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Bang, Bang You're Terry Reid/Terry Reid(1968)
JUGEMテーマ:音楽

2012年第19週の帰宅BGMは、Terry Reidのファーストアルバム『Bang, Bang You're』を聴きました。

Terry Reidという人はあまりメジャーな人ではありませんが、Led Zeppelinのヴォーカリストとして誘われ(で、その誘いを断ったTerryが、その代わりにJimmy Pageに紹介したのがRobert Plantだった)、さらにはDeep Purpleや海を越えてCSN&Yにも誘われた人で、ある意味伝説的な人であります。
そういえば、EaglesのDon Felderも、Eagles再結成前にJoe Walsh、Timothy B. Schmitと一緒に組もうとしていたグループのシンガーにTerry Reidの名前が挙がっていたと、自伝に書いていましたね。

Zeppelin、Purpleとブリティッシュ2大ハードロックバンドの名前が出てくる位なので、ジャンルとしてはブリティッシュハードロック周辺の人で、声質もZeppelinのヴォーカリストとして誘われたとあって、Robert Plantタイプのヴォーカルでシャウトも凄いのですが、ハードロックだけにとどまらない魅力がありますね。

アルバムタイトル曲はSonny & CherのSonny Bonoのカヴァー。Eddie Cochranの「Summertime Blues」もカヴァーしています。
Donovanのカヴァー「Season Of The Witch」や、オリジナルの「Loving Time」はブルージーな曲で、このちょっとハスキーなシャウトタイプのヴォーカルはたまらない魅力を放っているのですが、「Tinker Taylor」から「Sweater」まで、そして「When You Get Home」までのオリジナル曲がまたいいですね。
「Tinker Taylor」や「When You Get Home」ではポップで爽やかなロックを展開。「Erica」はソウルフルでちょっとジャジーな1曲。「Without Expression」ではフォークロック調も。「Sweater」は中南米調の曲で、多彩な音楽背景が窺えます。

ブリティッシュロックというと、ビート系の音とかちょっとひねった感覚とか、アメリカンロックとは違って独特の雰囲気がありますが、このTerry Reidのアルバムは、60年代のブリティッシュロックアルバムにしては、ブリティッシュロック臭というものがあまり感じられず、むしろアメリカンロックに近いような気がしましたね。

評価:
Terry Reid
Repertoire
【ディスク1】
  1. Bang Bang (My Baby Shot Me Down)
  2. Tinker Taylor
  3. Erica
  4. Without Expression
  5. Sweater
  6. Something's Gotten Hold Of My Heart
  7. Season Of The Witch
  8. Writting On The Wall
  9. Summertime Blues
  10. When You Get Home
  11. Loving Time
  12. The Hand Don't Fit The Glove
  13. This Time

| 60年代ブリティッシュハードロック | 20:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Paper Money/Montrose(1974)
JUGEMテーマ:音楽

ここのところ、The BandのLevon HelmやThe MonkeesのDavy Jonesの死去といった、ロックミュージシャンの訃報が相次いでいますが、先に挙げた2人と比べると一部の者の間でしか話題にならなかったような気がするのがRonnie Montroseの訃報。
3月3日に前立腺癌で亡くなったと当初伝えられましたが、最近出た雑誌では自殺だったとの報が出ていますね。

本当の死因はどうなのか分かりませんが、5月の連休明け最初の、2012年第19週の通勤BGMは、Ronnie Montrose追悼の意味も込めて、また連休明けの気だるい1週間のスタートを吹き飛ばす痛快なアメリカンハードロックも聴きたく、Montroseのセカンドアルバム『Paper Money』を聴きました。ファーストアルバムは以前ここで取り上げましたが、このアルバムではべーシストがBill Churchから、後にNight Rangerを結成するAlan Fitzgeraldに交代しています。
ファーストアルバムは、Ronnie Montroseの唸りまくるギターと、吠えまくるSammy Hagerのヴォーカルが実に豪快かつ痛快なアルバムでしたが…。

冒頭の「Underground」は、う〜んまあいかにもアメリカのロックンロールらしい爽やかな曲で悪くはないのですが、あのファーストアルバムの豪放さはいずこへ…。
2曲目「Connection」は、アコースティックギターやMark Jordanのピアノを加えたThe Rolling Stonesのカヴァーで、穏やかな朝のごとき曲。
極めつけはNick DeCaroが参加した「We're Going Home」。Ronnie自身がヴォーカルを執る曲で、メロウな楽曲です。
攻めて攻めまくるばかりが脳じゃないと言わんばかりの、新たな魅力を開拓という感じでしょうか。

でも、やはり聴きたいのは「The Dreamer」や、Iron Maidenがカヴァーした「I Got The Fire」のような、痛快かつ爽快なアメリカンハードロック。
Sammy Hagerのヴォーカルは「上手いヴォーカル」なので、どんな曲を歌っても上手いけど、やはりこういうハードロックが一番似合う。ハードロックの根底にあるブルージーなものはあまり感じられませんが、Ronnieのギターも小細工無しでたまらない魅力があります。

ファーストアルバムが、邦題のごとく「ハードショック」なアルバムであったので、その路線を期待をすると肩透かしを食らってしまうかもしれません。

評価:
Montrose
Warner Bros / Wea
【ディスク1】
  1. Underground
  2. Connection
  3. The Dreamer
  4. Starliner
  5. I Got The Fire
  6. Spaceage Sacrifice
  7. We're Going Home
  8. Paper Money

| 70年代アメリカンハードロック | 16:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2012年初ボート釣り
JUGEMテーマ:スポーツ

2012年5月5日。ようやく今年初のボート釣りに行きました。
場所は京急大津。

5月の連休に入ったものの、2、3日とあいにくの天気で(4日も天気はあまり良くなかったですが、ボートは出たみたい)、6日も悪いらしく、これは不運続きの断念か?と思いましたが、本日5日は天気も良くなんとか行けました。
とまあ、僕がこういう状態だったという事は、他の人も同様という事で、今日もボート屋は混んでいるだろうなぁ…と思っていましたが、案の定大盛況。
いつも借りるボート屋は、ボートが全部出払っていて、借りれず…。電車釣行派はこれが辛いよね。京急じゃないけど、一応最寄の鉄道は始発乗ったんだけどねぇ。
結局隣のボート屋さんでボート借りました。乗合船もやっているここのボート屋さんは、初めてボート釣りをした時以来数回借りましたが、ここも親切でいいよね。乗船カードは、イスに座って机の上で書けるし、バインダーに挟んだ手作り(?)のカードの感じも、いつも借りるボート屋さんよりも好きですね。これから、このボート屋さんもちょくちょく利用させてもらおうかな。

さて、本日の天気は、遠く横浜のランドマークタワーやベイブリッジも見え、富士山も見え、さらには対岸の千葉(?)も見渡せるほどの快晴。
風もなく、凪で、絶好の釣り日和でした。ただ、予報では12時頃から南西の風が強くなってくるので、午前中での勝負かなという感じ。

港を出て、各ボートが向かった場所を見ると、今日はみんなバラバラ。
通称ガレ場と呼ばれる辺りに5艘位のボートもいるし、丸根の辺りにも数は多くないけど、数艘いる。特に固まってたのは、馬堀海岸沖の武山出しよりも結構岸寄りの辺り。
アジ狙っている人いるのかな!?

僕はどうしたかというと、午前中での勝負という事で、かねてから場所を決めていて、釣りキチ先生が4/29に釣られた海苔棚の沖の3枚目があった場所に向かいました。
釣りキチ先生がブログにアップした山立てとほぼどんぴしゃの辺りで陣取りました。
ビシ仕掛けも、サビキも投入しますが、アタリはありません…。

すると、1隻の漁船が近付いてきて、僕よりも少し岸寄りで釣っていたボートに、少々口悪い感じでどくように言っています。
案の定僕も、その漁船にもっと伊勢町寄りに行くように言われ、1時間位でもっと伊勢町寄りに移動。
その漁船は、最初底引き網でもやっているのかと思いましたが、錨を下ろして、それを引きずって、何かを回収しようとしている模様。中根南側から武山出し一帯を広範囲に探していて、僕を含め数艘のボートが作業の邪魔なのでどくように言われた模様(作業の邪魔をしたというより、最初はそこに漁船がいなかったのに、ボートが釣っている所へ近付いてきたという感じなのですが…)。
今日の某ボート屋さんの釣果情報だと、武山出しでアジ、イシモチが釣れたみたいだけど、武山出しどんぴしゃの場所だと、この漁船の作業の邪魔になるので、釣れた場所は恐らく武山出しよりも岸寄りの水深20メートルで固まっていたボート陣じゃないかなと思います。

一応、漁船の作業地域から抜けたものの、釣れるのはシコイワシばかりで、漁船が動き回る音も気になり、嫌気がさし、早くも10時頃には移動する事にしました。


三人寄ればなんとかと言いますが、5、6匹釣れると、そこそこ引くし、そこそこ重いのがねぇ。
しかも、サバじゃないけど、仕掛けぐしゃぐしゃにしてくれるし…。

向かったのは、いまだ行った事のないガレ場。
といっても、山立てが頭に入ってないので、いくつかのボートが散在しているこの辺りかなという所で、アンカーを打ちました。
今回初めて安物GPSを活用しましたが、場所はここ。


写真が不鮮明ですが、
35"16'28,82N
139"41'55,82E
と出たようです。場所的にどうなんでしょ?緯度とか経度の読み方がよく分からん。
ちなみに、平成港側の鉄柱も見えて、耳を疑いましたが、猿島のウグイスの鳴き声が風に乗って聴こえた(猿島、以前6月に行った時、ウグイスたくさん鳴いてました。鳥影が濃いです)。

しかし、ここでもシコイワシばっかり。
うわ〜、落ち着いて釣り出来なかったうえに、この釣果かぁ〜と思った11時頃。ようやく待望の20cmほどのアジ。
でも、アジ特有のカクンというアタリが味わえず変な感じ。
待望のアジを釣ったと思ったら、予報よりも1時間早く、今まで無風だったのが急に南の風が強くなってきて、ちょっと釣りづらい状態に。
なんとかそこで、12時半まで粘り、イシモチ2匹、アジ1匹追釣するも、風が弱まる気配はなく、予報だとさらに南の風が強くなるらしく、周りのボートも引き上げだしたので、あえなく断念。

風のない最初からこっち側で釣っていればよかった…と思うものの、5ヶ月振りにボート釣り出来たし、1人1匹ずづ塩焼きのおかずが出来たし、ま、いいか。
ちなみに、どこで釣っていたのか分からないけど、僕が釣果を聞いた方は15センチほどのカサゴ、メバルを釣るも、シコイワシの猛攻にあったらしく、アジは釣れなかったらしい。それを考えても貧果だけど、しっかりアジ、イシモチ釣ったからいいのかな。

今度こそはじっくり腰を据えたい。根をGPSでマークしたいですね。

| 海のボート釣り | 21:34 | comments(10) | trackbacks(0) | pookmark |
Eye Of The Storm/The Storm(1996)
JUGEMテーマ:音楽

先月の28日、テレビのニュースでは「GW初日」という事で、成田空港での海外出国ラッシュの様子を報じていました…。
GW初日!?う〜ん、僕の目には、カレンダー上では確かに28日から30日までは3連休となっているのが見えますが、5月の1日、2日は平日で、再び3日から6日までが連休となっていますが…。僕の卓上カレンダーは特別仕様なのかな!?
かくいう僕も28、29日は土日で休みでしたが、30日、1日は出勤。遅ればせながら2日から「GW」スタートです…(1日は、普通の出勤風景がありましたし、学生も学校に通う姿が見れましたが…)。
世間では3日からが「連休後半」らしいのですが、2日から5月にしては記録的な大雨。カレンダー通りの休みの方にとっては最悪のGW。冷たい天候ですね…。

と、ひとしきり愚痴をぼやいたところで(苦笑)、2012年第18週の通勤BGMです。
上記のように、僕は30、1日と、今週は2日間しか出勤がなかった為、今週の通勤BGMは、帰宅BGMも兼ねています。
この時期は忙しくて釣りには行けないという事を以前書きましたが、ここ1ヶ月ほど土日も家に仕事を持ち帰ったりしている状態で、欲求不満も頂点に達しており、正直気力も疲れている状態で、こんな時には気持ちよく聴けて、なおかつ活力の湧くアルバムがいいなと思い、The Stormのセカンドアルバム『Eye Of The Storm』を選んでみました。

The Stormは、元JourneyのキーボーディストGregg Rolieが、同じく元JourneyのべーシストRoss Valory、ドラマーのSteve Smithと一緒に組んだバンドで、ヴォーカリストにKevin Chalfant、ギターにJosh Ramosという人物を迎えており、この2人は80年代後半にRoss ValoryとThe Viewというバンドで一緒に活動した事があります。

The Stormは、Journeyのようなメロディアスなハードロックを展開するバンドで、1991年に発表されたデヴューアルバムは、ファースト、セカンドシングルをチャートの10位以内に送り込む健闘をみせ、幸先のいいスタートを切りました。
しかし、折からのグランジ、オルタナティブロックムーブメントにより、レコード会社からの契約を打ち切られ、セカンドアルバム発表を見送られてしまい、96年にイギリスのレーベルからようやく発表されたのが、今回聴いた『Eye Of The Storm』です。

Journeyのようなロックという事で、口悪く言えば産業ロックサウンドなのですが、このアルバムではドラマーのSteve Smithは抜け、Ron WiksoというForeigner等でドラムを叩いていたドラマーが代わりに加入しているのですが、さすが元Journeyのメンバーが結成したというだけあって、毒はないですが、隙のないメロディと適度にハードな楽曲群は、どの曲も捨て曲がないですね。

冒頭の「Don't Give Up」は、タイトル通り前向きな感じが伝わる堅実なハードロック。
この曲もそうなのですが、「Love Isn't Easy」、「Come In Out Of The Rain」等、爽やかなハードロックは聴いていて本当に気分がいいです。
「Waiting For The World To Change」や「To Have And To Hold」、「What Ya Doing Tonight?」は、教則本でも作って、曲展開の上手さ等お手本にでもしたくなるようなバラード。
Journey時代は、Steve Perryの加入によってヴォーカリストの場が徐々に失われていったGregg Rolieですが、このThe Stormでは彼のヴォーカルも復活し、このアルバムでも「I Want To Be The One」、「Livin' It Up」等複数の曲で、Kevin Chalfantとダブルリードヴォーカルを執っていて、「Livin' It Up」や「Soul Of A Man」では、豪快な歌声も披露していて嬉しい限りです。

ヴォーカルのKevin Chalfantは、一時期は再結成Journeyを脱退したSteve Perryの後任になるのではと言われたヴォーカリストだけあって、Steve Perryにそっくりの歌声の持ち主。
Perryに比べるとソウルフルという点では少々劣るのですが、豪快な歌い口などはPerry以上にハードロック向きのヴォーカリストだと思います。

Josh Ramosのギターが少々大人しいのですが、これほど完成度の高いアルバムにも関わらず、バンドはこれ以降は分裂という事でもったいないですね。

評価:
Storm
Miramar
【ディスク1】
  1. Don't Give Up
  2. Waiting For The World To Change
  3. I Want To Be The One
  4. To Have And To Hold
  5. Livin It Up
  6. Love Isn't Easy
  7. Foght For The Right
  8. Give Me Tonight
  9. Soul Of A Man
  10. What Ya Doin Tonight?
  11. Come In Out Of The Rain
  12. Long Time Coming

| 90年代以降ロック | 13:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
はっぴいえんど/はっぴいえんど(1970)
JUGEMテーマ:音楽

2012年第17週の帰宅BGMは、はっぴいえんどのデヴューアルバム『はっぴいえんど』を聴きました。

はっぴいえんどというと、日本語ロックの先駆者とか、Buffalo SpringfieldやMobey Grapeなどのウェウトコーストサウンドからの影響を受けながらも、日本的なものにこだわったところがつとに話題のバンド。

このデヴューアルバムも全編日本語歌詞ですが、アルバム冒頭の曲「春よこい」は、そんなイメージからは意外にも当時の英語歌詞ロック勢同様ブルージーな1曲としてスタート。ロックギタリスト鈴木茂の魅力が光ります。
と同時に松本隆の歌詞は、(今はなくなってしまったかな?)お正月のあの独特の厳かな雰囲気を伝えてくれます。

しかし、やはりそんなエレキギターの魅力を前面に押し出した「春よこい」や「あやか市の動物園」といった曲もいいですが、アコースティックギターなども巧みに使った、フォークやカントリーの要素も取り込んだ曲のほうが、このバンドは魅力的かなと思います。
まるで後に登場するThe Doobie Brothersの「Listen To The Music」のイントロを思い起こさせる「しんしんしん」や、James TaylorなどのSSW調の「朝」。そして彼等が影響を受けたというBuffalo Springfieldの「Bluebird」のアコースティック部分を想起させる「はっぴいえんど」〜「続はっぴーいいえーんど」などは、単に洋楽的なモノへの憧れのみならず、アメリカのロック、ポップミュージックの根底にある土着的な部分に着目していて、当時の日本の他のどのバンドと比較しても、アメリカンロックからの影響の深さが伺われます。

そういえば、ジャケットの最後に感謝の意を表している人物群の中に、John and Paul、Eric Claptonといったブリティッシュロックの面々よも、Fred NeilやPoco、Jefferson Airplaneなどアメリカンロック面々の名前が多く並べられているところも、ニヤリとさせられてしまいますね。
彼等のウェストコーストサウンドからの影響というところも、「とべない空」などはThe Turtlesの「Happy Together」をなんなく思い出してしまったり。

このアルバムの中でどれか1曲を選べと言われると難しいのですが、「12月の雨の日」は、このアルバムの中でも、はっぴいえんどというバンドを象徴するような1曲かなと思います。

評価:
はっぴいえんど
avex io
【ディスク1】
  1. 春よ来い
  2. かくれんぼ
  3. しんしんしん
  4. 飛べない空
  5. 敵 TANATOSを想起せよ!
  6. あやか市のどうぶつえん
  7. 十二月の雨の日
  8. いらいら
  9. はっぴいえんど
  10. 続はっぴーいいえーんど

| 70年代ジャパニーズロック | 13:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Begin/The Millennium(1968)
JUGEMテーマ:音楽

2012年第17週の通勤BGMは、The Millenniumの『Begin』。

Curt Boettcherを中心に7人のメンバーで結成された(音楽実験集団?)The Millennium唯一のアルバムで、Curt BoettcherとKeith Olsenの共同プロデュースによる、ソフトロックを代表する、この手のジャンルではあまりにも有名なアルバムですが、このアルバムを初めて聴いた時には、本当にぶったまげました。

1968年の録音ながら、当時最もお金をかけた最新鋭の16チャンネル録音は、40年以上も年月が経過しているにも関わらず、全く色褪せない鮮やかな音にはただただ驚愕です。

アルバムは、冒頭のマジカルなインスト曲「Prelude」で意表を衝くスタートをするのですが、「To Claudia On Thursday」から「Sing To Me」までは、メロディアスでヴォーカルハーモニーも美しい珠玉のポップスが続き、本当に楽しい展開。
9曲目の「It's You」は、冒頭の「Prelude」とそれまでのポップスを掛け合わせたような、このアルバムを代表するような曲です。
10曲目「It Won't Always Be The Same」では、ペダルスティールをフィーチャーし、カントリーの要素も取り入れたポップス。
全てがメロディアスで楽しい曲かと思えば、「The Know It All」のようにへヴィで途中シャウトするような曲もあったり、「Anthem(Begin)」ではサイケのような展開からクラッシク調のコーラスワークがあったり。
極めつけは「Karmic Dream Seqence #1」後半での琴の演奏がフィーチャーされていたりと、「マジカル、ドリーミー」という単語がピッタリの玉手箱のようなアルバムなんですよね。

Dour DillardやPat Shanahanといった人達も、アルバム録音に参加しており、唯一無二の名盤といっても差し支えないんじゃないかなと思ってしまうくらい驚く1枚です。

評価:
ミレニウム
ソニーレコード
【ディスク1】
  1. プレリュード
  2. トゥ・クラウディア・オン・サースデイ
  3. 友達になれたら
  4. 午前5時
  5. 君と
  6. 歌っておくれ
  7. イッツ・ユー
  8. サム・サニー・デイ
  9. イット・ウォント・オールウェイズ・ビー・ザ・セイム
  10. ザ・ノウ・イット・オール
  11. カルミック・ドリーム・シークゥエンス 1
  12. 語りつくして
  13. アンセム
  14. ジャスト・アバウト・ザ・セイム
  15. ブライト

| ソフトロック | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Livin' On The Fault Line/The Doobie Brothers(1977)
JUGEMテーマ:音楽

2012年第16週の帰宅BGMは、The Doobie Brothersの『Livin' On The Fault Line』を聴きました。

通算7作目、Michael McDonald参加2作目のアルバムですが、もはや完全にMcDonald色のアルバムですね。
まだ、辛うじてTom Johnston在籍時のアルバムですが、キーボード主体で、R&B、ソウル調の曲が多く、冒頭の「You're Made That Way」、や3曲目の「Little Darling(I Need You)」など、スモーキーヴォイスのMcDonaldのヴォーカルが映えるアルバムです。
McDonaldとCarly Simonの共作による「You Belong To Me」の都会的なサウンドは、AORの魅力を存分に輝かせた好曲です。

こうなってくると分が悪くなるのが、これまでバンドのフォーキーな面を担っていたPatrick Simmonsだと思うのですが、彼のペンによるアルバムタイトル曲は、ジャズ、フュージョン調の曲で、意外とも思える展開です(決して悪い曲ではありません。いい曲です。意外なだけです)。
でも、アルバム最後のアコースティックなインスト曲「Larry The Logger Two-Step」は、Simmonsの意地かなと思える曲です。

McDonaldの曲は、R&B、ソウルをベースにした曲ではあるのですが、やはり白人らしくポップな側面も強く、「Nothin' But A Heartache」などは、そんな彼の一面が現れています。
しかし、Tiran Porterのペンによる「Need A Lady」は、さすがベースの音を前面に出した黒人らしいリズム感に溢れたソウル調の曲で、ヴォーカルも惚れ惚れするソウルフルさで、他の曲とは一線を画しています。

もはや初期のThe Doobie Brothersの面影は、「Larry The Logger Two-Step」しかありませんが、サウンドの方向性もしっかりと固められたいいアルバムです。

評価:
Doobie Brothers
Warner Bros / Wea
【ディスク1】
  1. You're Made That Way
  2. Echoes of Love
  3. Little Darling (I Need You)
  4. You Belong to Me
  5. Livin' on the Fault Line
  6. Nothin' But a Heartache
  7. Chinatown
  8. There's a Light
  9. Need a Lady
  10. Larry the Logger Two-Step

| 70年代西海岸ロック | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ボート釣りでの釣果〜ウミタナゴ〜
JUGEMテーマ:スポーツ

この時期、釣りにはまず100%駄目なのはしょうがないと、GWまでの我慢と諦めていますが、最近は休日も忙しく、音楽ネタばかり続きました(帰宅BGMがまだアップ出来てないし…)。

というわけで、軽く海のボート釣りネタを。
ウミタナゴです。

堤防釣りでもお馴染みの魚ですし、磯釣りではクロダイやメジナなどの魚が釣れない時期の練習魚としてもお馴染みの魚。
比較的初心者でも釣りやすく、引きもいい魚で、ボート釣りでも根のあるところでは、まあまあ釣れます。
体長は、最大でも25センチくらいいけばいいところでしょうか(そんな大きいの釣った事ありませんが)。
ボート釣りでは、海面に魚体が現れた時、すわタイか!?と、ぬか喜びしちゃう事もあります(ない?)。

でも、僕はこの魚、苦手です…。
天ぷらとにして食べた事ありますが、見た目は美味しそうなのですが、身が柔らかく、あまり美味しく食べた事ないんですよね。味は、やはり魚屋で売っているさかなと比較すると、ちょっといまいちかな…。
南蛮漬けとか、干すとかすると美味しいらしいそうですが…。



右端の2匹がウミタナゴ。ちょっとマダイっぽいでしょ?(苦笑)



今度は左端下の1匹。見た目は綺麗で、美味しそうなんだけどね。

| 海のボート釣り | 22:56 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
Playin' It Cool/Timothy B.Schmit(1984)

最近、竹中直人と夏菜が出演している某カードローンのCMで、「So Much In Love」が流されていますね。
このCMで流されている「So Much In Love」は、誰が歌っているバージョンのなのか分かりませんが、元々はThe Tymesが1963年にヒットさせた曲ですが、この曲は以前から誰かが歌ったバージョンが、ビールのCMに使われたり、CMでよく使われる曲ですね。

そこで2012年第16週の通勤BGMは、この「So Much In Love」のカヴァーが収録されているTimothy B.Schmitの『Playin' It Cool』を聴きました。

「一人アカペラ」とも形容される、多重録音を駆使したTimothy B.Schmitの「So Much In Love」ですが、やはりPocoやEaglesといったハーモニーやコーラスが上手いバンドに在籍してただけあって見事ですね。
同じような「Voices」という曲も収録されていますが、この「一人アカペラ」、Timothy B.Schmitを象徴する手法となりました。
ちなみに、このTimothy B.Schmitの「So Much In Love」は、1982年の映画『初体験リッジモンド・ハイ』の挿入歌として使われ、日本ではパイオニアのCMで使われています。

「So Much In Love」ばかりに耳が聴き入ってしまいますが、アルバムタイトル曲である「Playin' It Cool」は、途中女の子の黄色い歓声が入る明るいポップロックで、さすが生粋のカリフォルニア生まれの人間だなと思い知らされます。
そういえば「So Much In Love」はブラックミュージックっぽいコーラスアレンジなのですが、でもどことなくThe Beach Boysっぽくもあるんですよね。

「Tell Me What You Dream」は、Eaglesでの彼のヒット曲「I Can't Tell You Why」を連想させる、これまた彼をイメージ付けるセンチメンタルな曲調の曲ですが、なんとなく次作『Timothy B.』にも繋がる様なアダルトな雰囲気を持った曲でもあります。

Timothy B.Schmitというと、やはりヒットをしたという理由からか、良くも悪くも「I Can't Tell You Why」でのナイーヴな曲のイメージが強いのですが、元々Pocoでは結構タフな曲調のロック曲も歌っていて、Joe Walshのスライドギターが炸裂し、Josh LeoとSteve Lukatherもギターで参加する「Something Wrong」などは、そんな彼の一面が現れた曲かなと思います。

参加ミュージシャンも、上記した3人の他に、J.D. SoutherにDon Henleyと以前からの仲間に加え、Sam ClaytonやCarl Wilson、Jeff Pocaro、David Paichと西海岸を代表する豪華ミュージシャンが参加し、Schmitの初ソロアルバムに華を添えています。

それにしても1984年というと、Don HenleyやGlenn Freyの元Eagles達は2枚目のソロアルバムを出した年なので、このTimothy B.Schmitの初ソロアルバムは少々遅い船出となりましたが、先の2人が正に80年代を突っ走っていたのに対して、The Beach Boys以来のカリフォルニア・ポップロックの伝統をいい意味で継承したようなこのアルバムの内容は、かえって新鮮に聴こえますね。

評価:
Timothy B. Schmitt
Wounded Bird Records
【ディスク1】
  1. Playin It Cool
  2. Lonely Girl
  3. So Much In Love
  4. Somethings Wrong
  5. Voices
  6. Wrong Number
  7. Take A Good Look Around You
  8. Tell Me What You Dream
  9. Gimme The Money

| 80年代ロック | 21:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Relayer/Yes(1974)

2012年第15週の帰宅BGMは、Yesの『Relayer』。

先日、音楽雑誌を立ち読みしていたら、Yesが来日するという事で、Yesの特集が組まれていたのですが、Jon Andersonが解雇されていたという事を知って、びっくりしました。
特に来日公演を観に行くわけではありませんが、今回は僕が初めて聴いたYesのアルバムを久し振りに聴いてみました。

この『Relayer』では、それまでバンドの飛躍期に貢献したキーボーディストのRick Wakemanが脱退し、スイス人キーボーディストPatrick Morazが参加した唯一のアルバムですが、僕にとっての初Yesはかなり強烈な体験でした。

このアルバムは「The Gates Of Delirium」、「Sound Chaser」、「To Be Over」と、3曲の大曲か成るアルバムですが、なかでも「Sound Chaser」は、非常に緊張感のある曲で、圧倒されます。
中間部のSteve Howeの民俗音楽のようなギターソロと、Morazのキーボードソロは、物凄いハイテンションで、二人の演奏力の高さに思い知らされます。

またMorazの加入は、ジャズやフュージョンの要素を持ち込んだとされていますが、「The Gates Of Delirium」や「To Be Over」は、なんとなくアジア音楽、仏教的(?)な音楽の要素も感じられるような気がします。

それにしても、Roger Deanのアルバムジャケットはいつも素晴らしいのですが、この『Relayer』のジャケットは、溜め息が出てしまうくらい美しいですね。

評価:
Yes
Elektra / Wea
【ディスク1】
  1. The Gates of Delirium
  2. Sound Chaser
  3. To Be Over
  4. Soon
  5. Sound Chaser
  6. The Gates of Delirium

| プログレッシヴ・ロック | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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