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サーカス1/サーカス(1978)

JUGEMテーマ:音楽

 

8月も最終週という事で、過ぎ行く夏に…というわけでもないのですが、何となく「ミスター・サマータイム」が聴きたくなり、1週間本作を聴いて参りました(不倫の曲ですが、別に私は不倫はしていません(苦笑))。本来ならまだまだ残暑が厳しい頃ですけど、いきなり涼しくなってしまいましたけどね。

 

というわけで、今週はサーカスのデヴューアルバム『サーカス1』です。

グループを一躍人気グループへと引き上げた、フランスのシンガーソングライターMichel Fugainのカヴァー曲「ミスター・サマータイム」を含むデヴューアルバムです。

 

超有名曲なので当然「ミスター・サマータイム」は知っていましたが、アルバムは初めて聴きました。

 

前田憲男が収録曲全曲に対して編曲を手掛けており、大瀧詠一の「夢で逢えたら」や吉田美奈子の「ケッペキにいさん」、海外のカヴァー曲ではBoz Scaggsの「We're All Alone(本作では「二人だけ」という日本語訳)」を含む全10曲が収録された本作ですが、初めて聴いた印象としては、代表曲「ミスター・サマータイム」はともかく、個人的には選曲が今一つかな…と。

「夢で逢えたら」や「二人だけ」、それに辺見マリが歌い有名になった「経験」など人気曲のカヴァーや海外曲のカヴァーが多く、選曲の基準は何だったのだろういう気がします。

また、男女混成のコーラスグループというと、Hi-Fi SET辺りを連想しますが、あちらと比べると、コーラスワークの妙もまだまだかなという気もします(デヴューアルバムというのもあるけど)。コーラスグループなのに、語りが入る曲を2曲も入れるのも何だかなぁ…とも思います。

 

「ミスター・サマータイム」は好きな曲ですが、他にいいと思ったのは、他の曲と比べて際立っていた「ケッペキにいさん」ですね。

 

 

サーカス
Sony Music Direct
【ディスク1】
  1. Mr.サマータイム
  2. 夢で逢えたら
  3. 二人だけ
  4. ケッペキにいさん
  5. 愛のエモーション
  6. 経験
  7. 恋はマジック
  8. 愛で殺したい
  9. 赤いレイ
  10. 火の鳥

Macchi * ジャパニーズ・シティ・ポップ * 11:23 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Hello Again/村田和人(1993)

JUGEMテーマ:音楽

 

関東は、連休明けの18日に少し激しい雨が降った後、梅雨明けとなりましたが、連日暑いですね。

夏本番という事で、毎年音楽界では「夏歌」が話題となりますが、この人も夏を象徴する曲を歌う人。

 

今週は、村田和人の『Hello Again』を聴きました。

 

不振だった東芝EMIからビクターに移っての最初の1枚。

東芝時代のアルバムを聴いた事がないので、どう不振だったのか分かりませんが、今回聴いた『Hello Again』は、エネルギッシュな曲はありませんが、冒頭の「君の自由」から程良い心地よさが漂う夏ソングアルバム。

師匠の山下達郎も、「君の自由」とアルバムタイトル曲「HELLO AGAIN」のコーラスで。「もう一度」と「LADY TYPHOON」のギターで参加し、応援しています。

ドゥーワップ調の「LET'S BE FRIENDS」や、爽やかなポップ・ソング「SOUNDS GOOD」と全編英語詞の曲から、弾き語りの「雨の日は」や「DREAM OF JULIA」といったバラード・ナンバーもあり、収録曲も多彩です。

 

個人的なお薦め曲は、アルバムタイトル曲の「HELLO AGAIN」。

甘酸っぱい懐かしさが漂う、これぞ王道夏ソングといった感じの曲です。

 

 

村田和人
マスクラット・レコード
【ディスク1】
  1. 君の自由
  2. Hello Again
  3. もう一度
  4. Let's Be Friends
  5. Imaginary Lover
  6. Lady Typhoon
  7. さよならJamaica
  8. 雨の日は
  9. Sounds Good
  10. 起死回生
  11. Dream Of Julia
  12. 君の自由(カラオケ)*ボーナス・トラック
  13. もう一度(カラオケ)*ボーナス・トラック

Macchi * ジャパニーズ・シティ・ポップ * 11:21 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

KIMONO STEREO/飯島真理(1985)

JUGEMテーマ:音楽

 

またバタバタしていて1週空いてしまいましたね。

 

飯島真理の『KIMONO STEREO』を聴いていました。アーティスト名は正式には「飯島真理/GREY」なのでしょうかね。よく分かりません。もちろん、あのビジュアル系バンドではありませんよ。あちらはGLAYですからね。年代も全然違いますし。

 

話が逸れました。通算4枚目のアルバムです。ロンドンでのレコーディングという事で、だからというわけではないですが「嘆きのスーパースター」とか「憧れ」のストリングス・アレンジにThe Beatlesっぽいものを感じるのは気のせいでしょうか?

レコーディングに参加したアーティストとかCDのジャケットには全然書かれていなくて困りものですが、「瞳はエンジェル」と「Diary」、それに「3つのルール(Reprise)」の編曲が、あのMax Middletonというのがすごい。どういう縁だったのでしょう?

 

まだまだ甘い声を出す曲はあるものの、それまでのアルバムと比べてグッと落ち着いたアルバムで、抜きんでるほどすごいの曲はないものの、ダンサブルな「ピンクのルージュ」など小慣れた佳曲満載の好盤です。このアルバム発表時、彼女のラジオ番組を聴いていましたが、「3つのルール」だとか「ピンクのルージュ」、「名前のないアベニュー」だとか、よく聴きましたね。

松本隆が作詞した「セシールの雨傘」も好きです。

 

ジャケットが、欧米人が思い描く日本人像的で安っぽいのがアレですが、「KIMONO STEREO」なんてタイトルを付けたところを見ると、案外そういう感じを狙っていたのかもしれませんね。

 

 

飯島真理
ビクターエンタテインメント
【ディスク1】
  1. 嘆きのスーパースター
  2. 3つのルール
  3. ピンクのルージュ
  4. 憧れ
  5. 瞳はエンジェル
  6. I Love Youは言えない
  7. Diary
  8. 名前のないアベニュー
  9. セシールの雨傘(Version II)
  10. 3つのルール(Reprise)

Macchi * ジャパニーズ・シティ・ポップ * 17:11 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Do Away/今井優子(1990)

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さて、2017年最初の通勤BGMですが、年末年始の休み明けの仕事始めが5日でしたので、2017年第1週は、2日しか出勤しておりません。

というわけで、2017年第1週は、通勤と帰宅BGM両方を兼ねて1枚のアルバムしか聴きませんでした。

何を聴こうか迷いましたが、まだ休み明けのなまった気分ですので、やはり聴き易いものを聴こうと邦楽を、それもジャパニーズ・シティ・ポップを選びました。というわけで2017年第1週の通勤・帰宅BGMは、今井優子の『Do Away』を聴きました。

 

今井優子というアーティストについては、彼女の音楽も聴いた事がありませんし、名前も(こう言っては申し訳ないのですが…)ありふれた名前ですので、聞いた事があるようなないようなという程度の認識です。

ジャパニーズ・シティ・ポップのムック本で知り、ブックオフで今回聴いたアルバムを発見した次第です。

 

彼女は1987年にデヴューしているのですが、今回聴いたアルバムは、通算5枚目のアルバムで、3年間で5枚もアルバムを出しているという事は、当時結構勢いのあったアーティストだったのかもしれませんね。
本作は角松敏生がプロデュースしており、吉田美奈子の「愛は彼方」を除いた全ての収録曲も角松が提供しており、彼女のアーティスト人生の転機となったアルバムのようです。

 

アルバムは、「End of the winter」というインスト・ナンバーから始まり、上記の「愛は彼方」へと入っていくのですが、「さよならを言わせて 〜Let me say good-bye〜」までの、ゴージャス感のあるキラキラとしたシンセや「さよならを言わせて」での打ち込みサウンドに、80年代後半〜90年代前半のバブリーな時代を感じてしまいます。

透き通るようだけれどもしっかりとした歌い口の今井優子のヴォーカルは、そのゴージャスなサウンドに負けておらず、この1〜3までの曲展開で聴いていると、彼女はミュージカルのような舞台でも通用しそうな歌唱力を持っているんじゃないかなと思います。

 

メロウな「By the side of love」や、切ないバラード「Airport」は、それまでのゴージャスかつドラマチックなサウンド、曲展開の後だけに効果的なナンバー。特に「By the side of love」は、個人的にアルバム中で一番のお気に入りナンバーです。

 

「Snow train 〜Back in town〜」も、いかにも80年代後半〜90年代前半らしいアップテンポのダンサブルな曲ですね。

「Eye opener...」は、イントロのギターの音色が差し込む穏やかな朝陽を感じさせる曲。

 

都会的な「Unchangeable life」、スロウ・バラード「Phuket's tears」とアルバムは展開していき、最後は5曲目で登場した「Airport」のインスト・バージョンで終わります。

 

アルバム収録には、プロデュースを担当した角松の他に、青木智仁、浅野祥之といった角松バンドの面々や鈴木茂、村上秀一、斉藤ノブなどが参加しています。

今現在聴くと、やはり時代を感じてしまいますが、今井優子もしっかりとしたヴォーカルを聴かせており、なかなか聴き応えのあるアルバムですね。

 

(収録曲)
1. End of the winter (Overture)
2. 愛は彼方
3. さよならを言わせて 〜Let me say good-bye〜
4. By the side of love
5. Airport
6. Snow train 〜Back in town〜
7. Mistress
8. Eye opener...
9. Unchangeable life
10. Phuket's tears
11. Airport (Reprise)

Macchi * ジャパニーズ・シティ・ポップ * 16:50 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Realistic/稲垣潤一(1986)

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今年は、年の瀬になっても大きなニュースが入ってきますが、「和解の力」ですか…。

是非その力を組し難い相手にも発揮して欲しいですね。

 

とうとう本年最後のBGMですが、2016年第51週の帰宅BGMは、稲垣潤一の6枚目のアルバム『Realistic』を聴きました。

 

年末という事で、普段は行かないカラオケにも行きましたが、僕はとにかくカラオケで歌える曲を知りません。いわゆる最近のJ-POPというのを、本当に知らないんですよね。いや、全く知らないわけではなく、曲自体は知識として知ってはいるのですが、聴きたいというほどの欲求にかられる曲もないし、最近のJ-POPって、どうも耳や記憶に全然残らないのです。

 

さて、今回聴いた稲垣潤一の『Realistic』ですが、このアルバムが発売された当時、僕は高校生でした。

当時僕は、流行りの洋楽には興味があったものの、日本のポップスには全く興味がなかったのですが、今回初めてこの『Realistic』を聴いたところ、結構知っている曲が多くてびっくりしました。

 

「1ダースの言い訳」、「April」、「バチェラー・ガール」と、いずれの曲も当時CMに使われていたので、僕が日本のポップスには興味がなくとも知っていたわけなのですが、CMそのものはどんなCMなのか全く覚えていなかったのに、曲はちゃんと覚えているなんて、やっぱり昔の日本のポップスは良かったなぁとしみじみ思いましたね。

 

楽曲を提供した作詞、作曲家陣も豪華で、CMで使われた「1ダースの言い訳」と「April」の作詞は秋元康が担当しており、作曲は、前者が林哲司、後者が木戸やすひろが担当しています。

「ビコーズ・オブ・ユー」、「愛のスーパー・マジック」については、安井かずみ、加藤和彦が作詞、作曲しています。

もう一つのCMタイアップ曲「バチェラー・ガール」の作詞、作曲は、松本隆と大瀧詠一という陣容です。

 

それにしても、「1ダースの言い訳」と「April」が使われたCMをYou Tubeで観ましたが、三洋のミニコンポとダブルラジカセのCMですか…。

時代を感じてしまいますが、懐かしいですねぇ…。

 

 

稲垣潤一
UNIVERSAL J(P)(M)
【ディスク1】
  1. UP TO YOU
  2. 1ダースの言い訳
  3. A Glass Of The Sorrow
  4. April
  5. ビコーズ・オブ・ユー
  6. 愛のスーパー・マジック
  7. 彷徨える街
  8. バチェラー・ガール
  9. 風になりたい夜

Macchi * ジャパニーズ・シティ・ポップ * 18:32 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

TOKYO SNIPER/流線形(2006)

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今日の朝刊を読んでいたら、サラリーマンの兼業・副業を出来るよう、政府が企業に働きかけていくらしい。

仮に兼業・副業が出来るようになったとして、今また問題になっている長時間労働の問題が懸念されるという事ですが、と同時に所得税や住民税の申告漏れとか多発するんじゃないかなぁという気が…。

日本のサラリーマンって、基本的には自分では確定申告をせず、会社が毎月の給料や年末調整で、申告・納税をしてくれるので、ほとんどの人が税制の事なんてろくに分かっていないと思うし、国税や地方税の方も徴税を特別徴収という形で、会社に丸投げする事で(ある意味無料のアウトソーシングですな)、効率よく徴税出来ているのだから、下手に兼業や副業を認めると、絶対に混乱が

生じると思うなぁ。

働き方改革の一環という事で、配偶者控除の廃止だとか(これは早くも頓挫しましたが…)、何とかあの手この手を打とうとしている現政権ですが、ツメが甘いような気が…。

 

2016年第42週の帰宅BGMは、流線形の『TOKYO SNIPER』を聴きました。

 

流線形については、今年月4月24日の記事で、ファースト・ミニ・アルバム『シティミュージック』を取り上げました。

そこでは、サウンドや雰囲気の、ジャパニーズ・シティ・ポップへのこだわりが半端ではない事は書きましたが、ただ歌詞やヴォーカルのサノトモミに今一つしっくり来なかった事も書きました。

 

今回聴いたアルバムは、その流線形が、クニモンド瀧口一人のオウンユニットになって、2006年に発表したフル・アルバムです。

このアルバムでは、ヴォーカルが前作のサノトモミから江口ニカに変わっているのですが、この江口ニカ、その正体はジャパニーズ・シティ・ポップにおける新生代の歌姫一十三十一の事です。

 

冒頭の滑り出し快調なポップ・チューン「タイムマシーン・ラヴ」から、ジャズ調の「花びら」。フルートのソロが展開される部分のグルーヴ感が堪らない「レインボー・シティ・ライン」など、前作『シティミュージック』で魅せたジャパニーズ・シティ・ポップへの、メロディ、サウンド、そして雰囲気でのこだわりは健在で、本当に舌を巻きます。

 

そして、このアルバムの雰囲気をさらに昇華させているのが、江口ニカ、つまり一十三十一のヴォーカルでしょうね。
矢野顕子のようなそうでないような、特徴的なヴォーカルとまったりとしたその歌い方は、ガチでシティ・ポップたらしめています。恐るべし江口ニカ(一十三十一)…。前作のサノトモミには申し訳ないが、ガラッと感じが変わってしまいましたしね。

インスト曲のような「DANCING INTO FANTASY」からオールド・タイミーなスタンダード・ナンバー調の「雨のシンデレラ」のような曲は、やはり江口ニカ(一十三十一)のようなヴォーカルじゃないと歌えないでしょうね。

 

歌詞については、正直どうだったのかよく分からないのですが、こうなってくると、もうそんな事どうでも良くなってしまう位のサウンドや雰囲気の出来栄えで、う〜ん、これは卑怯なアルバムだな(苦笑)…。

 

 

流線形
ハピネスレコード
【ディスク1】
  1. タイムマシーン・ラヴ
  2. 花びら
  3. レインボー・シティ・ライン
  4. 恋のラストナンバー
  5. 薄紫色の彼方
  6. TOKYO SNIPER
  7. DANCING INTO FANTASY
  8. スプリング・レイン
  9. 雨のシンデレラ

Macchi * ジャパニーズ・シティ・ポップ * 17:59 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Pocket Park/松原みき(1980)

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今週は、月火と休暇を取りましたので、出勤は3日間のみ。

というわけで、通勤・帰宅BGMは、共用で1枚のアルバムとしました。

 

2016年第33週の通勤・帰宅BGMは、松原みきのデヴュー・アルバム『Pocket Park』を聴きました。

 

いつもながら毎週色々なアーティストのアルバムを聴いているのですが、ここ最近特に自分の中でヘビロテだったのが、松原みきの「真夜中のドア/Stay With Me」というヒット曲。

きっかけは『TWILIGHT TIME』という1970〜80年代のジャパニーズ・シティ・ポップのカヴァー集で、小原英子というアーティストがカヴァーしていたのを聴いて、オリジナルに興味をもった事だったのですが、オリジナルもこれまた素晴らしく、今では他のアーティストのこの曲のカヴァー曲を集めるほどになっています。

 

その収集結果は後日紹介するとして、今回は「真夜中のドア/Stay With Me」を収録したデヴュー・アルバムを手に入れましたので、早速聴いてみました。

 

まずアルバム冒頭に、ヒット曲「真夜中のドア/Stay With Me」が収録されているのですが、何度聴いてもいいですね。
いい日本のポップスは、メロディだけでなく歌詞に、映画やドラマのような世界を感じられるものだと以前書きましたが、この曲は正にそんな好例。三浦徳子なる作詞家が書いた詞は、別れた恋人との思い出が、簡潔にもしっかりと描かれた世界観は見事としかいいようがありません。グレーのジャケットの部分とか、レコードの針の部分とか、本当にカッコイイんですよね。

作曲者は林哲司。竹内まりや等のシティ・ポップスからアイドルまで、今では大作曲家ですが、口ずさみやすく覚えやすいメロディは、ポップスがヒットする必須条件ですが、僕も聴いてすぐ歌えるようになりましたよ。Carole Bayer Sagerの「It's The Falling In Love」のパクリとも言われていますが、確かに部分部分で似ているところはありますが、パクリなんて言われるほどものではな

いと思います(これがパクリなら、世の中いくらでもそんな例はありますよ)。

演奏陣も、後半部分において、歌詞・メロディが同じフレーズを繰り返すところに絡みつく松原正樹のギターソロといい、後藤次利、林立夫によるタイトなリズム隊。それにシュールなストリングスと、聴き所を挙げたらキリがありません。

 

三浦徳子作詞。林哲司作曲の曲は、他に「愛はエネルギー」、「そうして私が」の2曲がありますが、前者はソウル調で躍動的に、後者はSSW的なフォーク調でしっとりと歌わせています。

 

とにかくこのアルバムは、「真夜中のドア/Stay With Me」に尽きてしまうのですが、その他の曲もなかなかいいですよ。

 

「It's So Creamy」以降は、3曲続けて佐藤健による楽曲。

「It's So Creamy」は爽やかな陽光を思わせる楽曲。

「Cryin'」は、「It's So Creamy」とは対照的にホーンセクションをフィーチャーしたダンサブルなソウル調のナンバー。松原みきという人は、ソウルフルな声の持ち主なので、こういう曲は見事にハマっていますね。

「That's All」は、こちらもガラリと変わって大人っぽい歌謡曲調の曲。

 

「His Woman」は芳野藤丸による楽曲で、「Cryin'」ほどソウルっぽくはありませんが、ソウルと歌謡曲調をミックスしたような曲ですね。

「Manhattan Wind」は惣領泰則による楽曲。この曲もソウルフルですね。

 

ソウル調の曲が多いですが、少しへヴィ・メタリックな楽曲「Trouble Maker」も収録しており、デヴュー当時19歳ながら、本格的なヴォーカルの持ち主の松原みきに、周囲もアイドル路線とは違うものを目指していたのでしょう。

 

僕は年代的にリアルタイム世代なのですが、当時小学生だったので、テレビで観ていたのかもしれませんが、名前は何となく聞いた事があるものの、松原みきの想い出はありませんね。

と思っていたら、何とスージー松原名義で、アニメ『GU-GUガンモ』のテーマ曲を歌っていたという事で、アニメながらあのソウルフルなヴォーカルは、松原みきだったのかと改めて納得。

他にも劇場版『ダーティペア』のテーマ曲も歌っていて、アニソンとの繋がりも深かったのかと気付きました。

 

松原みきは、残念ながら2004年に44歳という若さで亡くなっていたという事で、今更ながらハマった僕は、これまた今更ながらショックですね。

 

 

松原みき
ポニーキャニオン
【ディスク1】
  1. 真夜中のドア/Stay With Me
  2. It’s So Creamy
  3. Cryin’
  4. That’s All
  5. His Woman
  6. Manhattan Wind
  7. 愛はエネルギー
  8. そうして私が
  9. Trouble Maker
  10. Mind Game
  11. 偽りのない日々
  12. 真夜中のドア/Stay With Me (Original club mix Mixed by D.O.I.) (Bonus Track)

Macchi * ジャパニーズ・シティ・ポップ * 22:34 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

So Long/川島なお美(1982)

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そういえば、この週末にイギリスで、EUからの離脱を問う国民投票が実施されましたが、Mick JaggerやRoger Daltreyといったロック界の大御所が離脱派に理解を示していた事を知った時には少し驚きました。

官僚主義への反発など色々な問題がある事は事実ですが、そもそもEU(それ以前のECなど)の出発点は、国家間のエゴににより2度の大戦を引き起こしたヨーロッパの反省がその思想の背景にあるだけに、その国家の枠を超えた挑戦は、一時期大きく注目されたのですが…。

大きな岐路に立たされたEUですが、果たして今後どう進んでいくのか、まだまだ注目ですね。

それにしても、離脱派が勝利したとはいえ、超僅差の勝利で、ほぼ半数の人が残留を望んでいるのに、本当に離脱していいんですかね?せめて2/3の得票数ぐらいにしないと、民主主義とは言えないのでは…。

 

とまあそんなこんなあった2016年第25週の帰宅BGMは、川島なお美のセカンドアルバム『So Long』を聴きました。

 

別に僕は川島なお美のファンでもなんでもないのですが、本作はジャパニーズ・シティ・ポップの隠れ名盤としての評価が高く、以前からムック本でその存在は知っていました。一度聴いてみたいと思っていましたが、CD化されておらず、聴くのを諦めていたのですが、去年の冬にCD化されていた事を知り、急遽購入した次第です。

 

このアルバムが発売された当時、川島なお美は女子大生アイドルとして、『お笑いマンガ道場』にレギュラー出演していたのですが、当時小学生だった僕も、同番組を漫画を書くのが好きだった同級生の影響で、時々観ていた事もあるのですが、熱心に観ていたわけではないので、あまりその当時の記憶はありません。

残念ながら昨年54歳の若さで亡くなられた彼女ですが、そのニュースを知った時、そのあまりにやせ細った顔に衝撃を受けましたが、本作のジャケットなどに写るふっくらとしった頬を見ると、まだ若い頃の写真とはいえ、そのあまりの落差に病気の過酷さを思わずにいられません…。

 

アルバム内容に移りますが、本作は杉真理プロデュースによる作品で、レコーディングに参加したミュージシャンは、杉の他に、鈴木茂、林立夫、斉藤ノブ等が名前を連ねており、そういった意味でもジャパニーズ・シティ・ポップ作品として知られております。

 

アイドルも今では、10代からアラサーまで年齢が広範囲に広がっていて、どちらかというと高年齢化していますが、アイドル全盛期の当時に女子大生だった川島なお美は、その位置付けとしては微妙な存在だったかもしれません。

本作ではいかにもアイドルらしく可愛らしさを前面に出した「Ash Wednesday」から、アップテンポの「泣きながらDancin'」や鈴木茂のエレキシタールが光る大人っぽい「哀しみのマンハッタン」、ムーディーな「バス・ストップでまちぶせ」まで、様々な楽曲を収録しています。

個人的には、「0467」なんかもJ-AORとしての佳曲かなと思います。

 

「イヴの忘れ物」や「浮気な Birdie Boy」、「ゼミナールは車の中で」辺りの曲は、ブリティッシュ・ポップやオールディーズ調のメロディだったり、コーラスワークなど、杉真理らしさが出た曲かなと思います。

 

それにしても、ワイン通として知られた頃の彼女はもちろん綺麗な方でしたが、この当時の彼女はやっぱり可愛いですね…。

 

 

川島なお美
ユニバーサル ミュージック
【ディスク1】
  1. 泣きながら Dancin’
  2. Ash Wednesday
  3. イヴの忘れ物
  4. 哀しみのマンハッタン
  5. 浮気な Birdie Boy
  6. バス・ストップでまちぶせ
  7. ゼミナールは車の中で
  8. 0467
  9. 雨よ急いで
  10. バナナ・フィッシュにうってつけの日
  11. 想い出のストロベリーフィールズ

Macchi * ジャパニーズ・シティ・ポップ * 13:43 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

シティミュージック/流線形(2003)

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最近、ジャパニーズ・シティ・ポップにハマっているのですが、色々聴いている中で、昔のアーティストや現役アーティストでも昔の楽曲ばかりでなく、一十三十一とか流線形とか、最近のアーティストの事も知るようになりました。

そんな中で手にしたのが流線形のファーストアルバム。
2016年第16週の通勤・帰宅BGMは、流線形の『シティミュージック』を聴きました。

流線形は、クニモンド瀧口を中心に2001年に結成されたユニットなのですが、メンバーだとか活動の経緯は、僕もよく知らないので、割愛させて頂きます。
ただ、ユニット名から察する事が出来るように、松任谷由実など70〜80年代のジャパニーズ・シティ・ポップにリスペクトしているユニットだというのは分かります。

冒頭の「3号線」をはじめとして、「あ、何かこれってどこかで聴いたような…」という感じで、何か真新しいメロディとかあるわけではないのですが、アルバム全編1970年代〜1980年代のジャパニーズ・シティ・ポップ・テイストに溢れた、懐かしい香りに満ちていきます。
特にエレピの音色にヤバイ魅力を感じてしまうのですが、ストリングスの感じとか、コーラスワークとか、エフェクトをかけたギターの感じとか、本当に丁寧なサウンドのセンスは抜群のものがあります。
90年代以降、日本の音楽界はJポップなる言葉で形容されてきますが、僕が高校生以前の1980年代以前は、ニューミュージックはもちろんの事、歌謡曲やアイドル、さらにはアニメ音楽の世界にだって(大野雄二が音楽を手掛けた『ルパン三世』や、羽田健太郎が音楽を担当した『超時空要塞マクロス』とか)、こういう感じは普通にあったんですよね。
冒頭の3曲もいいのですが、個人的には、聴き重ねていくうちに「きっとメイって」とか「エアーポート80」、そして最後の「フライデー・ナイト」辺りがお気に入りですね。

ただ、残念なのはサウンドや雰囲気は抜群なのですが、1週間聴いていて、歌詞がいまいちだという事。
昔の音楽は、歌詞から映画やドラマのような世界を感じられたのですが、このアルバムではずっと聴いていて、ほとんど画が浮かばなかったんですよね。
松本隆とか、ジャパニーズ・シティ・ポップの世界では、作詞家もクローズアップされますが、やはり作詞も大事ですね。
あと、ヴォーカルはサノトモミという女性が担当しているのですが、可もなく不可もなく、下手ではないけど特に上手いわけでも、何か味があるわけでもなく、う〜ん、何かしっくりこなかったですね。

 
流線形
エイプリルレコード
【ディスク1】
  1. 3号線
  2. 恋のサイダー
  3. 東京コースター(Album Version)
  4. きっとメイって
  5. エアーポート’80
  6. 恋の始めは甘く切なく
  7. フライデーナイト

Macchi * ジャパニーズ・シティ・ポップ * 13:30 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Telescope/鈴木茂(1978)

JUGEMテーマ:音楽

2016年第7週の帰宅BGMは、鈴木茂の『Telescope』を聴きました。

はっぴいえんど、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレーと経て、そしてソロ活動をしていた鈴木茂の4枚目のソロアルバムですね。
当時の鈴木茂は、石野真子や原田真二の作品に関わるなど、歌謡曲との関係も深く、今回聴いたアルバムは、そんな背景もあって、ストリングスやホーンセクション、それに女性のバックコーラスを大きくフィーチャーした、70年代〜80年代前半の歌謡曲調のアルバムに仕上がっています。

「Tuesday Queen」や「スウィート・インスピレーション」のイントロでの鮮やかなギター・サウンドに象徴されるように、どの曲も小粒だけれどもポップで爽やかな曲で彩られています。
個人的には、エレピの音色が隠し味的に効いている「イメージ・チェンジ」や、ちょっと気恥ずかしいけど甘酸っぱい歌詞が嬉しい「ラハイナ・ガール」、メロウなバラード「10セントの魂」がアルバム中でも特にお気に入りの曲ですが、「スパニッシュ・フライ(媚薬)」辺りの曲なんかは、当時の男性アイドルが歌っていても何ら不思議じゃない曲で、いずれの曲も捨て難いです。

「ラハイナ・ガール」や「ハヴァナ・シガレット」、「10セントの魂」など、アメリカ西海岸やメキシコ辺りの異国情緒を感じさせる歌詞やサウンドの曲が多いのも特徴的で、最後の「テレスコープ(Chorus)」は、サンバ調のフュージョンっぽいインスト曲。

ストリングスやホーンセクションが目立ちますが、後藤次利や松任谷正隆、坂本龍一、吉川忠栄、斉藤ノブなど腕達者なミュージシャンが参加しております。

松本隆の歌詞やサウンドに、今となっては時代を感じさせ、懐かしくもありますが、古き良き時代のアルバムですね。

 
鈴木茂
日本クラウン
【ディスク1】
  1. Tuesday Queen
  2. イメージ・チェンジ
  3. ラハイナ・ガール
  4. ストリップ・ティーズ
  5. マドモアゼル
  6. スパニッシュ・フライ(媚薬)
  7. ハヴァナ・シガレット
  8. 10セントの魂
  9. スウィート・インスピレーション
  10. テレスコープ(Chorus)

Macchi * ジャパニーズ・シティ・ポップ * 16:45 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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