの曲もアーティストの名演を堪能出来る内容です。

収録曲の中には、Carpentersが前年の1971年に「Superstar」という曲名でヒットさせたオリジナルヴァージョン(オリジナルは「Groupie (Superstar)」という曲名)が収録されており、両者を聴き比べてみるのも面白いです。


 
デラニー&ボニー
Sony Music Direct
【ディスク1】
  1. オンリー・ユー・ノウ・アンド・アイ・ノウ
  2. ウェイド・イン・ザ・リヴァー・ジョーダン
  3. サウンド・オブ・ザ・シティ
  4. ウェル・ウェル
  5. アイ・ノウ・ハウ・イット・フィールズ・トゥ・ビー・ロンリー
  6. カミン・ホーム
  7. ムーヴ・エム・アウト
  8. ビッグ・チェンジ・カミン
  9. ア・グッド・シング (アイム・オン・ファイア)
  10. スーパースター
  11. アイ・ノウ・サムシング・グッド・アバウト・ユー
  12. カントリー・ライフ
  13. オーヴァー・アンド・オーヴァー (『サムシングズ・カミング』 より) <ボーナス・トラック>
  14. アイム・ノット・ユア・ラヴァー、アイム・ユア・ラヴィー (『サムシングズ・カミング』 より) <ボーナス・トラック>
  15. グッド・ヴァイブレイションズ (『スウィート・ボニー・ブラムレット』 より) <ボーナス・トラック>
  16. アー・ユー・ア・ビートル・オア・ア・ローリング・ストーン (『モービアス・ストリップ』 より) <ボーナス・トラック>
  17. (ユー・ドント・ノウ) ハウ・グラッド・アイ・アム (『スウィート・ボニー・ブラムレット』 より) <ボーナス・トラック>
  18. カリフォルニア・レイン (『モービアス・ストリップ』 より) <ボーナス・トラック>

Macchi * サザンロック・スワンプ * 19:37 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Barry Goldberg/Barry Goldberg(1974)

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2014年第26週の帰宅BGMは、Barry Goldbergのソロアルバム『Barry Goldberg』を聴きました。

このアルバム、かねてよりスワンプ名盤として、CD化が切望されていたアルバムで、2009年に初めてCD化されました。
しかしそれも今や廃盤で、アマゾンでもマーケットプレイスで高値で売られていましたが、今回の新・名盤探検隊で再CD化され値段もお手頃になって嬉しい限りですね。
僕も気になっていたアルバムだけに、早速買いました。

ジャケットを見る限りでは、アルバム中で聴かせる本人のそのヴォーカルは、ジャケットのイメージを裏切らない、良く言えば微笑ましい、悪く言えば能天気なヴォーカルなのですが、そのアーティスト遍歴は凄いものがありますね。
Steve Millerと組んだり、Mike Bloomfield等とThe Electric Flagを結成したりと、ホワイト・ブルース界の大物キーボーディストです。
1970年代半ばには、やはりMike BloomfieldとKGBを結成し、これにはCarmine Appiceも参加しましたね。

ブルーズ界の大物やスワンプ名盤といっても、冒頭の曲「Stormy Weather Cowboy」からまず流れてくるBarryのヴォーカルは、決してどころか全然ソウルフルではなく、優しい素朴なヴォーカルなのですが、これはこれで味がありますね。
続くカーニバル調のホーンセクションをフィーチャーした「Shady Hotel」や、テックスメックス調の4曲目「Silver Moon」でも、ファンキーさとかはさほどなく、Barryのほのぼのとしたヴォーカルが曲一面を覆います。

Gerry Goffinと共作した3曲目の「It's Not the Spotlight」になって、バックの女性ヴォーカルがスワンプらしさをグッと盛り上げますが(Barry自身はいたって彼らしさを変えてません)、この曲は1975年にRod Stewartがアルバム『Atlantic Crossing』で取り上げています。
他に6曲目の『(I've Got To Use My) Imagination』も、女性バックヴォーカルが参加して、やはり南部色を強くしていますが、この曲もGerry Goffinとの共作で、やはり他の人が取り上げヒットさせています。

7曲目の「Orange County Bus」のような、ドタバタとしたカントリー調のテンポの速い曲では、かなり無理のあるヴォーカルなのですが、続く「She Was Such a Lady」のようなゆったりとしたブルージーなバラードでは、その持ち前のほのぼのさを発揮しています(ハッキリ言って上手くはない)。

マッスル・ショールズ・サウンド・スタジオに赴き録音されたこのアルバムは、Pete CarrやEddie Hinton、Roger Hawnkins、Bob Dylanなどが豪華な面々が録音に参加し、Bob DylanとJerry Wexlerがプロデュースしました。

過度な南部色、ブルーズ色を期待すると、Barry本人のヴォーカルにガックリきてしまいますが、これはこれで味わいのあるアルバムではないでしょうか。

そういえば、上記の2009年の初CD化の際には、ボーナストラックが収録されているものの、曲順がオリジナルと全然違っていたようです。
それを考えると、今回の再発は、アルバム選択、値段、オリジナル再現度といい、まさにグッドな再発ですね。

バリー・ゴールドバーグ
ワーナーミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. ストーミー・ウェザー・カウボーイ
  2. シェイディ・ホテル
  3. それはスポットライトではない
  4. シルヴァー・ムーン
  5. ミンストレル・ショウ
  6. つきせぬ思い
  7. オレンジ・カウンティ・バス
  8. シー・ワズ・サッチ・ア・レイディ
  9. ビッグ・シティ・ウーマン
  10. ダスティ・カントリー

Macchi * サザンロック・スワンプ * 21:24 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Here Be Dragons/Jupiter Coyote(1998)

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そろそろスワンプやサザン・ロック辺りを聴きたいなぁと思い、自宅のCD棚を物色していたところ出てきたCDです。
買った記憶も、どんな内容だったのかも全く覚えていません…。
というわけで2014年第9週の通勤BGMは、この出てきたアルバム、Jupiter Coyoteの『Here Be Dragons』を聴きました。

ライナーノーツによると、Jupiter Coyoteはジョージア州出身のバンドで、本作が5枚目のアルバムだそうです。
アルバムジャケットは、ハッキリ言ってサザン・ロックだとかスワンプだとか、カントリーっぽさが微塵も感じられませんが、帯に情感溢れるスライド・ギターとか書かれると、否が応でも期待が高まります。

アルバム冒頭を飾る「Everytime」は、カントリー・ロック調の曲。土臭さというものはそれほど感じられず、アコースティック調のギター類のサウンドやメロディが心地いい曲です。ヴォーカルも入るのですが、歌モノというより、カントリー・インストっぽい曲です。
2曲目「Seven Canadas Geese」も系統的には前曲「Everytime」に続く、アコースティック・ギター類のサウンドやメロディが心地いいカントリー・ロック調の曲ですが、骨っぽいヴォーカルと力強いドラムが入った歌モノの曲です。曲後半は、徐々に演奏が盛り上がっていくのも聴きどころです。
3曲目「Words」は、気だるいヴォーカルとバックの女性コーラスが南部テイストを感じさせます。ハモンドオルガンも入るのも特徴。途中までダルな感じで進みますが、曲中盤で転調し、ハードにドライヴィングする展開となります。
4曲目「Ship In The Bottle」。ポップでアコースティック・ギターがベースになっている曲ですが、バックのドラムやエレキギターが意外に力強いロックです。
5曲目「I Know Nothing」。曲前半は落ち着いたアコースティック・ギターの演奏をバックにした、女性ヴォーカルとのデュエット調のバラードですが、中盤から一転、スライド・ギターも入るアップテンポのロックになります。

アルバム後半の6曲目「150 Years Ago」は、カントリー調の曲」。この曲のストリングスのアレンジは、なんとあのKansasのヴァイオリニストDavid Ragsdale。
7曲目「Find」。この曲も、「Everytime」同様、ヴォーカルは入るのですが、歌モノという側面よりもカントリー・インスト調の曲で7分半近くにも及ぶ曲です。
8曲目の「Rose Hill」は、テンポのいいファンク調の曲です。ただ、ファンク調といっても粘っこさはそれ程ありません。爽やかなファンク調ともいうべきでしょうか。
9曲目「Rain」は、「Ship In The Bottle」に続くポップな曲。
そして最後の曲「Better」は、「Rain」からの流れの曲のような始まるアコースティック調の曲。ドブロも入り、渋く落ち着いた曲です。

アメリカン・ルーツ・ロック・バンドですが、ブルーズとかカントリー臭はさほど強くなく、メロディを重視した意外にポップなバンドです。ただポップとはいうものの、ヴォーカルが前面に出た歌モノ的な部分は強くなく、演奏を重視した楽曲が中心です。アルバムよりもライヴを重視したバンドなのでしょう。
車の運転や何かをしている時に、バックで流れている分には非常に心地いいのですが、アルバムをしっかりと聴こうという場合には、もう少しシングル向きな歌モノの曲も欲しいかなと思います。

 

Macchi * サザンロック・スワンプ * 01:25 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Texas Tornado/The Sir Douglas Band(1973)

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釣りの記事を一刻も早く書きたいのですが、順番というものがあるので、ささっと。

先週の事になってしまいますが、2012年第38週の通勤BGMは、The Sir Douglas Bandの『Texas Tornado』を聴きました。

以前Doug Sahmのアルバム『Groovers Paradise』を取り上げた事がありますが、今回聴いたアルバムは、そのDoug SahmがThe Sir Douglas Band名義で、『Groovers Paradise』の前年に発表されたアルバムです。

Doug Sahmは、白人音楽のカントリー、黒人音楽のブルーズ等の音楽に加え、メキシコ音楽までにも影響を受けた「テックス・メックス」なる音楽で有名ですが、このアルバムではホーンセクションを大きくフィーチャーしているのが特徴です。
ブルージーな曲調にファンキーなホーンセクションを加えた「San Francisco FM Blues」、ジャジーな「Someday」も素晴らしいのですが、特に「Blue Horizon」と「Ain't That Loving You」は、ホーンセクションの他にエレピの音色も鮮やかなムードに溢れた曲。特に前者は、さらにラテンのリズムも加え、ミステリアスな雰囲気も醸し出していて、アルバム中一番の名曲です。

他にも郷愁に溢れた「Tennessee Blues」の他に、「Chicano」や「I'll Be There」などのカントリー調の曲、「Texas Tornado」といったロックンロール調の曲まで収録しており、「テックス・メックス」に相応しい様々な音楽から影響を受けたアルバム内容です。

評価:
サー・ダグラス・バンド
イーストウエスト・ジャパン
【ディスク1】
  1. サンフランシスコ・FM・ブルース
  2. サムデイ
  3. ブルー・ホライゾン
  4. テネシー・ブルース
  5. エイント・ザット・ラヴィング・ユー
  6. テキサス・トルネイド
  7. ワン・メンドーザ
  8. チカノ
  9. アイル・ビー・ゼア
  10. ハード・ウェイ
  11. ニッティ・グリッティ

Macchi * サザンロック・スワンプ * 22:52 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

L. A. Getaway/L. A. Getaway(1971)

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2012年第27週の帰宅BGMは、『L. A. Getaway』。

L. A. Getawayは、Joel Scott Hillを中心に、Johny Barbata(The Turtles)、Chris Ethridge(The Flying Burrito Brothers)の3人で結成されたプロジェクトで、この唯一のアルバムは、LAスワンプの傑作アルバムです。
と同時に、世の中には錚々たる有名ミュージシャンが録音に参加しているにもかかわらず、アルバムクレジットには表立って大きく書かれない、当ブログみたいな音楽レヴュー泣かせのアルバムが時々ありますが、このアルバムもそんなアルバムの一つかなという感もあります。

冒頭のBo Diddleyの代表曲のカヴァー「Bring It To Jerome」で、最初からノックアウトされます。
Joel Scott Hillの渋く熱いヴォーカルに、ブルージーなギターとブルースハープ。そして、縦横無尽に駆け巡るピアノ。ギターはHillですが、ハープはJohn Sebastianで、ピアノはDr. Johnだそうです。
L. A.産とは想像も出来ないような、黒っぽいサウンドに脱帽です。
Chuck Berryのカヴァー「The Promised Land」や、「Big City」でも、炎のようなロックンロールに、Hillは熱いヴォーカルを聴かせてくれますね。
Dave Masonも曲作りに参加した次曲「It's Your Love」は、Hillの粘っこいギターもいいのですが、バックコーラスを務めるBlackberriesのゴスペル調のコーラスが光ります。ピアノにはLarry Knechtelが参加。

また、「Long Ago」のようにしっとりと聴かせるバラードが収録されているのも憎いです。
ブルーズはブルーズでも、Booker T. Jonesが提供した「Ole Man Trouble」では、都会的なサウンドを聴かせてくれて、泥臭いばかりのブルージー感にとどまらないところが、このアルバムを格好いいものに仕上げています。
「Eyesight」でのサックスも、都会的なものを感じさせますね。

Dr. Johnが、本名のMack Rebennackで曲を提供した「Craney Crow」と、アルバムタイトル曲「L. A. Getaway」は、熱いヴォーカルのHillとは対照的な、Chris Ethridgeが気だるいヴォーカルを披露。「Craney Crow」ではSneaky Peteがスライドギターのようなスティールギターを弾き、「L. A. Getaway」では、Clarence WhiteとLeon Russellが録音に参加しています。

泥臭さあり、ロックンロールあり、都会的なサウンドありと、最高のアルバムですが、これ1枚限りで終わってしまったのは残念でしたね。
Joel Scott HillとChris Ethridgeは、後に新生The Flying Burrito Brothersで再び顔を合わせています。

評価:
L.A.ゲッタウェイ
イーストウエスト・ジャパン
【ディスク1】
  1. ブリング・イット・トゥ・ジェローム
  2. イッツ・ユア・ラヴ
  3. ロング・アゴー
  4. クレイニー・クロウ
  5. プロミスト・ランド
  6. オール・マン・トラブル
  7. アイサイト
  8. L.A.ゲッタウェイ
  9. ビッグ・シティ
  10. ソー・ロング

Macchi * サザンロック・スワンプ * 15:57 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Mr. Bojangles/Jerry Jeff Walker(1968)

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2012年第14週の帰宅BGMは、Jerry Jeff Walkerの『Mr. Bojangles』。

アルバムタイトル曲は、Nitty Gritty Dirt Bandがカヴァーし、1971年に全米9位までに昇るヒット曲となりましたが、今回聴いたのは、そのオリジナル曲が収録されたアルバムです。

冒頭を飾る「Gypsy Songman」や「I Makes Money(Money Don't Make Me)」に象徴されるように、テキサス初のカントリーロックなのですが、Jerry Jeff Walker自身はニューヨーク出身のSSWで、テキサスに移ってきた人物です。

ニューヨーク出身という事で、フォークリバイバルを通過している事もあって、「Little Bird」や「Broken Toys」、「My Old Man」などのフォーキーな曲では、まるで子守唄のように、優しく語りかけるかのような感じがたまらなく安心感を与えてくれます。

また、「I Keep Changin'」や「Maybe Mexico」のようなカントリーロック曲では、南部の曲らしく粘っこい感じが良いです。

そしてやはりアルバムタイトル曲の「Mr. Bojangles」。
ニューオリンズの拘置所で実際に出会った老人をモデルにした曲ですが、移り行く時代の流れを見つめてきた老人を描く様は、まるで自分がその老人にでもなったかのように、何だか懐かしい気分にもさせてくれる物語です。

プロデューサーは、Tom Dowd。
David Brombergがレコーディングに参加しています。

評価:
Jerry Jeff Walker
Atlantic / Wea
【ディスク1】
  1. Gypsy Songman
  2. Mr. Bojangles
  3. Little Bird
  4. I Makes Money (Money Don't Make Me)
  5. Round And Round
  6. I Keep Changin'
  7. Maybe Mexico
  8. Broken Toys
  9. The Ballad Of The Hulk
  10. My Old Man
  11. Mr. Bojangles (Original Mono Single Version)
  12. Round And Round (Original Mono Single Version)

Macchi * サザンロック・スワンプ * 20:48 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Motel Shot/Delaney & Bonnine & Friends(1971)

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2012年第2週の通勤BGMは、Delaney & Bonnine & Friendsの『Motel Shot』を聴いてきました。

ツアー先の宿泊場所であるモーテルでのジャムセッションを収録した本盤。
スタジオ録音と違うのは当然ですが、ライヴ録音とも違い、フリーキーで生々しい感覚が伝わるリアルなアルバムです。

アルバムは、トラッドソングである「Where The Soul Never Dies」からスタートしますが、冒頭から豪快なゴスペルコーラスに圧倒されます。
続く「Will The Circle Be Unbroken」もトラッドソングで、こちらは1920年代〜1940年代にかけて活動したカントリーグループ、The Carter Familyによって歌われヒットした曲。カントリーグループによって歌われた曲と聞くと、本番に収録されたやはりド迫力のゴスペル調の曲調には違和感を感じますが、The Carter Family自身もゴスペルのようなハーモニーを特徴としていたそうです。
「Rock Of Ages」もゴスペル調のトラッドソングですが、この曲ではLeon Russellのダミ声が聴き取れます。
以降も「Long Road Ahead」、「Faded Love」とソウルフルな曲調の曲が続きますが、「Talkin' About Jesus」では、Joe Cockerが熱いヴォーカルを聴かせてくれます。

Robert Johnsonの「Come On In My Kitchen」以降は、ブルージーなナンバーが続きます。「Don't Deceive Me (Please Don't Go)」は、リズム&ブルース系のシンガーChuck Willisの曲ですが、ここではBonnie Bramlettがしっとりと、そして段々と熱く歌い上げていき、個人的にこのアルバムで1番お薦めの曲です。

「Nver Ending Song Of Love」、「Sing My Way Home」はオリジナル曲ですが、それまでの熱いブラックフィーリングに溢れた曲から一息つき、グッとのんびりとした雰囲気に包まれます。両曲のコーラスや、「Sing My Way Home」でのスライドギターが聴き所です。

そして、アルバムはまたソウルフルな「Going Down The Road Feeling Bad」、カントリー調の「Lonesome And A Long way From Home」へと移り、フリーキーな雰囲気を漂わせながら幕を閉じます。

各曲の収録場所や参加ミュージシャンのクレジットなどは、詳しく書かれていないのですが、ライナーノーツにはGram Parsons、Bobby Whitlock、Jim Keltner、Dave Mason、Duane Allman、Carl Radle、Leon Russellなどビックリする位豪華な顔ぶれのミュージシャンの名前が書かれています。
また、Joe Cockerのように名前こそ書かれていませんが、ハッキリとその存在を確認出来るミュージシャンもおり、参加ミュージシャンが誰か、耳をじっくりと傾けるのも楽しいアルバムです。

評価:
デラニー&ボニー&フレンズ
ワーナーミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. ソウルは死なず
  2. ウィル・ザ・サークル・ビー・アンブロークン
  3. ロック・オブ・エイジ
  4. ロング・ロード・アヘッド
  5. 色あせた恋
  6. トーキン・アバウト・ジーザス
  7. カム・オン・イン・マイ・キッチン
  8. ドント・ディシーヴ・ミー
  9. 愛の歌は永遠に
  10. シング・マイ・ウェイ・ホーム
  11. フィーリング・バッド
  12. ロング・ウェイ・フロム・ホーム

Macchi * サザンロック・スワンプ * 13:18 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Ululu/Jesse Davis(1972)

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帰りに1週間聴いてきたのが、Jesse Davisのセカンドアルバム『Ululu』。
スワンプロックの名盤です。

そもそもJesse Davisを聴こうと思ったのは、少し前にTaj Mahalの過去のスタジオライヴ映像を観たからです。
熱唱するTaj Mahalの傍でギターを弾くギタリストを観た時、最初は誰だか分からなかったのですが、少ししてJesse Davisだと分かりました。
彼のファースト、セカンドともアルバムは持っていましたが、(もしかしたら結構有名な映像なのかもしれませんが)まさかギターを弾いている映像を観られるとは思っていませんでしたので、ちょと得した気分になりました。

そんなJesse Davisの『Ululu』ですが、1曲目「Red Dirt Boogie, Brother」から、強烈なスワンプ臭の漂う世界が展開されます。
のらりくらりとしたリズムと共に展開されるブルージーな曲と、それに被さる気だるいJesse Davisのヴォーカルは、決して上手いわけではないし、味があるというのとも違う。でもこんな曲にはこんなヴォーカルだからこそ雰囲気が出るというもの。

ノリノリのリズムにゴスペル調のバックコーラスを配した「White Line Fever」や、George Harrison作の「Sue Me, Sue You Blues」で展開される分厚いスライドギターも、どっぷりスワンプの世界にはまらせてくれます。

紹介が前後してしまいますが、こちらも濃厚なスライドギターのソロが印象的な「My Captain」や、「Farther On Down The Road (You Will Accompany Me」では、後者は師でもあるTaj Mahalとの共作曲、そして前者はその師に捧げられた曲とも言われますが、どこか懐かしさを感じさせる両曲のバラードはなかなかうっとりと聴き入らせてくれます。

The Bandのカヴァー曲「Strawberry Wine」もあり、Leon Russell、Larry Knechtel、Jim Keltnerといった手堅いバック陣とともに繰り広げられるルーズな世界にはしびれるものがあります。

評価:
ジェシ・デイヴィス
ワーナーミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. レッド・ダート・ブギー
  2. ホワイト・ライン・フィーヴァー
  3. 遠い道のり
  4. スー・ミー,スー・ユー・ブルース
  5. マイ・キャプテン
  6. ウルル
  7. おゝスザンナ
  8. ストロベリー・ワイン
  9. メイク・ア・ジョイフル・ノイズ
  10. アルカトラス ※〈HDCD/紙ジャケット仕様〉

Macchi * サザンロック・スワンプ * 15:22 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Brothers Of The Road/The Allman Brothers Band(1981)

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以前このアルバムの前作である『Reach For The Sky』を取り上げましたが、今回はその次のアルバムである『Brothers Of The Road』を取り上げます。

再結成Allman第3弾、Arista移籍第2弾アルバムであるこのアルバムですが、この後1982年に再び解散してしまった事もあり、このアルバムの評価はあまり高くありません。
このアルバムからは、「Straight From The Heart」という曲が、全米39位のヒットを記録していますが、一聴すれば分かると思うのですが、非常にポップな歌モノアルバムです。

全10曲中、Dickey Bettsの曲が6曲を占め、ヒット曲の「Straight From The Heart」をはじめとして、「Maybe We Can Go Back To Yesterday」など、いかにも当時のAORサウンドを意識したような曲が展開されます(上記2曲ともGregg Allmanがリードヴォーカルを執っているのも面白いです)。フィドルやスティール、スライドギターのような楽器も演奏される曲もありますが、カントリー的な要素はほとんどありません。ラテンっぽいリズムの曲が多いのも、このアルバムでのBettsの曲の特徴です。

一方、3曲を提供しているGregg Allmanは、「Leavin'」、「Never Knew How Much (I Needed You)」、「Thing You Used To Do」の3曲とも、ブルージーな曲あり、カントリー調のゆるやかな曲ありと、孤軍奮闘といったところでしょうか。

いまいち感の強いアルバムのように思われますが、個人的には、よくギターが走っており、ポップですがそれなりにひたむきさは伝わります。
前作よりは楽しめるかなとも思います。

評価:
オールマン・ブラザーズ・バンド
BMG JAPAN
【ディスク1】
  1. ブラザーズ・オブ・ザ・ロード
  2. 俺は出て行く
  3. ストレイト・フロム・ザ・ハート
  4. ザ・ヒート・イズ・オン
  5. ゴー・バック・トゥ・イエスタデイ
  6. ザ・ジャッジメント
  7. ツー・ライツ
  8. ジュリーに捧ぐ
  9. いつもの手口
  10. アイ・ベグ・オブ・ユー

Macchi * サザンロック・スワンプ * 22:29 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

On Tour With Eric Clapton/Delaney & Bonnie & Friends(1970)

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仕事が忙しく、またちょっと嫌な事があり、なかなか更新出来ませんでした。
連休中は一応仕事自体は休みなのですが、とはいうもののちょっと忙しい(?)ので、一つ一つの記事は少々手短に更新です。

Delaney & Bonnie & Friendsの、1969年年末のイギリス公演を収録したライヴ盤です。
全米29位を記録した、彼等のアルバムの中でも最高セールスのアルバムで、何と言ってもEric Claptonがツアーメンバーとして参加し、Claptonがアメリカ南部音楽へ興味を傾けていく様を物語る上で欠かせない名盤でもあります。

黒人並みのソウルフルなヴォーカルを聴かせる、Delaney BramlettとBonnie Bramlettの才能は物凄いのですが、とはいうものの、Delaney & Bonnie自体はこのライヴ盤を出すまでに、たった2枚のアルバムしか出しておらず(うち1枚は、お蔵入りとなった幻のデビューアルバム)、彼等の名声自体は、まだそれほどでもなかったようです。
しかし、Claptonとの交流、そしてClaptonがツアーメンバーとして参加した事が彼等の名声を一気に高めた感もあり、彼らが音楽的にClaptonに影響を与えた事も考えると、相乗効果があったと言えるでしょう。

Clapton以外のツアーメンバーの顔ぶれもそうそうたるもので、Dave MasonやJim Gordon、Rita Coolidgeなど強者揃いです。
Delaney & Bonnie、そしてClaptonをはじめとする強者揃いのメンバーによるライヴは、ブルーズやR&Bをベースに、粘っこくてパワフルなサウンドを聴かせてくれます。
なかでも、「That's What My Man Is For」は、アルバム中でも最大の聴き所のブルージーなバラードナンバーだと思います。

評価:
デラニー&ボニー
イーストウエスト・ジャパン
【ディスク1】
  1. シングス・ゲット・ベター
  2. プアー・イライジャ~トリビュート・トゥ・ジョンソン(メドレー)
  3. オンリー・ユー・ノウ・アンド・アイ・ノウ
  4. ドント・ウォント・トゥ・ディスカス・イット
  5. ザッツ・ホワット・マイ・マン・イズ・フォー
  6. ゼアーズ・ア・ウィル,ゼアーズ・ア・ウェイ
  7. カミン・ホーム
  8. リトル・リチャード・メドレー:トゥティ・フルッティ~ガール・キャント・ヘルプ・イット~のっぽのサリー~ジェニ・ジェニ

Macchi * サザンロック・スワンプ * 22:03 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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