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Warhorse/Warhorse(1970)

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Deep PurpleのオリジナルメンバーであるNick Simper(ベース)が、Purpleを追い出され、黒人女性シンガー Marsha Huntのバックバンドを経て結成したハード・ロック・バンド。

当初メンバーの中には、後にYesで活躍するRick Wakemanもキーボーディストとして参加していたみたいで、このWarhorseのヴォーカルAshley Holtは、後にWakemanのソロアルバムにも参加しています。

 

で、このWarhorseの肝心の音楽性なのだけれども、アルバム冒頭「Vulture Blood」のイントロからシンフォニックなオルガンの音色がフィーチャーされ、そこに歪んだギターと、ヴォーカルのシャウトが加わり、これがモロPurpleという感じ。

続く「No Chance」も初期Purpleの雰囲気を醸し出しているし、ブギー調の「Burning」や「Ritual」なんかも、笑ってしまう位、わ〜こりゃPurpleだわという感じ。

 

楽曲の感じもそうだけど、ヴォーカルのHoltは、「Vulture Blood」でIan Gillanばりのシャウトを聴かせたかと思えば、「No Chance」ではRod Evansのような端正な歌声も聴かせてくれるし、Frank WilsonのキーボードやGed Peckのギター、Mac Pooleのドラムも、なんかPurpleのJon Lord、Ritchie Blackmore、Ian Paiceのそれに似ています。

 

まあ、Nick自体は元とはいえPurpleのオリジナルメンバーだったし、単なる真似にとどまらない、これもある意味本物のPurpleミュージックなわけで、個人的には気に入っているし、よく出来たアルバムだなと思います。

Nickも、Purpleに対する対抗心もあったんだろうしね。

Keefがデザインしたこのアルバムジャケットも印象的だし、美しいの一言に尽きますね。

 

結局、このWarhorseのデヴュー・アルバム、商業的に失敗して、ギターのPeckはバンドを脱退してしまい、代わりのギタリストを入れてセカンド・アルバムを発表するものの、これも失敗してしまいバンドは解散してしまいます。

 

(収録曲)

1.Vulture Blood

2.No Chance

3.Burning

4.St. Louis

5.Ritual

6.Solitude

7.Woman of the Devil

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 21:27 * comments(0) * - * pookmark

BBC Radio 1 Live In Concert/Paice Ashton Lord(1992)

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年明け第2週もフル稼働…。あ〜、たまには早く帰りたい。

でも、まだまだやる事が多く、月内に終わらせなければならないのに手を付けていない事もあり、何なんだかなぁ。。。

 

今週は、Deep Purpleの解散後、Jon LordとIan Paiceが、Ashton, Gardner & DykeのTony Ashtonと一緒に結成したPaice Ashton Lordのライヴ音源。

 

自宅のCDを物色していて、目に付いたのが本作だったのだが、ジャケットが冴えないのでてっきりブートかと思っていたら、よく見ると自分が持っているこの日本盤はアルファレコードから出ていたと改めて知り、ほとんどよく聴いていないアルバムだったので、今回聴いてみました。

 

Paice Ashton Lordは、上記3人以外にBernie Marsden、Paul Martinezで活動し、1977年にアルバム『Malice In Wonderland』を発表しましたが、数回ライヴしただけで解散してしまいました。

その割には、ライヴ音源である本作もそうだけど、何と映像も残っており、そういった意味では貴重な音源ではありますね。

 

なんといっても、Deep Purpleの元メンバーであるJon LordとIan Paiceと、後にWhitesnakeに参加するBernie Marsdenのいるという事で(LordとPaiceのその後遅れる事Whitesnakeに参加)、いやがうえにもハード・ロック的な楽曲への期待が高まりますが、いざ蓋を開けると、女性コーラスやブラスセクションも加えた、ソウルやファンク調の楽曲。

ブルーズ調の「Stearoller」でBernie Marsdenがリードヴォーカルを務める以外は、渋いAshtonがリードヴォーカル務め、Bernieがサポートのヴォーカルに回るというスタイルを取っており、シャウトもなくよく言えば実に渋い、悪く言えば地味に尽きる。

 

Purpleの後だけに、あまりの落差に、特定のファンならともかく、多くのファンの期待に応えられなかったんだろうね。

 

Bernieはギター、ヴォーカル共に瑞々しい活躍を見せるけれども、Ashtonのヴォーカルがちょっと気負いすぎかな。

 

個人的なお薦め曲は、バラード調の「I'm Gonna Stop Drinkin'」かな。

 

 

ペイス・アシュトン・ロード
アルファレコード
【ディスク1】
  1. ア・ゴースト・ストーリー
  2. オン・ザ・ロード・アゲイン
  3. シラス・アンド・ジュローム
  4. アラベラ
  5. ザ・バラッド・オブ・ミスター・ギヴァー
  6. アイム・ゴナ・ストップ・ドリンキン
  7. スティームローラー
  8. リメンバー・ザ・グッド・タイムス
  9. スニーキー・プライヴェイト・リー

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 21:18 * comments(0) * - * pookmark

King Biscuit Flower Hour Presents Foghat(2005)

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今回の台風19号で被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

うちは半日ちょっと停電に遭遇したぐらいで、雨風の被害はなかったのですが、馴染みの地域も水浸しの被害に遭ったのには驚きました。

このブログでもいくつか取り上げてきた川崎市民ミュージアムも、収蔵室が水没の被害に遭ったという事で、貴重な収蔵品がどうなっているのかも気になりますね。

市民ミュージアムは映画の特集上映など、個人的にツボにはまるイベントを度々行っており、カジノなんかいらんから横浜市にもああいう施設があればいいなぁと思う憧れの施設なんですよね。

 

しばらく更新していませんでしたが、別に何かあったわけではなく、カルメン・マキ&OZのライヴが今年も行われるという事を今更ながら知り、クラブチッタのチケットは完売という事態にショックを受けて、先々週はずっとポータブルMDプレーヤーで、OZの個人的ベスト集を通勤帰宅時に聴いていました。

という事で、先週の週末は更新する事がありませんでした。

 

今回は、メインに1976年のライヴを、ボーナスで1974年のライヴを収録した、Foghatのキング・ビスケット・ライヴを聴きました。

メインの76年のライヴは、前年75年に発表した『Fool for the City』がヒットした後だけに、バンドの勢いが窺える内容で、コンパクトに分かりやすくまとめられたブギー調の楽曲や、ツインリード・ギターや豪快なスライド・ギターなど、聴き所満載。

ハード・ロックとしても捉えられる当時のサザン・ロックにも通ずる部分も多く、イギリスのバンドながら、アメリカでも受け入れられたのもよく分かりますね。

冒頭のヒット曲「Fool for the City」もいいですが、個人的には怒涛の歌い出しやメンバーのハモり、粘っこいスライドギターが強烈な2曲目の「My Babe」が好きですね。

 

 

フォガット
ソニー・ミュージックレコーズ
【ディスク1】
  1. フール・フォー・ザ・シティ
  2. マイ・ベイブ
  3. ドライヴィン・ホイール
  4. ハニー・ハッシュ
  5. ナイト・シフト
  6. スロウ・ライド
  7. ホーム・イン・マイ・ハンド
  8. エイト・デイズ・オン・ザ・ロード
  9. リーヴィン・アゲイン(アゲイン)
  10. アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラヴ・トゥ・ユー
  11. インタビュー

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 19:10 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Thank Christ For The Bomb/Groundhogs(1970)

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モンキーパンチも亡くなってしまったか…。

現在、以前アニマックスで放送した時に録画した、テレビ放送分(1〜3作)全話を観ており、1作目を観終え、赤ジャケットの2作目に突入したところなのですが…。

 

さて、今回はGroundhogsの3枚目のアルバムを聴きました。

 

母国英国では結構名の知れたバンドみたいですが、ここ日本では知る人ぞ知る、ギタリストのTony McPheeを中心としたハード・ロック・バンドの出世作です。

 

英国のバンドのアルバムって、印象的なジャケットのアルバムが多いのですが、このアルバムもその一つですね。

爆弾を落としてくれて(?)神に感謝するという、アルバムタイトルのブラックユーモアさもさることながら、英国兵が負傷して仲間に肩を担がれるというジャケットも、総力戦となった第一次世界大戦という人類史上、特にヨーロッパでは悲惨な戦争の一つを取り上げるところも印象的。

 

ハード・ロックとはいっても、ブギー調の「Darkness Is No Friend」をはじめとして、正統派のブルーズを基調とした楽曲で、決してLed ZeppelinやDeep Purpleみたいに、ヴォーカルがシャウトしたり、ギターを派手に激しく弾いたりするわけではないんですけどね。

でも、アコギの弾き語りからインスト曲へ展開するアルバムタイトル曲以降は、テンポが段々と早くなっていく「Ship On The Ocean」や、スライドギターをフィーチャーした重苦しいブルーズ・ナンバー「Garden」など、控えめながらもバリバリとギターを弾くところに凄みを感じさせるアルバムですね。

 

 

Groundhogs
Imports
【ディスク1】
  1. Strange Town
  2. Darkness Is No Friend
  3. Soldier
  4. Thank Christ for the Bomb
  5. Ship on the Ocean
  6. Garden
  7. Status People
  8. Rich Man, Poor Man
  9. Eccentric Man

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 19:07 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Rock & Roll Music To The World/Ten Years After(1971)

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年の瀬ですね。忙しいなぁ…。

 

Ten Years Afterの7枚目です。

 

前々作、前作辺りまでは、サイケっぽい感じもあり、奇をてらったような感じ曲もありましたが、本作ではキーボードが不思議な感じも醸し出していても、ブルーズ・ロックをベースに奇をてらうような曲も少なく、「Turned Off TV Blues」や「Choo Choo Mama」のようにAlvin Leeの熱いプレイを聴かせてくれる曲もあるのですが、全体的には落ち着いた演奏の曲が多く、もはや円熟の極みという感じですね。

各曲完成度ももちろんですが、シングル曲のように1曲だけ際立っているような曲はなく、アルバム重視の内容だと思います。

 

個人的には、静かなイントロから徐々に盛り上がっていき、列車が走る効果音で終わる、4曲目の「Standing At The Station」が個人的お気に入りで、アルバム中でも一番印象の残る曲です。

Alvin Leeの演奏はもちろん、Chick Churchillのキーボード・プレイも曲の盛り上げに一役買っています。

 

(収録曲)
1.You Give Me Loving
2.Convention Prevention
3.Turned-Off TV Blues
4.Standing at the Station
5.You Can't Win Them All
6.Religion
7.Choo Choo Mama
8.Tomorrow I'll Be Out of Town
9.Rock & Roll Music to the World

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 21:10 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Free At Last/Free(1972)

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国営ひたち海浜公園に行って、コキアを見たいなぁと思いつつも、今はやる事があると自制し、来年行こうと考えています。

 

1971年に解散したFreeが、早くもオリジナル・メンバーで再結成し、翌年発表したアルバムです。

 

Freeは1971年に解散し、メンバーはそれぞれの活動を歩みますが、ギターのPaul KossoffとドラムのSimon Kirkeは、日本人ベーシスト山内テツと、アメリカ人キーボードプレーヤー「Rabbit」ことJohn Bundrickと共に、Kossoff,Kirke,Tetsu,Rabbitを結成し、グループ名と同名のアルバムを発表します。

このアルバムが意外な事に好評だった事と、Paul Kossoffが重度の薬物中毒で、Kossoffを救おうと他のメンバーが再集結した事が、Freeの再結成へと繋がりました。

 

冒頭の「Catch A Train」はキャッチーさも持ち合わせた活きのいいR&B調の曲。アルバムスタート曲としてはうってつけな曲です。

アルバム中で一番好きなのが5曲目の「Travellin' Man」。最後まで聴くと決して完成度が高いとはいえないけど、活きの良さは「Catch A Train」以上で、とにかくカッコいい1曲。

 

どの他の曲も、渋くてカッコいい曲が多いのですが、どことなく完成度が今一つで、何か物足りないという曲が多く感じます。「Soldier Boy」とか「Child」なんかは、もの悲しい好曲なんですけどね。

ただ、バラード調の「Guardian Of The Universe」がなぁ…。長い曲だから、余計にこの曲の完成度のイマイチさが目立ちます。

 

シングルカットされた「Little Bit Of Love」といい、どちらかというとアメリカンなカラッとした曲調の曲も多いように思いますね。

 

元々上で書いたように、Kossoff救済が目的の再集結だったのですが、Kossoffの状態が改善せず、Andy Fraser、Kossoffと離脱者が相次ぎ、バンドは山内テツ、Rabbitを加え、アルバム『Heartbreaker』を1973年に発表しますが、結局解散。

それを考えれば、本作のもの足りなさも仕方ないのかな。

 

 

フリー
ユニバーサル インターナショナル
【ディスク1】
  1. キャッチ・ア・トレイン
  2. ソルジャー・ボーイ
  3. マジック・シップ
  4. セイル・オン
  5. トラヴェリン・マン
  6. リトル・ビット・オブ・ラヴ
  7. ガーディアン・オブ・ザ・ユニヴァース
  8. チャイルド
  9. グッドバイ
  10. バーニン (モルテン・ゴールド) (オルタナティヴ・テイク) [ボーナス・トラック]
  11. ホンキー・トンク・ウィメン [ボーナス・トラック]
  12. マジック・シップ (オルタナティヴ・ミックス) [ボーナス・トラック]
  13. リトル・ビット・オブ・ラヴ (オルタナティヴ・ミックス) [ボーナス・トラック]
  14. ガーディアン・オブ・ザ・ユニヴァース (ポール・ロジャース・ソロ・ヴァージョン) [ボーナス・トラック]
  15. チャイルド (アーリー・ミックス) [ボーナス・トラック]

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 19:15 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

A Space In Time/Ten Years After(1971)

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終戦(敗戦)から73年が経ちましたが、戦争を体験した方が亡くなっていくにつれ、当時の事を語れる方が少なくなっていく中で、段々とこの時期のテレビ番組も当時をの事を振り返る番組も少なくなっていきますね。

危機感を感じずにいられません。

 

Ten Years Afterの6作目です。

 

アルバムタイトル『A Space In Time』通り、「Here They Come」や「Baby Won't You Let Me Rock 'N' Roll You」ではSEを使ってスペーシーな感じを醸し出しています。スペーシーといえばスペーシーなのですが、冒頭の「One of These Days」や3曲目の「I'd Love to Change the World」の感じからサイケ調ともいえますね。

収録曲は、ブルーズベースの楽曲が多くを占めますが、ストリングスを使った「Over the Hill」や、「Over the Hill」のようなロックンロール調の曲、それに「Hard Monkeys」のようなポップな曲もあり、多様性があります。

アルバムの構成もどことなくコンセプト調で、アコースティックギターをフィーチャーした曲を上手い感じで配置しているのもいい感じで、彼等のピークは過ぎてしまって、彼等のイメージとは違うと思う人もいると思いますが、客観的に評価すれば地味だけどいいアルバムだと思いますよ。

 

 

テン・イヤーズ・アフター
EMIミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. ワン・オブ・ジーズ・デイズ
  2. ヒア・ゼイ・カム
  3. チェンジ・ザ・ワールド
  4. オーヴァー・ザ・ヒル
  5. ロックン・ロール・ユー
  6. 過ぎたむかし
  7. レット・ザ・スカイ・フォール
  8. ハード・モンキーズ
  9. アイヴ・ビーン・ゼア・トゥー
  10. アンクル・ジャム

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 19:08 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Watt/Ten Years After(1970)

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先日確定申告の手続きに行ったのですが、いけませんね。今の財務省は。国税庁は財務省の管轄で、その国税庁が我々納税者に各種証票類を取っておけというのだから、納税者、国民の怒りはしごく当然。

それにしても、東大卒を中心としたエリート中のエリートが、あんなしょうもないケチな不正行為をするのだから、日本の官僚の劣化を感じさせずにいられません。

と同時に、全て官僚に責任を押し付けようとしても、こんなしょうもない事をする理由の説明に全くなってないと思うのですが。

 

Ten Years Afterの5枚目。

 

アルバムはブルージーなハード・ロック「I'm Coming On」からスタート。
歌モノと見せつつ、中盤では安定したギターソロをしっかり聴かせて、終わり方はちょっとサイケ調。
でも、前半曲でハード・ロックはこの曲のみ。以後2曲目から4曲目までは、堅さの取れた柔軟な楽曲が続きます。
 

2曲目「My Baby Left Me」はポップ調のロック。やっぱり終わり方はサイケ調。最後の楽器の音ってテルミンなのかな!?
3曲目「Think About The Times」はさらにポップ寄りのメロウなバラード。
4曲目「T Say Yeah」は、トーキングモジュレーターをフィーチャーしたロック。ブルージーな曲だけど、トーク・ボックスの使用でくだけた感じがしますね。
 

マカロニ・ウェスタンのテーマ曲っぽいインスト曲「The Band With No Name」を間に挟み、後半曲は「Gonna Run」からスタート。
冒頭はブリティッシュ・ロックらしい湿り気のあるブルージーな曲調なのですが、中盤から終わりまではジャズ調のジャムっぽい展開へ。やっぱりこの曲も終わり方はサイケ調だな。
7曲目「She Lies In The Morning」は、ポップな曲調からスタートし、やはり中盤から終わりにかけては前曲同様ジャズ調のジャムっぽい展開。
なんかこの2曲は煮え切らない感じがしますね。
 

アルバムは、前2曲の憂さを晴らすように、ストレートなロックンロール、Chuck Berryのカヴァー「Sweet Little Sixteen」のライヴ音源で終わります。
 

前作『Cricklewood Green』の流れを引き継ぎつつも、もっとコンテンポラリー性を進めた感じのアルバムですが、後半6曲目や7曲目のジャズ調に展開する楽曲は、バンドの方向性に迷いを感じさせるようで、余計だったかも。
4曲目までの流れを進めて、もっとコンパクトなまとまりのあるアルバムに仕上げれば良かったかな…。
最もそんな感じにまとめてしまうと、Alvin Leeの演奏に期待する人にはつまらなく思えてしまうんでしょうね。

 

 

テン・イヤーズ・アフター
EMIミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. アイム・カミング・オン
  2. 傷ついたブルース
  3. シンク・アバウト・タイムス
  4. アイ・セイ・イエー
  5. 名のないバンド
  6. ゴナ・ラン
  7. シー・ライズ・イン・ザ・モーニング
  8. スウィート・リトル・シックスティーン

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 11:50 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

North Winds/David Coverdale(1978)

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David Coverdaleのソロ2作目。

前作に引き続きRoger Gloverがプロデュース。ギタリストのMicky Moodyも前作に引き続きアルバム制作に参加。

 

1作目はまだ聴いた事はありませんが、今回聴いたこの2作目はなかなかの名盤。

 

David Coverdaleというと、Deep PurpleやWhitesnakeと、ブリティッシュ・ハード・ロックを象徴する名ヴォーカリストですが、本作に収録されている楽曲は、いかにもハード・ロック然とした、超絶シャウトが聴ける楽曲は皆無。

冒頭「Keep On Giving Me Love」のように渋々なR&B調の楽曲や、ファンキーな「Breakdown」のような楽曲は、Deep Purpleや初期Whitesnakeでも聴けそうですが、このアルバムの魅力はそういった曲以外にあると思う。

 

ピアノやシンセサイザーを多用したアルバムタイトル曲は、最後の方はゴスペル調のコーラスも加わり、Coverdaleのヴォーカルをじっくりと味わい深く聴かせる曲。

続く「Give Me Kindness」は、ゴスペル調のコーラスに加え、ホーンセクションもフィーチャーしたアメリカ南部色の強い楽曲。Coverdaleの曲で、ここまでアメリカン・ルーツ・ミュージックに接近した曲を聴いたのは、個人的に初めて。ちなみにゴスペル調のコーラスを構成している面子には、Ronnie James Dioや、John LordとRoger Gloverの奥方が参加している。

こちらも渋いCoverdaleのヴォーカルが聴く事が出来るが、今度は哀愁のバラードで攻めて来る「Say You Love Me」もこれまたたまりません。

 

ボーナストラックとして収録されている「Shame The Devil」は、ソウル調の楽曲でこれもファンキーにグイグイと攻めて来る名曲。最後の「Sweet Mistreater」は、ポップだがウェスト・コースト・サウンドを思わせるような癖になる曲で、これもいいなぁ…。

 

 

デイヴィッド・カヴァデール
ビクターエンタテインメント
【ディスク1】
  1. キープ・オン・ギヴィング・ミー・ラヴ
  2. ノースウィンズ
  3. ギヴ・ミー・カインドネス
  4. タイム・アンド・アゲイン
  5. クィーン・オブ・ハーツ
  6. オンリー・マイ・ソウル
  7. セイ・ユー・ラヴ・ミー
  8. ブレイクダウン
  9. シェイム・ザ・デヴィル
  10. スウィート・ミストリーター

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 19:17 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Speech/Steamhammer(1972)

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梅雨入りですか…。

今年も、1年で一番陽気が気持ちいい時期を満喫出来ませんでした。

段々暑くなってきたね。

 

今週は、Steamhammerの4枚目、ラスト・アルバムとなった『Speech』を聴きました。

前作『Mountains』は、『指輪物語』をモチーフにした傑作アルバムでしたが、本作ではヴォーカルのKieran Whiteが脱退し、ベースにLouis Cennamoが加入。オリジナルメンバーはギタリストのMartin Pughのみの、三人編成となりました。

 

本作はたった3曲のみの収録なのですが、リードヴォーカルのKieranが脱退した事で、本作は歌モノではなく、演奏主体のコンセプトアルバム調に仕上げられています。ただ、全くヴォーカルが入っていないわけではなく、ゲスト・ミュージシャンのGarth Watt-Royによるヴォーカルが曲の随所に収録されています。

 

ゲストミュージシャンといえば、本作にはThe YardbirdsのKeith Relfが参加しており、ここからKeith、Martin、Louisの三人が、Armageddon結成への流れに繋がるわけですが、本作の1曲目「Penumbra」の冒頭部分、エレキギターをバイオリンの弓で演奏したのでしょうか、不穏な印象を与えるイントロに続く、エレキギターの攻撃的なリフは、『Armageddon』の1曲目「Buzzard」の冒頭リフト同じじゃないですか。

こういう関連もあったわけですね。

 

本国イギリスでは発売されず、ドイツの実の発売となった本作。

前作に比べればアルバムの完成度の低さは否めないのですが、「Penumbra」の20分超をはじめとして、いずれも10分越えの曲ばかり。最後の「For Against」などは、アフリカンビートを感じさせる場面もあり、プログレともいえるが、もっとフリーキーな、どちらかというとジャズのようなものを目指したのではないかと感じさせる作品です。

 

(収録曲)

1.Penumbra

   a.Entrance

   b.Battlements

   c.Passage To Remorse

   d.Sightless Substance

   e.Mortal Thought

2.Telegram

3.For Against

 

Macchi * 70年代ブリティッシュハードロック * 12:08 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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