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Northern Lights - Southern Cross/The Band(1975)

JUGEMテーマ:音楽

梅雨明けして以来、関東では厳しい暑さが続きますね。
暑くて今一つ頭の回転も回らないので簡単に…。

2015年第30週の通勤BGMは、The Band7枚目のアルバム『Northern Lights - Southern Cross』を聴きました。

本作を発表した頃、バンドは、Robbie Robertsonとその他のメンバー間での対立が激しくなってきた時期であり、解散へと一歩近づきつつあった時期です。
そんな中で発表された本作は、全曲Robertsonのペンによる曲で構成され、Robertson主導で作製されたアルバムです。

デヴューアルバムでは、アメリカのルーツミュージックであるR&Bやブルーズ、ゴスペル、フォーク、カントリー等をベースにしたロックを、シンプルなまでに体現したThe Band。
このアルバムでもそういった、土臭くて、暑苦しいとも受け取られがちなアメリカン・ロックの原点を、「Forbidden Fruit」やホンキートンク調の名曲「Ophelia」などで披露しています。

しかしこのアルバムでは、そんなルーツミュージックへの憧憬以上に感じられるのが、モダンな感触が特徴的。
Rick Dankoの名唱が光るバラード「It Makes No Difference」。ポップできらびやかな「Jupiter Hollow」。映画のエンディングを思わせる「Rags & Bones」など、アルバム後半はデヴュー当初とは異なるバンドの姿が垣間見えます。

時代は、ロックが産業として巨大化していく時代へ。
彼等(Robertson)なりの時代への対応が、本作だったのかもしれませんね。

 
Band
Capitol
【ディスク1】
  1. Forbidden Fruit
  2. Hobo Jungle
  3. Ophelia
  4. Acadian Driftwood
  5. Ring Your Bell
  6. It Makes No Difference
  7. Jupiter Hollow
  8. Rags & Bones
  9. Twilight (Early Alternate Version)
  10. Christmas Must Be Tonight (Alternate Version)

Macchi * 70年代東海岸ロック * 21:14 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Down Home/Seals & Crofts(1970)

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2014年第3週の帰宅BGMは、Seals & Croftsの『Down Home』を聴きました。
彼等については、以前にヒットアルバム『Summer Breeze』を記事にしましたが、今回聴いたアルバムは、その前作にあたるセカンドアルバムです。

このアルバムは、ワーナーに移籍する前、TAレコードというマイナーレーベルにまだ在籍していた頃発表したアルバムですが、売れ行きはパッとしなかったものの、なかなかどうして、John Simonがプロデュースし、John Hall、Paul Harris、Harvey Brooks、などの名手達が、そしてSimon自身もプレイヤーとして参加した隠れ名盤じゃないでしょうか。

僕は、彼等のアルバムについては、今回のアルバムと『Summer Breeze』しか聴いた事がありませんが、彼等の音楽の特徴についてよく挙げられる、異国情緒漂う楽曲は、本作では4曲目「Robin」や5曲目「Hollow Reed」、8曲目「Today」で、その傾向はみられるものの、まだそれ程顕著ではありません。

トラッド・ミュージック調の3曲目「Purple Hand」、カントリー調の10曲目「Granny Will Your Dog Bite ?」など、ルーツ・ミュージック系統の曲もあります。

しかし、何と言ってもウッドストック系、東海岸のミュージシャン達が集っただけあって、冒頭の「Ridin' Thumb」、2曲目の「Hnad-Me-Down Shoe」、そして最後の「Leave」など、ジャジーな雰囲気や、ソウル、R&Bなどブラック・ミュージック調の、これらのどことなく都会的なサウンドの曲達が特徴的でしょう。

6曲目のバラード「Gabriel Go On Home」から7曲目の「Tin Town」にかけてのポップセンスも、なかなかの佳曲で、「Gabriel Go On Home」は、本アルバム一番のお薦め曲です。

Seals & Crofts
Wounded Bird Records

Macchi * 70年代東海岸ロック * 22:23 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

It All Comes Back/Paul Butterfield's Better Days(1973)

2012年第20週の帰宅BGMは、Paul Butterfield's Better Daysのセカンドアルバム『It All Comes Back』。

Paul Butterfield's Better Daysのファーストアルバムは、以前取り上げましたが、ファーストアルバムはもちろんいいのですが、このセカンドアルバムもいいですね。

「Too Many Drivers」も、Mose Allisonの「If You Live」も、一聴して明らかなようにブルーズなのですが、Butterfield自身のブルースハープも含め個々のプレーヤーも演奏も素晴らしいのですが、やはりButterfieldの滑らかなヴォーカルが聴きものです。
ホーンセクションもフィーチャーし、ソウル、ファンク調へと展開する「It's Getting Harder To Survive」でも、冒頭のRonnie Barronのソウルフルなファルセットヴォイスに耳を奪われます。
そしてヴォーカルといえば、Geoff Muldaurがリードを執ったBobby Charlesのペンによる「Small Town Talk」。前作の「Please Send Me Someone To Love」のように熱唱こそしませんが、震えるような甘い声は引き継がれています。ブルージーな「Poor Boy」でもGeoff Muldaurがヴォーカルを執っているのですが、「Small Town Talk」と、気だるいヴォーカルを聴かせる「Poor Boy」を聴き比べてみると面白いかもしれません。

Paul Butterfieldはホワイトブルーズの代表的なミュージシャンで、Paul Butterfield Blues Bandでの活動も名高い人ですが、Paul Butterfield's Better Days、特にこのセカンドアルバムは何と言うか、饒舌なブルーズとでも表現したらいいのでしょうか、ブルーズを滑らかに聴かせるアルバムですね。
ブルーズというと、頑固一徹、職人気質の音楽のように感じるのですが、Amos Garrettの官能的なブルーズギターと、滑らかなヴォーカルがそんな感じにさせるのかなと思います。
また、ファンク調の「It's Getting Harder To Survive」や「Take Your Pleasure Where You Find It」、そしてThe Bandの「The Weight」を連想させるような、アルバムタイトルにもなっている「It All Comes Back」といった、ブルーズ調の曲ばかりにこだわらない間口の広さも、取っ付き難さを感じさせず、聴かせる要因なのかなと思います。

評価:
Paul Butterfield
Rhino / Wea
【ディスク1】
  1. Too Many Drivers
  2. It's Getting Harder To Survive
  3. If You Live
  4. Win Or Lose
  5. Small Town Talk
  6. Take Your Pleasure Where You Find It
  7. Poor Boy
  8. Louisiana Flood
  9. It All Comes Back

Macchi * 70年代東海岸ロック * 18:37 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Better Days/Paul Butterfield's Better Days(1972)

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ホワイト・ブルーズの名アーティスト、Paul Butterfieldが、Paul Butterfield Blues Band解散後、1971年にウッドストックに移り住み、Geoff MuldaurやAmos Garrett等を集めて結成した新バンドがPaul Butterfield's Better Days。
当時新進気鋭のレーベル、ベアズヴィル・レコードから、彼等が1972年に発表したファーストアルバムが、今回取り上げた『Better Days』です。

Paul Butterfield Blues BandでもカヴァーしたRobert Johnsonの「New Walkin Blues」をはじめとして、ちょっとディープなブルーズナンバー「Baby Please Don't Go」、ホーンをフィーチャーした「Broke My Baby's Heart」、バラードナンバー「Done A Lot Of Wrong Things」、軽快なラストナンバー「Highway 28」など、どっぷりと深みにハマリ過ぎないブルージーな曲も収録したブルーズアルバムです。

そしてなんといってもアルバム最大の聴き所は、Geoff Muldaurがリードヴォーカルを執る珠玉のバラード「Please Send Me Someone To Love」。
ゆったりとした入り口から徐々に盛り上がり、最後にはGeoff Muldaurが熱く歌う同曲には、何度聴いてもたまらない極上の甘さがあります。

評価:
ポール・バターフィールズ・ベター・デイズ
ビクターエンタテインメント
【ディスク1】
  1. ニュー・ウォーキン・ブルース
  2. 愛する人が欲しくて
  3. ブローク・マイ・ベイビーズ・ハート
  4. ダン・ア・ロット・オブ・ロング・シングス
  5. ベイビー・プリーズ・ドント・ゴー
  6. 生きながらブルースに葬られ
  7. ルール・ザ・ロード
  8. 私の罪
  9. ハイウェイ28
  10. ニュー・ウォーキン・ブルース〔シングル・ヴァージョン〕 (ボーナス・トラック)
  11. ルイーズ (ボーナス・トラック)
  12. キープ・ラヴィン・ミー・ベイビー (ボーナス・トラック)

Macchi * 70年代東海岸ロック * 17:24 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Indelibly Stamped/Supertramp(1971)

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ジャケットといえば、このアルバムのジャケットは、なかなかムハ!ものだが、Supertrampのアルバムを買ったのも、聴いたのも、これが初めて。
ちょうど、去年の今頃、横浜の新星堂ジョイナス店が改装するとの事(結局規模が縮小したが)で、半額で売っていたものを、初めてゲットしたSHM-CD。
まあ、半額ぐらいにならないと、SHM-CDなんてそう買わないから…。

Supertrampといえば、なんと言っても1979年に発表した6枚目のアルバム『Breakfast In America』のヒットが有名だけれども、バンド自体が上昇気流に乗り始めたのは、今回聴いたセカンドアルバム『Indelibly Stamped』の次作、サードアルバム『Crime Of The Century』から。

今回聴いたアルバムは、まだヒット作には到らなかったが、これはなかなかの好盤。
Supertrampは、結成当初からRick DaviesとRoger Hodgsonが中心となったバンドで、3枚目までは、この二人を除いたメンバーの入れ替わりが激しく、このセカンドアルバムでは、メンバーに初めてフルート、サックスの奏者を入れている。

アルバム収録曲は、中心メンバーのRick DaviesとRoger Hodgsonの嗜好がくっきりと出ていて、Rick Daviesは、「Your Poppa Don't Mind」や、(曲作りの主導はHodgsonで、リードヴォーカルを執る)「Remember」のようなロックンロール調やブルージーな曲で、Roger Hodgsonは、ポップでフォーキーな「Travelled」、「Rosie Had Everything Planned」などの曲で、それぞれ特色を出している。
イギリスのバンドだけど、「Coming Home To See You」のように、ちょっとカントリーっぽい曲も演奏していて、スワンプっぽいバラード「Times Have Changed」など、アメリカのバンドのような部分も垣間見せていて面白い。

ところで、このアルバムに収録されている「Foever」と「Times Have Changed」は、初めて聴いた気がしない。
なんかテレビのCMとかで使われていたような気が…。

評価:
スーパートランプ
USMジャパン
【ディスク1】
  1. パパは気にしない
  2. 歌の世界へ
  3. 悲しきロージー
  4. おかしなことさ
  5. 永遠の愛
  6. ポッター氏の午後
  7. カミング・ホーム
  8. 時は移りゆく
  9. 必要な友
  10. エイリーズよ急げ

Macchi * 70年代東海岸ロック * 16:15 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

The J. Geils Band/The J. Geils Band(1970)

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The J. Geils Bandの名前は聞いていたけど、曲を聴くのは初めて。
このバンドは格好いいなぁ。
今回聴いたアルバムは、彼等のデヴューアルバム。


R&B風味の自作曲から始まるアルバムは、ちょっとポップで軽快なR&B調の自作曲と、John Lee Hooker、Otis Rush、'Smokey' Robinson、Albert Collinsといったブルーズマン達のカヴァーを、ちょうど半々づつ収録したもの。


ブルーズやR&Bに対する真摯な姿勢を感じるけど、ボストンをベースにしているせいか、泥臭さというものはなく、むしろ都会的な骨太のサウンドが真骨頂。
Peter Wolfの吠えるヴォーカルも格好いい。


個人的なお薦め曲は、どっぷりブルーズに浸かったJohn Lee Hookerのカヴァー「Serves You Right To Suffer」も魅力的だが、オリジナルのインスト曲「Ice Breaker For The Big M」。

評価:
The J. Geils Band
Rhino
【ディスク1】
  1. Wait
  2. Ice Breaker (For the Big "M")
  3. Cruisin' for a Love
  4. Hard Drivin' Man
  5. Serves You Right to Suffer
  6. Homework
  7. First I Look at the Purse
  8. What's Your Hurry
  9. On Borrowed Time
  10. Pack Fair and Square
  11. Sno-Cone

Macchi * 70年代東海岸ロック * 13:46 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

The Nightfly/Donald Fagen(1982)

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本年第2週の通勤BGMは3枚のアルバムを。
まず1枚目は、Donald Fagenが1982年に発表したファーストソロアルバム『The Nightfly』。


Eaglesなど70年代の大物グループが、相次ぎ再結成ブームに沸いていた1990年代中頃、Steely Danも再結成したが(もはやバンドとしての体裁を揃えていないので、Donald Fagen & Walter Beckerのコンビが復活したと表現した方がいいか)、ちょうどその頃僕は学生で、丸の内のオフィス街を少しばかり通り抜け、地下鉄の大手町駅を利用していた。
ちょうどSteely Danが来日している時、大学の帰りに、丸の内のオフィス街を歩いていると、Steely Danのライヴパンフレットを持っているOLとすれ違ったが、その時妙になんかその女性を大人っぽくてかっこいいなぁと感心した覚えがある。


今回聴いたアルバムは、Don HenleyやMichael McDonaldと並んで、70年代に活躍したバンドのメンバーが、相次いで発表したソロアルバムのうちの一つで、非常に評価の高い作品だけれども、Steely Danについては、ベスト盤位しか聴いた事がないので、正直このDonald Fagenのソロと、Steely Danとの違いがよく分からなかった…。
まあ、Walter Beckerと並んでSteely Danの核を担っていた人だから、当然それっぽく聴こえるのは当たり前だが。


しかし、とはいうもののこのアルバム自体はいいアルバムだと思う。
Jeff Porcaro、Roger Nichols、Larry Carlton、Rick Derringer等、ここでは書きつくせないほどの多くの腕利きミュージシャン等による安定した演奏。
IBMのCM(だったと思う)でも使われた「I.G.Y」をはじめとして、全編を貫くジャジーでフュージョン調の都会的で、大人っぽいサウンドや、R&B調の(オーバーダビングを含んだ)コーラスワーク。
全くつけ入る隙のない鉄壁さには感心してしまう。
歌詞もアメリカが抱える辛辣な一面を取り上げた意欲作だというので興味深い。 


評価:
Donald Fagen
Wea
【ディスク1】
  1. I.G.Y.
  2. Green Flower Street
  3. Ruby Baby
  4. Maxine
  5. New Frontier
  6. Nightfly
  7. Goodbye Look
  8. Walk Between Raindrops
Macchi * 70年代東海岸ロック * 15:37 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Wanted Dead or Alive/David Bromberg(1974)

David Brombergというと、Jerry Jeff Walkerの『Mr.Bojangles』への参加ギタリストとして有名だけれども、この人のソロアルバムも、本当にいい味出している。1974年のアルバム。

いきなりカリプソサウンドというか、カーニバル風というか、George Harrisonとの共作曲であるラテン調の「The Holdup」で始まるところに戸惑うけれども(その後に続く曲の曲調と比較するとなおさら)、他はオーソドックスな曲ではあるが、ブルーズ、カントリー調の曲で固めている。サックスやトランペットなど管楽器が入るところが、ジャズっぽくもあり、ブルーズ、カントリーといっても、泥臭さよりも都会っぽさが漂うのは、Bromberg自身がニューヨーク出身というところから来るのだろうか。

ヴォーカルもBromberg自身が全曲で執っているが、ヨレヨレヘロヘロっとしたヴォーカルでも(それがまた味があるのだが)、シャープなアコースティックギターの音色が聴こえてくるところに、ギタリストの才能が滲み出ている。個人的には、前の曲とのギャップのせいもあるだろうが、2曲目の「Someone Else's Blues」がいい。

アルバムは、全9曲中3曲はライヴ音源という変則的なアルバムなのだが、他のスタジオ録音曲も、まるでライヴ音源のようなリアルな触感に満ちたサウンドで、生々しくてすごい。

Grateful DeadのJerry Garciaがスタジオ録音曲に参加。Bob Dylanの「Wallflower」という曲も取り上げている。

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評価:
David Bromberg
Columbia
【ディスク1】
  1. Holdup
  2. Someone Else's Blues
  3. Danger Man
  4. Main Street Moan
  5. Send Me to the 'Lectric Chair
  6. Statesboro Blues/Church Bell Blues
  7. Wallflower
  8. Kansas City
  9. New Lee Highway Blues
Macchi * 70年代東海岸ロック * 17:26 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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