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Jennifer Warnes/Jennifer Warnes(1976)

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Jennifer Warnesの4枚目のアルバムです。

 

それまで発表したアルバムは鳴かず飛ばずの状態でしたが、本作は全米43位を記録し、シングルでも「Right Time Of The Night」が全米6位まで上昇し、ようやく出世の足掛かりを掴みました。

 

アルバム内容は、Mick JaggerとKeith Richardsの共作による「Shine A Light」や、ヒットシングルとなったPeter McCannの「Right Time Of The Night」のようなキャッチーでカチッとした音作りの曲と、The Everly Brothersの「Love Hurts」や、Daniel Mooreの「Round And Round」のように、バラード系のシンプルでちょっとユルい感じの楽曲に分かれていて、ヒット作とはいえ、内容的にはまだ統一感が感じられません。

一般受けするなら完成度の高い前者の方の曲に軍配が上がるかもしれませんが、「Shine A Light」辺りなんかは、バックヴォーカルやホーンセクションなども強力にバックアップしているスワンプ調の曲で、Jenniferのヴォーカルも力強いので、彼女の必殺的な裏声美声に殺られた人達には、後者の曲の方が魅力的に感じるかもしれませんね。

 

録音に参加したミュージシャンが、これまた多彩で、Russ KunkelやJay Graydon、Kenny Edwards、Danny Kortchmar、Nikky Hopkins等々、実力派のスタジオミュージシャンがすらりと名前を並べています。

 

 

ジェニファー・ウォーンズ
SMJ
【ディスク1】
  1. ラヴ・ハーツ
  2. ラウンド・アンド・ラウンド
  3. シャイン・ア・ライト
  4. あなたは私のもの
  5. 夢を見ながら
  6. ママ
  7. 星影の散歩道
  8. マギー・バック・ホーム
  9. ドント・リード・ミー・オン
  10. 行かないでダディ
  11. オー・ゴッド・オブ・ラヴリネス

Macchi * 女性ヴォーカル * 19:02 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

A Thousand Pictures/Craig Chaquico(1996)

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Jefferson Starshipの元ギタリストCraig Chaquicoの3枚目のソロアルバム。

 

当時の事は知りませんが(まだロックにはまっていない頃なので)、Jefferson Starship〜Starship時代は、それこそRainbowのRitchie Blackmore並にギターキッズの憧れの的だったというCraig Chaquico。

確かにそれまでのJefferson AirplaneのギタリストJorma Kaukonenなどとは違い、ハード・ロッキンなプレイがスタイルのギタリストなので、Ritchieと肩を並べられたかどうかは疑問ですが、そのプレイスタイルはギターキッズを魅了するものがあると思います。

 

Starship解散後は、それまでのプレイスタイルとはガラリと変わり、アコースティックギターによるスムース・ジャズ路線へと転向し、このジャンルでグラミー賞にノミネートされるまでのキャリアを重ねているようです。

 

スムース・ジャズというジャンルがどういうものかは分りませんが、本作もアコースティックギターを中心に、イージーリスニングのような楽曲が展開され、それまでのハード・ロック・スタイルとは当然違うし、AORとも違うし、ロック時代の彼のギターを聴いている人には、消化不良の感が残る作品かな。

 

 

Macchi * 90年代以降ロック * 12:59 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

2017年10月8日のつぶやき

18:22
ボート釣りをしに、1年2ヶ月振りに京急大津へ行ってきた。武山根で1度も移動せず、鯵28匹の大漁。 https://t.co/ptPsPqnVjs
Macchi * - * 03:40 * - * - * pookmark

Return To Paradise/Styx(1997)

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70年代後期から80年代中盤にかけて全盛期を誇ったStyxの、2度目の再結成に伴うツアーを録音したライヴアルバム。

 

Styxは1972年にデヴューアルバムを発表していますが、大きな人気を獲得したのは、ギターのTommy Shawが加入した1975年以降からで、1981年に発表した10枚目のアルバム『Paradise Theatre』で全米1を獲得しています。
バラードや芸術性の高い楽曲を得意とするDennis De Young。へヴィな楽曲を得意とするJames Young。DennisとJamesの中庸をいき、ポップスやハード・ロックを得意とするTommy。この3人が繰り出す楽曲がバンドの魅力で、ポップでキャッチーな側面を持ちながらも、プログレッシヴ・ロック的なスケールの大きな構成のアルバムが特徴的です。

 

バンドは1980年代後半には低迷期を迎えてしまい自然消滅してしまいますが、1990年にTommyに代えて、Glen Burtnikを迎えて再結成アルバム『Edge of the Century』を発表していますが、このアルバムはセールスで低迷し、1度目の再結成は失敗に終わります。
今回聴いたアルバムは、全盛期のメンバーだったTommyが加わった2度目の再結成に伴うリユニオンツアーを収録したものです。本ツアーは、ドラマーのJohn Panozzoがツアー直前に体調不良で降板した後に亡くなってしまった為、Johnの追悼ツアーとして開催されています。

 

ツアーが「Return To The Paradise Theatre」と銘打ったように、バンドの数々のヒット曲を披露しつつ、アルバム『Paradise Theatre』を模しているのですが、『Paradise Theatre』がシカゴに実在した劇場「パラダイス・シアター」の栄枯盛衰を描いていたように、ツアーもバンドの最盛期や労苦を共にしたJohnへの想いを歌い、「The Best Of Times」では感動も最高潮を迎えます。

 

僕は、2000年にStyxのライヴを新宿厚生年金会館で観ていますが、この時にはDennisが脱退しており、Lawrence GowanがDennisの代わりを務めていました。
ベースのChuck Panozzoもいなくて、その代役が1度目の再結成にTommyの代わりに参加したGlenだったのはビックリしましたね。
でも、やっぱりDennisがいるStyxが観てみたかったですね。

 

 

スティクス
ビクターエンタテインメント
【ディスク1】
  1. オン・マイ・ウェイ
  2. パラダイス
  3. ロッキン・ザ・パラダイス〔ライヴ〕
  4. ブルー・カラー・マン〔ライヴ〕
  5. レディー〔ライヴ〕
  6. 時は流れて〔ライヴ〕
  7. 白い悪魔〔ライヴ〕
  8. スイート・マダム・ブルー〔ライヴ〕
  9. CRYSTAL BALL(live)
【ディスク2】
  1. グランド・イリュージョン〔ライヴ〕
  2. 怒れ!若者〔ライヴ〕
  3. ショウ・ミー・ザ・ウェイ〔ライヴ〕
  4. ボート・オン・ザ・リヴァー〔ライヴ〕
  5. ローレライ〔ライヴ〕
  6. ベイブ〔ライヴ〕
  7. ミス・アメリカ〔ライヴ〕
  8. カム・セイル・アウェイ〔ライヴ〕
  9. レネゲイド〔ライヴ〕
  10. ベスト・オブ・タイムス〔ライヴ〕
  11. ディア・ジョン

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 22:04 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Byrdmaniax/The Byrds(1971)


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The Byrdsの通算10作目のアルバム。

一般的には、プロデューサーのTerry Melcherによるオーヴァー・プロデュースが問題視されている、バンド史上でも失敗作の一つとして挙げられている作品です。

このアルバムに触れている記事もあまり多くないですね。

 

今回初めて聴きましたが、オーヴァー・プロデュースというのもあるけれども、と同時に確かに何だかあまりバンド感が感じられない印象があります。いい音なのだろうけど、何というかそれぞれの音が不自然に分離感が強いのもそう感じさせる要因ですかね。

 

色々賛否両論ある作品ですが、興味深い作品でもあります。

Gram Parsons作のインスト曲「Green Apple Quick Step」のようにいかにもカントリー然とした曲もありますが、1971年ともなるとやはり時代の趨勢なのかサイケ感も薄れてきて、「Glory, Glory」のようなゴスペル調の曲や、R&B調の「Tunnel Of Love」、ジャグ・バンド調の「Citizen Kane」など、アメリカ南部音楽への接近を感じられますね。

「My Destiny」も、ペダル・スティールがカントリー感を出しているものの、ピアノの弾き語りの、黒人ミュージシャンが歌うような宗教音楽のような感じを醸し出しています。

 

それにしてもオーヴァー・プロデュースに憤慨するのも分かりますね。

個人的には、Roger McGuinn作の「I Trust」なんかは、女性バックコーラスはいらんかなぁという気がします(逆に「My Destiny」には、女性バックコーラスを入れればいいのに…)。

「I Wanna Grow Up To Be A Politician」も、後半はホーンセクションが入ってソフトロック調になっているのも、やはりオーヴァープロデュースの影響なのでしょうかね。

 

最後の「Jamaica Say You Will」は、当時新進気鋭のSSWだったJackson Browneの曲で、いかにも彼らしい歌い回しの曲です。

 

 

Macchi * 70年代西海岸ロック * 15:22 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Extreme/Extreme(1989)


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Extremeの事を知ったのは、QueenのヴォーカリストFreddie Mercuryの追悼コンサートに出演した時で、一般的に彼等に注目が集まったのもちょうどこの前後で、シングル「More Than Words」が全米1位を獲得したのも1991年だし、僕の記憶に間違いはないと思う。

 

ところが僕が彼等のアルバムを聴いたのは、上記の「More Than Words」が収録された『Pornograffitti』ではなく、今回聴いたデヴューアルバム『Extreme』で、そのきっかけも上記のFreddie Mercury追悼コンサートで彼等の事を知り、レンタル屋に『Pornograffitti』を借りに行くも、『Pornograffitti』がなく、代わりに『Extreme』を借りて来たというものでした。

 

たまたまもうすぐ閉店する古本屋で、中古品が30%OFFで入手出来ましたので、久し振りに聴いてみました。

 

Freddie Mercury追悼コンサートの時での彼等の評判は、他のハード・ロック・バンドとは一風変わった面白いバンドという感じだったように記憶していますが、僕が初めてこのアルバムを聴いた時も、その評判に違わず、新鮮に感じたものです。

 

ファンク・メタルという評判通りファンクの要素を含みながらも、ブルーズの要素も含んだ「Little Girls」や「Smoke Signals」のような楽曲があるかと思えば、「Rock A Bye Bye」のようなセンチメンタルなバラードもあり(しかもちょっと組曲風だし)、「Mutha (Don't Wanna Go To School Today)」や「Play With Me」のように様式美メタル的なクラシカルはフレーズもありと、何でもありのごった煮的な感じがあるのだが、キャッチー感もちゃんと併せ持っていて、一般受けする要素も忘れてないちゃっかりさもあるしたたかなバンドという感じは、このデヴューアルバムで既に健在。

 

AerosmithのSteven Tylerにも似たGary Cheroneのヴォーカルや、Nuno Bettencourtのテクニカルなギタープレイも売りで、面白い存在のバンドだったけど、その後はNunoのバンド脱退や、GaryのVan Halenへの加入などゴタゴタが続き、印象も悪くなってしまったうえ、結局自然消滅と今一つでしたね(その後再結成していますが)。

 

 

Macchi * 80年代ハードロック * 13:00 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Little Games/The Yardbirds(1967)

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The Yardbirdsについては、以前デヴューアルバムを取り上げた事があるけど、今回取り上げるのはそれとは真逆のスタジオ録音ラスト作。

 

Eric Clapton、Jeff Beck、Jimmy Pageと、俗に言う三大ギタリストが入れ替わり在籍していた(BeckとPageは同時にいた時期も)The Yardbirdsですが、この時期はPageの在籍時です。

すでにバンドは母国イギリスでの人気を失っており、バンド内の人間関係も悪く、本作はアメリカのみの発売となっています。

 

本作は、Pageが後に結成するLed Zeppelinのアイデアが収められたアルバムと言われていますが、アフリカや中東辺りの民族音楽の要素を含んだインスト曲「White Summer」なんかはその最たる象徴的な曲で、他曲でも個々の演奏にZeppelinへ通ずるものが聴けます。

 

Pageの意向もさることながら、アルバム収録曲は他にも多岐に渡っており、元々同バンドが志向していた、「Smile On Me」や「Drinking Muddy Water」のようなブルーズベースの曲から、ジャグ風の「Stealing, Stealing」のようにさらにアメリカン・ルーツ・ミュージックへと迫った曲や、サイケ調の「Glimpses」、ソフトロック的な「Little Soldier Boy」など、ラストアルバムながら興味深い内容です。

 

ロックが多方面に昇華していった時代へと向かっていく予感を感じさせるアルバムですね。

 

 

ヤードバーズ
EMIミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. リトル・ゲームス (ORIGINAL ALBUM 1967)
  2. スマイル・オン・ミー (ORIGINAL ALBUM 1967)
  3. ホワイト・サマー (ORIGINAL ALBUM 1967)
  4. ティンカー・テイラー・ソルジャー・セイラー (ORIGINAL ALBUM 1967)
  5. グリンプセズ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  6. ドリンキング・マディー・ウォーター (ORIGINAL ALBUM 1967)
  7. ノー・エクセス・バッゲージ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  8. スティーリング・スティーリング (ORIGINAL ALBUM 1967)
  9. オンリー・ザ・ブラック・ローズ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  10. リトル・ソルジャー・ボーイ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  11. パズルス (1991 US ステレオ・ミックス) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  12. アイ・リメンバー・ザ・ナイト (1991 US ステレオ・ミックス) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  13. ハ・ハ・セッド・ザ・クラウン (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  14. テン・リトル・インディアンズ (1991 US ステレオ・ミックス) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  15. グッドナイト・スウィート・ジョセフィン (ヴァージョン1/アンフェズド・ヴァージョン) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  16. シンク・アバウト・イット (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  17. グッドナイト・スウィート・ジョセフィン (US シングル ヴァージョン) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  18. 我が道を行く (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  19. リトル・ゲームス (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  20. ドリンキング・マディー・ウォーター (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  21. シンク・アバウト・イット (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  22. グッドナイト・スウィート・ジョセフィン (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  23. マイ・ベイビー (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  24. ホワイト・サマー (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  25. 幻惑されて (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】

Macchi * 60年代ブリティッシュロック * 18:46 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

サーカス1/サーカス(1978)

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8月も最終週という事で、過ぎ行く夏に…というわけでもないのですが、何となく「ミスター・サマータイム」が聴きたくなり、1週間本作を聴いて参りました(不倫の曲ですが、別に私は不倫はしていません(苦笑))。本来ならまだまだ残暑が厳しい頃ですけど、いきなり涼しくなってしまいましたけどね。

 

というわけで、今週はサーカスのデヴューアルバム『サーカス1』です。

グループを一躍人気グループへと引き上げた、フランスのシンガーソングライターMichel Fugainのカヴァー曲「ミスター・サマータイム」を含むデヴューアルバムです。

 

超有名曲なので当然「ミスター・サマータイム」は知っていましたが、アルバムは初めて聴きました。

 

前田憲男が収録曲全曲に対して編曲を手掛けており、大瀧詠一の「夢で逢えたら」や吉田美奈子の「ケッペキにいさん」、海外のカヴァー曲ではBoz Scaggsの「We're All Alone(本作では「二人だけ」という日本語訳)」を含む全10曲が収録された本作ですが、初めて聴いた印象としては、代表曲「ミスター・サマータイム」はともかく、個人的には選曲が今一つかな…と。

「夢で逢えたら」や「二人だけ」、それに辺見マリが歌い有名になった「経験」など人気曲のカヴァーや海外曲のカヴァーが多く、選曲の基準は何だったのだろういう気がします。

また、男女混成のコーラスグループというと、Hi-Fi SET辺りを連想しますが、あちらと比べると、コーラスワークの妙もまだまだかなという気もします(デヴューアルバムというのもあるけど)。コーラスグループなのに、語りが入る曲を2曲も入れるのも何だかなぁ…とも思います。

 

「ミスター・サマータイム」は好きな曲ですが、他にいいと思ったのは、他の曲と比べて際立っていた「ケッペキにいさん」ですね。

 

 

サーカス
Sony Music Direct
【ディスク1】
  1. Mr.サマータイム
  2. 夢で逢えたら
  3. 二人だけ
  4. ケッペキにいさん
  5. 愛のエモーション
  6. 経験
  7. 恋はマジック
  8. 愛で殺したい
  9. 赤いレイ
  10. 火の鳥

Macchi * ジャパニーズ・シティ・ポップ * 11:23 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Let's Live For Today/The Grass Roots(1967)

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8月ももう終わってしまうねぇ…。

 

The Grass Rootsについては、ファースト・アルバムと昨年末にベスト盤を取り上げましたが、今回聴いたアルバムは、セカンド・アルバム。

 

ファースト・アルバムを取り上げた記事でも書いたように、The Grass Rootsは、元々P.F.SloanとSteve Barriによって作られたDUNHILLの架空のグループで、ファースト・アルバムを発表するに際して、サンフランシスコのThe Bedouinsというグループを、The Grass Rootsとして仕立て上げ、デヴューさせています。
ところが、このThe Bedouinsというグループが、自分達に演奏の機会をまともに与えられない事に不満を持ち、The Grass Rootsの活動から離れてしまった為、ロサンゼルスのThe 13th Floorというグループが、急遽The Grass Rootsとして活動する事になります。
というわけで、今回のアルバムは、セカンドといえば確かにグループにとっては2枚目のアルバムなのですが、実質的には新生The Grass Rootsのデヴュー作となります。

 

このアルバムには、イタリアのRokesというグループのカヴァー曲で、正に彼等の代表作といってもいい、アルバム・タイトル曲「Let's Live For Today」がベスト10入りしている他、「Things I Should Have Said」や「Wake Up, Wake Up」など、フォーク・ロック調のヒット曲、シングル曲が多数収録されています。
さすが当時を代表するソングライティング・コンビが手掛け、Joe Osbone、Larry Knechtelといった名うてのスタジオミュージシャンが録音に参加しているだけあって、非情にクオリティの高い作品に仕上がっていますね。
個人的に好きなのは、「Wake Up, Wake Up」と「Is It Any Wonder」かな。どちらもコーラスワークが上手く活かされた曲で、一緒に歌いたくなる曲ですね。

 

「Where Were You When I Needed You」は、1980年代にThe Banglesもカヴァーしており、僕はこのThe BanglesのカヴァーからThe Grass Rootsを知ったのですが、彼女達のルーツが窺い知れます。

 

 

グラス・ルーツ
ユニバーサル ミュージック
【ディスク1】
  1. 言えばよかった!
  2. ウェイク・アップ・ウェイク・アップ
  3. ティップ・オブ・マイ・タング
  4. イズ・イット・エニー・ワンダー
  5. 今日を生きよう
  6. ビーティン・ラウンド・ザ・ブッシュ
  7. アウト・オブ・タッチ
  8. ウォント・ユー・シー・ミー
  9. 冷たい太陽
  10. ノー・エグジット
  11. この貴重な時間
  12. ハウス・オブ・ストーン
  13. しずむ心 (MONO) (日本盤ボーナス・トラック)
  14. あなたのメロディ (日本盤ボーナス・トラック)

Macchi * ソフトロック * 18:03 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年)

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恐らく多くの人が、お盆明けの出勤は16日とか17日だったと思われますが、僕は遅れる事17日からようやく夏休みに入りました。

で、横浜のシネマ・ジャック&ベティで、『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』を観てきました。

当日はメンズ・デーという事で1,100円で観れた事はラッキーでしたが、満員全席完売にちょっとビックリ!

 

今回観て来た作品は、以前このブログでも取り上げた映画『暁の七人』の題材となったエンスラポイド作戦を描いたものです。ていうか、細部は違うものの、実話を基にしているので内容はほとんど『暁の七人』と同じですね。エンスラポイド作戦については、『暁の七人』のところで説明しているので、そちらを参照してください。

 

と、これだけだと今回の記事はこれで終わってしまうので、もうちょっと書くと、エンスラポイド作戦は、当時ナチスNo.3だったチェコスロヴァキア副総督ラインハルト・ハイドリヒを、イギリスと亡命チェコ政府が部隊を送り込んで暗殺作戦を実行した事件なのですが、結果は作戦時の暗殺に失敗したものの、作戦時に受けた負傷が原因で、ハイドリヒは1週間後に死亡しました。

問題なのはその後、ナチスはその報復としてリディツェという村を、男は処刑、女子供は強制収容所送りと、地図上から完全に抹殺した事でした。

 

今回観た『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』では、地元レジスタンスの中には報復を恐れてこの作戦を無謀とみる向きもあったのですが、作戦は実行され、そして何も知らないリディツェ村は消されてしまう…。

『暁の七人』にしても、今回の『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』にしても、そして現実でも、作戦実行部隊の中心人物であるヨゼフとヤンは、極悪非道なナチスに立ち向かい倒れた英雄扱いなのですが、そのあまりにも大きな犠牲の大きさから考えると、果たしてこの作戦は無謀だったのか、それとも正義の為の戦いだったのか(故にそれにより生じる犠牲は仕方なかったのか)、考えさせられるものがあります。

現在でも、大義を大きく謳われる事は多々ありますが、こういう事例を見ると複雑な心境になりますね。

 

一方、仲間を裏切ったチュルダは、史実によると報奨金目当てに仲間を裏切り密告したという事ですが(戦後、ナチス協力の罪で処刑)、『暁の七人』では、自身にもチェコに愛する家族がいる事からリディツェ村の惨劇に耐え切れず自首。『ハイドリヒを撃て!』では、ただの臆病者で自首と描かれているのですが、裏切ったという事実は一緒でも、その人物像は史実とそれぞれの作品では違いがあり、う〜ん、一体彼の実態はどうだったのだろうという疑問がますます強くなります。

ナチに協力した裏切り者ですから、戦後彼の印象は絶対的に悪くされてきたのでしょうが、『暁の七人』でも『ハイドリヒを撃て!』でも結構な拷問を受けており、亡命政府の空挺隊員なら(史実では抵抗運動のグループの一員みたいだが…)それくらいの拷問を受けるのは自身も分かると思うし、それなのに密告の理由が金目当てという浅はかなのも、どうもスッキリしません。

実は彼は二重スパイだったのでは!?という考えもよぎります。

 

これまで、いくつかの映画の題材になってきただけに、どうせだったらチュルダの視点から描いた作品を撮っても面白いかもしれませんね。

 

2016年チェコ、イギリス、フランス作品

監督:ショーン・エリス

出演:キリアン・マーフィ他

Macchi * 映画 * 16:12 * comments(0) * trackbacks(1) * pookmark
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