Macchiが通勤BGMとして聴いたアルバム、休日に観た映画、休日の海のボート釣り
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Singles/The Free Design(2011)

正人に涼次、それに元住吉祥平ね…。あまりの偶然に、もはや笑えない…。

 

60年代後半から70年代前半にかけて活躍したソフト・ロック・グループThe Free Designが発表したシングル曲等を集めた企画盤です。

The Free Designについては、4枚目6枚目を取り上げました。

 

ソフトロックというと、極上のコーラス、ハーモニー、ドリーミーなメロディが代名詞ですが、このグループはそれに加え、ジャジーで大人っぽい面を見せるところも魅力の一つです。

特にDisc1に収録されているJohn Phillips作「Summertime」のカヴァーは、ブルージーな面も魅せるナンバーで意外な1曲かと思います。

 

 

フリー・デザイン
SOLID
【ディスク1】
  1. カイツ・アー・ファン
  2. プロパー・オーナメンツ
  3. あなたと私
  4. ネヴァー・テル・ザ・ワールド
  5. アイ・ファウンド・ラヴ
  6. アンブレラズ
  7. エリナー・リグビー
  8. メイク・ザ・マッドネス・ストップ
  9. クロース・ユア・マウス (アルバム未収録楽曲)
  10. クリスマス・イズ・ザ・デイ
  11. ボーン・アゲイン
  12. ア・リーフ・ハズ・ヴェインズ
  13. 何処に行ったら
  14. ガールズ・アローン
  15. サマータイム
  16. ドリアン・ベニディクション
  17. イフ・アイ・ワー・カーペンター
  18. ナウ・イズ・ザ・タイム
【ディスク2】
  1. 2002年のヒット・ソング
  2. ハリー・サンダウン
  3. バタフライはフリー
  4. 私のエンジェル
  5. アイム・ア・ヨギ
  6. バブルス
  7. トゥモロー・イズ・ザ・ファースト・デイ
  8. キジィズ・ウィジィ
  9. タイム・アンド・ラブ
  10. ドント・クライ・ベイビー
  11. フェルト・ソー・グッド
  12. ユー・アー・マイ・サンシャイン
  13. ステイ・オブ・ユア・フラウン
  14. フレンドリー・マン
  15. フレンズ
  16. ゴーイング・バック
  17. ネイチャー・ボーイ (アルバム未収録楽曲)
  18. セツルメント・ボーイ (アルバム未収録楽曲)

| ソフトロック | 13:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
Lovin' Things/The Grass Roots(1969)

JUGEMテーマ:音楽

 

The 13th Floorが新生The Grass Rootsとして再スタートを切った4枚目のアルバム。

 

新生The Grass Rootsを、The 13th Floorが担い発表したセカンド・アルバムは、「Let's Live For Today」他多数のヒット曲を収録していましたが、このヒットの生み出していたのが、P.F.SloanとSteve Barriのソングライティングコンビ。しかし、このコンビからSloanが離脱してしまい、The Grass Rootsのバンド活動に再び危機が訪れます。
Barriは、Sloanが離脱してしまった後も、The Grass Rootsのプロデュースを手掛け、バンドは3枚目のアルバム『Feelings』を発表しますが、前作のヒットとは裏腹に商業的にパッとせず、バンドは大きな方向転換を図ります。
それが、1968年に発表されたシングル「Midnight Confessions」で、それまでのフォーク・ロック路線から打って変わって、ホーン・セクションを導入したモータウン・サウンド路線で、この方向転換が「Let's Live For Today」以上の成功を収め、バンド初のゴールド・ディスクをもたらします。

 

今回聴いたアルバムは、その方向転嫁を図った後、ベスト・アルバムを挟んで発表された4枚目のオリジナル・アルバムです。

 

冒頭を飾るアルバムタイトル曲「Lovin' Things」は、その方向転換通りホーン・セクションを導入した溌剌としたポップ曲。コーラスワークも爽やかな曲で、イギリスのグループのカヴァー曲。
続く「The River Is Wide」も、やはりホーンを大胆に導入したカヴァー曲で、2人のメンバーが交互にリード・ヴォーカルを執る、ちょっとドラマチックな展開をするポップ曲です。

 

他もこういうホーンをフィーチャーした曲ばかりかなと思ってしまいますが、3曲目「(You Gotta) Live For Love」や4曲目「City Women」はフォーク・ロック曲。5曲目「What Love Is Made Of」は、ロマンチックなバラードですが、ストリングスも導入し、「Let's Live For Today」のようなサイケなフォーク・ロックとは打って変わり、キャッチーさが大きく増しましたね。

 

アルバムは再びホーンが大胆に導入された「Pain」へ。この曲が一番モータウン調かな。

「Baby, You Do It So Well」も結構モータウン色が強いですね。

 

その後も、ソフトロック調のバラード「I Can't Help But Wonder, Elisabeth」などもいい曲ですね。

 

このキャッチーさは、1960年代も終わり1970年代のを到来を予感させる一枚ですね。

 

 

| ソフトロック | 20:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
Let's Live For Today/The Grass Roots(1967)

JUGEMテーマ:音楽

 

8月ももう終わってしまうねぇ…。

 

The Grass Rootsについては、ファースト・アルバムと昨年末にベスト盤を取り上げましたが、今回聴いたアルバムは、セカンド・アルバム。

 

ファースト・アルバムを取り上げた記事でも書いたように、The Grass Rootsは、元々P.F.SloanとSteve Barriによって作られたDUNHILLの架空のグループで、ファースト・アルバムを発表するに際して、サンフランシスコのThe Bedouinsというグループを、The Grass Rootsとして仕立て上げ、デヴューさせています。
ところが、このThe Bedouinsというグループが、自分達に演奏の機会をまともに与えられない事に不満を持ち、The Grass Rootsの活動から離れてしまった為、ロサンゼルスのThe 13th Floorというグループが、急遽The Grass Rootsとして活動する事になります。
というわけで、今回のアルバムは、セカンドといえば確かにグループにとっては2枚目のアルバムなのですが、実質的には新生The Grass Rootsのデヴュー作となります。

 

このアルバムには、イタリアのRokesというグループのカヴァー曲で、正に彼等の代表作といってもいい、アルバム・タイトル曲「Let's Live For Today」がベスト10入りしている他、「Things I Should Have Said」や「Wake Up, Wake Up」など、フォーク・ロック調のヒット曲、シングル曲が多数収録されています。
さすが当時を代表するソングライティング・コンビが手掛け、Joe Osbone、Larry Knechtelといった名うてのスタジオミュージシャンが録音に参加しているだけあって、非情にクオリティの高い作品に仕上がっていますね。
個人的に好きなのは、「Wake Up, Wake Up」と「Is It Any Wonder」かな。どちらもコーラスワークが上手く活かされた曲で、一緒に歌いたくなる曲ですね。

 

「Where Were You When I Needed You」は、1980年代にThe Banglesもカヴァーしており、僕はこのThe BanglesのカヴァーからThe Grass Rootsを知ったのですが、彼女達のルーツが窺い知れます。

 

 

グラス・ルーツ
ユニバーサル ミュージック
【ディスク1】
  1. 言えばよかった!
  2. ウェイク・アップ・ウェイク・アップ
  3. ティップ・オブ・マイ・タング
  4. イズ・イット・エニー・ワンダー
  5. 今日を生きよう
  6. ビーティン・ラウンド・ザ・ブッシュ
  7. アウト・オブ・タッチ
  8. ウォント・ユー・シー・ミー
  9. 冷たい太陽
  10. ノー・エグジット
  11. この貴重な時間
  12. ハウス・オブ・ストーン
  13. しずむ心 (MONO) (日本盤ボーナス・トラック)
  14. あなたのメロディ (日本盤ボーナス・トラック)

| ソフトロック | 18:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
The Grass Roots Anthology. 1965-1975(Disc1)/The Grass Roots(1991)

JUGEMテーマ:音楽

 

あぁ…。あと1回で『逃げ恥』が終わってしまう…。

僕も『逃げ恥』ロスになりそうです(苦笑)。

でも、2016年の(僕が観ていた)ドラマで一番面白かったと思いますよ。

 

The Grass Rootsが聴きたくなったのですが、ファーストは以前取り上げました。

となると、他のアルバムを取り上げたいのですが、持っていません。

The Grass Rootsは、ベスト盤はいくつか出ており、僕もRHINO編集のベスト盤を持っているのですが、このRHINO盤、2枚組で、僕は中古屋で入手したDisc1のみしか持っていません。

実は、僕はこのDisc1を2枚持っているんですよね。というのも、最初にジャケットも中身もDisc1のCDを中古屋で買い、後に中古屋市みたいな催しで、Disc2のジャケットを探し当て、喜んで買ったら、中身はDisc1だったという顛末です。

Disc2も欲しいといえば欲しいのですが、どうせなら全てのアルバムを網羅したコンプリートセットみたいなのが欲しいのですが…。

 

というわけで、2016年第49週の帰宅BGMは、『The Grass Roots Anthology.1965-1975(Disc1)』です。

 

The Grass Rootsの事は、ファーストアルバムで取り上げているので、細かく書きませんが、P.F.SloanとSteve Barriによって作られた、DUNHILLの架空のグループで、サンフランシスコのThe BedouinsというグループがThe Grass Rootsとして仕立て上げられた事は以前書きました。

結局The Bedouinsは、自分達の音楽活動を望み、ファーストアルバムだけで、The Grass Rootsの活動からは離れてしまうのですが、代わりにThe 13th Floorというバンドが、The Grass Rootsとして仕立て上げられる事になります。

 

今回聴いたDisc1は、「Only When You're Lonely」をはじめとして、18曲中5曲がファーストアルバムからの選曲なので、これらは敢えて無視です。

新生The Grass Rootsがヒットさせた、Rokesのカヴァー曲「Let's Live for Today」をはじめとして、The Rolling Stonesっぽいビートの効いた「You're a Lonely Girl」、フォークロック調の「Tip of My Tongue」、ソフトロック調の「Things I Should Have Said」など、さすがシングル・ヒットを飛ばし続けたバンドのベスト盤だけあって、メロディセンスの良さと、コーラスワークの巧みさ、演奏など抜かりがありません。

上で書いたようにStonesっぽかったり、誰かの曲で、どこかで似たような曲を聴いた気がする曲も多いのですが、そこはどことなくその時々の流行りの曲のエッセンスも巧みに取り込んでいたのでしょうね。

 

ますますアルバムに興味がそそられるな、The Grass Roots。

それにしても「Let's Live for Today」は、以前深津絵里が出演してたカップ焼きそばのCMに流れていた事は有名なのですが、僕はもっと以前の子供の頃に、何かおもちゃのCMで流れていたような気がするのですが、気のせいなのかなぁ。

 

 

Grass Roots
Rhino
【ディスク1】
  1. Mr. Jones (Ballad Of A Thin Man)
  2. You're A Lonely Girl
  3. Where Were You When I Needed You
  4. Only When You're Lonely
  5. This Is What I Was Made For
  6. Lollipop Train (You Never Had It So Good)
  7. Tip Of My Tongue
  8. Let's Live For Today
  9. Things I Should Have Said
  10. Out Of Touch
  11. Is It Any Wonder
  12. Wake Up, Wake Up
  13. Melody For You
  14. Feelings
  15. Here's Where You Belong
  16. Midnight Confessions
  17. Bella Linda
  18. Lady Pleasure
【ディスク2】
  1. Lovin' Things
  2. The River Is Wide
  3. City Women
  4. I Can't Help But Wonder, Elisabeth
  5. I'd Wait A Million Years
  6. Heaven Knows
  7. Out Of This World
  8. Walking Through The Country
  9. Baby Hold On
  10. Come On And Say It
  11. Temptation Eyes
  12. Sooner Or Later
  13. Two Divided By Love
  14. Glory Bound
  15. The Runway
  16. Anyway The Wind Blows
  17. Love Is What You Make It
  18. Mamacita

| ソフトロック | 15:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
Lovelines/Carpenters(1989)

JUGEMテーマ:音楽

 

2016年第39週の帰宅BGMは、Carpentersの『Lovelines』を聴きました。

 

本作は、彼等の未発表曲集で、1977年から80年にかけてレコーディングされていた曲と、80年に完成させておきながら発売が見送られたKarenの幻のソロアルバムに収録されるはずだった曲で構成されています。

 

Karenの幻のソロアルバムに収録される予定だった曲は、「Lovelines」と「If We Try」。それに「Remember When Lovin' Took All Night」と「If I Had You」の4曲。

1991年には、Carpentersの4枚組ボックスCDが発売され、このボックスでも何曲か幻のソロアルバムの曲が公開されますが、とうとう96年にそのアルバムそのものがCD化された事は、当ブログでも2014年7月13日に記事にしました。

 

さて、今回聴いた『Livelines』ですが、未発表曲集とはいえ、単なる蔵出し音源的なアルバムではなく、ちゃんとした完成度の高いアルバムとして楽しめますよ。

 

「Where Do I Go From Here」や「The Uninvited Guest」は、黄金期(に陰りが見えてきた頃)の「I Need To Be In Love」を思わせる、郷愁にかられそうな癒し系の楽曲ですし、スタンダード・ナンバーの「When I Fall In Love」や「Little Girl Blue」のような曲を収録しているところも、いかにも彼等らしい。

Karenのソロアルバムからの曲は、都会的なサウンドを前面に出したAOR、シティ・ポップス的な曲だと以前記事に書きましたが、本作に収録されている「Kiss Me The Way You Did Last Night」も、Carpentersの曲ながら70年代後半に録音されただけあって、やはりシティ・ポップス的な魅力が出ていますね。

 

楽曲のクオリティは決して低くないどころか非常に高いのですが、録音時期の事を考慮すると、黄金期のような勢いというか覇気というか、元気に欠けるところは仕方ないのかなという感じですね。

 

 

Carpenters
Pgd/a&M
【ディスク1】
  1. Lovelines
  2. Where Do I Go From Here?
  3. The Uninvited Guest
  4. If We Try
  5. When I Fall In Love
  6. Kiss Me The Way You Did Last Night
  7. Remember When Lovin' Took All Night
  8. You're The One
  9. Honolulu City Lights
  10. Slow Dance
  11. If I Had You
  12. Little Girl Blue

| ソフトロック | 21:13 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark
Goodbye, Columbus/The Association(1969)

JUGEMテーマ:音楽

 

2016年第29週の帰宅BGMは、The Associationの『Goodbye, Columbus』を聴きました。

 

『Goodbye, Columbus』は、アメリカン・ニュー・シネマ『さよならコロンバス』のサントラ盤で、『さよならコロンバス』は、アメリカの小説家フィリップ・ロスの短編小説を映画化した作品です。

監督はラリー・ピアース。彼の監督作では、後の作品になりますが、『パニック・イン・スタジアム』の方が有名でしょうか。ヒロインを演じたアリ・マッグローは、この作品の後で、『ある愛の詩』や『ゲッタウェイ』に出演し、スティーヴ・マックイーンと結婚していますね。

 

今回聴いたアルバムは、サントラ盤という事で、The Associationは、主題歌である1と、4、6、10を提供し、その他の曲はCharles Foxが書いています。プロデュースは、John Boylan。

 

バンドが担当した主題歌「Goodbye Columbus」は、彼等らしい溌剌としたコーラスワークが生きた曲です。映画は青春映画なのですが、みずみずしい感覚が生きた楽曲です。4は、同曲のインストバージョンで、リードヴォーカルの代わりに、フルートをフィーチャーした曲です。

6の「It's Gotta Be Real」は、ソウル調の曲。2分ちょっとという短さの小品ですが、こういうハーモニーも上手いですね。

10「So Kind to Me」は、メロウなバラード。このとろけるようなメロウさはたまりませんよ。

 

Charles Foxが担当した曲は、全てインスト曲なのですが、2「How Will I Know You?」や8「Love Has A Way」、9「A Time For Love」辺りは、ソフト・ロック・ファンには、結構受け入れられる曲なのではないでしょうか?

 

映画自体は、The Associationがサントラに参加していたという事で、以前CSで放送した時、期待しながら観ましたが、他のアメリカン・ニュー・シネマと比較して、期待していたほど面白くもなかった覚えがありますが、小説そのものは、フィリップ・ロスを一躍期待の新進作家として注目された作品ですし、映画自体も、1969年のキネマ旬報ベストテンで外国映画第10位にランクされてい

るので、僕の理解力が足りなかったのかもしれません。

ブルーレイに録画してあるので、もう一度観てみよう。

 

 

アソシエイション
ダブリューイーエー・ジャパン
【ディスク1】
  1. さよならコロンバス(ヴォーカル・ヴァージョン)
  2. ハウ・ウィル・アイ・ノウ・ユー?
  3. ダートマス? ダートマス!
  4. さよならコロンバス(インストゥルメンタル)
  5. ロンズ・レヴェリー:(a)アクロス・ザ・フィールド~(b)カーメン・オハイオ
  6. イッツ・ガッタ・ビー・リアル
  7. モーメント・トゥ・シェア
  8. ラヴ・ハズ・ア・ウェイ
  9. タイム・フォー・ラヴ
  10. ソー・カインド・トゥ・ミー(ブレンダのテーマ)
  11. さよならコロンバス(シングル・ヴァージョン)

| ソフトロック | 21:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
abc/ピコ・ファースト(1972)
JUGEMテーマ:音楽

2016年第13週の通帰宅BGMは、ピコこと樋口康雄の唯一のアルバム『abc/ピコ・ファースト』を聴きました。

ソフト・ロックという言葉も、もはや完全に定着して、一時期のようなムーブメントもなくなりましたが、日本でソフトロックという音楽が大きく注目されたのは1980年代後半以降で、Curt Boettcherなど、1960年代、70年代の欧米におけるソフロ・アーティストが注目、再評価されたのも、やはり1980年代後半以降の事。
日本の音楽界でも、1980年代後半以降になると、渋谷系アーティストを中心にソフロ的な音楽を演奏するアーティストが生まれてくるのですが、今回聴いたピコは、欧米のソフロ・アーティストと同時期に、ソフロ・アルバムを発表した、ジャパニーズ・ソフト・ロックの先駆者的な存在のアーティストです。

ソフト・ロックというと、みずみずしいコーラス・ハーモニーやドリーミーなメロディを連想しますが、それはあくまで60、70年代の欧米のソフト・ロックを聴いてきた経緯の中で植え付けられたイメージであって、ちょうど同時期に日本で収録されたアルバムを聴くとなると、もしかしたら肩透かしを食らわせられるかもしれないとか、聴く前に何かドキドキするものを感じます。

ところが、多彩なコーラス・ハーモニーはありませんが、冒頭の「あのとき」から、ドリーミーなメロディが炸裂し、しかも欧米のソフロに負けずとも劣らない高品質な楽曲が展開されて、アルバムのクオリティに脱帽。
メロウな曲ばかりでなく、「人間」のようなクールでジャジーな曲や、「I Love You」のようなダンサブルな曲があるのも、アルバムに変化を付けています。
日本語の歌詞という事もあって、歌詞だけ見るとちょっとこっ恥ずかしいものはありますが、それを補っても余りあるメロディ・メイカーぶりは、樋口康雄という人の才能の確かさを実感します。

アルバム収録曲全曲、作曲・編曲は樋口康雄によるものですが、作詞は石川セリ、なかしに礼などが名を連ねています。

 
ピコ,樋口康雄
キティMME
【ディスク1】
  1. あのとき
  2. 人間
  3. 魔法使いに恋をして
  4. 悲しみは青い馬にのって
  5. 石を投げたら
  6. 赤い砂漠へ行かないか
  7. I LOVE YOU
  8. 夜明け前
  9. 君だけさ
  10. 愛のひとこと
  11. マリー
  12. アダムとイブも
  13. ABC

| ソフトロック | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
Stars/Time/Bubbles/Love:The Free Design(1970)
JUGEMテーマ:音楽

2016年第6週の帰宅BGMは、The Free Designの4枚目のアルバム『Stars/Time/Bubbles/Love』を聴きました。

The Free Designについては、昨年6枚目のアルバムを取り上げましたので、グループについての詳細は割愛させて頂きます。

前回取り上げた6枚目もムムッと唸らせる極上のソフト・ロック・アルバムでしたが、それよりも前に発表された4枚目の本作も、これまたお洒落で都会的な、唸らせるアルバムですね。

ソフト・ロックという事で、コーラス・ハーモニーを重視しているという点では、このThe Free Designもご多分に漏れず他のソフト・ロック・グループと同じなのですが、本作に収録された曲は、どの曲もジャジー或いはソウル調にアレンジされていて、これまたたまらないんですよ。

まず冒頭の「Bubbles」は、エレピをフィーチャーしたジャジーな展開。アップテンポのリズムは、曲名通り弾ける泡の様。
続く「Tomorrow Is The First Day Of The Rest Of My Life」は、イントロこそジャジーですが、曲の大半はソウル調。
「Kije's Ouija」、「Butterflies Are Free」でようやく、ソフト・ロックらしい穏やかなハーモニーとドリーミーな楽曲が続きます。
再びジャズ、ソウル調の「Stay Off Your Frown」、サイケ調の「I'm A Yogi」とめくるめく曲展開を経て、『明日に向かって撃て!』の主題歌でお馴染みの「Raindrops Keep Falling On My Head」も小粋なジャズ調にアレンジしたカヴァー。

本作は彼等のアルバムの中でも、最高峰のアルバムだという評価だそうですが、納得の1枚ですね。

 
フリー・デザイン
SOLID
【ディスク1】
  1. バブルズ
  2. トゥモロー・イズ・ザ・ファースト・デイ
  3. キジィズ・ウィジィ
  4. バタフライはフリー
  5. ステイ・オフ・ユア・フラウン
  6. スターライト
  7. タイム・アンド・ラヴ
  8. アイム・ア・ヨギ
  9. 雨にぬれても
  10. ハウディアドゥー(フライ・ミー・ダウン)
  11. ザッツ・オール・ピープル
  12. トゥ・ア・ブラック・ボーイ (未発表) (ボーナス・トラック)

| ソフトロック | 18:57 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
There's An Innocent Face/Curt Boettcher(1973)
JUGEMテーマ:音楽

2015年第44週の帰宅BGMはCurt Boettcherの唯一のソロ・アルバム『There's An Innocent Face』を聴きました。

SagittariusThe Millenniumなどで、後にソフト・ロックの魔術師的な存在として高い評価を得る事になるCurt Boettcher。
その彼が1973年に唯一残したソロ・アルバムは、エグゼクティブ・プロデューサーにGary Usherを頂き、Boettcher自身とWeb Burrelの共同プロデュースにより、製作されたアルバムです。
BoettcherとBurrelの二人を中心に、曲によってRed Rhodesなど他のミュージシャンが参加する形で録音されています。

上でソフト・ロックの魔術師と僕は書きましたが、それほどまでに表現したくなるThe Millenniumなどの作品と比べると、このソロ・アルバムは、「Wufferton Frog」のようにThe Millenniumを彷彿させるぷちマジカルな曲もあり、いたずら好きな側面を感じさせてくれますが、他のほとんどの曲は、ポップでメロディアスなフォーク・ロック、カントリー・ロック調の曲で構成されていて、実に真っ当なアルバムです。

軽快なテンポのポップ・ソング「I Love You More Each Day」を筆頭に、カントリー・ロック調の「Such A Lady」、The Beach Boysを連想させるハーモニーが聴ける「She'll Stay With You」と、息をつかせる間もなく次々とメロディスな楽曲をたたみかけます。

フォーキーな「Love You Yes I Do」、小粒な楽曲「Without Her」で一呼吸置いた後は、ライヴを模した「Bobby California」と、サウンドにちょっと凝った一面が見られます。

アルバム中で、個人的に一番好きな部分は「The Choice Is Yours」と「Malachi Star」の2曲。
優しく珠玉のポップ・ソングが展開され、幸せな気分にさせてくれます。

「I've Been Wrong」も、シンプルでメロディアスなフォーク調の楽曲で、これまた捨て難い1曲です。

最後は「Wufferton Frog」。
The MillenniumでBoettcherにハマった人ならば、これぞ彼らしい1曲で締めくくります。

変に凝った曲はあまりなく、シンプルな曲ばかりですが、逆にポップ・ソングとしての素の魅力が出た最高の1枚でしょう。

 
カート・ベッチャー
イーストウエスト・ジャパン
【ディスク1】
  1. アイ・ラヴ・ユー・モア・イーチ・デイ
  2. サッチ・ア・レディー
  3. シール・ステイ・ウィズ・ユー
  4. ラヴ・ユー・イエス・アイ・ドゥ
  5. ウィズアウト・ハー
  6. ボビー・カリフォルニア
  7. チョイス・イズ・ユアーズ
  8. マラキ・スター
  9. レイ・ダウン
  10. アイヴ・ビーン・ロング
  11. ワファートン・フロッグ

| ソフトロック | 17:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
Voice Of The Heart/Carpenters(1983)
JUGEMテーマ:音楽

2015年第37週の帰宅BGMは、Carpentersの『Voice Of The Heart』を聴きました。

前作『Made In America』で奇跡の復活を遂げたCarpentersですが、1983年2月4日にKaren Carpenterが心不全により急死してしまいます。
今回聴いたアルバムは、最後のレコーディング曲である「Now」に、Karenのソロアルバムにも収録された「Make Believe It's Your First Time」のCarpenters版など過去のアウトテイク等を加えて、Karenの死後8ヶ月後に、兄Richardが発表したCarpentersのアルバムです。

最後のレコーディング曲「Now」は、やはり病気の影響なのか、Karenのヴォーカルには深みのあるアルト・ヴォイスに輝きが感じられませんが、楽曲はRoger Nicholsによるスタンダード調のナンバーで、これぞCarpentersの王道ナンバー。
続く軽快な「Sailing On The Tide」以後も、彼等が最も輝きを放っていた1970年代前半を彷彿させる良質なポップ・ソングが立て続けに収録され、楽曲の完成度の高さが感じられます。
ジャジーで、アダルト・コンテンポラリー調のPaul Williams作「Ordinary Fool」や、シティ・ポップス調の「Prime Time Love」では、成熟したサウンドが魅力的。

アルバム発表時、既にKarenが故人であった事を考えると、彼等が世に放った曲が、永遠の魅力へと昇華したとも感じさせられる素晴らしいアルバムですが、やはり何か懐かしむような、どこか核が抜けてしまったような、どことなく物寂しさが漂うアルバムでもありますね。

 
The Carpenters
A&M
【ディスク1】
  1. Now
  2. Sailing On The Tide
  3. You're Enough
  4. Make Believe It's Your First Time
  5. Two Lives
  6. At The End Of A Song
  7. Ordinary Fool
  8. Prime Time Love
  9. Your Baby Doesn't Love You Anymore
  10. Look To Your Dreams

| ソフトロック | 21:28 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark