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The Original Soundtrack/10cc(1975)

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10ccのサードアルバムで、1975年の名盤『The Original Soundtrack』です。

架空の映画のサウンドトラックという設定で製作された本作は、3部からなる冒頭の「Une Nuit A Paris」をはじめとして、「Brand New Day」、「The Film Of My Love」を聴いていると、まるで歌劇を観ているかのようです。
しかも、歌劇のような世界の上記3曲は、どこかひねた感覚もあります。
3曲とも、後にバンドを脱退し活動を共にする、Kevin Godley、Lol Cremeのコンビによる曲というのも注目に値します。

一方のGraham Gouldman、Erick Stewart組は、「I'm Not In Love」、「Blackmail」といった、ストレートなポップス、ロックを展開しています。

シングルカットされ、全英1位、全米2位を記録し、日本でもCMに起用されお馴染みの「I'm Not In Love」は、どこまでも広がっていて、まるで吸い込まれてしまいそうな星空を思わせる、コーラスを多重録音した美しい曲です。

評価:
10cc
Universal I.S.
【ディスク1】
  1. I'm Not in Love
  2. Blackmail
  3. Second Sitting for the Last Supper
  4. Brand New Day
  5. Flying Junk
  6. Life Is a Minestrone
  7. Film of My Love

Macchi * 70年代英国ポップス * 02:10 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

From The Album Of The Same Name/Pilot(1974)

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Pilotというと、英国モノに弱い僕でも、CMで使われた事もある「Magic」ぐらいは知っているけど、実際の活動期間は3年ちょっとという短い期間だったのは驚き。
当然その短い活動期間なので、アルバムも4枚で終わっている。

今回聴いたのは、その「Magic」が収録されたデヴューアルバム。
Alan Parsonsがプロデュースし、「Magic」は全英11位を記録した。

アルバムは、「Just A Smile」をはじめとして、「Magic」など、王道のBeatles直系の英国ポップスで構成されているけれども、明るく陽気な合唱の中にも、ブギーやボサノヴァのような要素も含んでいて、時折聴かせるキレのあるギターも新鮮。

聴きどころは、ブギー調の「Magic」、「Never Give Up」や、ボサノヴァ調の「Lovely Lady Smile」。湿り気のある「Lucky For Some」や、バラード「Over The Moon」もいい。 

Macchi * 70年代英国ポップス * 20:24 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Restless Night/Octopus(1970)

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連休明け2枚目の通勤BGMは、イギリスのポップサイケバンドOctopusが、1970年に発表した唯一のアルバム『Restless Night』。

まるでアメリカンコミックのようで、なんかエッチな「タコ女」の絵が描かれた、独特なジャケットから、キワモノっぽいサウンドを想像してしまいがちだけれども、収録されている楽曲は、いたって真っ当なもの。

「I Was So Young」のようなフォークっぽい曲や、アルバムタイトル曲のようなへヴィな曲、「Rainchild」のようなソフトロック、「Tide」のようにちょっとプログレっぽい展開をする曲まで、音楽的な素養はかなり幅広いみたいだ。
また、「Summer」のようなBeatles系の英国ロックから、曲によってはコーラスハーモニーにこだわったアメリカのソフトロックっぽい曲まで、こちらも単にイギリスのロックバンドとして切り取る事の出来ないところが魅力的。

個人的なお気に入り曲は、「Council Plants」かな。

評価:
Octopus
Rev-Ola
【ディスク1】
  1. The River
  2. I Was So Young
  3. Summer
  4. Council Plans
  5. Restless Night
  6. Orchard Bloom
  7. Thief
  8. Queen And The Pauper
  9. I Say
  10. John's Rock
  11. Rainchild
  12. Tide
  13. Girlfriend
  14. Laugh At The Poor Man
  15. Sagittarius
  16. In The Park
  17. Phoebe's Flower Shop
  18. Too Much In Love
  19. Call Me A Fool
  20. Turning Night Into Day
  21. I Am The Walrus (Live)
  22. Peer Gynt Suite (Live)

Macchi * 70年代英国ポップス * 15:46 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

How dare You !/10cc(1976)

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代表作『The Oroginal Soundtrack』に続く、10ccの4枚目のアルバム。
このアルバムを最後に、Graham Gouldman、Eric Stewart組と、Lol Creme、Kevin Godley組は分裂している。

ポップな代表曲「I'm Mandy Fly Me」を含む本作は、前作ほどではないけど、架空の映画のサウンドトラックを作り上げた前作『The Oroginal Soundtrack』の流れを汲むかのような、まるで戯曲を聴いているかのような曲群が素晴らしい。
特に「I Wanna Rule The World」や「Iceberg」、「Art For Art's Sake」、「Don't Hang Up」は、そんなアルバムを象徴する曲だと思う。

一方で、「前作ほどではないけど」と書いたが、Graham Gouldman、Eric Stewart組が書いた「I'm Mandy Fly Me」や「Rock 'N' Roll Lullaby」は、ストレートなポップ、ロックンロールの魅力が溢れ、Graham Gouldman、Eric Stewart組と、Lol Creme、Kevin Godley組の分裂、このアルバムの次回作『Deceptive Bends』の作風を暗示するかのよう。

評価:
10cc
Universal
【ディスク1】
  1. How Dare You
  2. Lazy Ways
  3. I Wanna Rule the World
  4. I'm Mandy, Fly Me
  5. Iceberg
  6. Art for Art's Sake
  7. Rock 'N' Roll Lullaby
  8. Head Room
  9. Don't Hang Up
  10. Get It While You Can [*]

Macchi * 70年代英国ポップス * 16:33 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Deceptive Bends/10cc(1977)

10ccというと、日本では「I'm Not In Love」がCMで使われて、10cc自体を知らなくても「I'm Not In Love」は聴いた事がある人も多いだろうが、本アルバムには、やはりCMで使われている「The Things We Do For Love」が収録されていて、この曲を聴いた事がある人も、結構いると思う。

よく言われる事だけれども、10ccは、Graham GouldmanとEric Stewartのメロディメーカー組と、Lol CremeとKevin Godleyの実験音楽組の融合による、ポップだけが一癖も二癖もある楽曲が魅力なのだが、5枚目のアルバムとなる本アルバムでは、バンド内で内部分裂を起こし、Lol CremeとKevin Godleyの実験音楽組は、バンドを脱退している。

となると、残されたのがGraham GouldmanとEric Stewartというメロディメーカー組なので、当然といえば当然なのだが、ストレートなポップアルバムとしての魅力が前面に押し出されている。
とはいえ、同じポップといってもそこはアメリカとは違い英国のポップス。やはりどこか捻りの効いたものを期待してしまうのだが、多少はひねた所があるものの、むしろアメリカンロック・ポップス的なストレートさが前面に出た曲が多い。
こういうところが、それ以前のアルバムと比較して、米国でのランクが異常に高い(3枚目が15位で、4枚目が47位。で、この5枚目が一転して5位)のと、Lol Creme、Kevin Godleyがいた頃と比較して、この時代のアルバムに一部では評価が低い理由だと思う。

このアルバムを聴いていて思うのは、Graham GouldmanとEric Stewartという二人組が、確かにメロディメーカーとしての才能があるのはもちろんだが、ブルーズ、R&Bやジャズなどの米国音楽の基本に忠実だという事。
「The Things We Do For Love」はR&Bのベースが如実に表れているし、「Modern Man Blues」はブルーズ、「I bought A Flat Guitar Tutor」はジャズといった具合。
またヴォーカルハーモニーを重視しているところも、アメリカンロック・ポップスに近い。

個人的なお気に入りは、「Marriage Bureau Rendezvous」。スティールが流れるレイドバック感がいい。

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評価:
10cc
Universal
【ディスク1】
  1. Good Morning Judge
  2. Things We Do for Love
  3. Marriage Bureau Rendezvous
  4. People in Love
  5. Modern Man Blues
  6. Honeymoon With B Troop
  7. I Bought a Flat Guitar Tutor
  8. You've Got a Cold
  9. Feel the Benefit, Pt. 1-3
  10. Hot to Trot [*]
  11. Don't Squeeze Me Like Toothpaste [*]
  12. I'm So Laid Back I'm Laid Out [*]
Macchi * 70年代英国ポップス * 12:59 * comments(0) * trackbacks(1) * pookmark
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