Macchiが通勤BGMとして聴いたアルバム、休日に観た映画、休日の海のボート釣り
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2007年12月1日より
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Cass County/Don Henley(2015)
JUGEMテーマ:音楽

昨日10月30日にWhitesnakeのライヴを観に行きました。
この為2015年第41週は、ライヴの予習として彼等のベストを聴きましたので、通勤BGMはお休みです。
そこで帰宅BGMの記事なのですが、今回はDon Henleyが15年振りに発表したニューアルバム『Cass County』を聴きました。

今回のDon Henleyの新作は、前作に引き続き元Tom Petty & The HeartbreakersのStan Lynchとの共同プロデュースという形は変わっていないのですが、やはり長く音楽活動を続けてきた者が必ず行き着く境地なのでしょうか?
「ど」が付くほどではなく、ポップ・カントリーではありますが、カントリー・ミュージックへの原点回帰ともいうべき収録内容となっています。
豪華ゲストの名前に目がくらみますが、よく見ると、HenleyがEagles結成前に活動していたカントリー・ロック・バンド、ShilohのバンドメイトであったRichard Bowdenが参加していて、そんなところからも原点回帰の趣向が窺えます。

早速聴いてみましたが、小綺麗にうまくまとめたなというのがまず第一の印象です。
ただ、Don Felderが告発本で酷評していた、Eagles再結成時に発表されたGlennFreyの「The Girl From Yesterday」とは雲泥の差で、やはりカントリー・ミュージックとして、よく出来た内容です。
オリジナル曲の他に、Billy SherrillやJesse Winchesterのカヴァーも収録しています。

ゲスト・ミュージシャンに目を向けると、Mick Jaggerやカントリー界の大姉御Dolly Parton、それにVince Gill、Alison Krauss、Trisha Yearwood、Lucinda Williamsと、豪華ミュージシャンが名を連ねていて、冒頭の「Bramble Rose」から早速Mick Jaggerが、ヴォーカルとハーモニカで参加。
Mick Jaggerでカントリー?と違和感があるかもしれませんが、彼は、(The Byrds、The Flying Burrito Brothersの)Gram Parsonsとも交流があったので、おかしな事ではありません(スティール・ギターの音色で、彼のヴォーカルを聴くと、最初は妙な気分にはなりますが(苦笑)…)。
ゲスト・ヴォーカルには上記の面々がズラッと名を連ねていますが、バックを固める演奏陣も、FelderがEaglesを抜けその穴を埋めたSteuart SmithやJerry Douglas、Dan Dugmoreなど、こちらも名手が参加。

スライド・ギター(エレキ・ギターではなく、スティール・ギターでスライド音を出しているのかも?)が唸る「No, Thank You」や「Where I Am Now」を除けば、カントリー・バラード、ポップ・バラード調の曲で固められていて、メロディアスで実に聴き易い内容に仕上がっています。
個人的なお薦め曲は、Henley、Stan Lynch、Steuart Smith、Timothy B. Schmitの4人で作った「Waiting Tables」辺りですね。

輸入盤を買ったので、解説や歌詞の対訳がなく、どんな事を歌っているのか分かりませんが、メロディやサウンド面で注目する限り、Henleyのソロ・アルバムの中で最も角の取れた内容です。
前作の『Inside Job』辺りから、Stevie Wonderのような超大物をゲストに迎えたり、メロディもベタなものが目立ってきたので、今回のアルバム内容もある意味想定の範囲内なのかなとも思いますが、ジャケットの写真を見る限り、小うるさい近所の爺さんみたいなHenleyが写っているので(苦笑)、これまでの彼のアルバムにあったように、毒のある内容もあるんだろうなとは思います…。

 
ドン・ヘンリー,ドリー・パートン,ミック・ジャガー,マール・ハガード,マルティナ・マクブライド,ミランダ・ランバート
ユニバーサル ミュージック
【ディスク1】
  1. ブランブル・ローズ (feat.ミック・ジャガー&ミランダ・ランバート)
  2. ザ・コスト・オブ・リヴィング (feat.マール・ハガード)
  3. ノー・サンキュー
  4. ウェイティング・テーブルズ
  5. テイク・ア・ピクチャー・オブ・ディス
  6. トゥー・ファー・ゴーン (日本盤&海外デラックス・ヴァージョン・ボーナス・トラック)
  7. ザット・オールド・フレーム (feat.マルティナ・マクブライド)
  8. ザ・ブラン・ニュー・テネシー・ワルツ (日本盤&海外デラックス・ヴァージョン・ボーナス・トラック)
  9. ワーズ・キャン・ブレイク・ユア・ハート
  10. ホエン・アイ・ストップ・ドリーミング (feat.ドリー・パートン)
  11. プレイング・フォー・レイン
  12. トゥー・マッチ・プライド (日本盤&海外デラックス・ヴァージョン・ボーナス・トラック)
  13. シー・サング・ヒムズ・アウト・オブ・チューン (日本盤&海外デラックス・ヴァージョン・ボーナス・トラック)
  14. トレイン・イン・ザ・ディスタンス
  15. ア・ヤンガー・マン
  16. ホエア・アイ・アム・ナウ



2015.10.31 Saturday 17:07
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Tenderness/JD Souther(2015)
JUGEMテーマ:音楽

2015年第23週の帰宅BGMは、JD Southerの新作『Tenderness』を聴きました。

このアルバムを聴いていた先週は、そのJD Southerが来日して、10、11日に、東京のビルボードでライヴしていたんですよねぇ。
Eagles繋がりという事で、彼は欠く事の出来ない人物なので、是非ライヴを観に行きたかったのですが、平日のライヴだったので断念でした。
今回のライヴは、正に新作を引っ提げてのライヴだったのですが、悔しいのでこの新作を聴きましたよ。
歳も歳だから、今後も来日してくれるのか気がかりです。

2008年に25年振りの新譜『If The World Was You』を出して以来、『Rain -Live at the Belcourt Theatre 』(2009年)、『Natural History 』(2011年)とコンスタントにアルバムを出しているJD Souther。
まだ、僕は2009、2011年のアルバムは聴いていないんですよね。『If The World Was You』が出た時は、そのジャズ路線に戸惑いましたが、今回のアルバムを聴いて、彼のジャズ路線はもう既定路線になったようですね。
「Something In The Dark」や「Show Me What You Mean」、「Downtown(Before The War)」と、ジャズ調にアレンジしたAOR的な楽曲が実に渋いのですが、これがハマっています。
いい意味で枯れた彼だからこそ出せる味わいという感じでしょうか。
Glenn Freyでは、こういう味は出せないよなぁという、余計な事まで想像します(苦笑)。

JDといえば、EaglesやDon Henleyに素敵なバラードを提供してきた人ですが、このアルバムでも、「Come What May」や「Dance Real Slow」、「Horses In Blue」と、収録曲の半分はバラードで占められています。
これがまた、ストリングスをバックに、しっとりと丁寧に歌われていて、実にいいんですよね。
チープな形容ですが、メロウでありながらもくどい甘さを廃した、正に「大人の愛の歌」という感じで、たまらないものがあります。

こんな曲を、ビルボードのステージで、お酒を飲みながら観れたなんて、やっぱり行きたかったですね…。

 
J.D. Souther
Masterworks
【ディスク1】
  1. Come What May
  2. Something in the Dark
  3. This House
  4. Let's Take a Walk
  5. Dance Real Slow
  6. Show Me What You Mean
  7. Horses in Blue
  8. Need Somebody
  9. Downtown (Before the War)



2015.06.14 Sunday 21:15
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Life, Love & Hope/Boston(2013)
JUGEMテーマ:音楽

さて、2013年の通勤・帰宅BGMもこれが最後です。
順序が逆になりましたが、2013年第48週の通勤BGMは、今年最後に待望の新作が届いたあのバンドです。
Bostonのニューアルバム(通算6枚目)『Life, Love & Hope』を聴きました!

前作『Corporate America』(2002年)から、11年というインターバルは、相変わらずのBostonらしさが出ていますが、今回発表された新作も、バンドの音楽性の変化はありながらも、相変わらずリーダーのTom Scholzらしさが出たアルバムとなりました。

前作『Corporate America』は、新たに加入したメンバーKimberley DahmeやAnthony Cosmoが作った曲が数曲収録され、フォーキーなアコースティックギターの弾き語りの曲が収録されるなど、それまでのアルバムと違いTom Scholz色が大きく後退したアルバムだったので、個人的には彼等のアルバムの中で最も失望したアルバムでした(ゆえにすぐ売ってしまいました…)。
あれから11年。その間に、このブログでも取り上げましたが、2007年にはリードヴォーカルのBrad Delpが自殺してしまう悲劇があり、Boston自体も解散などの情報が一時流れましたが、メンバーを入れ替え、現在でも活動を続け、こうやって新作を届けてくれました。
現在のメンバーには、Brad Delp追悼と称して、動画サイトに投稿した自身の歌声がTom Scholzに認められ、バンドに加入したTommy DeCarloというメンバーもいるんですね(Journeyの現リードヴォーカルと、バンド加入の経緯が似てますね)。

正直彼等の新作が出るというニュースを知った時には、嬉しさと同時に、前作の内容の事もあったので、どういう内容になるのか不安だったんですよね。
ましてやアルバムタイトルが、『Life, Love & Hope』なんて、今一つ冴えないタイトルというか、まるでヒッピーのようなタイトルだったので…。
でも、アルバム冒頭の曲「Heaven On Earth」のイントロが流れ出した瞬間、大袈裟な表現ですが、「ああ…。あのBostonが帰って来た…」と思いました(笑)。

4枚目の『Walk On』までは、専任ヴォーカルが全ての曲でリードヴォーカルを担当していましたが、『Corporate America』からは、複数のメンバーが、曲によってリードヴォーカルを担当するという形式を採っており、今回のアルバムも、Kimberley Dahme、Tommy DeCarlo、David Victor、それにTom Scholz自身も「Love Got Away」でリードヴォーカルを執るなど(これが、かすれた渋いカッコイイ声なんですよ)、複数のメンバーがリードヴォーカルを執っています。
さらに亡くなったBrad Delpがリードヴォーカルを執っている曲が、「Didn't Mean To Fall In Love」、「Sail Away」、「Someone(2.0)」と3曲含まれています(内「Someone(2.0)」は、全く覚えていませんが『Corporate America』に収録されていた曲を、新アレンジして再録した曲らしいです)。
Brad Delpは、3枚目の『Third Stage』後にバンドを離れ、5枚目の『Corporate America』では再びメンバーに戻っているのですが、Bostonサウンドの核となるオーヴァーダビングを支えた天才的なヴォーカルも、さすがに年齢による衰えには抗えなかったのか、前作では厳しいものがありましたが、今回のアルバムでは艶やかな声が復活していて、亡くなってしまった事が本当に悔やまれます。

前作は、他のメンバーが作った曲が収録されるなど、アルバムに統一感がありませんでした。それに、リードヴォーカルを複数人体制にした事が、さらに統一感のなさに拍車をかけたと思います。
今回のアルバムでも、前作同様Kimberley Dahmeがリードヴォーカルを執る「If You Were in Love」といった異色感を放つ曲もあります。
しかし、今作では全ての曲をTom Scholzが作っており、曲によっては、ワウを効かせたギターやスライドギターを交えたり、流行りのポップスのように語りをバックに入れたりと、それまでのアルバムにはなかった傾向も見せてはいますが、お馴染みのギターやヴォーカルでの(以前と比べると緻密さに欠けるような気もしますが)オーヴァーダビングやハンドクラップなど、Tom Scholz色が完全復活しています。

厳しい事を言えば、アルバムの構成力が、ちょっと曲の寄せ集めっぽいかなという気もしないわけではないのですが、彼等のピークは『Walk On』辺りだったのかなという事と、Brad Delp死去という事を考えれば、ここまでのアルバムを作った事は上出来だったかなと思います。

最初聴いた時は、Boston節の復活に喜ぶと同時に、イマイチっぽさも感じたのですが、何回も聴きこんでいるうちに、味が出てくるいいアルバムでした。
とにかく、今は正直に彼等の新作が聴けた事を素直に喜びたいです。

ボストン
マーキー・インコーポレイティドビクター
【ディスク1】
  1. ヘヴン・オン・アース
  2. ディドゥント・ミーン・トゥ・フォール・イン・ラヴ (2013リマスター・ヴァージョン)
  3. ラスト・デイ・オヴ・スクール
  4. セイル・アウェイ
  5. ライフ、ラヴ&ホープ
  6. イフ・ユー・ワー・イン・ラヴ
  7. サムデイ
  8. ラヴ・ゴット・アウェイ
  9. サムワン (リ・レコーディング・ヴァージョン)
  10. ユー・ゲイヴ・アップ・オン・ラヴ (リ・レコーディング・ヴァージョン)
  11. ザ・ウェイ・ユー・ルック・トゥナイト
  12. サムデイ (トム・ショルツ・ヴォーカル・ヴァージョン) (ボーナス・トラック)



2013.12.29 Sunday 22:45
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The Way Life Goes/Tom Keifer(2013)
JUGEMテーマ:音楽

80年代半ば以降の、アメリカのハード・ロック・シーンには、Bon Joviによって見出されたり、彼等の助力によりデヴューしたハード・ロック・バンドがいくつかあって、このブログでも以前Firehouseを取り上げた事があります。

今回聴いたTom Keiferも、1980年代半ばにJon Bon Joviに見出されたCinderellaの中心メンバーですが、Cinderellaが、当時のアメリカン・ハード・ロックのメインストリームと大きく違っていたのは、その音楽性にブルーズからの影響を強く反映させていた事で、Cinderellaは、アルバムを追うごとにブルーズなどルーツミュージック臭を強くさせていったと聞きます。

僕は、Cinderellaのアルバムを聴いた事はないのですが、彼等の音楽性についてはかねてからその評判を聴いていたので、今回その中心メンバーであるTom Keiferがソロアルバムを発表したと聞き、興味深く思い、聴いてみる事にしました。
2013年第26週の通勤BGMは、Tom Keiferの『The Way Life Goes』を聴きました。

ブルーズ色の強いハード・ロックを演っていたCinderellaの中心メンバーというだけあって、冒頭の「Solid Ground」からブルージーで威勢のいい曲で並べますね。
ブルージーといっても、色々なタイプがありますが、このTom Keiferの音楽性は、彼自身のヴォーカルがSteven Tylerっぽい声質だという事もありますが、どことなくAerosmithのようなファンキーさを持ち合わせていますね。
「It's Not Enough」や「Cold Day In Hell」といった女性のバックヴォーカルやサックスの演奏を配した楽曲も同様で、なかなかいいです。
ただ、アルバムのジャケットの感じや、個人的な勝手な期待から、もう少し枯れた味わいのある楽曲を想像していたのですが、他にも結構パワフルなハード・ロックを聴かせてくれるので、これはいい意味で(なのかな?)期待を裏切られましたね。

一つ気になったのが、「A Different Light」や「Thick And Thin」といったバラード系のナンバーが多く収録されている事。
14曲中4曲がバラード系のナンバーで、アルバム収録曲中1/3を占めているのには、少々食傷気味の感もなくはありません。
ただ、これらのバラードナンバー、ズブズブな大甘な安っぽいバラードナンバーではなく、いい意味でキャッチーで、要所要所でフックの効いたギターを聴かせたり、ハスキーなダミ声が楽曲を締めて、しっかりと聴かせてくれるナンバーで、こういうところはさすがアメリカン・ロック、80年代に活躍した人だなと感心してしまいます。

また、バラードとは違いますが、「The Flower Song」は、カントリーフレイヴァー漂うのどかな楽曲でいいですね。

今回のソロアルバムを聴いて、大元のCinderellaのアルバムを聴いてみたくなりました。

収録曲
1.Solid Ground
2.A Different Light
3.It's Not Enough
4.Cold Day In Hell
5.Thick And Thin
6.Ask Me Yesterday
7.Fools Paradise
8.The Flower Song
9.Mood Elevator
10.Welcome To My Mind
11.You Showed Me
12.Ain't That A Bitch
13.The Way Life Goes
14.Babylon



2013.07.20 Saturday 19:06
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All Fired Up/Poco(2013)
JUGEMテーマ:音楽

2013年第19週の通勤BGMは、Pocoのニューアルバム『All Fired Up』を聴きました。
2002年の『Running Horse』以来11年ぶりのスタジオ録音新作です。

アメリカ西海岸ロック伝説のバンドBuffalo Springfieldを母体に持ち、Eagles、Loggins & Messinaといった人気グループへメンバーを送り出していったPocoは、後輩グループのようなド派手なチャートアクションこそ見せませんでしたが、メンバーチェンジを繰り返しながらも、堅実な活動を続け、1960年代末期から1980年代中盤をかけ抜けていきました。
1980年代中盤に一旦活動を停止しますが、1989年にはオリジナルメンバーで復活。19枚目のアルバム『Legacy』を発表し、話題を呼びます。
『Legacy』発表後のPocoは、再びメンバーの脱退、加入を繰り返し、ライヴを中心に(一時は細々と、停滞を含みながら)活動を続けていきますが、『Legacy』以来13年ぶりに新作を発表したのが、2002年の『Running Horse』でした。

そして、今回また久し振りの新作なのですが、『Running Horse』以降の彼等は、やはりライヴ活動を中心に活動をしていましたが、70年代に発売されるはずがお蔵入りになってしまった幻のライヴアルバム『The Last Roundup』を含む、ライヴアルバムを数枚発売しており、現在も精力的に活動しています。
ただ、このバンドのメンバーチェンジはもはや避けて通れない宿命なのでしょうね。
『Running Horse』発表時のメンバーは、オリジナルメンバーのRusty YoungとGeorge Granthamに加え、1970年にメンバーとなり、以降Rusty Youngと一緒にバンドの苦楽を共にしてきたPaul Cotton、それに『Legacy』発表後に脱退したRichie Furayの後任としてバンドに加わったJack Sundrudの4人でしたが、2004年にはGeorge Granthamがライヴ中に脳梗塞で倒れバンドを脱退、そして2010年にはPaul Cottonも脱退してしまいます(脱退理由は僕には分かりません)。

今回発表した『All Fired Up』は、Rusty Young(ギター、ペダルスティール)、Jack Sundrud(ベース)に、George Granthamの後任のドラマーとしてGeorge Lawrence、Michael Webb(キーボード)という編成になっています。

前作『Running Horse』は、往年のポピュラーな70年代ウェストコーストサウンドを彷彿させるアルバムで嬉しい作品でしたが、今回のアルバムは、前作の路線はもちろん踏襲しつつも、アルバムタイトル曲「All Fired Up」や「Drink It In」、「Pucky Huddle Stomp」で、ドブロやマンドリン、バンジョーといったアコースティック楽器をフィーチャーした乾いたカントリーロックサウンドを聴く事が出来、個人的には1970年代のRusty Young、Paul Cotton、George Grantham、Timothy B.Schmitの4人編成時代を感じさせます。
Pocoの歴史の中でこの頃が一番メンバーの結束力も高く、精力的な時代だったと思うので、今回のアルバムを好意的に感じるファンも多いのではないでしょうか?

また、Rusty Youngと共に、Pocoの両輪を成してきたPaul Cottonが抜けた事で、Jack Sundrudが楽曲提供に占める役割が大きくなりましたね。
上で書いた「Drink It In」や「Long Shot」などいい曲を提供しています。
特にバラードナンバーについては、その才能を如何なく発揮しており、「Long Shot」や、彼の2005年のソロアルバム『By My Own Hand』に収録されており、今回のPocoのアルバムにも収録した「Hard Country」は、そのハスキーな歌声と共に、アルバム中でも注目の曲です。

Jackのバラードナンバーもいいですが、個人的には、『Legend』の「Crazy Love」以降バンドのバラード面を担ってきたRustyの「Regret」が、お薦めナンバーです。

と、ここまでいい事ばかり書いてきましたが、難もあります。
リードギターを担ってきたPaul Cottonが抜けた事で、彼がそれまで提供してきたフックの効いた力強いロックサウンドのギターや楽曲が、かなり後退してしまったかな…という感じがします。
メンバーの担当楽器を見ると、George Lawrenceを除いた全メンバーがギターを弾いているようですが、個人的な推測ですが、Paulの穴は、Rustyが主にカバーしていると思われ、Paulの代役としては少々力不足かなと思います。

とはいえ、60歳後半のRustyをはじめとして、こうやって今も新作を届けてくれるのはうれしい事。
まだまだ頑張って欲しい。そんな事を感じさせてくれるアルバムです。
なお、ゲストとして脳梗塞でバンドを抜けたGeorge Granthamが、「All Fired Up」でパーカッションとして参加しており、これまた嬉しいゲストですね。

収録曲
1.All Fired Up
2.Drink It In
3.That's What
4.Rock And Roll Will Do
5.Regret
6.When She's Mine
7.A Little Rain
8.Hard Country
9.Love Has No Reason
10.Rockin' Horse
11.Nei Young
12.Long Shot
13.Pucky Huddle Stomp



2013.06.02 Sunday 15:37
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Someday/Susanna Hoffs(2012)
JUGEMテーマ:音楽

2013年第4週の通勤BGMは、Susanna Hoffsの最新作(サードアルバム)『Someday』を聴きました。
書店でレコードコレクターズを何気に立ち読みしていたら、表(おもて)表紙の裏に彼女の最新作の宣伝が載っていて、早速買いに行き、聴いた次第です。

Susanna Hoffsというと、僕が高校時代を過ごした1980年代後半にヒットを連発したガールズバンド、The Banglesのメンバーの一員ですが、メンバーの中でも彼女が一番キュートで、「Eternal flame」などバンドのヒット曲ではリードヴォーカルを執っていました。
バンド解散後は、ソロに転向して2枚のアルバムを発表したり(セカンドアルバムは当ブログでも記事にしました)、Matthew Sweetと組んで60年代、70年代音楽のカヴァーアルバム集を2枚出したりしました。
また、The Banglesも1999年に再結成され、2003年、2011年と2枚のアルバムを発表しており、Matthew Sweetとの2枚目や再結成The Banglesの2枚目も聴いていないうちに、早くもSusanna Hoffsの最新作が出てきたので、少々焦っています。

今回のアルバムは、収録曲全曲が彼女のオリジナルですが、彼女の敬愛する60年代、70年代音楽をリスペクトして作られたアルバムで、Matthew Sweetと作ったカヴァーアルバム集からの流れから来ているのだと思いますが、元々The Bangles自体も、1980年代の真っ只中にあって、The Grass Rootsの曲をカヴァーするなど、フォークロック的なサウンドを聴かせていたので、こういうアルバムが作られたのは必然的な流れなのでしょうね。

フォークロック調の冒頭の「November Sun」からアルバムはスタートするのですが、アルバム一番の聴きどころは「Pcture Me」〜「Holding My Breath」辺りですね。
60年代のソフトロックを思わせる「Pcture Me」、アップテンポなポップソング「One Day」、「Eternal flame」のような可憐な歌い出し出しから、The Beatlesなどのブリティッシュポップ、ロック調へと展開する「Holding My Breath」などは、60年代の息吹を今に蘇らせてくれます。
The HeartbreakersのMike Campbellとの共作曲「Raining」もなかなかのフォークロックです。
恐らく彼女のこれまでのソロアルバムを通して最高の出来なのですが、欲を言えば全体を通して小粒で大人しめな曲が多く、これぞ必殺の決めチューンや元気な曲が、もう1、2曲欲しかったところ。

ハスキーだけど可憐な歌声は、80年代と全く変わる事がなく、ジャケットに写る彼女の容姿も、既に50代ながら美しさは相変わらずで、最近日本のテレビでは、実際の年齢よりも10歳くらい若く見える女性(あえて年代は書きませんが…)の事を「美魔女」と呼んでいますが、彼女もそんな女性の一人でしょうね(苦笑)。

スザンナ・ホフス
EMIミュージックジャパン
【ディスク1】
  1. ノーベンバー・サン
  2. オールウェイズ・イナフ
  3. ピクチャー・ミー
  4. ワン・デイ
  5. ホールディング・マイ・ブレス
  6. オール・アイ・ニード
  7. レイニング
  8. リグレット
  9. ディス・イズ・ザ・プレイス
  10. トゥルー
  11. プティ・シャンソン (日本盤ボーナス・トラック)
  12. サマー・デイズ (日本盤ボーナス・トラック)



2013.02.02 Saturday 22:38
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Road To Forever/Don Felder(2012)
JUGEMテーマ:音楽

2012年第45週の帰宅BGMは、Don Felder29年振りのソロアルバム『Road To Forever』を聴きました。
Glenn Frey、Joe Walshに続き、本年3人目のEagle達のソロアルバムです。

Don Felderの事については、彼がEaglesを解雇された件について、Eaglesのライヴやアルバム、それに彼が書いた暴露本の記事でも都度触れてきましたが、改めて彼の経歴を、彼がEaglesに参加したあたりから書きます。
Felderは、Eaglesが1974年に発表したサードアルバム『On The Border』の録音に参加し、そのままバンドに加入しますが、Eaglesは『Hotel California』という代表作を発表するも1982年に解散してしまいます。
その後Eaglesは1994年に再結成し、Felderは再結成Eaglesに参加したものの、2000年にバンドから「バンドに貢献していない」という理由で解雇され、バンドに対して解雇の撤回と、報酬配分の見直しを求めて訴訟を起こします。それも2006年に示談が成立していますが、結局Felderはバンドに戻っていません。

Eaglesを、カントリーロックバンドからロックバンドへと転向させた功績を持つ、実力のあるギタリストであり、名作「Hotel California」の作者でもあるFelderですが、82年のバンド解散後の動向についてはいまひとつで、83年にソロアルバム『Airborne』を発表したものの、以降はアルバム等は発表してきませんでした。
またEagles時代は、(まあEagles絡みという事情もあるのですが)他のアーティストのアルバムのレコーディングに時折参加していたのですが、バンド解散後はそれも段々音沙汰がなくなってきて、久し振りに名前を見たのが通勤BGMで書いたRobin Zanderのソロアルバムだったというわけです。
再結成Egales参加後は、再び他のアーティストの録音に精力的に参加していたようですが、自身の事となると、バンド解雇後、音楽活動は続けていたようですが、ソロ作の噂を聞きつつも、なかなか発表される気配がないので、少々諦めかけていたところに新作の朗報でした。

僕は、日本経済新聞の夕刊に掲載されていたアルバムレヴューで、このアルバムの事を知ったのですが、初めてジャケット写真を見た時、少々とまどいましたね。
彼も60を過ぎた人物なので、いい意味で枯れた味わいのジャケットなのかなと思いましたが、まるでビーチを舞台にしたドラマや映画のDVDのジャケットみたいで、妙に脂ぎっています(苦笑)。
肝心の中身の音楽はどうなのかというと…、これまたいい意味で脂ぎっていますねぇ(苦笑)。

冒頭を飾る「Fall From The Grace Of Love」は、ハードなスライドギターと、対照的にのどかなペダルスティールの音色が耳に残るナンバーですが、David CrosbyとStephen Stills、それにGraham NashとCS&N全員が、バックヴォーカルで参加して、コーラスで彩りを加えています。
2曲目「Girls In Black」は、ブルージーなナンバー。冒頭のギターのリフやギターソロ、それにスライドギターは、いかにもギタリストらしい1曲ですね。いいナンバーです。
3曲目は「Wash Away」。再結成EaglesのライヴやWhitesnakeに参加し、最近ではFelderと行動を共にしているTimothy Druryと、StyxのTommy Shawと共に作ったハードポップナンバー。Tommy Shawという名前が意外な感じですが、バックヴォーカルにはTommy Shawも参加しています。
4曲目「I Believe In You」は、バラードナンバー。曲の感じやコーラスの付け方がTimothy B. Schmitっぽいですね。
5曲目「You Don't Have Me」は、ハードロックナンバー。最初のソロアルバム『Airborne』辺りで出てきそうな曲ですが、冒頭のハスキーなFelderのヴォーカルが、ちょっとDon Henleyに似ていて、意外に再結成Eaglesで演奏していても似合いそうな曲ですね。やはりギタリストである彼の長所が出たナンバーですね。
6曲目「Money」は、スライドギターをフィーチャーした、シビアな歌詞のナンバーです。

7曲目は「Someday」。ストリングスも加えたバラードナンバーで、この曲でベースを弾いているのは、Randy Jackson。
8曲目「Heal Me」は、「Wash Away」でも名前の出たTommy Shawとの共作ポップナンバー。後半部分は、アフリカンミュージック調になります。この曲でもTommy Shawはバックヴォーカルで参加しています。
9曲目「Over You」は、アコースティックなカントリーロックナンバー。絶妙なコーラスワークが味わえる曲ですが、この曲にこそCS&Nの3人を持ってきても良かったかも。
10曲目「Road To Forever」は、アルバムタイトル曲。ギターにTOTOのSteve Lukatherが参加。イントロのアコースティックギターや、やはりTimothy B. Schmitっぽいコーラスを交えた歌い出しからバラードナンバーなのかなと思いましたが、ハードなギターを加えたポップナンバーへと展開するドラマチックな曲。
11曲目「Life's Lullaby」も、「Someday」同様ストリングスを加えたバラード。
最後の曲は「Give My Life」。ハードなギターやスライドギターをバックにした明るいロックナンバーです。

上で書いたミュージシャンの他にも、TOTOのDavid PaichやSteve Porcaro、Leland Sklarもレコーディングに参加し、豪華なゲストにも惹かれますね。

収録曲は、ギタリストFelderというカラーが前面に出た、どちらかというとハードなサウンドが目立ちますね。ただ、特に真新しい何かがあるわけではなく、彼のソロアルバムであったり、Eaglesであったり、どこかで聴いたような感じがあり、特別傑作というわけでもないし、全くの駄作というわけでもありません。
個人的には、こういうアルバムを80年代や90年代にやっていれば良かったのになぁと惜しまれます(そういう意味で、原点回帰的なアルバムではなく、80年代、90年代サウンドで、年齢や時代を考えると遅すぎた感がありますが、いい意味で脂ぎっていたのには驚いた)。
まあ、29年振りですし、彼の色々な事情を考えれば良かったほうかなと思います。

次はいつになるのか分かりませんが、ギタリストとしてブルーズやカントリーに特化した、いい意味で枯れた味わいのあるアルバムを作って欲しいものです。

評価:
ドン・フェルダー
日本コロムビア
【ディスク1】
  1. フォール・フロム・ザ・グレイス・オブ・ラヴ
  2. ガールズ・イン・ブラック
  3. ウォッシュ・アウェイ
  4. アイ・ビリーヴ・イン・ユー
  5. ユー・ドント・ハヴ・ミー
  6. マネー
  7. サムデイ
  8. ヒール・ミー
  9. オーヴァー・ユー
  10. ロード・トゥ・フォーエヴァー
  11. ライフズ・ララバイ
  12. ギヴ・マイ・ライフ
  13. サザン・バウンド <ボーナス・トラック>
  14. キャント・ストップ・ナウ <ボーナス・トラック>



2012.11.10 Saturday 16:11
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Analog Man/Joe Walsh(2012)
JUGEMテーマ:音楽

2012年第25週の帰宅BGMは、Joe Walshの『Analog Man』。
Joe Walsh、1992年の『Songs For A Dying Planet』以来年20年振りの、待望のスタジオ録音ニューアルバムです。
ELOのJeff Lynneとの共同プロデュースで、Jeff Lynneは、曲によってはプレーヤーとしても参加しています。
昨年のEaglesの来日公演の様子から、何か期待出来そうなアルバムです。
レーベルがFantasyというのも何か嬉しいですね。

冒頭のアルバムタイトル曲から鳴り響くエレキギターの轟音。炸裂するスライドギター。
でも、ただ単にハードでへヴィな展開をするのではなく、ハードなギターサウンドだけど、ポップでお茶目な楽曲。
次曲「Wrecking Ball」もそうですが、彼らしい楽曲のスタートに期待させられます。

「Lucky That Way」は、どちらかというとEaglesの仲間Don Henley辺りのアルバムに収録されていそうな、アコースティック感のあるギターの演奏とペダルスティールの演奏をフィーチャーした穏やかな楽曲。
Eaglesの『Long Road Out Of Eden』でもそうでしたが、Joe Walshの書く曲も変わりつつあります。
この曲では、Beatlesのメンバーで一番交流が深いRingo Starrがドラムを叩いています。

「Spanish Dancer」では、お得意のトーキングモジュレターが炸裂。
「Band Played On」では、やはり「Lucky That Way」同様Ringo Starrがドラムを叩いています。と同時に、Barnstorm時代の仲間Kenny Passarelliがベースを弾いています。

「Family」は、David CrosbyとGraham Nashがバックヴォーカルに参加したバラード調の曲。
「Lucky That Way」のように、Don Henley辺りのアルバムに収録されていそうな感じの曲でもありますが、スライドギターをフィーチャーしたまったりとした感覚は、Eaglesの「Pretty Maids All In A Row」に通ずるものがあり、正しくJoe Walshの曲です。個人的お薦め曲はこの曲です。

「Funk 50」は、James Gang時代の名曲の続編ともいえる楽曲。2分程度の曲ですが、ブルージーでハード、ちょいポップな感じは十分楽しめます。

「India」はインスト曲ですが、アルバムタイトルが『Analog Man』なのに打ち込みの曲というところが面白いですね。

全体的にどこかで聴いたようなフレーズやメロディの曲が多いのですが、ハードなギターと遊び心に溢れた感覚は、いかにもJoe Walshらしいアルバムです。
全盛期と比べるとどうなのかと問われると、年月も経過して彼の書く楽曲も変わりつつあるので、比較は難しいです。
ただ、ギタリストとしては評価が高いものの、Eaglesの中ではちょっと控えめな彼ですが、昨年のEaglesの来日公演で一人気を吐いていたように、ギタリストJoe Walshが爆発しているところがとにかく嬉しい、そんなアルバムです。

評価:
Joe Walsh
Fantasy
【ディスク1】
  1. Analog Man
  2. Wrecking Ball
  3. Lucky That Way
  4. Spanish Dancer
  5. Band Played On
  6. Family
  7. One Day At A Time
  8. Hi
  9. Funk 50
  10. India
  11. But I Try
  12. Fishbone



2012.06.24 Sunday 22:05
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After Hours/Glenn Frey(2012)
JUGEMテーマ:音楽

全く気にもかけていなかったのですが、何とGlenn Freyが『Strange Weather』以来20年振りにニューアルバムを出すという事を知り、日本盤発売に先駆けて一足早くUS盤を入手して聴いてみました。
という事で、2012年第23週の帰宅BGMは、Glenn Freyのニューアルバム『After Hours』です。

このアルバムの最大の話題は、20年振りということもあるのですが、Nat King ColeやTony Bennettなどによって歌われた「Route66」や「The Shadow Of Your Smile」などのスタンダードのカヴァー集というところなのですが、このカヴァー集もファンには早くも賛否両論のようです。
ちなみにスタンダードばかりではなく、The Beach Boysの「Caroline, No」や、Randy Newmanの「Same Girl」などの曲も、スタンダード調にアレンジされて収録されています。

彼のサイトを見ていませんし(見ても英語だからよく分かりませんし)、日本盤を入手したわけではなくライナーノーツも付いてませんので、Glennがこのようなカヴァー集を出した意図については分かりませんが、個人的な感想を言わせてもらえば、彼も63歳。もはや青筋立てて、シャウトなんかしてられない。そんな感じなのでしょうか?
往年の名曲を、都会の夜明かりのようなジャケットに相応しく、ジャジーなバックの演奏に合わせて、しっとりと歌う彼のヴォーカルスタイルは悪くはありません。「My Buddy」や、Burt Bacharachの「The Look Of Love」、「Worried Mind(このボーナス曲はカントリーですが)」など、なかなかいい感じの曲はあります。
Eagles解散後、ソウルやR&Bを一時期追求していた頃の経験が生きるヴォーカルです。

ただ、何故に今回このカヴァーアルバム?という気もします。

Glennというと、Eagles解散後、3枚目のアルバム『Soul Searchin'』までは、ソウルやR&Bを彼なりの解釈で取り組んできた人ですが、それも長くは続かず、ソロキャリアも『Soul Searchin'』以降は失速し、4枚目の『Strange Weather』以降はEaglesの再結成という事もありますが、新曲数曲を含んだベストアルバムの発売はあったものの、ソロアルバムについては上にも書きましたが、20年間も沈黙してきました。
正直個人的にEagles再結成後の、個々のメンバーの中で一番ガッカリさせられたのはGlennで、『Hell Freezes Over』に収録された「The Girl From Yesterday」(←Don Felderの暴露本では酷評の曲ですが、確かにイマイチなカントリーだと思います)や、Eaglesが28年振りに出したスタジオ録音アルバム『Long Road Out Of Eden』に収録されたGlennの曲は、他のメンバーの書いた曲と比べると魅力に欠けるものが多く、盟友Jack Tempchinと作った曲も段々と色褪せてきたなぁと思っていたところです。

そんなところに突如出てきた今回のアルバム。
近年のソロコンサートでは、こういった感じの曲をセットリストに入れているらしいとの事ですが、1948年生まれのGlennともなれば、当然こういったスタンダードナンバーも自身の音楽ルーツに入っているのでしょうが、20年振りにこういうアルバムが出てくると、何やら苦し紛れの上に出てきたんじゃないか?という、ひねくれた見方もしたくなります。
もう少しコンスタントにアルバムを出し、その中で今回のようなアルバムを出していれば、僕自身の見方も変わったかなと思うアルバムです。

と思っていたら、何とJoe Walshも新作を出すというじゃないですか。にわかにEaglesのメンバーのソロ活動が活気づいてきましたが、Joe Walshの新作には期待です。

評価:
Glenn Frey
Umvd Labels
【ディスク1】
  1. For Sentimental Reasons
  2. My Buddy
  3. The Good Life**
  4. Route 66
  5. The Shadow of Your Smile
  6. Here's To Life
  7. It's Too Soon To Know
  8. Caroline No
  9. The Look of Love
  10. Getting Old Before My Time
  11. Worried Mind**
  12. I Wanna Be Around**
  13. Same Girl
  14. After Hours



2012.06.09 Saturday 18:04
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Mississippi Mile/John Oates(2011)
JUGEMテーマ:音楽

2月に久しぶりの来日を果たしたDaryl Hall & John Oates。
そのDaryl Hall & John OatesのJohn Oatesについては、以前ソロアルバム『1000 Miles Of Life』を記事にしましたが、今回取り上げるのは最新ソロアルバム『Mississippi Mile』です。

前作『1000 Miles Of Life』は、カントリーやブルーズなどルーツミュージックに接近したアルバムでしたが、今回のアルバムはさらにルーツミュージック色を強めた作品です。
冒頭のアルバムタイトル曲から、Jerry DouglasのドブロやBekka Bramlettのバックヴォーカルが強力にバックアップした曲なのですが、どの曲もディープでブルージーな世界が展開され、Mike Hendersonによるスライドギターやブルース・ハープ、Sam Bushによるマンドリンやフィドルなども加わり、泥臭くてスワンプ色の強い内容は前作以上です。

オリジナル曲はアルバムタイトル曲と「Deep River」のみで、あと「You Make my Dreams Come True」はDaryl Hall & John Oatesの曲。他はトラディショナルソングを中心に、Curtis Mayfieldの「It's All Right」やElvis Presleyの「All Shook Up」といった曲のカヴァー曲で構成されています。

John Oatesのハスキーヴォーカルが、人によって好みの分かれるところだと思いますが、聴けば聴くほどバックの演奏とともに味が出てくるアルバムです。
かなりディープな曲はともかく、「It's All Right」や「He Was A Friend Of Mine」といった軽妙な曲なんかはどなたでも楽しめる曲じゃないかなと思います。

評価:
ジョン・オーツ
ビクターエンタテインメント
【ディスク1】
  1. ミシシッピー・マイル
  2. レット・イット・ロック
  3. イッツ・オール・ライト
  4. プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラヴ
  5. オール・シュック・アップ
  6. パレット
  7. サーチン
  8. カム・バック・ベイビー
  9. ディープ・リヴァー
  10. ヒー・ワズ・ア・フレンド・オブ・マイン
  11. ユー・メイク・マイ・ドリームス
  12. ダンス・ホール・ガールズ
  13. プリーズ・ドント・ゴー (日本盤ボーナス・トラック)



2011.05.07 Saturday 22:33
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