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Return To Paradise/Styx(1997)

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70年代後期から80年代中盤にかけて全盛期を誇ったStyxの、2度目の再結成に伴うツアーを録音したライヴアルバム。

 

Styxは1972年にデヴューアルバムを発表していますが、大きな人気を獲得したのは、ギターのTommy Shawが加入した1975年以降からで、1981年に発表した10枚目のアルバム『Paradise Theatre』で全米1を獲得しています。
バラードや芸術性の高い楽曲を得意とするDennis De Young。へヴィな楽曲を得意とするJames Young。DennisとJamesの中庸をいき、ポップスやハード・ロックを得意とするTommy。この3人が繰り出す楽曲がバンドの魅力で、ポップでキャッチーな側面を持ちながらも、プログレッシヴ・ロック的なスケールの大きな構成のアルバムが特徴的です。

 

バンドは1980年代後半には低迷期を迎えてしまい自然消滅してしまいますが、1990年にTommyに代えて、Glen Burtnikを迎えて再結成アルバム『Edge of the Century』を発表していますが、このアルバムはセールスで低迷し、1度目の再結成は失敗に終わります。
今回聴いたアルバムは、全盛期のメンバーだったTommyが加わった2度目の再結成に伴うリユニオンツアーを収録したものです。本ツアーは、ドラマーのJohn Panozzoがツアー直前に体調不良で降板した後に亡くなってしまった為、Johnの追悼ツアーとして開催されています。

 

ツアーが「Return To The Paradise Theatre」と銘打ったように、バンドの数々のヒット曲を披露しつつ、アルバム『Paradise Theatre』を模しているのですが、『Paradise Theatre』がシカゴに実在した劇場「パラダイス・シアター」の栄枯盛衰を描いていたように、ツアーもバンドの最盛期や労苦を共にしたJohnへの想いを歌い、「The Best Of Times」では感動も最高潮を迎えます。

 

僕は、2000年にStyxのライヴを新宿厚生年金会館で観ていますが、この時にはDennisが脱退しており、Lawrence GowanがDennisの代わりを務めていました。
ベースのChuck Panozzoもいなくて、その代役が1度目の再結成にTommyの代わりに参加したGlenだったのはビックリしましたね。
でも、やっぱりDennisがいるStyxが観てみたかったですね。

 

 

スティクス
ビクターエンタテインメント
【ディスク1】
  1. オン・マイ・ウェイ
  2. パラダイス
  3. ロッキン・ザ・パラダイス〔ライヴ〕
  4. ブルー・カラー・マン〔ライヴ〕
  5. レディー〔ライヴ〕
  6. 時は流れて〔ライヴ〕
  7. 白い悪魔〔ライヴ〕
  8. スイート・マダム・ブルー〔ライヴ〕
  9. CRYSTAL BALL(live)
【ディスク2】
  1. グランド・イリュージョン〔ライヴ〕
  2. 怒れ!若者〔ライヴ〕
  3. ショウ・ミー・ザ・ウェイ〔ライヴ〕
  4. ボート・オン・ザ・リヴァー〔ライヴ〕
  5. ローレライ〔ライヴ〕
  6. ベイブ〔ライヴ〕
  7. ミス・アメリカ〔ライヴ〕
  8. カム・セイル・アウェイ〔ライヴ〕
  9. レネゲイド〔ライヴ〕
  10. ベスト・オブ・タイムス〔ライヴ〕
  11. ディア・ジョン

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 22:04 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Next/Journey(1977)

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先週Santanaを取り上げた際、Journeyが話題に出たので、無性にJourneyが聴きたくなりました。

という事で、今週はJourneyのサード・アルバム『Next』を。

 

Journeyについては、これまで何枚もアルバムを取り上げて、初期JourneyはSteve Perryがいなかった事も記事に書いてきましたが、今回聴いた『Next』は、Steve Perry加入前の最後のアルバムですね。

 

初期Journeyは、歌モノ中心ではなく、演奏主体のハード・ロック・バンドだった事もこれまで書いてきましたが、今回聴いた3枚目は、サンフランシスコのバンドの宿命なのか、これまで発表した2枚のアルバムとは趣もちょっと変わっていて、アルバム前半はサイケなユルい曲が続きます。どことなく神秘的な雰囲気も漂っているし。ジャケットについては、セカンド・アルバムの『Look Into The Future』から何となくサイケな感じはありましたが、この3枚目は裏ジャケがそんな感じ。

それまでのアルバムとの変化点は、リード・ヴォーカルに、Gregg Rolieに加え、ギターのNeal Shornが2曲で挑戦している事ですね。

 

アルバム前半はユルい感じなのですが、後半は一気にハードに引き締まります。

後半冒頭を飾る「Hustler」は、NealのギターとAynsley Dunbarのドラムが、これまので鬱憤を晴らすかのように炸裂!

アルバムタイトル曲の「Next」もガッツのある曲だし、最後の「Karma」もブルージーな曲でいいですね。

ヴォーカルは入らないインスト曲だけど、スペーシーで緊張感のある「Nickel & Dime」は、アルバム一番の曲かな。この曲はファースト・アルバムでバンドを脱退してしまったギタリストのGeorge Ticknerも作者として名を連ねており、ファースト・アルバムのクオリティに通じる良さは、そういう事なのかと今更ながら納得。

 

 

 

ジャーニー
Sony Music Direct
【ディスク1】
  1. スペースマン
  2. ピープル
  3. アイ・ウッド・ファインド・ユー
  4. ヒアー・ウィ・アー
  5. ハスラー
  6. 果てしなき挑戦
  7. ニッケル・アンド・ダイム
  8. カーマ

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 17:35 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Thinkin'/Banchee(1972)

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イタリア系アメリカ人によるハード・ロック・バンドの2枚目。

1枚目は、今年1月14日の記事で紹介しましたが、2枚目の本作は、レーベルをAtlanticからPolydorへと移しています。また、パーカッションのメンバーも1人追加。

 

ブルーズを基調とした走りまくるツインギターは、いかにも東海岸のハード・ロック・バンドらしいです。

また、コーラスワークが上手いのもアメリカン・ロックの特徴ですが、バックも含めよく歌うのは、パーカッションのノリも含め、やはりラテンらしさが表れているかな。

 

「Willya」や「Thinkin'」のようにブルーズのへヴィさとラテンの明るさ、軽さが同居する曲や、「Searcher's Life」、「Children Of The Universe」のようにブルージー感が強い曲などが中心に収録されていますが、「Iceberg」は収録曲中唯一のバラードで、ヨーロッパ的哀愁が漂う曲。ブリティッシュ・ハード・ロックに通じる部分もあります。

 

レアなアメリカン・へヴィ・サイケが好きな人には聴いてもらいたい1枚ですね。

 

(収録曲)

1.John Doe

2.Willya

3.3/4 Song

4.Thinkin'

5.Searcher's Life

6.Iceberg

7.Children Of The Universe

8."38"

 

 

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 11:59 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Portrait Of The Artist As A Young Ram/Ram Jam(1978)

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また間が空いてしまいました。

 

今年の1月28日に記事にしたRam Jamのセカンド。

Jimmy Santoro(ギター)がメンバーに加わり、ツインギター体制になり、Santoroはアルバム収録曲の半分以上の楽曲で、提供に名を連ねるという大活躍振り。

 

「Turnpike」のようなバラードタイプの曲や、「Saturday Night」のようなキャッチーな曲も収録されているけれども、前作からのブギーやブルーズを基調とした路線は健在。

特に疾走感のある「Hurricane Ride」や、「Runway Runaway」のようなギターを弾きまくる曲にはたまらない魅力があります。

 

このセカンド・アルバムは前作と違い商業的に失敗し、結局バンドはこのアルバムが最後になってしまいましたが、過小評価されるにはあまりにも惜しい存在です。

 

(収録曲)

1.Gone Wild

2.Pretty Poison

3.The Kid Next Door

4.Turnpike

5.Wanna Find Love

6.Just Like Me

7.Hurricane Ride

8.Saturday Night

9.Runway Runaway

10.Please, Please, Please (Please Me)

 

 

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 13:34 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Ram Jam/Ram Jam(1977)

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年が明け、1月ももう終わりですが、何だか長かったなぁという感じ。

休みが間にあったとはいえ、年末から仕事がバタバタしていたので、いい加減少し一息つきたいです。

 

2017年第週の通勤BGMは、Ram Jamのデヴューアルバム『Ram Jam』を聴きました。

 

Ram Jamは、1960年代に流行したバブルガム・ミュージックの大物プロデューサーJerry KasenetzとJeff Katzが、シーンの席巻を狙うべくプロデュースしたアメリカ東海岸のハード・ロック・バンドで、バブルガム時代にThe Lemon Pipersというバンドでヒットを飛ばした経験があるBill Bartlettを中心に結成されました。

バンドは、2枚のアルバムを発表し、特に今回聴いたファーストアルバムは全米34位を、シングル「Black Betty」は全米18位のヒットを記録しています。

 

アルバム冒頭を飾る曲がシングルとなった「Black Betty」で、Lead Bellyという1900年代前半に活動した黒人ミュージシャンの労働歌をカヴァーしたもの。ビートの効いた、たたみかけるブギー調の粋な楽曲です。

 

次曲「Let It All Out」や「Right On The Money」は、ブルーズを基調としたハード・ロック。The Rolling Stones辺りを連想させるサウンドは、Aerosmithなど、いかにも東海岸のバンドらしいですね。

 

「Keep Your Hands on the Wheel」や「All for the Love of Rock 'n Roll」は、ロックン・ロール調の曲で、このノリの良さがいいですね。

 

やはりブギー調の「Overloaded」といい、ブルージーな「Hey Boogie Woman」といい、1970年代後半に登場したバンドとしては、別段真新しい事は演っていないですし、むしろ手堅ささえ感じますが、勢いを感じさせるアルバムで、これはかなりカッコいいアルバムですよ。必聴に値するアルバムですね。

 

※今回聴いたアルバムは、ファースト・アルバムとセカンド・アルバムを、2in1CDで発売したものの中のファースト部分だけを聴きました。

RAM JAM
EPIC
【ディスク1】
  1. Black Betty
  2. Let It All Out
  3. Keep Your Hands On The Wheel
  4. Right On The Money
  5. All For The Love Of Rock N Roll
  6. 404
  7. High Steppin
  8. Overloaded
  9. Hey Boogie Woman
  10. Too Bad On Your Birthday
  11. The Kid Next Door
  12. Turnpike
  13. Wanna Find Love
  14. Just Like Me
  15. Hurricane Ride
  16. Saturday Night
  17. Runway Runaway
  18. Please Please Please (Please Me)
  19. Gone Wild
  20. Pretty Poison

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 22:04 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Live Into The Future/Journey

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仕事も終わり、納会も終わり、今年もいよいよ終わりだな…と思っていた矢先に、携帯に入って来た地震情報。

自分は家に帰る途中だったので、地震が起きた事自体気付きませんでしたし、自分のいた場所はそれほど震度も大きくなかったのですが、一番大きいところで震度6の地震。

年末だったという事もなおさらそう感じさせたのですが、改めて不安ですね。

大きな被害は出なかった事は幸いです…。

 

2016年第51週の通勤BGMは、Journeyの『Live Into The Future』を聴きました。

 

1976年3月、シカゴのリビエラ・シアターで行われたライヴ音源です。

といっても、バンドの公式音源ではありません。いわゆるブートですね。

昨今のブート音源って、結構音質のいいものが多いのですが、こいつはハッキリ言って、そんなに良くないです。まあ、そっちの方がいかにもブートらしいのですが。

 

この時期のJourneyは、セカンド・アルバムを発表したばかり。

CDのジャケットにはオリジナルの5人のメンバーが写っていますが、セカンド・ギタリストのGeorge Ticknerは、バンドを既に脱退しています。

 

収録曲自体、Steve Perry加入前の初期の曲で、一般的なJourneyファンには黙殺されているというか、もしかしたら彼等にそんな歴史があった事自体知られていない頃の音源ですが、バンドの公式音源でも聴けない事もあり、貴重な音源だと思います。

初期Journeyが好きな僕にとっては、うれしい音源ですね。

バンドも、彼等の歴史の一部なのだから、是非公式音源でこの頃のライヴ盤を出してもらいたいです(10年位前の来日公演で、「Of A Lifetime」のイントロだけ、Neal Schonが弾いてくれた事はあったんですけどね)。

 

(収録曲)

1.Mystery Mountain
2.In My Lonely Feeling
3.Look Ino The Future
4.On A Saturdy Night
5.Midnight Dreamer
6.Of A Lifetime
7.Your On Your Own
8.It's All Too Much
9.In The Morning Day

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 13:49 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Not Fragile/Bachman-Turner Overdrive(1974)

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今週も、通勤BGMも帰宅BGMも同じアルバム1枚で済ませています。

 

2016年第44週の通勤・帰宅BGMは、Bachman-Turner Overdriveのサード・アルバム『Not Fragile』を聴きました。

 

Bachman-Turner Overdriveは、元The Guess WhoのギタリストRandy Bachmanが、The Guess Who脱退後弟のRobbie Bachman等と共に結成した、カナダのハード・ロック・バンドです。

今回聴いた『Not Fragile』は、彼等の3枚目のアルバムで、シングル・チャート全米1位となった「You Ain't Seen Nothing Yet」や、同じく全米14位となった「Roll On Down The Highway」を収録しており、アルバム自体も全米1位に輝いた大ヒット作です。

今回、僕は彼等のアルバムを聴くのは初めてなのですが…。

 

アルバム冒頭を飾るタイトル曲「Not Fragile」は、いきなり重々しいギターのリフから始まるゴリゴリのへヴィ・チューンで、「四輪駆動車」の異名を持つバンドに相応しいナンバーで好感が持てますね。

 

このゴリゴリ感のまま疾走するのかなと思っていたら次の「Rock Is My Life, And This Is My Song」は、ギターこそ効いているものの、ライトなR&B調の曲。

 

シングルとなった「Roll On Down The Highway」は、「Not Fragile」ほどの重さはなく、曲名通り疾走するハード・ロック・チューン。ノリノリでいいですね。

同じくシングルとなった「You Ain't Seen Nothing Yet」は、一転してカントリー調を思わせるような軽快なナンバー。

 

ここまで聴いていると、このバンドって、The Doobie Brothersをハード&へヴィにしたような魅力があるのかなと思えてきます。初期Doobieも、カントリー調の曲から、豪快なハード・チューンまで持ち合わせていたバンドでしたし。

ただ、このハード路線とポップ路線が、後にバンドの分裂と衰退の原因となるのですが…。バンド解散の予兆は、既にこのアルバムから始まっていたのかもしれませんね。

 

「Free Wheelin'」以降は、ブルージーな「Blue Moanin'」や硬質な「Second Hand」など、総じてハード&へヴィな路線の曲が並び、豪快な彼等の魅力が堪能できますね。

 

 

Bachman-Turner Overdrive
Island / Mercury
【ディスク1】
  1. Not Fragile
  2. Rock Is My Life, And This Is My Song
  3. Roll On Down The Highway
  4. You Ain't Seen Nothing Yet
  5. Free Wheelin'
  6. Sledgehammer
  7. Blue Moanin'
  8. Second Hand
  9. Givin' It All Away

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 12:35 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Mourning/Bolder Damn(1971)

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3連休の後は飛び石連休という事で、出勤は3日間でした。

もういい加減に晴れの日が恋しいですね。

 

3日間のみの出勤だったので、2016年第38週の通勤、帰宅BGMは、共用で1枚のアルバムとし、Bolder Damnの『Mourning』を聴きました。

 

Bolder Damnは、1969年にフロリダで結成された4人編成のバンドなのですが、アルバムは今回聴いた『Mourning』のみ発表しています。

Black SabbathやAlice Cooperの前座もした事があるバンドなんですが、いわゆるどマイナーなバンドですよね。

こういうバンドもマイナー・レーベルとはいえ、CD化されるのですから、ほとんど粗探し的な面もありますが、色々な音源を手軽に聴けるのは、リスナーにはいい事かな。

でも、明らかにマスターテープではなく、レコードからデジタル化したのかなという部分もあり、音質は良くないですね。

 

アルバム内容ですが、Black SabbathやAlice Cooperの前座をしていたというだけあって、ハード・ロック系ですね。
「Got That Feeling」のようにブルーズ系の楽曲や、「Rock On」のようなストレートなハード・ロック曲もありますが、「BRTCD」や「Monday Mourning」、「Find a Way」のように、アメリカのバンドらしくちょっとポップな要素を含んだハード・ロックも多分に展開しています。

 

異質なのは最後の収録曲「Dead Meat」。

おどろおどろしいギターソロから始まる曲なのですが、途中転調もする長尺の楽曲で(途中シアトリカルのような訳の分からない展開も)、こりゃ完全にBlack Sabbathからの影響を感じさせます。

 

アルバムそのものもそんなに完成度が高くないので、物好きな人が聴けばいいかなという位のアルバムですね。

 

(収録曲)
1.BRTCD
2.Got That Feeling
3.Monday Mourning
4.Rock On
5.Find a Way
6.Breakthrough
7.Dead Meat

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 21:15 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Jo Jo Gunne/Jo Jo Gunne(1972)

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2016年第30週の帰宅BGMは、Jo Jo Gunneのデヴューアルバム『Jo Jo Gunne』を聴きました。

 

Jo Jo Gunneは、元SpiritのJay FergusonとMark Andesを中心に結成されたアメリカン・ハード・ロック・バンドで、Jackson Browneをはじめとする新進気鋭のSSWやEaglesなどを抱えるAsylumレーベルの中では異色の存在でした。

 

今回聴いたデヴュー・アルバムは、バンド自らがプロデュースを行っているものの、その補佐としてTom Dowdが名を連ねています。

 

Tom Dowdが補佐とはいえプロデュースに名を連ねているとなると、どうしてもブルーズやスワンプなどルーツ・ロック的な音楽を連想してしまいがちです。

「Take It Easy」のようにブルージーな曲もありますし、「Barstow Blue Eyes」のようにホンキートンク調の曲もあり、ルーツ・ロック的な面は確かにあるにはあります。

しかし、それよりも全米27位までに上昇した冒頭「Run Run Run」をはじめとして、犬の吠える声が笑える「Shake That Fat」など、ポップでちょっと能天気(おバカ)なブギー調のハード・ロックが、このバンドの最大の売り。

また、このおバカさにMatthew Andesのスライドギターが妙に合う。

 

「Babylon」や「Flying Home」のようなポップな曲もあり、そこはアメリカ西海岸のバンド。聴き易いライトさも、ハード・ロック・バンドとはいえ、必要なのです。

 

バンドはその後4枚のアルバムを出したが、大きなヒットを残せず解散しています。

2枚目以降は、Eaglesの3枚目以降でお馴染みの、Bill Szymczykがプロデュースを担当しているのですが、こういうバンドは僕はむしろTed Templeman辺りにプロデュースしてもらった方が面白かったんじゃないかと思います。

 

(アルバム収録曲)

1.Run Run Run

2.Shake That Fat

3.Babylon

4.I Make Love

5.Barstow Blue Eyes

6.99 Days

7.Academy Award

8.Take It Easy

9.Flying Home

 

 

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 16:31 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

King Biscuit Flower Hour presents Rick Derringer & Friends(1998)

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2016年第22週の帰宅BGMは、『King Biscuit Flower Hour presents Rick Derringer & Friends』を聴きました。

『King Biscuit Flower Hour』は、1973年から始まった、様々なミュージシャンのライヴを放送するアメリカのラジオ番組で、2007年まで放送されました。
英米を問わず、色々なロック・ミュージシャンのライヴ音源も含まれており、一時期いくつかの音源がCD化されたのですが、今回はそのCD化されたうちの一つで、1981年3月ニューヨークで行われたRick Derringerのライヴを聴きました。

Rick Derringerは、1960年代にThe McCoysなるバンドでデヴューし、このアルバムの最後に収録されている「Hang On Sloopy」でいきなり全米No.1を獲得しています。
1970年代には、Johnny Winter、Edgar WinterのWinter兄弟の下でギタリスト、プロデューサーとして活躍し、ソロとしても、やはり本アルバムに収録されている「Rock And Roll Hoochie Koo」でヒットを放ち、またDerringerというバンドも率いて活動していました。

今回聴いたCDに収録されているライヴは、1980年代に入った頃に行われた、機材を丸ごと盗まれた彼へのチャリティ・ライヴなのですが、80年代のRickというと、スタジオ・ミュージシャンやプロデューサーとして活動が中心で、自身のソロ活動はあまりパッとしない頃で、そういう意味で興味深い音源です。

演奏曲目には、ヒット曲である「Hang On Sloopy」や「Rock And Roll Hoochie Koo」が入っている事はもちろん、Derringer時代のアルバムからも演奏し、またゲスト・ミュージシャンとして、Ian HunterやDr. John、そして盟友Edgar Winterが参加している事から、Mott the Hoopleの「All The Young Dudes」や、「Right Place, Wrong Time」も演奏しています。

ソロ活動があまりパッとしない頃とはいえ、ギタリストとしてエネルギッシュな演奏が楽しめるハード・サウンドで、またブルーズからポップまで酸いも甘いも押さえた楽曲群は、存分に楽しめる内容となっています。

一般的にももう少し真っ当に評価されていいミュージシャンの一人ですね。

1990年代に入ってからは、ブルーズ・アルバムを発表していますが、それについては2015年12月13日の記事と、2008年3月2日の記事で書いています。

 
リック・デリンジャー,ドクター・ジョン,イアン・ハンター,エドガー・ウィンター
ソニー・ミュージックレコーズ
【ディスク1】
  1. ギターズ・アンド・ウイメン
  2. オン・マイ・ウェイ・アップ
  3. パーティー・アット・ザ・ホテル
  4. ロックンロール・フーチー・クー
  5. レット・ミー・イン
  6. ビヨンド・ザ・ユニヴァース
  7. ジャンプ・ジャンプ・ジャンプ
  8. ジャスト・アナザー・ナイト
  9. すべての若き野郎ども
  10. ライト・プレイス、ウロング・タイム
  11. ハング・オン・スルーピー

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 13:45 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark
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