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Steeler/Steeler(1983)

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後にリーダー・バンドKeelで成功を収めるRon Keel、Alcatrazz、同じく後にソロで成功を収めるYngwie Malmsteen、Mark Edwards(後にLionに参加)がメンバーだった、ロサンゼルスのメタルバンドが発表した唯一のアルバム。

 

Yngwieとってはデヴュー作なのだが、彼にとってはかなりの不本意なバンドで、このアルバムも農家の納屋で録音したとか嘘か本当か分らないけど、さっさとバンドを脱退しています。Ron Keelとも折り合いが悪かったよう。

 

アルバムに収録されている曲は、典型的なキャッチーなアメリカン・ハード・ロック、メタルなのですが、曲自体はそうでもギター自体はクラシカルなフレーズに溢れた速弾きが全曲で炸裂。

Yngwieの不満とは裏腹に彼の個性が爆発していますよ。

 

もちろんこのバンドの魅力がYngwieのギターにあるのは事実なのだけれども、Yngwieのソロの独断場ばかりが魅力なだけでなく、「Cold Day in Hell」や「Abduction」で聴かせるツインリード調のギターや、ギターでハーモニーを聴かせるところも憎い演出。

超絶のYngwieに対して、一方のギターはそれほど上手くないので、裏ジャケに担当パートがヴォーカルの他にギターと書いてある

Ronのギターなのかな!?

 

Ronのヴォーカルは、金切り声タイプで、個人的にはあまり好きなタイプじゃないですね。

 

楽曲も同じ歌詞を連呼する曲が多く、まだ全然練りが足りない曲が多いですが、一聴の価値はあるアルバムだと思います。

 

 

Steeler
Shrapnel
【ディスク1】
  1. Cold Day In Hell
  2. Backseat Driver
  3. No Way Out
  4. Hot On Your Heels
  5. Abduction
  6. On The Rox
  7. Down To The Wire
  8. Born To Rock
  9. Serenade

Macchi * 80年代ハードロック * 12:39 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Thunder Island/Jay Ferguson(1977)

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元Spirit、Jo Jo Gunneのヴォーカル、Jay Fergusonのソロ2作目。

 

冒頭のアルバム・タイトル曲からこれぞカリフォルニア産!と言いたくなる明るいポップセンスに溢れたナンバー。
この曲は全米9位を記録し、アルバムも72位を記録するなど、Jayが最もノリに乗っていた頃だけあって、タイトル曲に続く他の曲も捨て曲がなく、ご機嫌で悩みなど吹っ飛ばしてくれそうな雰囲気に溢れている。
どの曲もいいが、個人的なお薦め曲は「Soulin'」や「Happy Too」。

 

元々、SpiritやJo Jo Gunneでも陽気でご機嫌な曲を提供していたJayだけれども、本アルバムの陽気さは、元々生まれも育ちもカリフォルニアという生い立ちに加え、フロリダで録音しているというのも関係しているのかなとも思う。

 

アルバムは、EaglesやJoe Walshの作品に関わってきたBil Szymczykが、ファースト・アルバムに引き続きプロデュース担当。

 

収録に参加したアーティストもこれまたファーストに引き続き、Joe Walshが参加している。Joe Walsh自身、Eagles、そしてソロと、こちらも絶好調の時期であっただけに、本作で聴かせるスライドギターは絶妙な味を出している。
「Happy Birthday Baby」などは、Joeが歌っていてもおかしくないようなナンバーで、JayとJoeのポップ・センスもガッチリ合っていたからこそ、ファースト、セカンドとJoeの連続での参加になったんじゃないかなという気がします。

 

ウェスト・コースト・ロック黄金期の1枚ですね。

Jay Ferguson
Collector's Choice
【ディスク1】
  1. Thunder Island
  2. Soulin'
  3. Happy Birthday, Baby
  4. Losing Control
  5. Cozumel
  6. Night Shift
  7. Babylon
  8. Love Is Cold
  9. Happy Too!
  10. Magic Moment

Macchi * 70年代西海岸ロック * 11:49 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Peter Green Splinter Group/Peter Green Splinter Group(1997)

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John Mayall & The BluesbreakersやPeter Green's Fleetwood Mac(Fleetwood Macは、元々Peter Greenのリーダー・グループだったのか!)の元ギタリストPeter Greenが、Cozy PowellやNeil Murray等と結成したPeter Green Splinter Groupのファースト・アルバム。

 

ブルーズ・ギタリストとしての技術的評価と共に、Fleetwood Macからの脱退理由、その後10年近くと、音楽活動からの長く続いた隠遁生活が、さらに伝説的な名声を高めた感もありますが、1990年代以降は音楽活動を再開し、本グループをはじめとして、活発な活動をしています。
1999年には同グループで日本へも来日し、私も赤坂ブリッツでのライヴを観ました。前座には、ジョー山中、エディ藩、Char、近藤房之介、妹尾隆一郎、ミッキー吉野、ジョニー吉長など、こちらも豪華なブルーズ好きな面々参加し、濃いブルーズ・ナイトを堪能した記憶があります。
 

アルバムは、1996年12月に行われたライヴ音源と、2曲のスタジオ録音新作曲を収録。
BluesbreakersやMac時代の曲を聴いた事がないので、若い頃のPeterと比べてどうだという事は言えないのですが、ボソボソとしたヴォーカルには、その年齢と共に渋いものを感じます。
肝心のギターですが、最初の「Hitch Hiking Woman」や「Travelling Riverside Blues」でのドブロによる演奏から、エレキギターに持ち替えて以降の曲での演奏は、ライヴでどういう順番で実際に演奏されたのか分かりませんが、曲が進むにつれてその演奏も次第に熱くなっていきます。「Going Down」での演奏なんかは、(演奏後の声援もかなり盛り上がっていたようですが)ファンには最高の演奏だったのではないでしょうか。

 

 

Peter Green
Snapper Classics UK
【ディスク1】
  1. Hitch Hiking Woman
  2. Travelling Riverside Blues
  3. Look On Yonder Wall
  4. Homework
  5. The Stumble
  6. Help Me
  7. Watch Your Step
  8. From 4' Till Late
  9. Steady Rollin' Man
  10. It Takes Me
  11. Dark End Of The Street
  12. Going Down

Macchi * 90年代以降ロック * 13:46 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Jennifer Warnes/Jennifer Warnes(1976)

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Jennifer Warnesの4枚目のアルバムです。

 

それまで発表したアルバムは鳴かず飛ばずの状態でしたが、本作は全米43位を記録し、シングルでも「Right Time Of The Night」が全米6位まで上昇し、ようやく出世の足掛かりを掴みました。

 

アルバム内容は、Mick JaggerとKeith Richardsの共作による「Shine A Light」や、ヒットシングルとなったPeter McCannの「Right Time Of The Night」のようなキャッチーでカチッとした音作りの曲と、The Everly Brothersの「Love Hurts」や、Daniel Mooreの「Round And Round」のように、バラード系のシンプルでちょっとユルい感じの楽曲に分かれていて、ヒット作とはいえ、内容的にはまだ統一感が感じられません。

一般受けするなら完成度の高い前者の方の曲に軍配が上がるかもしれませんが、「Shine A Light」辺りなんかは、バックヴォーカルやホーンセクションなども強力にバックアップしているスワンプ調の曲で、Jenniferのヴォーカルも力強いので、彼女の必殺的な裏声美声に殺られた人達には、後者の曲の方が魅力的に感じるかもしれませんね。

 

録音に参加したミュージシャンが、これまた多彩で、Russ KunkelやJay Graydon、Kenny Edwards、Danny Kortchmar、Nikky Hopkins等々、実力派のスタジオミュージシャンがすらりと名前を並べています。

 

 

ジェニファー・ウォーンズ
SMJ
【ディスク1】
  1. ラヴ・ハーツ
  2. ラウンド・アンド・ラウンド
  3. シャイン・ア・ライト
  4. あなたは私のもの
  5. 夢を見ながら
  6. ママ
  7. 星影の散歩道
  8. マギー・バック・ホーム
  9. ドント・リード・ミー・オン
  10. 行かないでダディ
  11. オー・ゴッド・オブ・ラヴリネス

Macchi * 女性ヴォーカル * 19:02 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

A Thousand Pictures/Craig Chaquico(1996)

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Jefferson Starshipの元ギタリストCraig Chaquicoの3枚目のソロアルバム。

 

当時の事は知りませんが(まだロックにはまっていない頃なので)、Jefferson Starship〜Starship時代は、それこそRainbowのRitchie Blackmore並にギターキッズの憧れの的だったというCraig Chaquico。

確かにそれまでのJefferson AirplaneのギタリストJorma Kaukonenなどとは違い、ハード・ロッキンなプレイがスタイルのギタリストなので、Ritchieと肩を並べられたかどうかは疑問ですが、そのプレイスタイルはギターキッズを魅了するものがあると思います。

 

Starship解散後は、それまでのプレイスタイルとはガラリと変わり、アコースティックギターによるスムース・ジャズ路線へと転向し、このジャンルでグラミー賞にノミネートされるまでのキャリアを重ねているようです。

 

スムース・ジャズというジャンルがどういうものかは分りませんが、本作もアコースティックギターを中心に、イージーリスニングのような楽曲が展開され、それまでのハード・ロック・スタイルとは当然違うし、AORとも違うし、ロック時代の彼のギターを聴いている人には、消化不良の感が残る作品かな。

 

 

Macchi * 90年代以降ロック * 12:59 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

2017年10月8日のつぶやき

18:22
ボート釣りをしに、1年2ヶ月振りに京急大津へ行ってきた。武山根で1度も移動せず、鯵28匹の大漁。 https://t.co/ptPsPqnVjs
Macchi * - * 03:40 * - * - * pookmark

Return To Paradise/Styx(1997)

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70年代後期から80年代中盤にかけて全盛期を誇ったStyxの、2度目の再結成に伴うツアーを録音したライヴアルバム。

 

Styxは1972年にデヴューアルバムを発表していますが、大きな人気を獲得したのは、ギターのTommy Shawが加入した1975年以降からで、1981年に発表した10枚目のアルバム『Paradise Theatre』で全米1を獲得しています。
バラードや芸術性の高い楽曲を得意とするDennis De Young。へヴィな楽曲を得意とするJames Young。DennisとJamesの中庸をいき、ポップスやハード・ロックを得意とするTommy。この3人が繰り出す楽曲がバンドの魅力で、ポップでキャッチーな側面を持ちながらも、プログレッシヴ・ロック的なスケールの大きな構成のアルバムが特徴的です。

 

バンドは1980年代後半には低迷期を迎えてしまい自然消滅してしまいますが、1990年にTommyに代えて、Glen Burtnikを迎えて再結成アルバム『Edge of the Century』を発表していますが、このアルバムはセールスで低迷し、1度目の再結成は失敗に終わります。
今回聴いたアルバムは、全盛期のメンバーだったTommyが加わった2度目の再結成に伴うリユニオンツアーを収録したものです。本ツアーは、ドラマーのJohn Panozzoがツアー直前に体調不良で降板した後に亡くなってしまった為、Johnの追悼ツアーとして開催されています。

 

ツアーが「Return To The Paradise Theatre」と銘打ったように、バンドの数々のヒット曲を披露しつつ、アルバム『Paradise Theatre』を模しているのですが、『Paradise Theatre』がシカゴに実在した劇場「パラダイス・シアター」の栄枯盛衰を描いていたように、ツアーもバンドの最盛期や労苦を共にしたJohnへの想いを歌い、「The Best Of Times」では感動も最高潮を迎えます。

 

僕は、2000年にStyxのライヴを新宿厚生年金会館で観ていますが、この時にはDennisが脱退しており、Lawrence GowanがDennisの代わりを務めていました。
ベースのChuck Panozzoもいなくて、その代役が1度目の再結成にTommyの代わりに参加したGlenだったのはビックリしましたね。
でも、やっぱりDennisがいるStyxが観てみたかったですね。

 

 

スティクス
ビクターエンタテインメント
【ディスク1】
  1. オン・マイ・ウェイ
  2. パラダイス
  3. ロッキン・ザ・パラダイス〔ライヴ〕
  4. ブルー・カラー・マン〔ライヴ〕
  5. レディー〔ライヴ〕
  6. 時は流れて〔ライヴ〕
  7. 白い悪魔〔ライヴ〕
  8. スイート・マダム・ブルー〔ライヴ〕
  9. CRYSTAL BALL(live)
【ディスク2】
  1. グランド・イリュージョン〔ライヴ〕
  2. 怒れ!若者〔ライヴ〕
  3. ショウ・ミー・ザ・ウェイ〔ライヴ〕
  4. ボート・オン・ザ・リヴァー〔ライヴ〕
  5. ローレライ〔ライヴ〕
  6. ベイブ〔ライヴ〕
  7. ミス・アメリカ〔ライヴ〕
  8. カム・セイル・アウェイ〔ライヴ〕
  9. レネゲイド〔ライヴ〕
  10. ベスト・オブ・タイムス〔ライヴ〕
  11. ディア・ジョン

Macchi * 70年代アメリカンハードロック * 22:04 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Byrdmaniax/The Byrds(1971)


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The Byrdsの通算10作目のアルバム。

一般的には、プロデューサーのTerry Melcherによるオーヴァー・プロデュースが問題視されている、バンド史上でも失敗作の一つとして挙げられている作品です。

このアルバムに触れている記事もあまり多くないですね。

 

今回初めて聴きましたが、オーヴァー・プロデュースというのもあるけれども、と同時に確かに何だかあまりバンド感が感じられない印象があります。いい音なのだろうけど、何というかそれぞれの音が不自然に分離感が強いのもそう感じさせる要因ですかね。

 

色々賛否両論ある作品ですが、興味深い作品でもあります。

Gram Parsons作のインスト曲「Green Apple Quick Step」のようにいかにもカントリー然とした曲もありますが、1971年ともなるとやはり時代の趨勢なのかサイケ感も薄れてきて、「Glory, Glory」のようなゴスペル調の曲や、R&B調の「Tunnel Of Love」、ジャグ・バンド調の「Citizen Kane」など、アメリカ南部音楽への接近を感じられますね。

「My Destiny」も、ペダル・スティールがカントリー感を出しているものの、ピアノの弾き語りの、黒人ミュージシャンが歌うような宗教音楽のような感じを醸し出しています。

 

それにしてもオーヴァー・プロデュースに憤慨するのも分かりますね。

個人的には、Roger McGuinn作の「I Trust」なんかは、女性バックコーラスはいらんかなぁという気がします(逆に「My Destiny」には、女性バックコーラスを入れればいいのに…)。

「I Wanna Grow Up To Be A Politician」も、後半はホーンセクションが入ってソフトロック調になっているのも、やはりオーヴァープロデュースの影響なのでしょうかね。

 

最後の「Jamaica Say You Will」は、当時新進気鋭のSSWだったJackson Browneの曲で、いかにも彼らしい歌い回しの曲です。

 

 

Macchi * 70年代西海岸ロック * 15:22 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

Extreme/Extreme(1989)


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Extremeの事を知ったのは、QueenのヴォーカリストFreddie Mercuryの追悼コンサートに出演した時で、一般的に彼等に注目が集まったのもちょうどこの前後で、シングル「More Than Words」が全米1位を獲得したのも1991年だし、僕の記憶に間違いはないと思う。

 

ところが僕が彼等のアルバムを聴いたのは、上記の「More Than Words」が収録された『Pornograffitti』ではなく、今回聴いたデヴューアルバム『Extreme』で、そのきっかけも上記のFreddie Mercury追悼コンサートで彼等の事を知り、レンタル屋に『Pornograffitti』を借りに行くも、『Pornograffitti』がなく、代わりに『Extreme』を借りて来たというものでした。

 

たまたまもうすぐ閉店する古本屋で、中古品が30%OFFで入手出来ましたので、久し振りに聴いてみました。

 

Freddie Mercury追悼コンサートの時での彼等の評判は、他のハード・ロック・バンドとは一風変わった面白いバンドという感じだったように記憶していますが、僕が初めてこのアルバムを聴いた時も、その評判に違わず、新鮮に感じたものです。

 

ファンク・メタルという評判通りファンクの要素を含みながらも、ブルーズの要素も含んだ「Little Girls」や「Smoke Signals」のような楽曲があるかと思えば、「Rock A Bye Bye」のようなセンチメンタルなバラードもあり(しかもちょっと組曲風だし)、「Mutha (Don't Wanna Go To School Today)」や「Play With Me」のように様式美メタル的なクラシカルはフレーズもありと、何でもありのごった煮的な感じがあるのだが、キャッチー感もちゃんと併せ持っていて、一般受けする要素も忘れてないちゃっかりさもあるしたたかなバンドという感じは、このデヴューアルバムで既に健在。

 

AerosmithのSteven Tylerにも似たGary Cheroneのヴォーカルや、Nuno Bettencourtのテクニカルなギタープレイも売りで、面白い存在のバンドだったけど、その後はNunoのバンド脱退や、GaryのVan Halenへの加入などゴタゴタが続き、印象も悪くなってしまったうえ、結局自然消滅と今一つでしたね(その後再結成していますが)。

 

 

Macchi * 80年代ハードロック * 13:00 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

Little Games/The Yardbirds(1967)

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The Yardbirdsについては、以前デヴューアルバムを取り上げた事があるけど、今回取り上げるのはそれとは真逆のスタジオ録音ラスト作。

 

Eric Clapton、Jeff Beck、Jimmy Pageと、俗に言う三大ギタリストが入れ替わり在籍していた(BeckとPageは同時にいた時期も)The Yardbirdsですが、この時期はPageの在籍時です。

すでにバンドは母国イギリスでの人気を失っており、バンド内の人間関係も悪く、本作はアメリカのみの発売となっています。

 

本作は、Pageが後に結成するLed Zeppelinのアイデアが収められたアルバムと言われていますが、アフリカや中東辺りの民族音楽の要素を含んだインスト曲「White Summer」なんかはその最たる象徴的な曲で、他曲でも個々の演奏にZeppelinへ通ずるものが聴けます。

 

Pageの意向もさることながら、アルバム収録曲は他にも多岐に渡っており、元々同バンドが志向していた、「Smile On Me」や「Drinking Muddy Water」のようなブルーズベースの曲から、ジャグ風の「Stealing, Stealing」のようにさらにアメリカン・ルーツ・ミュージックへと迫った曲や、サイケ調の「Glimpses」、ソフトロック的な「Little Soldier Boy」など、ラストアルバムながら興味深い内容です。

 

ロックが多方面に昇華していった時代へと向かっていく予感を感じさせるアルバムですね。

 

 

ヤードバーズ
EMIミュージック・ジャパン
【ディスク1】
  1. リトル・ゲームス (ORIGINAL ALBUM 1967)
  2. スマイル・オン・ミー (ORIGINAL ALBUM 1967)
  3. ホワイト・サマー (ORIGINAL ALBUM 1967)
  4. ティンカー・テイラー・ソルジャー・セイラー (ORIGINAL ALBUM 1967)
  5. グリンプセズ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  6. ドリンキング・マディー・ウォーター (ORIGINAL ALBUM 1967)
  7. ノー・エクセス・バッゲージ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  8. スティーリング・スティーリング (ORIGINAL ALBUM 1967)
  9. オンリー・ザ・ブラック・ローズ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  10. リトル・ソルジャー・ボーイ (ORIGINAL ALBUM 1967)
  11. パズルス (1991 US ステレオ・ミックス) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  12. アイ・リメンバー・ザ・ナイト (1991 US ステレオ・ミックス) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  13. ハ・ハ・セッド・ザ・クラウン (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  14. テン・リトル・インディアンズ (1991 US ステレオ・ミックス) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  15. グッドナイト・スウィート・ジョセフィン (ヴァージョン1/アンフェズド・ヴァージョン) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  16. シンク・アバウト・イット (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  17. グッドナイト・スウィート・ジョセフィン (US シングル ヴァージョン) (ADDITIONAL STUDIO RECORDINGS 1967-1968) 【Bonus Tracks】
  18. 我が道を行く (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  19. リトル・ゲームス (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  20. ドリンキング・マディー・ウォーター (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  21. シンク・アバウト・イット (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  22. グッドナイト・スウィート・ジョセフィン (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  23. マイ・ベイビー (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  24. ホワイト・サマー (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】
  25. 幻惑されて (BBC SESSIONS) 【Bonus Tracks】

Macchi * 60年代ブリティッシュロック * 18:46 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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